▲▲ 最 新 情 報    : 2014 / 08月  ▲▲

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NO  1642  雨が降らないだけでも良しとしなければ・・・

2014  8/ 30(土)  

  明け方は霧雨、その後は終日の濃いガスの中。たまにガスの合い間から、チラッと青空がのぞく程度の肌寒い8月最終土曜日。昼ぐらいからは雨の予想も高かった今日でしたので、朝に扇沢出合や大谷原の登山口を出発された皆さんは、まったく雨にあうことなく、それぞれの山小屋に到着できたことが、いちばんの収穫だったのではないでしょうか。みなさん待ち望まれている大展望は、明日の日曜日に期待です。

朝から夕方まで霧の中の一日。今年の8月を象徴するかのような一日。そんな8月も、泣いても笑っても明日一日のみ。(8/30)

NO  1641  歩荷。

2014  8/ 27(水)  

  午前中は雨もなんとか降らずにいてくれましたが、昼からは濃いガスの世界へ、そして4時ごろから、主稜線はまたまた雨模様です。なかなかお天気廻りはよくなってくれません。おりしも昨日は、気象庁から3ヶ月予報が発表されて、9月もまたまた雨の日が多めとかのご託宣。晴れの日が多くなるのは、10月、11月になってからとか・・・・  それじゃぁ、時すでに遅しで、ますます意気消沈、気がめいってきます。 9月の予想が、大きくはずれることを願うばかりです。皆さんもそんな予想気になさらず、どんどんと秋山のご計画を立てていただきたいと思います。

   さて9月のことはともかくも、8月下旬のヘリ荷上げも、天候不順でどんどん順延になってしまいそうです。すでに仕入れた野菜も、いつ荷上げになるのか、なかなかめどが立たないので、今日は傷みやすいキュウリとかトマトといった野菜と品切れになっている物品を、冷池山荘は赤岩尾根を、種池山荘は柏原新道を歩荷しました。幸い小屋から登山口までの往復中、雨に合うこともなく、全員快調に小屋に到着することができてよかったです。

   山小屋の物資のほとんどは、ヘリで荷上げする時代ですが、いざという時はやっぱり人間の足と背中です。ボッカを歩荷と書く所以でしょうか。若い衆がいやな顔もせず、やってくれるので本当に助かります。

後立山連峰の主要交差点“種池山荘”に赤青黄の信号? が灯りました。 冗談はさておき、みんな30キロ近い荷物をがんばってボッカしてくれてありがとう。 小屋の周囲ではコバイケイソウの黄化も日に日に進み、小屋の中ではストーブが温かい季節になってきました。   岳の上だけではありません。下界でも激しい温度の上がり下がり、体調管理等お気をつけください。(8/27)

NO  1640   束の間の晴れ間に感謝。

2014  8/ 26(火)  

    最近ではいちばん雨降りらしい雨降りになった今日。もう一日中雨降りで終わるのかなと思われた午後3時過ぎから急速的に、晴れ間が広がり、夕方5時ごろまでの2時間だけ、周囲の山々がきれいに姿を見せてくれました。ただその後は再びの小雨模様ですが・・・

   今日は遠く北海道からのツアーのグループの皆さんも、扇沢から雨の中をがんばって登って来て下さったので、ほんとうによかったです。週間予報でもあさって辺りからは、少しずつ晴れマークが増加傾向のような感じになってきました。山小屋関係者ならずとも期待の8月ラストです。

強い雨がたたきつける一日でしたが、雨も小止みになり・・・ (8/25)
3時過ぎには、鹿島槍ヶ岳も颯爽と登場です。お客さまにとっては最高のスターの登場ですね。(8/25)
明日もまだきびしい天候が待っているかもしれませんが、今日は少し元気をもらえましたね。(8/25)

NO  1639   8月最終週も、雨でのスタート。

2014  8/ 25(月)  

   昨日、今日と、降ったり止んだりの一日です。ただ雨量そのものはさほどではありません。昨日も大阪や北海道の礼文島で、局所的な猛烈な大雨が記録されたように、連日こんな大雨が日本中のどこかで降っている今年の8月です。そんな状況を鑑みると、後立山連峰は、まだまだおだやかなほうと言えるかもしれません。もちろん爺ヶ岳や鹿島槍ヶ岳、針ノ木岳周辺も、今のところ登山道にもまったく問題はありません。

   以前テレビの番組で見たことがあるだけですが、礼文島のおとなりの利尻山の登山道はだいじょうだったでしょうか。

雨の多かった7月、8月のはずなんですが、雪の消え方は意外に遅れ気味で、針ノ木大雪渓もまだまだたっぷりと残っています。今しばらく雪渓歩きが楽しめそうです。暑い夏なら雪渓を渡る冷風が気持ちいいんですが、今夏のように雨続きでは、ちょっと肌寒さを覚えるくらいでしょうか。(8/24)

