▲▲ 2011/ 11月 ▲▲

(ホーム) (山荘案内) (コース) (花地図) (最新情報) (今までの情報)

NO 1047   ひたすら感謝感謝の福知山マラソン。

2011  11/  30(水) 

  今夜から明日にかけては冬型が強まりそうですね。北アルプス北部では早々に日中も小雪がぱらぱらし出しているように見えました。先週の積雪も週明けのお天気で少しだけ黒い部分も目立ちだしていましたが、今夜から予想される本格的降雪は、岳の黒い部分を埋めるに余りあるばかりか、一気に里まで下がってきそうな気配です。明日はいよいよ師走入り!市街地でも師走入りにふさわしい、銀世界が広がるかもしれません。 

  さて、NO 1045 の『そうだ京都行こう!』 についてですが、なにも急に思い立って行ってきたわけじゃないんです。実は私 にとっては心の洗濯?であり、リフレッシュ法 NO 1! のマラソンに出場しに行ってきたんです。今回は夏山シーズン中から福知山マラソンへの参加を計画しており、それを知った関西方面在住のスタッフ達や京都旅行も兼ねて東京から来たメンバーも 一緒に応援にかけつけてくれました。車で移動しながら数箇所で応援をしてくれるということで、こちらも途中で脱落するわけにもいきません。なにしろ箱根駅伝の東洋大学の柏原選手を思い起こさせるような、横断幕まで掲げての声援ですので、恐縮です。後で聞けば他の応援の人や、レースに出ている選手にまで妙な誤解を招いたとか・・・・ やっぱり・・・ (ところで東洋大の柏原選手って皆さんはご存知でしょうか。知らない方はぜひ正月の箱根駅伝でご確認ください。私とはまったく縁もゆかりもありません。ましてタイムは月とすっぽんの世界です。) でもよ〜く考えれば、誤解を招くようなこともないと思うんだけど・・・  

  まあそれはさておき、みんなの熱い応援で今回は本当に何とか制限時間6時間内での完走にこぎつけたという感じでした。 薄暗くなりかけたゴールで皆で待っていてくれて大感激です。タイムの方はというと自己ワースト記録の大更新! 当然です、全然練習もしないで良いタイムで走ろうなん て図々しいってものです。そこまで甘くない年代に入ってきました。 普段からの節制と練習あるのみ、今冬は気合を入れて走りこみ、またリベンジを図りたいものです。6時間もの長い時間お付き合いいただいたメンバーにはひたすら感謝感謝です。またいつものことながらレースを支えてくださるスタッフの皆様、地元の皆様には厚く御礼を申し上げる次第であります。いい大会でした、福知山マラソン!

  さて最後に、一年ぶりにマラソンに出場してみて、ひとつだけ気が付いたこと。女性ランナーのランスカ姿が少なくなってはいないかっていうこと。なんか以前よりタイツの上にランニングパンツの女性の割合が高くな かったかということです。何年か前から女性ランナーが激増して、さらに5〜6年ぐらい前からランスカ姿が増え始めました。 そんな光景を見て、自分の中では、こういう人たちが絶対にいつか登山にも目を向けてくれる、そして山にもタイツをはいてスカートを腰にまいて登ってきてくれると思っていたら、案の定若い女性を中心に3年ほど前から “山ガール”人気が起き、“山スカ”の大ブームになりました。私の予想は当たったわけでしたが、もしマラソンのファッションが登山のファッションにも 本当に反映されるのならば、今回のレースの様子からいけば、“山スカ” の人気もあと1〜2年で終わり、タイツ+短パンへ以降するかもしれませんし、もしかしたら長ズボンかもしれませんね。まあ所詮がブームはブームですので・・・  でももしかしたら、そのときが本当の登山女子の人気の定着へのスタートなのかもしれませんね。

  余計なお世話でしょうが、今後もマラソンレースに出たら、今後の山ガールファッションを占う意味合いで、しっかりとチェックしていきたいと思います。 でも、ほんとうに大きなお世話ですよね。そんなことにうつつを抜かさないで、しっかりと走れっ! って言いたいですね。さて今夏あたりは男性 も、好むと好まざるに関わらず、タイツのみの人やタイツ+短パンという組み合わせの人がかなり増えましたが、どう間違っても岳の上では私には似合わない格好です し、どうも私は・・・・・  とにかく男性諸氏も流行に遅れないよう女性の登山ファッションには今後もご注目ください。 ただ私自身は永遠に流行には関係なく体育ジャージとTシャツという、確固たる定番スタイルで今後もいくことでしょうね。これがいちばん気楽で歩きやすいですね。

二ヶ下地区をはじめ福知山の皆さんありがとう!

“登山力”で何とかかけ登りました。(11/23)

お待たせしました。やっときました。30キロ付近。

うん?デビルマンがいるぞ!

