▲▲ 2011 / 4月 ▲▲

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NO 891  晴れ間は全く長続きしません。

2011  4/30(土) 

  鹿島槍ヶ岳は連休2日目も早朝こそ、好天で明けましたが、お天気の崩れは早く、9時ごろからは小雪混じりのここ数日のパターンへと逆戻りです。その後昼過ぎには寒気を伴った雨雲の東進とともに雷を伴った強い雨や突風も吹き荒れるあいにくの天候になっています。

  昨日も今日も、昼頃からの突風や叩きつける雪や雨 (本日は雷も) に遭遇して、爺ヶ岳南尾根を登ったパーティの何組かは、撤退を余儀なくされて夕方までに扇沢出合の登山口に引き返されています。扇沢出合から爺ヶ岳南峰頂上へかけ上がる爺ヶ岳南尾根は、意外に時間がかかり、2400mの森林限界を越えると頂上(2669m)までの1時間半〜2時間ほどは、天候悪化の際には扇沢からの吹き上げの風が叩きつけるように吹き荒れ、体ごと吹き飛ばされるようなときもあるくらいです。また頂上へ着いてからも同様の天候の際には、冷池山荘までの1時間半余りは、同様に富山県側の棒小屋沢からの吹き上げの強風が吹き続けますので注意が必要です。もちろん途中に逃げ込むところもありません。ここに限らずこの時季ツェルトは必携と思われます。爺ヶ岳南尾根は比較的危険な箇所が少なく、安全な残雪期コースと思われていますが、そういった 天候悪化時のことをも含めてご考慮くださいませ。

明日からはいよいよ5月入り! 早く真っ青な五月晴れの下の北アルプスを水面に宿してほしいですね。今日も荒れ模様の鹿島槍周辺でした。大町も田植えの盛りを迎えつつあります。(4/30)

爺ヶ岳南尾根を南峰頂上から俯瞰する。写真右側の上方には扇沢バスターミナルが見える。中央上のピークがジャンクションピーク(J.P)と呼ばれ、J.Pからは尾根を右下の扇沢出合登山口へ向かって下山する。南尾根上部は風をさえぎるものがありません。 (4/26)

爺ヶ岳南峰から中央峰と北峰を望む。冷池山荘は写真の左先にある。通常は夏道と同じように斜面をトラバース気味に冷池山荘へと向かう。もちろん滑落にもご注意ください。 (4/26)

NO 890  大町は桜花爛漫。

2011  4/30(土) 

  久しぶりに山から下りてきた昨日の大町は、まさに春爛漫そして桜花爛漫、いちばんいい季節の到来です。大町温泉郷あたりまで車で下ってくると、サクラはまもなく開花を迎えそう。少し南の大出地区まで下がると、少しサクラの花が咲きだしています。そして眼前の高瀬入りの山々には山腹全面を白く染めるようにコブシが満開です。そして市街地まで下るとソメイヨシノがまさに満開! 連日の大荒れの天候、雪降りの山中からの下山で、この夢のような世界ですので大感激です。でも下界の大町でもここのところやっぱり寒いみたい・・・・  ウチのシャクナゲもまだ開花していません。

  でもその喜びも夕方の雪崩遭難の一報で吹き飛びました。今日の続報ではさらなる死亡者と行方不明者もおられるようで、残念でなりません。またたまった新聞をまとめ読みすると他にも雪崩事故が数日前にあった模様。春色深まる北アルプス山麓の里からは信じられないぐらいに、今年の北アルプスはいつまでも真冬の気配が稜線を支配しています。

連日の吹雪からは信じられない山麓大町のサクラ満開。早く岳にも穏やかな本来の春山がやって来てほしいですね。(4/29)
 

山を点々と白くするのはコブシの花。コブシやコバイケイソウには当たり年と花が咲かない裏年があります。今年もうれしいコブシの開花です。大町ダム周辺はこれから見頃を迎えそうです。(4/29)

NO 889  ゴールデンウィーク開幕もまだまだ不安定な天候。

2011  4/29(金) 

