▲▲ 2004  / 10月 ▲▲

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NO139   あっという間の7ヶ月間、今シーズンもまもなく終了です。

2004/10/28  

  今年は冷池山荘の増改築工事のため、例年になく早い4月1日に入山しての長いシーズンでしたが、残すところ3日ほどになりました。今週末には私どもの三つの山小屋のうち最後まで開いていた種池山荘も営業を終了して、最後まで残ったスタッフも下山します。今は小屋の内外での小屋閉め作業に追われています。すでに山荘の周りでは3回の降雪があり 一昨日から昨朝にかけても7センチの新雪が積もりました。朝の最低気温もマイナス7℃ぐらいまで下がるようになってきています。 昨日は最高気温も氷点下の真冬日になりました。そんな中を連日朝早くから何百羽もの渡り鳥が南へ向かって稜線を越えていきます。どうやら遅れ気味だった冬の到来も確実に足を速めてきているようです。 各地からは初冠雪や初雪、初氷のニュースが一気に届くようになってきましたね。

  今日は山の上も快晴で日中は小春日和といった感じでした。昨日の7センチほどの新雪もかなり消えていっています。柏原新道は問題なく登ってこられますが、朝夕の凍結には注意が必要です。昨夜までの今週末はまあまあとの天気予報が今夜になったらあまり期待できないものに変わってしまいました。なんとか天気のくずれは最小限に済んでもらい、今年最後のお客様をお迎えして、無事に最後の小屋閉めをして下山したいものです。


お知らせ

◎冷池山荘は営業を終了しました。以下の情報は種池山荘(10/30まで営業)からのものです。

天気

◎種池山荘の周りでは、10/26から27日にかけて7cmの新雪が降りました。

◎10/28は朝から快晴の天気です。今朝の温度はマイナス4℃、昨日の朝はマイナス7℃でした。明日の日中はよさそうですが夜から週末にかけての予報は今ひとつです。

◎今秋は天気の変化が早く、晴天が長続きしません。秋雨前線や台風の位置、天気予報を把握して各自でしっかりと計画を立てて下さい。 雨は雪に変わる可能性が高いです。

紅葉

◎紅葉の中心は既に登山口以下に下がっています。稜線や上部は落葉したダケカンバの白い幹がきわだっています。主稜線は初冬の気配が濃厚です。

登山ルートの状況

◎日の当たる斜面は雪も消えますが、北側斜面や日当たりの悪いところ、吹き溜まりの雪はもう消えません。朝どきや日影は凍結しています。

◎鹿島槍ヶ岳及び爺ヶ岳周辺の登山道も、積雪や凍結で危険な箇所があります。使う使わないは別にして、もう軽アイゼンやピッケル等持ってくるのが常識です。

◎鹿島槍ヶ岳から五竜岳の間は積雪があれば一般登山者は通行できません。冬山装備の冬山経験者の領域です。

アドバイスや注意

◎雪は10/14に10センチの初雪が降りました。その後は23日にうっすらと、26日には7センチの降雪がありました。最低気温もマイナス7℃まで下がっています。 これからは天気崩れると雨でなく雪になる可能性が大きいです。天気情報にも注意して、軽アイゼンやピッケル、手袋等は必携です。

◎もう朝は連日氷点下に下がります。日中もこれからは上がっても5度位まででしょう。 秋山用の服装で防寒対策が必要です。

◎降雪後はもちろん冷え込めば降雨後でも凍結します。岩場等では通過困難な場合がでてきます。的確な判断と装備が必要です。

◎ここ数年増加の登山靴の靴底のはがれ。事故の原因にもなりかねません。少しでもはがれ始めていないかしっかりと確認してから家を出発してください。

混雑状況

◎種池山荘は10/30の終了です。お客さまも少ないです。

◎新越山荘は9/26、冷池山荘も10/17をもって本年の営業を終了しました。ご利用ありがとうございました。

◎周辺では五竜山荘、キレット小屋、針の木小屋、船窪小屋も営業終了しました。


登山者もなく、ベンチも終日雪におおわれたままです。(10/27)

種池も全面に氷が張るようになってきました。(10/27)

針の木岳と蓮華岳の今回の雪線は2200mぐらいでした。(10/27)