こちらはピンクレンジャー?

本当にみんなのおかげでギリギリ完走!(11/23)

NO 1046   小小春日和の北アルプス山麓。

2011  11/  29(火) 

  昨日はまったく日が差さず、思いの外寒い一日でしたが、日が差すとこんなに違うんですよね。昨日と似たような空模様ですが、今日はおひさまのおかげで暖かみを覚える一日です。これからしばらくは太陽の有り難味が、夏以上に感じられる季節になりますね。とはいっても、雪国の大町ですので、これからは雪もどんどんと降ってもらわないといけません。でもその辺のさじ加減はどうやっても、神のみぞ知るですね。先週の降雪では、白馬方面では五竜スキー場の最上部のゲレンデがオープンしましたが、残念ながら温度上昇で2日ほどで閉鎖になってしまったようです。この先の第2弾、第3弾の降雪追撃砲が待たれるところです。

  今日は小小春日和にも誘われ、アルペンルートの明日の営業最終日、明後日からの道路閉鎖を前に、最後の柏原新道登山口の最終チェックに行ってきました。登山口はもちろんのこと、トロリーバス扇沢駅も夏の賑わいが嘘のように、静まり返っていました。トロリーバスが到着すると、何人かの立山初滑りを終えた方が、駅舎から出てくるだけです。北アルプスもいよいよ冬の眠りにつくころです。

先週の雪が残る扇沢駅。立山の初滑りも明日で終わりですね。(11/29)

訪れる車もまばらな扇沢と奥には日々積雪を増す爺ヶ岳。(11/29)

関電トロリーバスも明日でお役御免ですね。11/29 我が種池山荘も深い眠りにつきます。(11/29)

NO 1045   そうだ京都行こう!

2011  11/  27(日) 

  表題のキャッチコピーに誘われたわけじゃありません、というよりも、このJR東海のテレビCMって長野県じゃ最近はやってないと思うんですが・・・  やっているのかもしれませんが、とにかく最近は見た覚えはありません。まあそんなことはどうでもいいんですが、今週は所用にて京都に行ってきました。

  乗ったタクシーの運転手さんのお話しでは、今秋は『そうだ京都行こう』2011秋版の影響で毘沙門堂というお寺さんが、えらい人気とか。 なんだかんだ言ってCMの影響は大きいようですね。ところで紅葉のほうはどうですかと伺うと、もう北山のほうは盛りを過ぎようとして おり市街地に中心が移ってきているとのこと、ただ今秋の紅葉は個別にはいいところもあるのだが、全体的にはいまひとつ色付きが思わしくないというお返事でした。 こちらの方は北アルプスや大町周辺の今秋の紅葉事情と似ているようです。どうやら今秋の紅葉は全国的にいまひとつだった感じで最終盤を迎えているようです。高低さや南北に関係なく全国の樹木の紅葉に影響したお天気要因ってなんだったんでしょうね。

  そして所用を済ませた翌日には、晴天にも誘われ、兼ねてより足を運びたいなと思っていた高雄へと行ってまいりました。子供のころに三菱電機の『高雄』と言う名前のテレビ が販売されていて、そのテレビコマーシャルで流れていたと思う高雄周辺の映像と地名がずっと心の中に刻み込まれてきていました。ちなみに高雄は東京都の山ガールがいっぱいいる? という高尾山ではなく京都北山にある高雄ですのでお間違いなく。それにしましてもテレビの名前もビエラだとか、ブラビアだとかアクオスといったこじゃれた名前が隆盛の時代に『高雄』という名前には、隔世の感を覚えます。そんな高雄ですので、はるかに観光地化されてしまっているかと思いましたが、やはり私の持つイメージはまだまだ保っていてくれました。高山寺、西明寺、神護寺と高雄三山を半日かけてゆっくりと歩き、名残の紅葉の中、古都京都の隠れ里を満喫してきました。いつの日にか春の桜咲く高雄、そして神護寺も訪れてみたいものです。それにしても古寺と紅葉の組み合わせは日本人の琴線に触れますね。

高雄 西明寺にて。(11/24)

高雄 神護寺にて。(11/24)

NO 1044   後立山連峰は冬山の領域へ!