  朝のうちこそ晴れ間も見えましたが、もう8時ごろからは雪がパラパラするあいにくの大型連休初日です。ただ雪は降ったりやんだり、周辺の山もときどき見えたりで、昨日までのひどさよりはいく分だけでもましかなといった感じです。ただこの後も連休前半は不安定なお天気が続きそうです。

  入山翌日から、大なり小なり続く降雪で、難儀した冷池山荘の除雪作業も何とか今朝までに、一応の完了を見て、深さ8メートル余りの残雪を掘り起こして、夏山と同じ正規の玄関口からお入りいただけるように整いました。お客様をお迎えする小屋の中の準備もなんとか間に合い、本日は4/21入山後はまったくおられなかったお客さまを今季初めてお迎えすることができました。比較的温度の高めの中での大雪でしたので、雪は腐っていて、お客さまもズボズボつもってたいへん歩きづらかったようです。

  そしてわたしは、種池山荘と冷池山荘の除雪を終わらせ、冷池山荘は支配人や若い衆に任せて、田植えの準備や所用のために、本日赤岩尾根を下山してきました。このところの大雪で赤岩尾根も上部三分の一は、平年より多いぐらいの残雪量ですが、中間帯および最下部は平年より少なめのようです。ただ尾根の末端の取り付き地点まで、しっかりと残雪はあり、夏道はまったく現れていませんので、下山時には転滑落には十分ご注意ください。赤岩尾根は上部より下部のほうのが、急なくらいですので、下山時には最後の最後まで気を抜かないでください。赤岩尾根の最上部の主稜線直下の急斜面はサイドを直登コースで下山してきましたが、転滑落はもちろんのこと、新雪後の表層雪崩には十分に注意してのコース取りが必要です。

写真に写る窓は2階と屋根裏のもの。1階玄関は中間奥に見える更なる雪の下。(4/29)

中央上に冷池山荘が見える。(4/29)

赤岩尾根最上部の馬の背からの、赤岩尾根の俯瞰。右側の沢は山スキーヤーも入る西沢。(4/29)

赤岩尾根の最上部。このところの降雪続きで厳冬期の様相です。(4/29)

NO 888  激しい天候の変化 (追加分記事あり)

2011  4/28(木) 

   昨夕からの雨は夜半には、土砂降りの大雨になり、日が変わるころには、今度はまた雪へと変わりました。今朝までの新雪は20センチぐらいになりました。今朝は雪も上がり、天候も回復傾向と思われますが、ここ数日の大雪、高温、大雨、そしてまた大雪という天候の激変からも、連休前半は十分過ぎるくらいの注意、判断で臨んでいただきたいと思います。写真は今朝の冷池山荘です。(4/28  AM 7:00)

 

PS,朝の晴れ間は見せかけだけだったようで、10時前からは、また激しい雪降りになっています。寒冷前線通過後も寒気と弱いながらも冬型の気圧配置になっていますので、今しばらく回復には時間がかかりそうな感じです。PM3時までの、朝からの新たな降雪量は20センチほどです。(PM 3:30)

 

NO 887  ようやく日中は晴れましたが・・・

2011  4/27(水) 

   昨夜までの大雪は未明までには止んで、今日は朝から好天に恵まれました。日中は温度も急上昇して10度ぐらいまで上がりました。おかげで除雪作業も大いにはかどることができました。ただ夕方からは寒冷前線の通過に伴い雨降りになっています。ここ数日の大雪、今日の高温、そして今夕からの雨降りによって急斜面や沢筋はたいへん不安定な状態にあるものと思われます。あさってからはいよいよゴールデンウイークに入りますが、くれぐれもご注意願いたいと思います。

NO 886  真冬並みの大荒れの天候が続いています。

2011  4/26(火) 

