▲▲ 2012 / 11月 ▲▲

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2012年11月冷池山荘種池山荘新越山荘

NO  1278   立山黒部アルペンルートも終了。

2012  11/   30(金)  

   4月からの7ヶ月半あまりの、立山黒部アルペンルートの今季の営業も、本日で終了となりました。あわせて大町〜扇沢駅間の、大町アルペンラインも明日からは冬期の通行止めになります。感謝の意もこめて、扇沢まで行って、登山口周辺の最後のチェックをしてきました。すでに数回の降雪で、扇沢駅の積雪は30センチほどでした。

   扇沢駅は行き交う人も少なく、最後の通り抜けを楽しんだグループを待つバスが数台の他は、立山での初滑りを楽しんでいるスキーヤーやボーダーの車が30台ほどといったところでしょうか。案内センターに立ち寄って、お伺いすると今季の黒部ダムへの入り込みは、私どもの山小屋同様、あまり芳しいものではなかったとのことでした。来年は黒部ダム完成50周年! 再来年はトロリーバス開通50周年! と、ビッグな周年事業が目白押しです。偉大なる“昭和遺産”の代表格である、黒部ダム、そして立山黒部アルペンルートへぜひとも足を運んでいただきたいものです。先日はトロリーバスも、数台を残して、他の車両は大町の修理工場へ運んで、冬期間の修理点検に入って、来季に備えているとのことでした。立山黒部アルペンルートにおいては、大きな災害等もなかったし、大町アルペンラインにしても、今季は一度も大雨による通行規制もなかったと思います。感謝をするとともに、冬期間の安全、そして来季の安全も祈念しての下山となりました。

   そして3日ほど続いたおだやかな天候も、明日からは一転して、いよいよ本格的な降雪が山麓にもやってきそうです。先日からも2回ほど書きましたが、気象予報士のコメントも、完全に変わって、今冬は厳しい寒波に見舞われそうということです。明日はいよいよ師走入りですが、序盤から少々荒れ気味の天気が続きそうです。同様に政界のほうも荒れ模様というか、乱れ模様と言うか・・・・・ 12月16日の総選挙後には、永田町の上空には、早々に安定した青空が広がってほしいのですが、今冬のお天気予想と同様に、厳しい寒波がまだまだ続きそうですかね・・・

扇沢駅も、にぎわった夏がうそのような静けさ。来年4月までの冬眠に入ります。(11/30)
まだまだ黒さも目立つ、爺ヶ岳南峰ですが、明日からの寒波のあとは・・・  (11/30)
扇沢から見る種池山荘。半年間の積雪、暴風に耐えてくれるはずです。(11/30)

NO  1277    大町はマイナス5.6℃の朝。

2012  11/   28(水)  

   昨日は“爆弾低気圧”の影響で、北海道は大荒れの天候に見舞われて、送電線が切れたり送電塔が倒れたりで、大変だったようですね。こちら大町周辺の昨日は、さいわいにも午前中に雪が舞って薄っすらと白くしたくらいで、夕方遅くには北アルプスも姿を見せていました。そして“爆弾低気圧”と入れ替わりに、大きな移動性高気圧が本州をおおった今朝は、さらに白さを増した後立山連峰の峰々が、初冬の青空の下、きりりと聳え立ちます。 足元一面に真っ白な霜が降りた今朝の大町は、放射冷却も手伝って、最低気温はもちろん今季最低のマイナス5.6℃と良く冷え込みました。このあともどれぐらいまで、温度が上昇してくれることか・・・・  もう最高気温が、10度を超える日も、日に日に少なくなっていく北アルプス山麓です。山小屋にいるときの9月末ごろから10月上旬の雰囲気ですね。すでに後立山連峰主稜線は、完全に厳冬期の様相です。

一面の霜とぬけるような冬晴れの青空、気持ちのいい朝です。(11/28)
取り残された野沢菜は強烈な降霜で、さらにその旨みを増したことでしょう。私も先日には漬け終わりました。信州人の本領たる野沢菜漬け、今年はおいしく漬かるかな?(11/28)
鹿島槍ヶ岳は、すでに年末年始のころのいでたち。麓のカラマツもまもなく葉を落とします。11/28

NO  1276    おだやかな小春日和の一日。

2012  11/   25(日)  