NO  1638   こんな天気だからこそ。

2014  8/ 25(月)  

   とにかく天候は不安定、お客様も例年になく少ない今夏。さらに今週予定されているヘリ荷上げも、この天気では、どうなることやら・・・・  いろいろと考えていても、さらにじめじめしてくるだけですね。 ふだんできないところの小屋内整理や、道直しに行って気分転換です。

写真(左)で見る以上に、段差が大きくなっており、上りはともかく、下りの時など、お年を召した方には、けっこうきついんです。  直した後の完成形をイメージしながら作業開始。
穴を掘って、近くの登山道上で、浮石になって使われてない石を見つけて、運んできて、座りが良くなるように、位置を見きわめて埋め込み、周りに土をしっかりと詰め込みます。(8/25)
大中小、3つの石を3段に埋め込み、木の杭を支えに打ち込めば完了。雨でも降れば、泥は流れ、石もしっかりと座ります。木の杭は石との相性が良くて納まりがとってもいいんですよ。 これで10年以上は大丈夫! ハンマー、バール、ツルハシは道直しの三種の神器です。(8/25)

NO  1637   雨雲はうまく通り過ぎてくれました。

2014  8/ 23(土)  

   期待通りの好天に恵まれた週末土曜日になりました。とっても心配された、未明の土砂降りの雨は、お客さまが出発するころまでには上がり、絶好の週末登山日和になってくれました。各地で大雨が降り、天候不安も云われる最近ですので、今週末もかなりのキャンセルが出てしまいましたが、お越しいただいたお客様には、昨日そして今日と、日中はいい天気になってくれて、ほんとうに良かったです。願わくばもう一日、明日の日曜もよければ、心底ラッキーな週末ですね。

   そして来週は、もう8月最後の一週間。超期待の9月秋山シーズンにつなげられる安定した空模様になってほしいものです。

日中はガスの時間帯もありましたが、朝な夕なに剱岳立山を間近にみることができた土曜日でした。
好天に恵まれたせっかくの週末でしたが、キャンセル続出。それでもお泊り頂いた皆さんには、超ゆったりの新越山荘山小屋ライフと素晴らしい展望を楽しんでいただきました。(8/23)
昨日の金曜日もご覧の晴天。夏休み前には、天候不順で中止になった、地元中学校の登山も大成功。生徒さん達は爺ヶ岳頂上で最高のご来光を拝めたそうです。(8/22)

NO  1636   あれよあれよという間に・・・・

2014  8/ 22(金)  

   8月22日、快晴でスタートです。当初の予想では今週は、週明けの月火曜日は前線の活動も弱まり、鹿島槍ヶ岳周辺もまあまあのお天気が、予想されていましたが、それがその後もお天気が続いて、 あれよあれよという間に、今日で5日間連続の好天です。それも尻上がりに良くなって、本日がいちばんの爽やかな好天、みごとなアルプス晴れです。

   弱い弱いといわれてた太平洋高気圧、意外と強かったんですね・・・・  明日からの週末はどうなるんでしょうか。 意外と強い? 太平洋高気圧とあまりにしつこい前線のつばぜり合い、せめぎ合いですかね。 今週末も天気不安定がいわれておりますが、比較的おおぜいのお客さまにご予約を頂戴しました。なんとかこの好天が続いて、大きな崩れになりませんように・・・・

盛夏から晩夏へ。そして初秋の気配も漂い始める鹿島槍です。今週ナンバーワンの朝です。(8/22)
新潟県境の山々も快晴です。雨飾山、焼山、火打山、妙高山、高妻山、戸隠山、一夜山、飯縄山等々、すべての峰々がくっきりスッキリです。(8/22)

NO  1635   単三電池ならぬ炭酸電池パワー?