 4日続きの荒れ模様のお天気です。とくに昨日と今日26日は大荒れで30メートル近いような強風が吹き荒れ、横殴りの雪が叩きつけています。この4日間での降雪量は80センチ近くはあったでしょうか?  強風で吹き飛ばされて、なかなか正確なところはわかりませんが・・・  今日も10時ごろから本降りになり夕方までに40センチほどの大雪になっています。除雪機作業には心底難渋しています。明日は大町でも20度まで上がるという予想のようですが、岳の上はどんなお天気になるのか?  明日夕方ごろには寒冷前線もまたまた通過するようなので、またまた雪になる可能性が高そうです。ゴールデンウイークもまもなく始まりますが、この大雪ですので、雪崩には十分に注意してください。赤岩尾根最上部や鹿島槍ヶ岳東尾根などは過去にもゴールデンウイーク中に雪崩事故が発生していますのでお気をつけください。とにかく1日も早くお天気が回復するのを心から願うばかりです。

NO 885  まだまだ冬山の天気です

2011  4/24(日) 

  昨日、今日と吹雪模様の悪天候が続いています。

 除雪作業も悪戦苦闘ですが、順調に進んでいます。冷池山荘は予定通り4月29日から営業となります。

NO 884  入山しました。

2011  4/22(金) 

   昨日4月21日に冷池山荘と種池山荘に、無事入山をいたしました。一昨日の雪降りから見事に回復した安定したお天気の下で、ヘリコプターにて入山いたしました。昨日は荷上げした除雪機で、早速小屋の屋根の上に乗っている大量の雪から除雪作業の開始です。この後は4/29の冷池山荘のゴールデンウィーク営業開始に照準を合わせて除雪と準備に頑張ります。なお種池山荘は最低限の除雪だけやったら閉めて私とスタッフは冷池山荘へ移動します。種池山荘はゴールデンウィークの営業はまったくいたしませんのでご注意ください。
  爺ヶ岳や鹿島槍ヶ岳の主稜線は雪は平年よりやや少なめの印象を受けます。 どちらにしましても、しっかりした冬山装備と計画での山行をお願いいたします。

NO 883  梅は咲いたが、桜はまだかいな。 

2011  4/19(火) 

   6日間ほどあたたかなお天気が続きましたが、今日は一転、雨模様の寒い一日となりました。大町の最高気温は7度ほどまでしか上がらず外仕事はぶるぶるです。岳の方はおそらく雪降りの荒れた天気だったことでしょう。明日は今日以上に寒い一日になるとか・・・・  ヘリコプターの大町入りも、 天気回復して前の作業が終わらないとだめですので、ちょっと小屋開け入山も遅れそうです。こればっかりはあせってもだめですね。

   この寒さでサクラ前線は足踏み状態、昨日あたりはかなりつぼみがふくらんできていた、市内大黒町の枝垂桜の古木 “大黒桜” も今日はつぼみはかたくとじたままでした。毎年見ているとこの “大黒桜” が開花してから、4〜5日後ぐらいに市内のソメイヨシノも咲き始めていますので、大町公園の桜開花も当初予想の4/22よりは、やっぱり若干遅れそうな感じですね。それでも4/14に開花した我が家のウメは昨日には満開へ、 またサクラ前線もお隣の松川村までは確実に北上してきているようです。 ウメが咲いたらサクラ、そしてサクラのお次はゴールデンウィークのお天気が心配になってくるこのごろですね。 被災地でも仙台平野や福島県浜通りや中通りではすでにサクラも満開。三陸沿岸でもサクラ前線は日々北上中、みなさん桜の木の下で少しだけお休みください。

   

NO 882  しばらくは、お天気は一進一退? 

2011  4/ 17(日) 

  昨日は前線通過にともなって午前中は雷まじりの通り雨、ただ回復は早く午後には青空が広がりました。そのお天気は今日の日曜日も続き、絶好の?大町市議会選挙公示日と相成りました。ただ選挙初日も、大震災に配慮してか選挙 の遊説カーも2、3台通っただけの、いつもとはまったく違うとても静かなスタートでした。明日からの選挙戦もどうされるのか、みなさん思案されていることと思いますが、 とにかく元気出していきましょう。東京都知事選や神奈川県知事選挙なんかも、こんな感じだったですか?

  さて統一地方選挙後半戦はさておき、今週は私どもも小屋開け入山の予定ですが、最初だけはヘリコプター入山になりますので、ヘリの他地区での作業の進み具合やお天気をにらみながらのヘリ待ちになります。今週から来週にかけてはお天気も周期的に変化しそうですので、なんとかお天気廻りに期待したいものです。 ところで明日は期日前投票に行ってこなくっちゃ!