   秋に終わりを告げるというべき勤労感謝の3連休も終了。今秋最後の紅葉を楽しみに出かけられた方も多かったことと思います。  遠く関西では今が紅葉真っ盛りの頃でしょうかね? そんな京都からは、今朝は初霜と初氷が張ったなんてニュースがテレビから流れていましたが、今朝は全国的にも冷え込んだようでしたね。わが大町では、今秋最低気温のマイナス3.6度まで下がり、12月後半並みに冷え込みました。全国的にもあちらこちから初霜初氷の便りが届きうれしいことです。

  ところでこの3連休は、初日、2日目と雪がパラパラする空模様の後立山連峰でしたが、総じて大きなくずれはなかった感じでした。冬山偵察に入られたパーティもあったようですが、主稜線はほぼ本番並みの積雪で、手ごたえを感じられた? のではないでしょうか。ここへきて気象予報士から発せられるコメントも、寒い冬、雪も多めといった予想に、大きく変化してきた感じです。年末登山までも、1ヵ月あまりということで、冬山をめざす皆さんは計画立案に余念がないことと思います。もう次の週末には師走入りなんですね。 今夜は暗やみに浮かび上がる、真っ白な鹿島槍ヶ岳のシルエットがとてもきれいです。

鹿島槍ヶ岳の双ツ槍。両雄ともに立つ。(11/25)
鹿島槍ヶ岳の盟友ともいうべき五竜岳。(11/25)
後立山連峰に西陽が当たります。明朝も晴れて、冷え込みそうです。(11/25)

NO  1275    ○○に三日の晴れ間なし。

2012  11/   22(木)  

   朝のうちの好天も、日中は綿菓子のような雲がやってきて、あっというまに峰々を包んでしまった一日でした。それでも午後遅くにはふたたび、ほぼ全山姿を見せてくれましたので、雪混じりの日が多い10月下旬以降にあっては、昨日、今日とまあまあのお天気といったところでしょうか。とにかく10月23日の根雪初日以降は、本当にお天気の続かない後立山連峰です。“春に三日の晴れ間なし”と言いますが、ここ1ヶ月の後立山連峰は、まさに“初冬に三日の晴れ間なし”といった感じです。勤労感謝の日3連休初日の明日も、どうやら雨降りのようですので、後立山連峰は、おそらく雪降りになることでしょう。

いろんな形に変化していく雲だと、期待しましたが、どんどんと大きくなって、あっという間に全山を覆い隠すカーテンのような雲になってしまいました。(11/22)

近年にあっては、雪の多い冬入り。今日発表の3ヶ月予報でも、雪は多くなりそうな感じですね。鹿島槍ヶ岳北峰と東尾根および天狗尾根。 (11/22)

NO  1274   後立山連峰は黄砂飛来

2012  11/   19(月)  

   先日大町市街地でも初積雪になったときは、山の上はかなり降ったようで、私の予想以上に早く、一昨日には、八方尾根や五竜遠見スキー場の最上部ゲレンデは早々に、オープンしたようで、幸先良いシーズンインになりました。ところでいたって順調に冬のおとずれが進んでいる本州中央部にくらべて、過去になく初雪が遅れていた北海道でしたが、ようやく昨日には全道で初雪に見舞われたようですね。旭川では観測史上最も遅い初雪、札幌でも122年ぶりに2番目に遅い初雪だったとか・・・ 稚内、帯広、網走、函館と、どこもが、相当に遅い記録だったようですね。偏西風の流れが、いつもとは違うということでしょうか。でもこれからは、雪の日も増えていくことでしょう。そして今日の後立山連峰はというと、昨日の雪も上がって、今朝は全山姿を見せてくれましたが、なにかがちょっと変な感じ・・・  どうやら黄砂が舞っているようです。山肌もどことなく薄黄色い感じでした。ただそんな後立山連峰も夕方には、早々に怪しい雲行きにもどってしまいました。このあとも早い周期で天候は変化していきそうです。

