▲▲ 2012 / 6月 ▲▲

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NO  1157  梅雨の中晴れに、新越山荘小屋開け。

2012  6 /  25(月) 

   北アルプスは梅雨の中休みが続いていますが、本日は新越山荘の小屋開けに向けて、種池山荘よりメンバーが早朝に移動。無事に小屋開けができました。今年も小屋開けメンバーは、みな経験者ばかりですので、心強いかぎりです。種池山荘と冷池山荘からもスタッフが応援にかけつけてくれて、夕方までには窓も全部開けることができ、自分たちの寝床の用意と夕食も確保できました。このあと営業開始に向けて、小屋の内外で、いろいろと片付けや準備をすすめて、7/4(水)より今季の宿泊営業を開始させていただきます。  わたしも同行して、しっかりと小屋開け作業に当たりたいと、思ってはいたのですが・・・ 所用で、夕方までに針ノ木岳回りで下山です。みんながんばってお願いします。

右下の鳴沢岳鞍部に新越山荘が見えます。奥にはまだまだとても雪が多い立山。(6/25)

このところのお天気や、今月初めの除雪作業のおかげで、雪もかなり消えて、外仕事もはかどります。気をつけてお願いしますね。(6/25)

NO  1156  新越山荘の営業開始は7/4(水)に変更です。

2012  6 /  23(土) 

   次週末の6/30(土)からの営業開始を予定していた新越山荘ですが、針ノ木小屋〜針ノ木岳の間の残雪が多いですので、針ノ木小屋の7/1(日)オープン予定を待ってからの、7/4(水)の営業開始と変更させていただきたいと思います。また針ノ木岳方面はその時期はまだ、残雪が多いですので、海の日連休ごろまでは軽アイゼンやピッケル等を持参したほうがいいでしょう。

  なお来週初めには、新越山荘へ、小屋開けスタッフは入山して営業開始に向けて準備をすすめてまいります。

NO  1155  お天気続き。

2012  6 /  23(土) 

   今日の冷池山荘はゴールデンウィークをのぞけば、今季初の二桁のお客様。といっても10人様ですが・・・  それにテントのお客様も数名様おられて・・・  でも、昨日までの開店休業状態を考えれば、ほんとうにようやくお客様も動き出したかなっていう感じです。お天気にもめぐまれてよかったです。残雪と主稜線直下まで上がってきている新緑に皆さん大満足のようでした。

冷池山荘前の展望台も雪解けが進み、端っこが出てきました。(6/23)
爺ヶ岳も主稜線に上がれば、登山道の雪の心配はありません。(冷池山荘より 6/23)
今日の冷池山荘は、日中は雲海の上に浅間山遠望、夕方はサンテラスからの夕焼けと、お客様も喜んでくれました。(6/23)

NO  1154  シーズンインに向けて、気もそぞろ。

2012  6 /  22(金) 

   昨夕からの雨も大した量にはならず、午後には早々に青空ものぞく一日。明日からの週末もお天気は良さそうな感じですね。本日は、週末の好天を期待されて、今季初めて種池山荘と冷池山荘の両方にお客様もお泊りです。明日も数名ずつのご予約をいただいております。雪解けのスピードが上がらないので、平日を含め、なかなか出足も上がらない今シーズン初めですが、これからは少しずつ人影も増えてきそうです。

   ただ、やはり雪消えは遅れ気味で、柏原新道は平年よりも一週間近く遅い感じです。まだ中間帯から種池山荘にかけては、各所に残雪がありますので、装備持参の上で注意して登下降していただきたいと思います。次週の6月最終末のころには、かなり安心して柏原新道も通行できるようになると思われます。

種池山荘の前庭には、ベンチも置かれて、雪解けも進みますが、まだまだ開店休業状態です。
主稜線にはこの時季の主役のキバナシャクナゲ、ヒメイチゲ、ウラシマツツジ、ミネズオウ、キジムシロ・・・ が咲き出す。 コイワカガミやかなり気の早い超早咲きのチングルマも。

NO  1153  台風一過。

2012  6 /  21(木) 