鹿島槍ヶ岳をバックに落葉したナナカマドには木花が咲きました。

雷鳥も白くなってきました。長く厳しい季節はまだ始まったばかりです。

NO138  最終最後へ来ての晴天続きの中、冷池山荘の小屋閉めは無事に完了です。

2004/10/22 

 今年10個目の台風上陸は、近年では最悪の大被害をもたらし大自然の猛威をいやが上にも再認識させられました。被害があれば行政の避難指示がもっと早ければうんぬんといったことがいつも云われますが、そういう問題とは別に自然の力はどうやっても人間の力では及ばぬことが山のようにあることを痛切に知らしめた今回の台風でした。北アルプスの山小屋のような大自然と前面で向かい合うところにいるとなおさらです。いつでも自然に対する畏敬の念だけは忘れてはならないことだと思います。 幸い当山域はすごい大雨に見舞われた割に被害はあまりなかったようで、全国の被害に遭われた皆さまには心よりお見舞い申し上げます。

 台風22号と23号のはざまの先週末は、初雪のあと4日間も晴天が続きました。今シーズンのような不安定な天候のなかでは本当に珍しいことでした。おかげで冷池山荘の小屋閉め作業は順調に進み、スタッフも全員無事に下山をいたしました。 スタッフをはじめ関係者はもちろんのこと、お越しいただいたたくさんのお客様にも御礼申し上げます。リニューアルオープンの新しい小屋での最初の越冬ということもあり不安は多多あります。 最初にも書きましたが周辺の厳冬期の厳しさは下界の感覚では想像もつかない、筆舌に尽くしがたいものがあります。過去にもいろんな被害にあっています。風圧、雪圧、湿気どれをとっても心配はつきません。今は無事に来春を迎えることを願うばかりです。

 なお種池山荘は残すところあと10日程。 22日はようやく台風一過の晴天になりました。この天気が小屋閉めまで続いてほしいと願うばかりです。昨夜のニュースでは富士山は台風通過後に寒気が流入して初冠雪になったようですが、爺ヶ岳付近は今回は雪にはなりませんでした。大雨で先週の初雪もかなり消えましたが日影や吹き溜まりにはまだ雪が残ってい るので注意が必要です。ところで富士山は10/8に初雪が降って富士吉田市からも何万市民が肉眼ではっきり見て、写真にも撮られているのに初冠雪に記録されなかったのは変な話しだと思います。これは富士吉田の測候所が無人化されて初冠雪の認定を甲府測候所がするようになったからという理由でしたが、かなりのこじつけにしか思えません。初冠雪なんて頂上が雲に隠れて見えなければ何にもならない記録ですが、今までの記録の継続の意味合いからも残念です。同様に富士山頂上測候所も無人化になってしまったので10/8の初雪も初雪には認定されてはいないのでしょうか。どうでもいいような話ですがこういったニュースにも季節感を感じる私としては寂しいことです。その点測候所の初冠雪の記録の対象外の鹿島槍ヶ岳については私自身で認定できるのである意味しあわせではあります。


お知らせ

◎冷池山荘は営業を終了しました。以下の情報は種池山荘(10/30まで営業)からのものです。

天気

◎台風23号の影響で10/19午後から10/21未明にかけて大荒れの状態が続きました。 

◎台風通過後の10/21は霧雨まじりで今ひとつの天気でしたが、22日は朝から台風一過の秋空が広がっています。 22日夕方には前線が通過して少ししぐれるようです。雪が舞うかもしれません。そのあとは週末にかけては移動性高気圧におおわれていいみたいですね。

◎今秋は天気の変化が早く、晴天が長続きしません。秋雨前線や台風の位置、天気予報を把握して各自でしっかりと計画を立てて下さい。

紅葉

◎紅葉の中心は既に登山口付近の1100〜1300mに下がっています。稜線や上部は落葉したダケカンバの白い幹がきわだっています。主稜線は初冬の気配が漂いはじめました。

登山ルートの状況

◎扇沢から種池山荘までの柏原新道は台風23号による被害はありません。

◎鹿島槍ヶ岳及び爺ヶ岳周辺の登山道も、積雪や凍結があると危険な箇所があります。使う使わないは別にして、もう軽アイゼンやピッケル等持ってくるのが常識です。

◎鹿島槍ヶ岳から五竜岳の間は積雪があれば一般登山者は通行できません。冬山装備の冬山経験者の領域です。

アドバイスや注意

◎10/14には10センチの初雪が降りました。10/16と18日は最低気温もマイナス7℃まで下がっています。14日の雪はその後の好天や台風23号の大雨でかなり融けましたが、この後も寒気の流入で再び雪になる可能性が大きいです。天気情報にも注意して、軽アイゼンやピッケル、手袋等は必携です。