   ところで、先日紹介した、大町の市街地ににぎわいを取り戻そうという、『荷ぐるま市』が昨日開催されて、私どものパウダーパフも参加してきました。さいわい天候もなんとかもちこたえてくれ、おおぜいのお客さんにお越しいただくことができました。県内に住む山小屋スタッフのOBも、何人もかけつけてくれてうれしかった次第です。今年は種池山荘でも、9月にパウダーパフのピザを召し上がっていただくイベントをやりましたが、こういう機会はこれからも設けていきたいものです。スタッフにしても久しぶりに、本格的にピザ焼きをして、12月20日以降のスキー場でのオープンに向けて、感覚を取り戻すこともできました。今冬も爺ガ岳スキー場のパウダーパフへも、ピザを召し上がりにぜひともお出かけくださいませ。

うっすらと黄砂が舞い、春待つ3月の山という感じの一日。雪の量は日に日に増量中。(11/19)
2000mより上は、確実に1m〜1.5mぐらいはあるのでは。カンジキは必携ですね。(11/19)
『荷ぐるま市』は軽トラで出店。軽トラの荷台で、イベント時にかぎり、携帯型のピザ窯で焼きます。
人気の“おおまぴょん”は、豆腐と白菜と、パウダーパフのピザをお買い上げ〜?

NO  1273   うれしい話題です

2012  11/   19(月)  

   今日はあいにくの小雨模様のお天気になってしまいましたが、大町市市街地の東にそびえる、鷹狩山にて、地元の女性グループが計画しての、合コン登山が行なわれました。最近盛んな、若い男女の出会いの場を創るための催しです。先般、この話題が信濃毎日新聞に載っていて、ちょうど明日には “荷ぐるま市” が開催で、私どものパウダーパフも参加で、ピザ生地を仕込み中でしたので、お若い方々の意気込みに感じて、差し入れにパウダーパフ自慢のミックスピザを鷹狩山頂上のエコーハウスにお届けして参りました。

   あいにくのお天気も、12組の男女が山岳博物館から鷹狩山までの、2時間あまりを無事に完登。初めての山登りといった方もいらっしゃったようですが、名残の黄葉を楽しみながら、先日の新雪が少し残る中、和気あいあいと晩秋の里山登山を楽しまれたようでした。少子化、人口減少が心配な大町市ですが、お若い方たちのカップルがたくさん誕生していただければうれしいかぎりです。来年は爺ヶ岳でも、やれればいいですね。 満開のチングルマ、ライチョウの親子、夕焼けの種池山荘・・・・どのシチュエーションをとってもカップルの誕生まちがいなし!?   う〜ん、私もう十歳若ければ・・・・

ガスにつつまれ景色が見えなかったのが残念でしたが、メンバー全員無事に頂上のエコーハウス『たかがり』へ。市内各店からの差し入れのお昼をつまみながら、大いに話しも盛り上がったことでしょう。

NO  1272   山の講

2012  11/   17(土)  

   毎年11月17日は、大町市大出地区の山の神の大祭であります。今年一年の山への感謝をする、一年納めのお祭りです。今年はあいにくの時雨模様のお天気でしたが、宮司さんと大出地区の皆さんに、準備進行していただき、つつがなく終えることができました。昔なら、これで山仕事も終わって、一段落といったところですが、今はこのあとも、スキーやら冬山登山やらで、冬のあいだも山との関わりは途切れません。本日は今シーズンの無事を感謝申し上げるとともに、冬のあいだの安定した降雪とお天気、そして冬山での安全をお願いしてまいりました。今年は早々にまとまった降雪もあったりで、白馬村の五竜遠見スキー場や八方尾根では、本日早々と一部オープンもかないました。スキー人口は、昔に比べ、信じられないぐらいの大激減ですが、確実に増えている山ガールと同じく、スキーガールや雪山ガールもまた増えていってほしいものです。

毎年、鉄でできた剣を奉納して、感謝申し上げます。
あいにくの小雨模様でしたが、無事に終了。 先日の雪は爺ガ岳スキー場でも幸先いい降雪。

NO  1271   晩秋の松本平

2012  11/   16(金)  

   昨夜はまだ時雨れていたものの、今日はお天気回復。朝方の川霧も消えて、昼前からは、後立山連峰も全山スッキリ、さらにさらに雪量を増しての登場です。日中の大町は、温度も上がり、小春日和の一日でした。昨日、今日と所用で松本まで行ってきましたが、いつものことながら、松本や安曇野から遠く見る鹿島槍ヶ岳や五竜岳もかっこいいですね。とくに大町から見るより、鹿島槍ヶ岳と五竜岳が、より近づいて見え、何か迫力や精悍さが倍加する感じで、好きです。そして、だれもが、どこから見ても、すぐに鹿島槍ヶ岳だとわかる、その端麗さ、秀麗な双耳峰は鹿島槍ヶ岳の大きな魅力であり宝でもあります。