   一昨日上陸、8年ぶりに長野県内も通過した台風4号は猛スピードで北上。さいわい台風による被害等もなく、100ミリほどの雨量は、逆に雪解けを進めてもくれました。そして台風が去った昨日、本日と鹿島槍ヶ岳周辺は、台風一過のお天気に恵まれました。おかげで順延になっていた、ヘリ荷揚げも本日無事に完了することができました。おりしも西日本方面は、台風4号につづいて、5号くずれの低気圧による大雨に、見舞われているだけに、とてもラッキーでした。私も30便近い荷造りに追われましたが、順調に上げることができて、本当にホッとしているところです。トップシーズン前には、もう一回荷揚げ予定もありますが、今回はかなりの物資を上げることができました。山岳ヘリの名機“ラマ” と、ヘリのクルーの皆さんには厚く御礼を申し上げる次第であります。

鹿島槍ヶ岳をバックに、名機 “ラマ” による、冷池山荘への荷揚げ。3箇所の山荘に次から次へと荷揚げ作業。山荘スタッフのみんな、荷物運びに、片付けにと少人数でごくろうさま。(6/21)

NO  1152  珍しい6月台風上陸を前に。

2012  6 /  19(火) 

   一昨日の午後から昨日にかけては、梅雨の中晴れの青空が広がりましたが、今朝は一転、濃いガスと霧雨がたたきつける鹿島槍ヶ岳、爺ヶ岳周辺です。台風4号の上陸が、今夕にも予想されており、小屋もその備えに余念ありません。 予想進路も北アルプスの西側を通過するのでは・・・  と思われるので、今夜から明日にかけては、大荒れの天候に見舞われそうです。予定されていた、ヘリ荷揚げも早々に延期が決定です。なんとか、できるだけ被害が起きないように、早々に立ち去っていってほしいものですね。ただ相変わらず、雪解けスピードが遅れ気味の柏原新道にとっては、雪解けを加速する恵みの雨になってくれるかもしれません。

  ところで6月の台風上陸はたいへんに珍しく8年ぶりとか・・・   さてさてと、8年前の日記をひも解いてみると、その年は6月の2回の台風上陸や、過去最高の台風上陸数やらで、お天気には誠もって恵まれなかった年だったんですね・・・・   がっくり。。。   写真はそんな過去の経験則が信じられない、好天に恵まれた昨日、一昨日の種池山荘周辺です。

これぞ梅雨の中休みの爺ヶ岳、台風4号通過のあとは、雪解けも相当に進むものと思われます。
先週末の雨で、小屋前の雪も消えて、庭が全部出ました。ベンチも低位置に座りました。正面は右から岩小屋沢岳、針ノ木岳、蓮華岳。中央に下る雪渓が針ノ木大雪渓。
   

NO  1151  いよいよ梅雨らしく。

2012  6 /  16(土) 

   週末土曜日は雨のスタート。全国的にも、いよいよ本格的な梅雨シーズンを迎えそうですね。5月以降はなかなかまとまった雨にならず、少雨傾向が続いていただけに、ある意味待ち望んでいた雨でもあります。週後半には、柏原新道〜種池山荘〜冷池山荘〜赤岩尾根を歩いてきましたが、まだまだ残雪がとても多い柏原新道も、この雨、本格的な入梅モードに、雪解けスピードの足を一気に速めていってくれることは間違いありません。また山荘のほうも、小屋周りの雪解けとともに、外に設置するものを、運び出したりして、少しずつ小屋内もすっきりしてまいりました。

   7月入りまでは、いよいよ2週間となりましたが、事実上の夏山シーズン入りの6/30(土)、7/1(日)の週末には、柏原新道や赤岩尾根の残雪の心配も、ほぼなくなり、小屋の受け入れ態勢もしっかりと整いそうです ので、新緑と残雪のコントラストを楽しみにぜひお出かけ下さい。

柏原新道上部のガラバ〜富士見坂〜種池山荘間を望む。登山道のラインに沿って雪渓をカットした トレースがはっきりとわかるかと思います。まとまった雨で、このあとは雪解けも大幅にスピードアップ していくと思われます。(6/14)
ガラバの東斜面。(6/14)
富士見坂と爺ヶ岳南峰。(6/14)
種池山荘へ最後の登り。(6/14)
富士見坂から扇沢を俯瞰。滑落要注意! 富士見坂から見る水平道〜ガラバにかけて。

NO  1150  お天気最高! 鹿島槍頂上も最高!