◎もう朝はほとんど氷点下に下がります。日中もこれからは上がっても7度位まででしょう。 秋山用の服装で防寒対策が必要です。

◎降雪後はもちろん冷え込めば降雨後でも凍結します。岩場等では通過困難な場合がでてきます。的確な判断と装備が必要です。

◎ここ数年増加の登山靴の靴底のはがれ。事故の原因にもなりかねません。少しでもはがれ始めていないかしっかりと確認してから家を出発してください。

混雑状況

◎種池山荘は10/30の終了です。お客さまも少ないです。

◎新越山荘は9/26、冷池山荘も10/17をもって本年の営業を終了しました。ご利用ありがとうございました。

◎周辺では五竜山荘、キレット小屋、針の木小屋、船窪小屋も営業終了しました。


新雪の鹿島槍に最後のナナカマドの赤い実が新鮮です。

10/15の種池山荘からの初雪写真を4点お送りしています。左と同じく鹿島槍ヶ岳。

針の木岳と蓮華岳。扇沢までうっすらと白くしました。

寒さも何のそのお客様は大喜びで爺ヶ岳へ向かいました。

同じく初冠雪の火打山と焼山も見えました。遠くには越後駒ケ岳の雪も見えました。

この程度の雪でも、踏み固められた雪はツルツルで大変危険です。赤岩尾根上部。

冷池山荘からの種池山荘と針の木岳。(10/18)

冷池山荘の小屋閉めの日は剱岳がうっすらと染まりました。

ご覧の朝焼けのなか、浅間山は南へ噴煙をたなびかせていました。(10/18)

たくさんのお客様をお迎えした冷池山荘の看板もお役ご免です。(10/18)

NO137  ぬける様な青空の下、輝く新雪に大感激です。

2004/10/15

  寒気の南下は早く、今朝はご覧の白銀の世界です。稜線は華やかな紅葉の舞台が終わり、厳しい厳冬期を迎えんばかりの荒涼とした世界が広がりつつありましたが、一夜明けたら紅葉とは違った華やかな演出が待っていました。小屋閉め間際の冷池山荘にお泊りになっていた30人余りのお客様も氷点下の中、新雪を踏みしめて大喜びで出発されていきました。

  今朝の雪は約10センチぐらいで、日中の日差しで日向はかなり消えました。週末にかけても晴天に恵まれそうですので、どんどん消えると思いますが、日陰や岩場は凍結に注意しなければなりません。鹿島槍ヶ岳は南峰までは問題ありませんが、南峰から北峰へ向かっては一歩踏み出したとたん、凍結で滑落の危険が大です。南峰の登頂にとどめてください。また赤岩尾根の最上部も凍結に要注意です。柏原新道を往復しての鹿島槍ヶ岳、爺ヶ岳登頂でしたら今回の降雪に関しては大丈夫です。なおこれからは降れば雪ですので、持って行くか、持って行かないか迷うならアイゼン等はいつでもザックの片隅にしのばせて下さい。


新雪をかぶったシラビソと雲海の上には新雪におおわれた立山連峰。絵になる光景です。

いよいよ冬将軍の到来。もうストーブが手放せません。(種池山荘:10/14夕方)

冷池も厚い氷と雪におおわれます。クロサンショウウオはもう冬眠したでしょうか。

新雪の鹿島槍を見ながら短い夏山シーズンを思い起こします。

新しい冷池山荘もこれから厳しい冬山の洗礼をうけます。

NO136  遅れ気味の冬の到来も一気にやってきました。初雪が降っています。

2004/10/14 

 いよいよやってきました。夕方から初雪です。午後9時現在4センチの降雪です。今日は午前中は久しぶりの快晴でヘリコプターによる最後の荷下げ作業が無事終了しほっと胸をなでおろしました。また昼時は部分日食に感嘆の声を上げました。そして夕方からは待ちに待った?初雪にわくわくです。明朝はどのぐらいの積雪になるか、心配でもあるし楽しみでもあります。

 冷池山荘は今週で今季の営業が終了です。暖かな秋の中、小屋閉め作業もはかどってきましたが、最後へきて来るべきものがやって来たという感じです。


天気

◎10/14は午前中は快晴でしたが、寒気を伴った寒冷前線の南下で夕方から今秋初めての本格的な雪降りになっています。ごご9時現在4cmの積雪です。

◎天気回復すればまだ早めに融けると思われる雪ですが、今後はもういつ雪になってもまったく不思議でありません。

◎今秋は天気の変化が早く、晴天が長続きしません。秋雨前線の位置や天気予報を把握して各自でしっかりと計画を立てて下さい。

紅葉

◎紅葉の中心は既に登山口近くの1500〜1700mに下がっています。稜線や上部は落葉したダケカンバの白い幹がきわだっています。主稜線は初冬の気配が 漂いはじめました。