大町市のとなりまち、池田町から。冬もここまで来ると、あまり雪も降らないんですよ。(11/16)
おだやかな小春日和の一日が終わろうとしています。明日はまた天気の崩れが早そうです。(11/16)
松本や安曇野周辺では、まだ大豆の収穫中でした。ソバ畑も数日前に刈り取ったような場所も見られました。もういつ大雪に見舞われるかもしれない、大町以北とは刈り取り時期もだいぶ違いますね。写真後方の美ヶ原や、鉢伏山、高ボッチなども冠雪していました。(松本にて:11/15)

NO  1270   里も銀世界

2012  11/   15(木)  

   昨日からの雪は、大町市街地北はずれの我が家周辺で、今朝までに3センチほどの初積雪になりました。白馬方面からは、ときたまチェーンをつけた車が、音をたてながらやってきます。10センチを超える降雪になったことと思われます。冬型が続く今日いっぱいは、雪のぱらつく空模様が続きそうですので、もう少し積雪も増すかもしれません。

   さて、早いもので、小屋の営業が終わって、もう1ヶ月が経とうとしています。本当に早いものです。いろいろと残務処理を進めていかなくちゃ、すぐに年の暮れになってしまいます。気合入れて、頑張らなくちゃ!  ところで一ヶ月が経っても、未だに小屋の営業は、まだしているか? とか、雪の量は? とか、ちょこちょこ電話がかかってきます。北アルプスで営業しているのは、通年営業をしている西穂山荘と、アルペンルートの通行が可能な11月下旬までやっている立山室堂周辺の小屋と、今季は11月25日までやっている燕山荘だけだと思います。 また雪の量は何センチぐらいと聞かれても、正直わかりません。雪の量がご心配なら、登らないのがいちばんいいかと思います。まして次々週の勤労感謝の日連休の、状況なんてわかる訳がありません。ただ言えるのは、明日は晴れても、今週末には、再び冬型へ。そして来週後半には、さらに強い寒気が南下してくるだろうということです。こんなことは なにも特別な情報でなく、昨日今日のいろんな天気予報で、気象予報士諸氏が言ったり、書いたりしていることです。

   今冬は当初の暖冬傾向の予想から、ここへきて、雪の多い予想へと変わってきている感じです。勤労感謝の日の飛び石連休には、もしかしたら、早々に八方尾根や五竜遠見スキー場の最上部ゲレンデは、滑走可能になるかもしれませんね。ただスキーシーズンも、まだ一ヶ月以上先からが本番入りということで、あまり早くに降って もらっても・・・  12月中旬以降も、本格的な寒気の南下が続いてほしいものです。

丸型ポストも石神様も雪化粧の大町市街地。登校の中学生もコート姿です。(11/14)
色付きが遅かった今秋は、まだまだあちこちに黄葉、紅葉の木々が残る大町界隈です。(11/14)

NO  1269   パウダーパフ、今年も『荷車市』に参戦

2012  11/   14(水)  

   今冬もパウダーパフは12月中旬以降、爺ガ岳スキー場にてオープンいたしますので、お近くの皆さん、ぜひともご来店くださいませ。今年は冬の訪れ、雪の訪れも至って順調な滑り出しの感じですので、爺ガ岳スキー場も、オープン予定の12/22(土)に開幕の期待大です。昨日はお店の前の駐車場の舗装工事もやっていただきましたので、食事だけにお越しの方にも喜んでいただけそうです。3月下旬までの営業予定ですので、お待ち申し上げます。  なお昨年も参加した大町市の中心市街地活性化イベント『荷車市』の最終回、11/18(日)開催の第5回目に、本年も参加いたしますので、そちらにもぜひとも、顔を出していただければ幸いです。 信濃大町駅から5分の、八日町塩の道博物館通りにて開催です。