2012  6 /  13(水) 

  午後には雲も多くなったものの、さわやかな梅雨の中休みの一日でした。冷池山荘スタッフが周辺の偵察も兼ねて、鹿島槍ヶ岳頂上へ休日を過ごしに行ってきました。誰ひとりいない、静寂の鹿島槍ヶ岳頂上、一ヵ月後には、もう海の日三連休。いったいどれくらいの歓声が上がるのでしょうか・・・ 

  ただこの好天も、明日あさってというところでしょうか。週末からはいよいよ梅雨前線が北上してきそうですね。今週は来週のヘリ荷揚げに向けての準備に、何かとあわただしい日が続いてますが、このあとは梅雨前線の動き、さらにははるか南方にある台風4号の進路もたいへん気になってまいります。

爺ヶ岳、蓮華岳、そしてはるか先には槍穂高連峰。鹿島槍最高!北アルプス最高!(6/13)
冷池テント場の先は約500m間、雪庇の上を注意して歩きます。
手前の牛首尾根の向こうには、残雪たっぷりの剱立山連峰。(6/13)

NO  1149   どんよりとした梅雨寒の一日。 

2012  6 /  12(火) 

  いかにも梅雨といった、今にも雨が降り出しそうな一日でしたが、ときどき小雨があたるくらいで、今日も本格的な降雨にはなりませんでした。冷池山荘から下は終日厚い雲海の中でしたが、岳の上は、梅雨どきということを考えれば、まあまあの お天気の一日といったところでしょうか。冷池山荘もあさってからは、今季の営業を再開いたしますが、例年6月中はお客様も週末に少しだけ、お越し下さるのが相場です。天気の良い日には、窓を開け、ひたすら夏山に向けて、準備にあたる日が続きそうです。 

  それにしても、今日も雪解けがなかなか進まない寒〜い一日でした。それでも主稜線では、ヒメイチゲ、ウラシマツツジ、ミツバオウレンといった足元の小さいお花や、ショウジョウバカマやキジムシロなどもちらほら咲き出しており、確実に夏へ向かって季節が進んでいるのだけは、まちがいないようです。

まだまだ氷が張っても不思議でない北アルプスですが、それにしても寒い最高気温5度の一日でした。 やや空梅雨気味の梅雨入り序盤の鹿島槍ヶ岳です。(6/12 冷池山荘より)

NO  1148   柏原新道 “一応の開通”。 

2012  6 /  12(火) 

   先週後半から、雪切り作業を続けていた、柏原新道ですが、本日から通行可能になります。本来なら 祝 開通! と言いたいところですが、そういう華やいだ感じではまったくありません。“ケルン”の先からところどころに現れ始める残雪は、“石畳” から先は、種池山荘までの2キロ近い区間、ほぼ全線に渡って、雪の上を歩くことになります。新道の開通とは言うものの、実際は雪の斜面にステップをきったということです。ほとんど中間帯から種池山荘までの間は夏山登山道は現れていません。転滑落でもしたものなら、数百メートル下までいってしまうような、雪の斜面が延々と続きます。毎年この時期に申し上げていますが、安心して通行できるようになるのは、6月末近くになってからのことです。スタッフが頑張って、スコップで連日カット作業をして付けた、雪道にしても、カットした際は直角に広くしてあっても、日がたつにつれて、ダレてしまい、放って置けば、また雪の斜面に戻っていってしまいます。毎日毎日雪切り作業に出かけることはできないことだけは、ご承知置きください。

  毎年この時期になると、事務所には柏原新道が通れるようになるのはいつか?  とか、ピッケル、アイゼンは必要か?  とか、雪はどのぐらいあるのか? 果ては、『わたしでも大丈夫か?』  といった電話を、何本も頂戴しますが、心配な方は、先にも申し上げましたが、残雪が少なくなった6月末になってからの、爺ヶ岳登山をおすすめいたします。過去にも登ってきたはいいが、“ガラバ” から上部の雪渓のあまりの“高度感” に、足がすくんでしまい、下山できないと大騒ぎになった方もおります。ピッケル、アイゼンの有無にしても、使う使わないの問題じゃなく、“備えあれば憂いなし” の気持ちがあれば、おのずからその答えはわかろうかと思います。上りで滑落するようなことは、あまり無いと思いますが、下りになると状況はかなり変わってしまいます。また残雪は朝夕の冷え込む時間帯は、まだまだ硬くひきしまり、凍結状態になります。