2011  11/  26(土) 

  今朝はマイナス3度近くまで下がって、今冬一番の冷え込みです。雪はまだ里まで下がってはきていませんが、霜で真っ白です。夏以降、ずうっと週末は不安定なお天気が多かった今年の後半でしたが、今週末は今日明日と好天続きになりそうです。蓮華岳から北の後立山連峰主稜線は場所によっては、1メートル近い吹き溜まりになっているのではないでしょうか。ようやく師走間近の後立山連峰らしくなってきました。

爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳、五竜岳の後立山連峰核心部も完全な冬山へ変身。(11/26)

岩小屋沢岳、モルゲンロート。(11/26)

NO 1043  北アルプスは一気に積雪大増量

2011  11/  25(金) 

   2日ほど留守にして、昨夜帰ってきた大町は小雪もチラチラしており寒さも一味違います。そして今日も最高気温で6度程度という冬らしい寒さの一日でした。岳は一日中雪雲に覆われて、一昨日以降相当にその積雪を増しているようです。午後遅くになっては、餓鬼岳から南の山々は真っ白くなって姿を見せてくれましたが、蓮華岳から北の山々はなかなか雪雲がとれません。一瞬雪雲がとれて見えた蓮華岳東尾根の上部はかなりの積雪と見受けられました。

  11/21からの、今回の今冬一番の寒波は、九州宮崎で初氷をもたらしたり、滋賀県の比良山や伊吹山などにも初雪をもたらしました。南アルプスの甲斐駒ケ岳の初冠雪も甲府から観測されています。今夕は松本平のはるか向こうに夕日にかがやく冠雪の南アルプス連山を大町からも遠望することができました。南アルプスも2200mぐらいまで白くしたようですね。遅れていた冬の到来が一気に南アルプスをはじめ各地 へ各山域へと押し寄せたようです。明日の朝が今回の寒波の底でしょうか。高気圧も真上にやってきて、冷え込みそうです。銀嶺の鹿島槍ヶ岳の登場は明朝を待ちましょう。

蓮華岳東尾根の上部の積雪は、下から見ても50センチ以上でしょうか。(11/25)

後立山連峰は今日も一日中雪雲の中。つい10日前には雪がなかったのが嘘のようです。(11/25)

大町、安曇野、松本の向こうに夕日に染まる新雪の南アルプス北岳と千丈岳。(11/25)

NO 1042  あの山岳映画 『岳』 上映

2011  11/  22(火) 

   11/26(土)に、大町市文化会館にて、大町青年会議所主催であの珠玉の山岳映画『岳』が上映されます。内容については今さら申し上げるまでもないことと思います。シネマライツ様のご協力をいただいて、“大町きらリシネマ” 第一号作品として破格の800円の入場料にて観賞できます。この機会にまだ見られてない方は、ぜひご観賞いただければさいわいです。 

  大町市も映画やテレビ番組のロケ等を積極的に支援協力し、いろんな作品が撮影されていますが、この『岳』にも大町で撮影された場面がそこかしこに登場するはずです。そういえばこのお話しをいただいたときに、つい最近も大町市内で小泉今日子さんや小池栄子さんらが出演される、WOWOWのテレビ映画が撮影されたとか・・・  そんな話題も聞きました。自慢の大町の光景が映像になることはうれしいかぎりですね。山岳映画『岳』の上映は、11/26(土)の午後3時からと6時30分からの2回大町市文化会館にて上映されます。大町市文化会館や大町駅前のデリシア内 塩原書店などで前売り券が販売されていますので、近隣の皆様はぜひともおでかけください。  そういう私も実はまだ見てないので、ぜひ出かけなくっちゃ。

NO 1041  初雪の朝

2011  11/  22(火) 

   ようやく里にも降った初雪は粉砂糖を軽くまぶした程度でしたが、遅れ気味の冬の到来を呼び起こしてくれました。ただ今朝も冷え込みそのものは、テレビで騒ぎ立てるほどのものではなく、今冬の遅れを物語っています。ただこのあとも、週後半にはまた寒気がやってきそうですので、これからはひと雪ごとに冬も深まっていってくれることでしょう。

 

 

 

NO 1040  大町 初雪

2011  11/  21(月) 

  最高気温も3度程度の寒〜い一日でした。市街地の北はずれの我が家でも、朝から初雪がちらちら舞い、周辺の里山もかなり下まで白くしたようです。今夜は市街地でも白くなるかもしれません。積もるほどになるかわかりませんが、雪かきをとりあえず1本だけ倉庫から出したり、念のため水道の凍結防止帯の電源を入れたり、使わない水道はもう不凍栓を閉めたりと少々あわてふためいております。週間予報を見ても、このあとも時雨模様の日が多くなりそうですので、もうこれで岳 の方は完全に冬山モードへと突入でしょう。 なかなか本格的な降雪にならず、積雪を増せなかった今季の北アルプスですが、このあとは一気に積雪も大増量!でしょうね。