登山ルートの状況

◎鹿島槍ヶ岳及び爺ヶ岳周辺の登山道も、積雪や凍結があると危険な箇所があります。もう軽アイゼン等持ってきたほうが安心です。

◎鹿島槍ヶ岳から五竜岳の間は積雪があれば一般登山者は通行できません。冬山装備の冬山経験者の領域です。

アドバイスや注意

◎9/15には山荘で初霜。10/1には初氷、10/7にも2回目の氷を観測しました。そして10/14の夕方から本格的な初雪です。

◎朝は冷え込むと氷点下に下がります。日中もこれからは上がっても10度以下でしょう。 秋山用の服装で防寒対策が必要です。

◎強い寒気の南下に伴い本格的な初雪がやってきました。天気情報に注意して、軽アイゼンやピッケル、手袋等も今後は必携です。

◎降雪後の凍結、または冷え込めば降雨後でも凍結します。岩場等では通過困難な場合がでてきます。的確な判断と装備が必要です。

◎ここ数年増加の登山靴の靴底のはがれ。事故の原因にもなりかねません。少しでもはがれ始めていないかしっかりと確認してから家を出発してください。

混雑状況

◎お客さまも少なくなりました。混み合うことはありません。

◎申しわけございませんが冷池山荘、種池山荘ともに個室の予約は承っておりません。

◎新越山荘は9/26をもって本年の営業を終了しました。ご利用ありがとうございました。 冷池山荘も10/17終了になります。種池山荘は10/30の終了です。

◎周辺ではキレット小屋、針の木小屋も終了しました。五竜山荘も10/17で終了です。


快晴の今朝はマイナス3℃と今秋一番の冷え込みでした。

シシウドももう一度花を咲かせたようです。

なにもかも霜の華が咲いて真っ白です。

紅葉は黒部の谷へ向かってまっしぐらです。

冷池山荘ではもう使わない部屋から冬囲いを始めています。

NO135  “ここ10年来では最強の台風”(気象庁発表)がまもなく上陸。

2004/10/09 

 以前にも書きましたが、週末という週末とにかく天候に恵まれなかった今シーズンでした。期待した体育の日三連休も見事なまでの台風22号の来襲にぶちあたってしまいました。連休初日の今日は昨夜からの強い雨が山の上でも降り続いています。こんなに週末という週末、大雨や集中豪雨や台風に巻き込まれた年は覚えがありません。天気さえ良ければ大勢のお客さまが残りわずかな秋山の余韻を求めてお越しくださったこの三連休だったのですが・・・・ キャンセルの続出で今夜のご予約も冷池山荘も種池山荘も数名を残すだけになりました。台風の被害がなくさっと通り過ぎて、せめて明日あさってだけでも秋山本来の澄みきった青空が広がってほしいものです。

  こんな悪天候続きの温度も高めの今秋ですが10/1には冷池山荘,10/7には種池山荘でも初氷が張りました。北の白馬山荘では10/6の早朝に初雪が舞いうっすらと屋根が白くなったそうです。10/3には北海道の利尻山でも初雪が降りましたね。確実に冬の足音も忍び寄ってきているようです。一方いつもより1週間近く早めに紅葉のピークを迎えた山荘の周辺でしたが、その後はいつにない暖かさで紅葉が下るに連れて紅葉前線のスピードは鈍るばかりで中腹の紅葉はいつになく長く楽しむことができました。こんな年もあるんですね。扇沢へ大町郊外へと紅葉前線が届くころには例年のスピードか少し遅れ気味になるかもしれません。期待はずれの三連休の初日でしたが、冷池山荘の営業も残すところ一週間余り、終わりよければすべて良しにしたいものです。


天気

◎このところぐずつき気味のお天気が続いています。晴天がなかなか続きません。台風22号と秋雨前線の影響で10/8から10/9は強い雨模様です。

◎台風通過後の10/10は回復の予報がでていますが、山の上の回復は下界より半日から1日遅れるのが常です。各自でしっかりと 天気予報を把握して計画を立てて下さい。今秋は天気の変化がとにかく早いです。