  この季節の鹿島槍ヶ岳周辺は、まだまだ登山道上には、各所で大量の残雪が残っています。季節は確実に“冬” から“春” に移ってきましたが、まだまだ夏山シーズンといった感じでは、決してありません。柏原新道よりも、残雪は少ないものの、赤岩尾根のほうも、上部には残雪がいくつも残っていますので、同様の注意が必要なのは言うまでもありません。各自自己責任でお登りください。登山は自己責任のスポーツです。

  今春は、低温傾向が続き、5月中は雨がほとんど雪になってしまいました。おまけに雨量そのものも少ないといったことで、雪解けが遅れ気味の周辺でしたが、このあとは、一応の開通になりましたので、少しずつ慣れた登山者も歩かれるようになり、さらには梅雨にも入りましたので、温度上昇ともあいまって、雪解けも加速していってくれるものと思います。日がたつにつれて、目に見えて雪解けが進んでいってくれる季節です。2週間も先になると、信じられないぐらいに、柏原新道上の残雪も少なくなっていきます。ただその頃でも、残雪たっぷりの鹿島槍ヶ岳や剱岳、立山、針ノ木岳などの雄大さは、現時点とも大差はありませんので、ご心配なく。かえって新緑も上がっていって写真撮影にはいいくらいです。

  とにもかくにも、一応の柏原新道開通も見て、スタッフも、このあとは種池山荘と冷池山荘にわかれて、夏の準備作業にあたると同時に宿泊営業も6/14(木)に再開いたします。そして夏山シーズン入りの7月入りまでも、あと半月余り。上も下も、次週以降のヘリ荷揚げや、新越山荘の小屋開け作業、夏山スタッフの入山、雪切り作業、登山道整備等々を粛々と進めていきます。危険な柏原新道の雪切り作業においては、メンバーのみんな慎重にがんばってくれてほんとうにありがとう。

昨日(6/11)の午前中はごらんの好天でしたが、午後には梅雨空が戻ってしまいました。本日も山並みは見えているものの、やっぱり梅雨時っていう感じです。それにしてもまとまった雨が降れません。
柏原新道の“ガラバ”付近。滑落したら400m下の滝つぼまで一直線です。(6/10)
柏原新道の“石ベンチ”付近。登山道はどこにも見えません。(6/10)

NO  1147   種池山荘、久しぶりの深呼吸! 

2012  6 /  7(木) 

   種池山荘へスタッフが入りました。小屋周りの雪も、ゴールデンウィーク時点での雪量と比べれば、少なくなっているのは当然のことですが、低温、少雨のお天気傾向のため、雪解けはやや遅れ気味の感じです。このあと小屋開け作業、柏原新道の雪切り作業等を慎重に進めていきます。順調にすすめば、6/16(土)までには、柏原新道も仮開通、そして山荘も営業開始になりそうですので、もうしばらくお待ち下さい。

   今日は視界もきいて、温度も上昇、仕事もはかどりましたが、週末以降は、梅雨前線もいよいよ、動き出しそうですね。雪解けを加速させる、まとまった雨もほしいし、かといって晴天がほしいのはもちろんだし・・・  来週は悩ましい空模様になりそうです。

小屋閉めの鉄板も外して、昨年10月以来の窓も全開! 種池山荘も大きく大きく深呼吸です。さわやかな “早春” の風が小屋の中を過ぎていきます。(6/7)
梅雨入り前の青空が広がった、鹿島槍ヶ岳。種池山荘より。(6/7)

NO  1146   ご予約も増えてきました。現時点での予約状況は。 

2012  6 /  6(水) 

  昨日、今日とやや肌寒さを覚えるような陽気で、空模様も梅雨入り近しを思わせるようなお天気です。ただ雨のほうはなかなか降れない状況でいます。さて長野県内恒例の中学校登山が今夏も各山域で実施されます。当方にも毎年10校ほどの学校が登ってきてくれます が、下記の日程で本年も実施予定ですので、ご参考にしていただきたいと思います。一般の登山者の皆さんの中には大きな団体登山等を敬遠される方もいらっしゃいますが、生徒さんはみな素直ないい子ばかりです。ただ元気な盛りですので少々小屋の中でもにぎやかなときもあ ったり、登山道上でのすれ違い等に時間がかかったりする場合もありますが、みなルールを守って山小屋生活や登山を毎シーズン楽しんでくれています。 なにとぞ将来の日本を背負って立つ、未来の山ガール、山ボーイにご理解をお願いいたします。