  今日は寒くて家の中で、じっとしているので、かえって事務仕事は進んだりして・・・・ 逆にいいのかなあ? 来年度の中学校登山の日程を調整したり、午後にはツアー登山の会社の営業の方が打ち合わせに来られたりと、もう来季へ向けて全開モードでしょうか。いくらなんでもちょっと気が早すぎます よね。シーズンを終えてもまだまだ残務処理やら事務仕事等に追われる毎日です。あっそうそう4行目に使った不凍栓っていう言葉。寒冷地では 至極当たり前の言葉ですが、キーボードに打ち込んだら府当選だったり不当選ですって。寒冷地以外の一般社会では当たり前の言葉じゃなかったんですね・・・・ ・・   まあ、まもなく大阪府知事選挙と大阪市長選挙がありますが、どの候補も不当選にならぬよう府当選めざして頑張ってください。     陽気と同じぐらいにさぶ〜いっ落ちになりました。風邪も流行りだしているようです。あたたかくしてお休み下さい。

NO 1039  『2011夏山より』   赤牛岳からの読売新道は静かでした

2011  11/  20(日) 

    昨日今日と最低気温も10度ぐらいで比較的暖かな両日でしたが、今日は夕方近くになって温度も下がりだし、風も冷たくなってきました。岳の上は今日は雪降りで、夕方近くなって切れ始めた雲の合い間からは、新雪が かなり下まで白くしたのがわかりました。今夜あたりは風に乗って風花が舞い、大町でも初雪になっても不思議でないような雰囲気です。

   さて最近プロ野球の読売巨人軍には何かと荒波が逆巻いて、騒々しいようですが、9月に私が通った読売新道は至って平穏無事! 行き交う登山者も少なく、まったくもって静かなものでした。  ところで皆さんは読売新道ってご存知ですか? やっぱり名前のとおり読売新聞が資金を出して整備、開削をした登山道のようです。北アルプスの最奥部の赤牛岳から黒部ダムへ下山する登山道です。もちろん逆に黒部ダムから赤牛岳に登ってもやっぱり、読売新道ですね。売読新道ではありません。

   冗談はさておき、9月に水晶岳、赤牛岳を縦走、そして読売新道をウチのスタッフと下山してきました。私にとっては憧れの赤牛岳 初山行と読売新道の初歩き下山でした。とにかくとっても長い距離の登山道という印象が一番強く心に残りました。山小屋からも相当に離れた場所でもあり、新道開削時の苦難が偲ばれました。と同時に同じころに柏原新道を開削した私どもの2代目の苦難をもかみしめることになりました。また登山道を守っていくことの厳しさも再認識させていただきました。読売新道についてはいろんな方がホームページ上にて紹介していますので、詳細についてはそれらを参考にしていただければと思います。

  そしてずうっと憧れ続けていた赤牛岳は、裏銀座の主稜線からもやや外れた独立峰にも近い存在の大きな岳でした。黒部川をはさんで西に聳えるとっても大きな薬師岳に対しても、負けないくらいに赤牛岳も立派な山容を誇っています。また名前通りの赤い砂礫の牛の背中をゆったりと歩くのもまた楽しからずやです。水晶岳〜赤牛岳と北アルプスの中心部を歩いて、北アルプスの壮大さを再認識し、また黒部の雄大さ、奥深さも実感する山行にとなりました。新越山荘の庭からいつでも赤沢岳稜線の奥に見える赤牛岳は私にとって、とても近くて遠い存在でしたが、長年の念願がかなった快晴の下での山行となりました。今度はいつの日にか、 縦走中に上から見えたであろう秘湯、高天原温泉に入ってゆっくりと背を伸ばしたいものです。できれば二晩ぐらいは高天原山荘に泊まって、世間の騒動や荒波からは隔絶の、文字通りの “命の洗濯” をしたいものですね。

水晶岳からの赤牛岳稜線。遠く先には剱岳立山連峰が見える。左奥には黒部川をはさんで薬師岳の雄大な山容が手に取るようだ。

赤牛岳山頂(左)と下山先の黒部ダム。右奥には誰が見てもすぐに鹿島槍ヶ岳と判断できる双耳峰が見える。北アルプスの長さ、広さ、雄大さ、多様性に富んだ山容を満喫する一日。

赤牛岳を振り返り、名残惜しみつつ読売新道を下山する。

読売新道もこれから下は視界のきかないうっそうとした樹林帯を黒部ダム湖へと向かう。

長い樹林帯を下り終わると読売新道の起点、終点である奥黒部ヒュッテが建つ。ダム迄がまた長い

 高天原山荘を俯瞰する。

新越山荘から鳴沢岳への上りから見る赤牛岳。

NO 1038   恵比寿講大祭 プラス “荷車市”。

2011  11/ 19(土)