紅葉

◎紅葉の中心は既に2000m以下に下がっています。柏原新道の上部の爺ヶ岳南西斜面(2000m付近)や赤岩尾根の高千穂平付近も、もうしばらくは楽しめそうです。

登山ルートの状況

◎鹿島槍ヶ岳及び爺ヶ岳周辺の登山道は特に問題ありません。

◎針の木大雪渓は今季は雪消え早く、もうほとんど残っていません。秋道を歩いています。

◎鹿島槍ヶ岳から五竜岳の間は特に問題ないようです。

アドバイスや注意

◎9/15には山荘で初霜。10/1には初氷、10/7にも2回目の氷を観測しました。秋も確実に深まってきています。

◎朝は冷え込むと氷点下に下がるようになってきました。日中もこれからは上がっても10度ぐらいまででしょう。 秋山用の服装で防寒対策が必要です。

◎北アルプスの最北部の白馬岳では10/6に初雪が舞いました。鹿島槍ヶ岳周辺の初雪についてももういつ降っても不思議ではありません。まだ降っても天気回復すればすぐに融ける程度の降雪の時期ではありますが、強い寒気が下がってくれば本格的な降雪も予想されます。注意必要。

◎降雪後の凍結、または冷え込めば降雨後でも凍結します。岩場等では通過困難な場合がでてきます。的確な判断と装備が必要です。

◎ここ数年増加の登山靴の靴底のはがれ。事故の原因にもなりかねません。少しでもはがれ始めていないかしっかりと確認してから家を出発してください。

混雑状況

◎今週末の体育の日3連休は天候不安定の予報ですので予約は少ないです。

◎申しわけございませんが冷池山荘、種池山荘ともに個室の予約は承っておりません。

◎新越山荘は9/26をもって本年の営業を終了しました。ご利用ありがとうございました。周辺ではキレット小屋も終了しました。 冷池山荘も10/17終了になります。


お天気が悪い今秋ですが、もちろんいい日もありますよ。写真でお楽しみ下さい。柏原新道の石畳より。

柏原新道の水平道より。ナナカマドの向こうに針の木岳と赤沢岳。

周囲のガスが切れて雲海の上に鹿島槍ヶ岳が現れました。赤岩尾根の高千穂平より。

高千穂平周辺はナナカマドとダケカンバのバランスがいいですね。

赤岩尾根の最上部はダケカンバも落葉し晩秋のおもむきです。

種池山荘テント場先からの、剱立山連峰。毎日がこんな秋日和だったらいいですね。(10/7)

10/7朝、種池山荘に初氷とご覧の朝焼けが届きました。

ピリッと張りつめた空気の中、鹿島槍ヶ岳のシルエットがうかんできました。

中腹の紅葉がすごくいい今秋でした。紅葉は上から見下ろしてもいいものです。

冷池山荘へ最後の資材荷上げ。工事中は沢山の資材を無事に上げて頂きありがとうございました。

NO134  台風一過の秋晴れは初氷を届けてくれました。

2004/10/01 

 なかなか本格的な冷え込みがやって来ない今秋でしたが、ようやく今朝は初氷が張りました。昨年よりも9日、異常に早かった一昨年よりはなんと40日も遅い初氷になりました。ここ4年間は9月中に記録していた初雪も当然まだありませんが、このあとは駆け足でやって来るかもしれませんね。

  私は2泊3日で横尾山荘、涸沢ヒュッテに泊めて頂いて山岳トイレの現地研修会に行ってきました。初日は台風21号で大雨でしたが、台風の通過は早く9/30の午後からは台風一過の青空が広がり、紅葉真っ盛りの穂高連峰を思う存分楽しむ事ができました。横尾山荘、涸沢ヒュッテ、涸沢小屋ではトイレだけでなく山荘内の施設も各オーナーに案内して頂き、ほんとうにいい勉強をさせて頂きました。秋の涸沢は初めてでしたが評判に違わぬ紅葉に一登山者として感動するとともに北アルプスの偉大さを再認識した山行になりました。


柏原新道の中間帯の紅葉も今が盛りです。今朝の冷え込みで一段といい色になりました。(10/1)

冷池山荘では台風21号の残した水たまりに待ちに待った初氷です。(10/1)

恒例の初氷速報写真です。初物は何でもうれしいものです。小屋閉めまでに初雪も見たいね。

冷池山荘周辺は紅葉の葉っぱも日に日に落ちて晩秋の気配が漂い始めました。

青空を背景に、落葉したナナカマドは真っ赤な実がなおさら際立ちます。

360度全山紅葉に囲まれた涸沢の紅葉に会えて幸せでした。(9/30)

北尾根と涸沢ヒュッテ周辺。今週末もまだまだいいですよ。(9/30)

パノラマコースを下山。屏風の頭からは槍穂高の険しい山容が圧巻でした。(10/1)

青空と紅葉と北尾根の黒い影の組み合わせが、穂高連峰をさらに引き立てます。(10/1)

好天に誘われ大正池まで歩きました。岳沢ヒュッテの上部2300mぐらいのラインが一番の紅葉です。