パウダーパフの駐車場の舗装工事仕上がりました。なお爺ガ岳スキー場は、今日の初雪は夕方迄に10センチ以上の積雪になっています。 昨年の『荷車市』は、残念な雨模様でしたが、結構にぎわいました。今年もお出かけ下さい。1年ぶりのパウダーパフのピザをお召しあがり下さい。

NO  1268    2012 大町初雪。

2012  11/   14(水)  

   本格的な冬型気圧配置到来の今日は、大町市内でも朝から時おり雪が舞い、市街地北はずれの我が家周辺でも、夕方までにうっすらと白くしました。冬型気圧配置は明日まで続きそうですので、明朝までにはもう少し積雪も増しそうな気配です。昨年より一週間早い11/14の初雪は、私が思っている大町の初雪平年日11/14と一緒ということで、ほぼ平年並みの冬到来のようです。白馬方面からやってくる車は、屋根に10センチ近い雪を乗せてやってくるものもあります。 そう、車のタイヤも、スタッドレスタイヤに、一台だけでもそろそろ交換しないと・・・・  あとはとりあえず、雪かきの1本も出しておこうっと。  あっと雪が降った翌日は、めちゃくちゃ冷えるので、早々に水道の凍結防止帯も全部入れておかなくっちゃ!  いよいよ今年も白い季節が到来ですね。 

午前中の木崎湖、すぐ後ろの山すそまで白くしました。(11/14)

NO  1267   金太郎伝説の里山、大姥山 −PART 1−

2012  11/   11(日)  

    今朝はNO.1266を大慌てでアップした後、大町市八坂(旧 八坂村)にある、“金太郎” が住んでいたという大姥山に行ってきました。大町青年会議所(JC) が企画募集した、故郷の宝を再発見しようという 『大姥山トレッキング』 に応募参加してのものです。もう5年近く前から、その存在を知って、ずうっと登りたかったんですが、なかなか機会が作れなくて・・・  今回は、せっかくの機会、思い切って申し込んで、念願かなって登頂してきました。大町青年会議所(JC)の会員の皆さんや、一般参加の皆さんら総勢35人ほどで、地元に長年住んで、精通している I さんに道案内と楽しい金太郎伝説を解説していただきながらの、山行でした。名残の紅葉も素晴らしい中、スタート地点から稜線をぐるっと一周して、戻るという周回コースを歩いてきました。さいわい下山するまで雨にもあたらず、“金太郎” が山中を走り回っていたころを、想像しながらの楽しい山行でした。前半の大姥神社本宮の尾根道は、露岩のやせ尾根続きで、けっこうハードですので、下りの際には滑落要注意です。また頂上から西回りで下山の“大姥の散歩道”コースは、最初ちょっとわかりずらい箇所があるので、注意しなければなりません。ただ言えるのは、なかなか変化に富んだ、面白いコース、楽しいルートだということです。道沿いのところどころに残る、石仏や石碑、豊富な植生、連続するスリルあふれた岩場、ところどころからからの北アルプスなどの展望、立派な滝もあります。そして大姥神社と金太郎の伝説、金太郎が住んでいた洞窟 等々・・・  春先のヤマザクラやツツジも期待できそうです。ぜひこの素晴らしい大町の里山の隠れ名山を、今後皆さんにも広く知っていただくべき、情報をお伝えしていきたいし、再度足も運んでみたいものです。表題にも −PART 1− と書きましたように、いずれは、−PART 2−や、大姥山のページも作りたいものです。本日は関係者のみなさまには、いい機会を作っていただき、厚く御礼を申し上げる次第であります。

金太郎が生まれて、大姥と住んでいた大洞窟。大姥はお酒が好きだったそうな・・・ (11/11)
子供たちと比べても、この天井の高さ! (11/11)
上りは岩場が続出! 下りはのんびり、気持ちいい尾根歩き。新緑時にも歩いてみたいですね。

NO  1266   一週間ぶりの登場も・・・

2012  11/   11(日)  

    11月11日は、1が4つも並ぶんですから、元旦以上に縁起の良い日ですよね。 きっと・・・・   というわけで、今朝の後立山連峰のお天気はなんとか回復、11/4(日)以来の 全山登場です。ただお天気のくずれは早そうで、日差しも弱い一日となりそうです。 後立山連峰は、この一週間、連日雪雲がかぶって、ほとんど姿を見せることはありませんでした。とくに鹿島槍ヶ岳から北の山々に関しては、その傾向が顕著でした。  さすれば・・・  今朝の鹿島槍ヶ岳から北の山々は、11/4の姿より、さらに白さを増しているのは、一目瞭然です。