  恵比寿様や大黒様を祭った西宮神社の末社が大町市街地にもあり、昔からこの時期に大祭が行なわれ市もたったりして、にぎわってきたものです。ちなみに西宮神社というと、毎年新年1/10の早朝に千人を超す若者が参道を競争して3位までの福男を選ぶ、あの有名な商売繁盛のお宮です。ただ最近は、どこの地方都市でも同じですが、郊外型店舗に客足をうばわれ、苦戦しています。恵比寿講とていっしょで昔のにぎわいはありません。そこで恵比寿講復活!をうたって今年は、中心市街地では各種催しや企画とともに、神社そばの道路を歩行者天国にして、“荷車市” も同時開催して復活への狼煙を上げました! 私どもの爺ガ岳スキー場『パウダーパフ』も、趣旨に賛同、併せて当店の12/3オープンへ向けて気勢を上げるべく参加させていただきました。

  昨日までの好天は一転の、土砂降り・・・・・  の残念な一日になってしまいましたが、“荷車市” も過去最高の26店舗が参加ということで、なかなかの盛況でした。お客さんも、雨天にもかかわらず結構たくさんの皆さんがお越しくださってなかなかのにぎわいでした。わが『パウダーパフ』も、指名で来ていただいたお客さんもけっこういたりして、出店した甲斐があったというものでした。今年はスキー場の店舗の中だけでなく、こうやって“荷車市” や大震災時の岩手県大槌町への炊き出し等で、ピザを焼かせていただいたりして、スタッフともどもとてもいい経験をさせていただきました。きっとこの経験もいろんな場面で活きていくものと思っています。 今日は“荷車市” の前には商売の神様である西宮神社にも参拝して、今シーズンの御礼を申し上げるとともに、スキーシーズンの活況と雪の恵みもお願いして参りました。皆さんもぜひ冬には、大町へ、そして爺ガ岳スキー場『パウダーパフ』 へとお出かけください。山小屋のスタッフがお待ちしております。

軽トラをデコレーションしての参戦。可愛いでしょ。

お天気が良ければもっと良かったのにね。残念。

冬はパウダーパフの溶岩窯でがんばります!

釣竿と鯛を持った恵比寿様と左は大黒様?

NO 1037   大町もようやくの初氷。

2011  11/ 18(金)

  今朝の大町はマイナス2度近くまで下がり、今季一番の冷え込み。初めてふとんの中で寒い!と感じる朝でした。すでに何回も朝の最低気温は0度台にはなっていて、条件さえ揃っていたなら、とっくに氷も張っていたはずですが、ようやく今朝が我が家では初氷です。いっぽうの初雪はというと、もう岳では10回近くも降ったというのに、里へはなかなか下りてこれず、大町の初雪はまだですが、それももうすぐそこまでやってきているのは確かなようです。ちなみに11/16には長野市の気象台では未明に初雪を観測したそうですが、大町ではまだです。(たぶん・・・ 一晩中観測してられませ〜ん) 今回の雪は北側ほど低い地点まで降ったので、長野市周辺ではけっこう下のスキー場のゲレンデもうっすらと白くしたのを、テレビでも流していました。おそらく長野市内でもその雪が黒姫山や飯縄山などから風花になってちらちらと舞ってきたと言うことでしょう。どちらにしても今年ももう40日余りになり、本格的な雪降りになる前に、スキー場ではリフトの整備に、家庭では野沢菜の漬け込みにと、何かとあわただしい季節になってきました。  

赤岩尾根と冷池山荘稜線。(11/17:鹿島槍スキー場より)
爺ヶ岳も今季一番しっかりとした、冠雪になりました。(11/17)
厚さ4ミリのしっかりとした初氷の朝。(11/18) 霜も今までのものとは違いやや強烈です。
今朝は雲が多くなってきています。(11/18) 霜に当たって野沢菜もやわらかくなります。

NO 1036   パウダーパフ “荷車市” に初参戦!

2011  11/ 16(水)

  冬季間やっている爺ガ岳スキー場のピザの店パウダーパフが今週末の11/19(土)に開催される大町市の “荷車市” に 初参加します。中心市街地のにぎわい復活を模索して始まった大町市の “荷車市” も2年目にはいって少しずつ知名度も上がってきているようです。“荷車市” は 一般的には軽トラ市と呼ばれ、軽トラの荷台に周辺農家が野菜等を乗せて売ったり、ワンボックスカーの食べもの屋さん等が何台も集まって賑わいを創出しようという試みのようで、各地で盛んになってい きているようです。私どものパウダーパフも少しでも協力できますよう、また自身の12/3オープンへ向けての景気づけも含め初参加させていただきます。

  ピザを焼くのも店舗の中の溶岩窯で本格的に焼くのと違って、軽トラの荷台で携帯型の電気オーブンで焼きますので、焼き時間も多少かかったり、ちょっとだけ物足りなさも残るかもしれませんが、一所懸命焼きますのでお近くの皆様はぜひお出かけいただければ幸いであります。携帯型の電気オーブンで焼くのは、今年5月に東日本大震災の炊き出しボランティアに岩手県大槌町に赴いた際に実践して おり、その際は被災された皆さんに召し上がっていただき多少なりとも喜んでいただけたものと思っております。今回もウチのスタッフも気合を入れて仕込んでいますので 、大町の皆さんにも喜んでいただけるものと思っています。