市内のサクラの人気スポット“観光道路”の桜はまだまだ未開の状態。4/22の開花予想より、若干遅いぐらいかもしれませんね。(4/17) 市街地はずれの田んぼや畑でも春を迎え、耕起作業も始まりました。田んぼに水が張られて田植えに向けて代掻き作業が始まるのもまもなく。(4/17)
 

 

NO 881  今春の岳は、残雪多めのようです。 

2011  4/ 14(木) 

   今日の大町は今季初の20度を超える暖かなお天気。『三寒四温』なんて普通は3月の時季の言葉だと思うんですが、今年の大町は4月になってもまだまだ『三寒四温』の世界って感じでしたので、今日の20度超えでようやく本当に春が来た感じを受けました。我が家の梅の木も今日は開花! 遅い部類に入る開花日となりました。また信州の桜前線も北上しており、4/11には松本城でも開花しており、すでに梓川を渡り安曇野入りしていることでしょう。通常松本の開花から10日前後で大町にも桜前線は到達しますので、来週中には大町でもソメイヨシノが咲きだしそうです。長野県でも最も遅いサクラの開花を大町で迎えると、信州もまさに春爛漫のいちばん良い季節を迎えるころになります。

   さて今日は昨日に続いて、うちの若い衆が足慣らしも兼ねて、扇沢出合から爺ヶ岳南尾根を登って爺ヶ岳南峰直下まで偵察山行に行ってきました。やはり積雪は多いようですが、かえって尾根筋は歩きやすいということでした。今までも何度も当H.Pでも書きましたが、残雪期に柏原新道を通って種池山荘へ行くということはできません。歩き始めこそ雪の中からところどころ現れ始めた柏原新道沿いに登っていきますが、完全に柏原新道が雪の中に隠れてしまう『八ッ見ベンチ』付近からは、忠実に尾根筋をたどって爺ヶ岳南峰に突き上げます。なお下り時には、西側へ支稜がいくつも出ていますので、間違えて沢側に迷い込まぬよう注意が必要です。

   まもなくゴールデンウィークになるわけですが、今年は大震災と原発事故の影響もあり、ゴールデンウィークだけでなく、夏山も含めてまったく登山者の動向を読むことができませんし、想像することもできません。同様なことは下界の観光地でもまったく一緒です。今週末には黒部立山アルペンルートも全線開通して、大町から富山まで通り抜けできるようになります。この時季の室堂名物“雪の大谷”も例年になく高い雪壁になっているようで、見応え満点のようですのでぜひ多くのお客様にお出かけいただきたいものです。日本中で少しずつ元気を取り戻していきましょう。

   

NO 880  来週の小屋開け入山に向けて。 

2011  4/ 13(水) 

   来週に迫った入山に向けて、何かと準備にあわただしい毎日ですが、若い衆がいろいろと段取りよくやってくれるので大助かりです。荷揚げ物資の荷造りの合い間をぬって、今日は赤岩尾根の登山口の西俣出合まで行ってきてくれて、赤岩尾根の積雪期の取り付き点に、間違えないように看板を取り付けてきてくれました。本来こういった案内標識等は積雪期には無かったものですが、間違えて北股本谷方面や西沢方面へ入ったりする方が度々あり、いつからか取り付けるようになりました。またこの時期は登山道(夏道)は主稜線の吹きっさらしの場所や、最下部の日当たりのよほどいい場所ででもないかぎり現れていないのが通常です。また赤岩尾根の夏山登山口と積雪期の取り付き地点は違いますので的確なご判断をお願いいたします。

   バリエーションルートである、鹿島槍東尾根の積雪期取り付き地点などにも昨年などは、どなたかが取り付き点の看板を親切に? つけてありました。最低限の地図読みや状況判断ができないと、この時期の残雪の北アルプス登山はたいへん危険です。西俣出合や赤岩尾根の最下部の残雪量は、今春は多目の年のようです。

最初はやや広い雪面ですが、250mも登って行くと尾根筋がはっきりとしていきます。 西沢から出た雪崩の上を渡って対岸へ。赤岩尾根末端に黄色い看板が小さく見える。最奥に爺北峰

赤岩尾根を登り出す。夏の赤岩尾根登山口は写真に写る砂防ダムの左側辺りから。奥に鹿島槍

西俣出合には数日前に出たらしい雪崩の跡。まだまだナダレにも注意が必要!