   昨年の今頃なんか、なかなか根雪にならず、毎日毎日やきもきしていましたが、今年はほんとうに順調に冬がやってきてくれて、うれしいことです。今夜の低気圧通過後には、さらなる寒波が流入しそうですので、今度後立山連峰が見えるときには、さらに黒い部分を減らし、雪線も大きく麓に下げていることでしょう。今度北アルプスが姿を見せてくれるには、またまたしばらく時間が必要になりそうで しょうか。

昨年の今頃は、本格的な雪が来ず、まだまだ晩秋モードの冬枯れの黒々とした、後立山連峰が横たわっていました。根雪になったのは、このあと4日後の11月16日でした。(昨年 2011/11/12)
冷え込みはそれほどでもありませんでしたが、農具川の川霧が低く垂れ込める朝です。(11/11)
いつもはじゃまな電柱も、川霧に包まれてどこか幻想的です。今年は10/23が根雪初日。(11/11)

NO  1265   暦どおりに・・・ ・

2012  11/   8(木)  

    昨日7日は立冬でしたが、まだまだ紅葉もこれからというところも多かろうかと思います。ただ後立山連峰に関していえば、ほんとうに暦どおりに季節が進んでいる感じです。今日も 昼過ぎには表銀座方面は、見えていましたが、後立山連峰は終日の雪降りです。もう2000mから上は、完全 完璧な冬山状態で、積雪量も相当に増しているものと思われます。そして昨晩あたりの天気予報では、各社とも来週はさらなる寒波がやってくるとの予想でした ので、さらにその白さを増していくことでしょう。そして間違いなく里にも “近いうちに” 、初雪がやってきそうな気配になってきた感じのこの頃です。この場合の“近いうちに” は、ほんとうに近いうちであって、政治の世界とは違うのであしからず。 近いうちが、3ヶ月先だったら、師走も正月もあっという間に過ぎ去り、2月入りになってしまいそうです。

   何を言っているのかよくわからない、冗談話しはさておき、今週初めには、大町市観光協会の皆さんと、宣伝活動で大阪へ行ってきました。大阪のマスコミ関係のみなさんへの、 大町のアピール、プレゼンテーションといったところです。大阪方面でもアウトドアファッションの店が、ずいぶんと増えて、山ガールも山リータ? も増殖中とか。とてもうれしいお話しです。ウチの小屋でも、山ガールはここ4年ほどの間に、大幅に増えましたが、まだまだ登山へのきっかけが、なかなかつかめないでいる方が多いのでは、といったお話しもいただきました。マスコミの皆さんはもちろんのこと、当H.Pをご覧のみなさんの力もお借りして、今後もまだまだ登山の魅力を発信していきたいものです。それにしても、大阪の皆さんは元気いっぱいです。

虹とともに、里の時雨は上がりましたが、岳は今日も終日雪雲の中。
西側の空や山とは対照的に東山には青空が広がり、まだまだ秋も横たわります。
11月の雨にも、活気あふれる大阪の街。大阪の人気ラジオパーソナリティの三代澤康司さんもかけつけて下さいました。大町や黒部ダム、登山の話題もよろしくお願いします!

NO  1264   早や、凍てつく朝。

2012  11/   4(日)  

    連日続く降霜、そして二日続きの結氷は、霜月の名にふさわしい、11月入りです。なかなかすっきりと、全容を現さなかった、後立山連峰も、久しぶりに完全なる冬山の表情を見せてくれました。今朝の大町の温度はマイナス2.3℃、岳の上は、確実にマイナス10℃以下になったことでしょう。北アルプス主稜線では、もう完全に冬山の世界が広がっています。

   今夜のニュースでは、北京から万里の長城周辺では、時ならぬ大雪に見舞われているなどというニュースが流れていましたが、後立山連峰でも、あさって以降は、ふたたび雪舞う時間帯が多くなりそうですね。いたって順調な冬の訪れです。

マイナス2.3度、一面の強烈な霜、今季一番の冷え込みです。(11/4)
神々しいまでの、雪嶺 鹿島槍ヶ岳。(11/4)