  今年最後の第6回目の “荷車市” は信濃大町駅から本通りを北へ300mの 『塩の道博物館』 前の通りを歩行者天国にして11/19(土)に開催されます。お天気が良ければいいんですけどねぇ。

今年9月第4回の大町市 “荷車市”にて。今後益々、参加車輌もお客さんも増えていけばいいですね。
5/20大震災炊き出しでピザを焼く。皆さん落ち着かれたでしょうか。(大槌町仮設歯科診療所横にて)

NO 1035   ようやくの本格的 冠雪!

2011  11/ 16(水)

  日中は中間雲が入ってなかなか見えませんでしたが、午後遅くになってようやく雪をかぶった北アルプス全山の姿が見えてきました。鹿島槍ヶ岳は9/23の初雪からすでに10回近い降雪をみてますが、もっとも本格的な降雪量になったようです。下から見るかぎり、小屋周りで10センチ、鹿島槍ヶ岳頂上で15センチぐらいの積雪でしょうか。今回の雪は下は1450mぐらいまで、うっすらと白くしましたが、この時期としては量的にはまだまだ少ない部類です。ただこのあとも寒気はときどき南下してきそうですので、今回の雪が鹿島槍ヶ岳の根雪になるのは間違いないでしょう。立山においては、初滑りを目指すお客様が室堂の山小屋に予約される時季ですが、もう一降り二降りほしいといったところでしょうか。とにもかくにもなかなか前へ大きく踏み出せなかった今冬ですが、今後は日に日に雪の量も増し、雪線も下げてくることでしょう。大町の初雪は今日のところは、おあずけになってしまいましたが、明朝は初氷にはなるでしょうか。

   

NO 1034   鷹狩山はパワースポットか! さらなる大発見 ?!?!

2011  11/ 15(火)

  5万分の一の地図上で、鷹狩山と立山の雄山山頂を鉛筆で線を結んでみたら、新たなる大発見!であります。ライン上に大町北安曇地 方を代表する古社である若一王子神社があることがわかりました。そして雄山山頂には云わずと知れた富山県ではたいへん著名な雄山神社の奥宮である峰本社が建っております。そう、鷹狩山と若一王子神社、そして雄山山頂の雄山神社峰本社は ほぼ一直線上にあるんです。そして立山開山にあっては開山のきっかけを作った越中国之国司、佐伯有若の長男 佐伯有頼が、可愛がっていた“白鷹”に導かれるような形で立山に入山して、それが経緯になって日本三大霊山のひとつでもある立山は開山されたと言われています。そして一方、大町には文字通りの“鷹狩山”があるということで・・・・ これまた、とても偶然とは思えません。

  これはもしかしてすごい発見かも?!  どうやら鷹狩山は、大町を代表するパワースポット ! かもしれません。なんといっても山頂から北西方向を向いて頭を垂れれば、一度で二つの著名な神社 を遥拝したことになるのです。また鷹狩山山頂にも琴平大権現大神を祀った神社があります。 う〜ん、偶然とはいえ凄い。いやいや、とても偶然とは思えない。そういえばまったく話しは変わりますが、先日NHKテレビの番組で、日光東照宮と富士山と静岡久能山東照宮が一本のライン上にあるという説も紹介していました。こういうことってやっぱりパワースポットの所以たる事象かもしれません ね。雪降る前にもう一度赴いて遥拝し、ちょっとお疲れモードの体にしっかり とパワーをいただいて参りたいと思います。

  ところで遅れていた冬の到来ですが、昨日今日とようやく寒気が日本上空にもやってくるようになり、昨日札幌、今日は函館や青森、秋田などでも平年よりもかなり遅めの初雪を観測しました。ここ大町も今 日はようやく終日にわたって10度以下のやや冷え込んだお天気になってきました。まだ初雪は降っていませんが、明日にかけては初雪が舞うかもしれません。どちらにしましてもこの寒気が抜けたあとには、今度こそ全山銀嶺なる北アルプスが横たわってくれるはずです。長期予報もいつの間にやら、“ラニーニャ現象”で雪の多い冬になるかも?といったものに変化してきました。遅れ気味の冬到来も、このあとは一気に進むかもしれませんね。 今夕には雪降る扇沢と大谷原へ最後まで残っていた立看板も片付けに行ってきました。雪山の世界もすぐそこです。

立山の雄山山頂と思われる頂上。(11/12撮影)
さらに拡大。雄山神社の峰本社と思われる建物らしきものもはっきりと。(11/12撮影)
こちらが本物の雄山山頂の峰本社。上の写真と似ているでしょ。6年ほど前に立山三山を縦走した際に撮影。峰本社で何人かの方が宮司さんからお祓いをうけています。
う〜ん、絶対にパワースポットの霊気が・・・ 神社の気だけでなく、北アルプス中の気がここ鷹狩山に集まってきている気がいたします。(11/1撮影)
山頂にあるパノラマ展望図にも立山の表示はないし、大町市の各種パンフレット等にも紹介はない。

NO 1033   鷹狩山の大展望に、新たなる大発見?!