NO 879  アルペンルート大町〜黒部ダム〜室堂開通。 

2011  4/ 10(日) 

   立山黒部アルペンルートの大町〜黒部ダム〜室堂までは、本日開通。11月までの長いシーズンのスタートをきりました。毎年恒例のオープン時のオープンカーニバルと故事にちなんだ戦国時代の武将 佐々成政軍団の雪中行軍などは、東日本大震災に鑑み中止になり、いつもと違った静かなスタートになりました。大震災後はいたって元気のない東日本各地の観光地ですが、アルペンルートは全線開通40周年の節目の年にもあたりますので、関係者一同、大町市民一同元気出してお客様をお迎えして、北アルプスからの元気を発信していきたいものです。立山黒部アルペンルートへ、そして鹿島槍ヶ岳、針ノ木岳をはじめ後立山連峰登山へ今夏はぜひお越しくださいませ。

NO 878  おひさま。 

2011  4/ 3(日) 

   NHKテレビで明日4日から安曇野や松本を舞台にしたの朝の連続ドラマ『おひさま』が始まります。昨年より松本平の各所でロケも行なわれたようで、大町市の中山高原のソバ畑で撮影されたシーンも番組の開始に先立って、NHKのスポットで盛んに流されているのを目にします。第一週の初日の4/4と4/9にはそのシーンも登場するようです。ぜひご覧になってください。

   信州そばを通した人と人との縁を描いた作品とか。皆様も登山の帰りにはぜひ、松本平のおいしい蕎麦屋へとお立ち寄りください。大震災の影響でどこの観光地もいまひとつ元気がでませんが、題名の『おひさま』のとおりに、明るい太陽がさんさんと降りそそぐ日が 日本中に早く来ますように。

中山高原のソバの花は8月下旬ごろが見頃。

ゴールデンウィーク頃は菜の花も最高ですよ。

NO 877  スタートの4月。 

2011  4/ 1(金) 

  新年度の開始日、4月1日。日本人にとっては新入学や新入社やら何かと感慨深い日ですが、今年は尚のごとく記憶に残る年度始まりになりそうです。東日本大震災と原発災害はまだまだ一向に収束へ向かう気配は感じられません。このあとも長い長い道のりが続きそうですね。今は日本人一人ひとりが普段どおりに精一杯やっていくだけです。

  私事で、2月の終わりにひいた風邪は、ひどくノ ドにきて一時は声も出ないぐらいでしたが、1カ月を経てようやくここへきて治ってきたところです。肉体的にも落ち込んでいるところに、国難ともいうべき大震災発生が重なり、 精神的にもさらに落ち込んでしまった弥生三月でした。また温度高めだった2月とは違い3月の大町は意外に寒く、最終日の昨日でさえ最高気温が1.4度までしか上が りませんでしたが、4月入りの今日は一転して14度近くまで一気に急上昇して新年度開始に花を添えてくれた感じです。体調をすっかり崩して、何かと停滞してしまった3月でしたが、春の到来、温度の上昇 、新年度入りとともに、このあとは気合を入れて一気に春山そして夏山へ向けて準備を進めたいと思います。ゴールデンウィークは冷池山荘のみ4/29〜5/7のお泊りまで営業する予定です。

  ところで今季の風邪はノ ドにきて長引くようです。被災地の皆さんをはじめ、どなた様もまだまだお気をつけていただきたいものです。 

昨日の雪が薄っすらと残る新年度入りの朝。雪の少ない今冬の大町でした。春はすぐそこに。(4/1)

お地蔵様も安寧を願っています。毛糸の肩掛けがはずされるのもまもなくです。(4/1)

早い年は3月中に開花する我が家のウメですが、今年はまだまだ先になりそうです。(4/1)