                  種池山荘と冷池山荘の学校登山日程表

  7/17(火) 7/18(水) 7/19(木) 7/24(火) 7/25(水) 7/26(木)   8/23(木) 8/29(水)
種池

 30人

100人

 170人

 30人

110人

120人

 

 30人

 150人

冷池  

 

70人

   

 

 

   

 

 

 

   学校登山の予定日では種池山荘の7/19(木)が小屋の定員に近い人数ですので、この日のご宿泊は避けていただきたくお願い申し上げます。なお学校登山は雨天の際には8月後半へ順延になります。 その際には、8月下旬に予定日が追加になりますので、なにとぞよろしくお願い申し上げます。

  

  また一般のお客様に関しての予約状況では、種池山荘、冷池山荘の両山荘は、例年混み合うトップシーズンに当たる、7/14(土)からの海の日3連休を含め、7/21(土)、7/28(土)、8/4(土)、の各週末が平均的にご予約をいただいております。その中では今のところ7/28(土)と7/29(日)両日の種池山荘が多くのご予約をいただいており、今後新たなご予約をお断りさせていただく可能性があります。大人数のグループは冷池山荘の利用や、他の山域への計画変更等をご検討いただきたく思います。どちらにしましてもご予約数が さらに伸びてくるのは6月下旬から7月に入ってからですので、まだまだ今シーズンの混雑日も変化してくるものと思われます。当方ではできるだけゆっくりとお休みいただけますように、定員を超えると予約をお断りして日程の変更や宿泊小屋の変更等をお願いする場合もございますが、ご協力のほど何卒よろしくお願い申し上げます。ただ定員と申しましても下界の宿泊施設の定員とはと違ってかなりきつめであります のでご了承くださいませ。少しでもゆっくりと寝られて翌日の山行に備えられますよう、入 り込みができるだけ平準化しますようご協力とご予約をよろしくお願いいたします。 

NO  1145   梅雨入りを前にして。 

2012  6 /  5(火) 

   昨年は、ずいぶんと早く5/27には梅雨入りした長野県でしたが、今年はまだまだのようですね。それならば、もうしばらくは梅雨入り前の日差しが続くのを期待! っていきたいところですが、今年は正直、この季節らしい絶好のお天気があんまりないような気がします。寒気が入り込む日が多いせいでしょうかね。  ですので、いつもならよく見られる、朝方の残雪の北アルプスを映し込む、水鏡のごとく水田の美しい光景も、今季は数えるほどしかない気がします。

  昨日にしても朝方は前日からの寒気のせいか、いまひとつすっきりしません。そのうちにはだいぶ良くなってはきたのですが、やっぱり私にはいまひとつ物足りません。昨日は、その後環境型山小屋トイレの研究会で松本までいってきましたが、安曇野方面の空模様もいまひとつといったところでした。おまけに水田のイネの苗もかなりほけてきており、この季節の贈り物ともいうべき水田の水鏡にあえるのも、時期的にももうしばらくのようです。  (ところでほけるってなに? ほけるとは、植物が青々として繁茂してくることをいう、この地方の方言です。どっちかというと、ポジティブな良い言葉なんですよ。 話しついでにもうひとつ。リンゴがぼけるって、皆さんは言いますか? このリンゴがぼけるも方言らしい。ぼけたリンゴは本当においしくないですね。ちなみにこのリンゴがぼけるというのは、長野県独特のものらしい。また飛び地として、長崎県でも用いられているという話しをむかしテレビでやってたのを見た覚えがある。またぼけるはリンゴにしか用いられないように思う。梨がぼけるとは云わない。だからリンゴがぼけるでひとつの方言なのかもしれない。)

  どうでもいいような方言談義になってしまいましたが、種池山荘前の、チングルマやコバイケイソウが青々とほけてくるのは、まだまだ一ヵ月以上も先のこと。その頃には梅雨もどうなっているでしょうかね。とにかく順調な梅雨入り、梅雨明け、そして穏やかな入梅であってほしいものです。昨日は、夏山スタッフの第一弾も赤岩尾根より入山しました。今後は新越山荘の除雪、種池山荘の小屋開け、そして柏原新道の雪切り作業等にあたってくれます。雪解けも遅れ気味ですので、柏原新道の仮開通も来週の後半になりそうです。

大町からの後立山連峰。(6/4)
池田町、安曇野市境あたりからの燕岳、大天井岳、常念岳方面。苗もほけてきました。(6/4)
麦秋 近し安曇野市からの爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳。雷雲になりそうな怪しい雲が覆い始める(6/4)