2011  11/ 12(土)

  当ホームページでも、ときどきご紹介している大町市街地の東側にそびえる標高1164mの鷹狩山は車で行くことができて、しかも北アルプスの相当数の峰々が展望できる、県内でも屈指の北アルプスの大展望台です が、そこに新たに見られる岳を新発見?! しました。 ただ新発見 ?と言っても、もう知ってる方もいるかもしれないですが・・・・・   先般11/1に鷹狩山へ新雪の写真を撮ろうと早朝に行った際は、残念ながら新雪は思いのほか降らず、標高2700m以上がうっすらと白くしただけでした。鹿島槍ヶ岳や蓮華岳、五竜岳、三ッ岳などの標高の高い山々だけが冠雪をしていました。ところが 後立山連峰の主稜線を良く見ていると、赤沢岳南方向の標高2500mぐらいのところに、何か白いものが見える感じがするんです。赤沢岳(2667m)そのものには雪もなく、冬枯れの赤茶色 の斜面が広がっているので、かえって目立つんです。もしやと思ってデジカメで写真を撮って拡大してみると、確実に稜線の向こうに頂上が雪でおおわれた峰が見えるんです。

  そう、赤沢岳の主稜線の奥にあの立山の頂上らしき部分がわずかながら見えるんです! 絶対に間違いありません。立山です! 先日も山案内人の集まりでもメンバーに聞きましたが、誰もそんな話しは聞いたこともないし、 鷹狩山からは見たこともないということでした。また昨日は鷹狩山の麓にある大町山岳博物館の学芸員の皆さんにも伺いましたがどなたも知らないということでした。ほかにも大町の山好きの何人かにも伺いましたがどなたも聞いたことがない話しだということでした。う〜んコロンブスのアメリカ大陸発見並みの大発見ですかねぇ・・・・   まあいまどきパソコンを使っていろんなソフトを使えばわかるんでしょうが、私は使い方も知りませんので・・・・

  とにかく新発見!だとか、珍発見!だなんてことは、どうでもいいんですが、標高1164mの鷹狩山の頂上から、標高3000m超の富山の名峰 立山が見られるということがはっきりわかってうれしいんです。なんかまたひとつ鷹狩山の勲章が増えたような感じじゃないですか。あんまり楽しい話題がない昨今、なんかうれしくなってくる自分なりの発見でした。おそらくほとんどすべての 方は知らないと思うので、これを機会にぜひ覚えておいていただきたい“鷹狩山の秘密”です。ほかにも意外と知 らない方が多いのは、鷹狩山から槍ヶ岳も見ることができるということです。こちらもぜひとも大町市民なら覚えておいてほしい豆知識です。それに槍ヶ岳は大町市の一番高い山だってことも覚えておいてほしいことですね ね。 (なお鷹狩山からの立山遠望は展望台の屋上からだと、よりはっきりしますが、展望台に上らなくても山頂の地面上でも見えます。また県内の中央部や東部で剱岳や立山が遠望できる山はほかにも数々あるのであしからず 。)

  ところで、先日はウチのスタッフから隣りの松川村の松川駅周辺からは燕岳の燕山荘の灯りが夜はこうこうとしているなんて話を聞いて、少々びっくりして確認しにいってきました。確かに松川駅周辺からしっかりと燕山荘を確認できました。鷹狩山の頂上や穂高や豊科からなら見えることは知っていましたが・・・ “目からうろこ”でした。  鹿島槍ヶ岳の頂上からは鳥海山が見えるといった話しが 昔からありますが、いつの日か絶好の日本晴れの下で それも発見したいものですね。以前羽田発千歳行きの飛行機の中から、茨城県上空から鹿島槍ヶ岳が見えたときもうれしかったものです。大展望や大パノラマ、山座同定は山好きの人間にとっては、理屈抜きに楽しい話題のはずです。山の名前を覚えたり、 山を見つけたり、花の名前や云われを知ったり、いろんな発見を見つけたりするのって本当に楽しいですね。まさに“知るは楽しみなり”です。

  どちらにしましてもちょっとローカルな話しで遠方の皆さんには失礼いたしました。といってもいつもローカルな話題ばっかりですよね。みなさんも大町へお越しの際にはぜひとも鷹狩山へもお出かけ下さい。なお昨日の雨も、さほど冷たい雨にはならず、岳の上も雪ではなく完全に雨のようだったようです。今日は霧が晴れて徐々にまだまだ“雪待ち顔”の北アルプスが姿を見せ始めています。

鷹狩山からの大パノラマと大町市街地。ほぼ中央に赤沢岳(2678m)。その左には頂上が少しだけ白くなっている蓮華岳。 この朝標高2700m以上の山々には積雪を観測。(11/1撮影)
雪だるまでも白ウサギでも、はたまた冬毛になったライチョウでもありません。 ちなみにこんなにデカいライチョウがいたらもう大変!ですよね。 (11/1撮影)
手前の尾根の木がこれ以上大きくなったら見えなくなっちゃうぞ!? (11/1撮影)
こちらはよく知られている燕岳 合戦尾根の上に穂先が見える槍ヶ岳。(11/1)

NO 1032   暦の上では、冬立つも・・・

2011  11/ 09(水)

  11月に入っても、温度高めの傾向が続いています ね。昨日今朝と天気予報やニュースを見ていると盛んに暦どおりに立冬とともに寒さがやって来たみたいなことを云っていますが、まだまだ私にはそれが感じられない冬の入りです。それでも今週末に予想されるひと崩れの後には、いよいよ寒波もやってきそうな気配になって参りました。来週明けには札幌のお天気マークにも雪だるまが並ぶようになってきました。暖かかった陽気も、ようやく変わり目にきているようなのは確かなようです。

  9/7の 山小屋での今季初霜からも、すでに2ヶ月を経過、雪も昨朝うっすらとさせたものまで入れて、鹿島槍ヶ岳ではもう7回か8回の降雪を見ていますが、とにかく本格的な寒波到来、本格的な積雪に はなかなかなりません。鹿島槍ヶ岳も陽の当たる南側斜面には雪は今日もまったく見られません。こんな年もときにはありますが、そろそろ超 銀嶺なる北アルプスを菊の花の向こうに見たいものです。 今朝は所用で扇沢まで行ってきましたが、下から見る種池稜線も、針ノ木岳稜線も、白いものは見えず、いたって穏やかな冬枯れの山肌を見せていました。黒部ダムも訪れる人も少なくなり、扇沢駅は夏の賑わいが嘘のような静けさです。ダムまでのトロリーバスの運行も今月一杯、この暖かさでは立山での初滑りもできるのでしょうかね。それとも来週以降は、大きな寒波がやってくるのでしょうか。    

扇沢からの種池山荘。穏やかな冬の入りを迎えています。(11/9)
11月一杯は立山黒部アルペンルートも通り抜けできます。たまのロープウェー登山での室堂散策もいいですよ。立山もまだまだ雪は少ないみたいですね。(11/9)
お猿たちも冬毛がのび、養分もしっかりとたくわえて厳冬期へ向かいます。(11/9)

NO 1031   秋冷深まる11月入り。

2011  11/ 01(火)

    大町は今秋一番の、深い川霧におおわれての、11月スタートになりました。盆地にたまった川霧の湖の上には、どれくらい真っ白の北アルプスが横たわるのかと、期待して早朝鷹狩山まで出かけてきました。しかし期待したような銀嶺の北アルプスと会うことは叶いませんでした。昨日午後からのしぐれ模様も、鹿島槍ヶ岳から北側ではかろうじて積雪になったようでしたが、白馬方面を除けば降雪量はかなり少ないものでした。昨朝までに降った雪と併せても、頂上が白いのは鹿島槍ヶ岳〜白馬連山、蓮華岳頂上、裏銀座の三ッ岳、野口五郎岳、表銀座へ行って大天井岳、遠くちょこっと見える槍ヶ岳の穂先ぐらいでしょうか。爺ヶ岳をはじめ燕岳、常念岳、餓鬼岳、烏帽子岳等々は黒々としたままです。これで9/23の初雪から、北アルプス北部は6回目の降雪かと思うんですが、まだまだ温度高めのため、なかなか雪線は下がってきません。今しばらくは温度も高めの模様とのこと、鹿島槍ヶ岳の根雪もまだ先になりそうです。ただ大町から見た白馬三山は結構白いので、もしかしたら、このまま根雪になるかもしれませんね。先日ニューヨークに観測史上最速の積雪をもたらした寒波が回りまわって、日本上空にやって来るのはいつごろになるでしょうかね。

大町東部はこの時季特有の川霧に包まれる11月入り。郊外の紅葉もピークへ。(11/1)
まだ黒々とした晩秋の風情の爺ヶ岳から新雪に輝く白馬三山まで後立山連峰の表情も色々(11/1)
中央は三ッ岳、左側の野口五郎岳はさすがに標高2924mだけあって雪も多いですね。(11/1)