NO  1144   第55回 『針ノ木岳 慎太郎祭』。 

2012  6 /  3(日) 

   夏山シーズン近し! を告げる、恒例の第55回 『針ノ木岳 慎太郎祭』 が、本日針ノ木大雪渓にて開催されました。神事では、地元若一王子神社の宮司さんともども、250人近い参加者で今シーズンの安全と千客万来を祈念いたしました。今ゴールデンウィークごろの針ノ木大雪渓も、残雪は例年よりも少なめの感じで、雪解けは早いものと想像していましたが、こちらも爺ヶ岳や鹿島槍ヶ岳同様に、5月の低温傾向と少雨で、雪解けのスピードは上がってない感じです。ただし針ノ木大雪渓は、残雪が遅くまでたくさん残っているほうが、歩きやすいし、醍醐味もあるので、どっちかといったら、うれしいほうでしょうかね。といっても、やっぱり残雪量そのものは例年よりは少な目の感じでしょうか。 

  それと “新緑の山登り” がやっぱり遅れ気味ですね。オオカメノキやムラサキヤシオツツジなどの花の付き具合も、遅れ気味の感じです。冒頭でも申し上げましたが、夏山シーズン近し! を告げる 『針ノ木岳 慎太郎祭』です。いつも6月の第一日曜日は上高地ウェストン祭、八ヶ岳開山祭なども同時開催され、県内のテレビニュースや新聞などでは、県内の山岳に夏山シーズン到来!などと、銘打ちますが、北アルプスに関しては、まだまだ夏山というには、早すぎます。やっぱり夏山シーズンは、7月の声を聴いてからでしょうか。

  神事が終ったころには、けっこう肌寒い陽気ですが、朝方の濃いガスも晴れ、参加者の有志で針ノ木峠までの記念山行へ出発されました。私は田んぼ仕事があるので、残念ですが下山組です。今夏こそ針ノ木岳へ、そして新越山荘へとたくさんの皆さんに足を延ばしていただければ幸いです。お花と剱岳、立山、黒部の大パノラマが皆様をお待ちしています。

私も大町山小屋組合長で参加して、今シーズンの安全を祈願してまいりました。
神事の最中は濃いガスに包まれていた、頂上方面でしたが・・・
針ノ木峠を目指して出発する頃には、針ノ木岳頂上もちらほら。みんな寒そうでしょ。

NO  1143   あっという間の、6月入り。 

2012  6 /  1(金) 

  今週も九州での北アルプスの集いへの参加や、赤岩尾根を登っての冷池山荘行きやらであわただしく過ぎた1週間でした。同時に残念な結末でおわった、爺ヶ岳での夜間の遭難救助活動や、東京で開催された初の山小屋サミットへの参加等々いろいろあった5月も終了です。6月にしても各山荘の小屋開けや、ヘリ荷揚げ、登山道整備、夏山へ向けての準備、各種会議等、あわただしく過ぎていきそうです。きっと6月は5月以上に、日のたつのも早いことでしょうね。すぐに7月の夏山シーズン本番もやってきそうです。

  皆様におかれましても、夏山登山の計画には、余念がないことと思います。なお当山荘の予約も順調に皆様からいただいており、ご予約をお断りしなければならないような日も出てきそうです。中学校登山の日程とあわせて、近日中にお知らせしたいと思います。なお一昨日に登ってきた赤岩尾根は、登山口の西俣出合の取り付きも通常の夏山登山口から、OKになりました。ただ高千穂平の下部あたりからは、まだまだ残雪も多く、転滑落には十分な注意が必要ですし、ピッケル等が必要なのは言うまでもありません。赤岩尾根を含め、鹿島槍ヶ岳の東面の尾根は、例年より、残雪の消え方は若干遅れ気味のようです。ただ明日辺りからは、梅雨前線の活動も南部から活発化してくるとか・・・ 北アルプスの梅雨入りはまだ先のこととは思いますが、このあとは、天気の流れも大きく変わってくるかもしれませんね。そして雪解けも加速していってくれることでしょう。

赤岩尾根上部から見た鹿島槍ヶ岳。(5/30)
G.Wの頃にくらべ、雪もかなり減った冷池山荘 次週のスタッフ入山に備え雪渓をカット作業。
雪解けのスピードアップが期待される、高千穂平から上の赤岩尾根。(5/30)