2014  8/ 21(木)  

   昔はまあまあ売れたが7〜8年前には、本当に売れなくなって、もう小屋の売店に置くのはやめようかなと思っていたコカコーラ。それが3年ぐらい前から、お若い登山者が増加するに連れて、すごく売れるようになってきたんです。先日もそんなことが、種池山荘で話題になり、何でかなと思って若いスタッフに聞いたら、どうも炭酸水が美容にいいとか、健康にいいとか・・・  いろいろな効能が云われているらしい。  

      ほんまかいな? にわかには信じられない・・・・  私たち世代は、骨が溶けてしまうとかいった、これまたにわかには信じられない話を聞かされていた世代だ。 それよりも、H支配人いわく、『今の若い人達って、省エネで、単三(炭酸)電池で、動いているんじゃないですか!』  たまにはおもしろいこと云うじゃないの! H君。 座布団一枚! それにしても、今夏は天気が悪くって、コーラも売れ行き急降下です。そしてコーラにも増して、さらに売れ行き超急降下はビール。ほんとうに今夏は鈍いです。  もう暑さ到来はむずかしいかもしれませんが、せめてお天気だけは復活してもらいたいものです。

NO  1634   『H26 広島豪雨』。

2014  8/ 20(水)  

   相変わらず不安定な天候が続く日本列島。 京都、福知山、高山、そして今朝は広島でとてつもなく大きな被害が出てしまいました。鹿島槍ヶ岳周辺は幸い、太平洋高気圧の範囲内で、月曜日からまあまあのお天気が 、3日間続いていますが、だいたいが勢力の弱い今年の太平洋高気圧ですので、このあとの天候についても、たいへん微妙な状況であることは間違いありません。 

   先日16日の大雨のときにも、北アルプス南部において、増水した沢を渡ろうとした登山者が3人流されて死亡する遭難がありましたし、先般は丹沢のキャンプ場でも同様 に車輌が流される事故がありました。このような突然の増水や土砂崩れ等は、いつどこで起きても決して不思議なものではないと思われます。私どもの周辺でも、ここ数年はありませんでしたが、過去には梅雨末期の豪雨や、真夏のゲリラ豪雨、秋の台風等によって、大谷原から西俣出合の間や、柏原新道の上部のアザミ沢やガラバでは土砂崩れが発生したことがあります。幸い大雨被害による人的被害は、今までありませんが、天気の確認はもちろん、地形の確認、適切な行動判断等々、登山者に求められるものは多々あることは申し上げるまでもありません。

   今日の広島豪雨の大被害を見るにつけても、過去の同様の大水害であった長崎豪雨や益田豪雨などが7月下旬の梅雨末期に発生していることを思えば、 このところの各地集中豪雨は梅雨末期の様相に思えてなりません。今年の梅雨は関東あたりでは梅雨明けしているのかもしれませんが、それ以外の 、かなりの地域はまだ梅雨が明けてなかったんじゃないか・・・・・  素人考えで、そんなふうに考えてみれば、今年8月の天候不順も妙に納得できてくるような気がし てきます。

   来週は少々秋めいてくるとか・・・・ 真の夏がないまま秋を迎えるのでしょうか。 広島の災害地の皆さんにはお見舞いを申し上げますとともに、慎んでご冥福をお祈り申し上げます。なお鹿島槍ヶ岳、爺ヶ岳、針ノ木岳周辺の登山道には、現時点で大雨等による被害はまったく出ていません。

花を付けるチングルマもあとわずかになってきました。お花も秋の花がメインになってきました。

NO  1633  青空での週明けスタートです。

2014  8/ 18(月)  

   不安定な天候が続く日本列島。各地で大きな水害や、山では遭難が相次ぎますが、なんとかこの不順な天候の悪循環を断ちきってほしいものです。

   週明けの今日は、青空が戻ってきてくれました。いい一週間になってほしいものです。

雷雨が去った昨日の午後は、まだまだ不安げな空模様でした(上)が、今朝はご覧の青空スタートです(下)。ただ今日も午後から夜にかけて、雷雨等には要注意です。

NO  1632  静かだったお盆休みも終わって・・・

2014  8/ 17(日)  

   東京発のニュースや天気予報を見ていると、残暑なんて言葉が出てくるくらいに、南関東は暑い夏が続いているようで、信じられない有様です。いっぽう今夏の北アルプスは というと、不安定なお天気が続き、温度も低めの毎日です。強雨に見舞われた一昨日、昨日には北アルプス各所から、遭難発生が報告され心配されているのは、報道のとおりです。お盆前の相次ぐ台風の接近と上陸、そして秋雨前線?の停滞と、残念な今年のお盆シリーズになってしまいました。

   それでもお盆前半の8/13と14日は、まあまあのお天気に恵まれて、キャンセル続出のなかを、お越しいただいたお客様には、いいお盆休みをお過ごしいただけたかと思います。ただそんな なか、鹿島槍ヶ岳八峰キレット付近で40代男性の転落事故が発生してしまい、残念な結果にいたってしまいました。慎んで哀悼の意を表する次第であります。先般も周辺では死亡遭難が起こったばかりでしたので、残念でなりません。キレット周辺をはじめ、鹿島槍ヶ岳南峰から五竜岳の間は、岩場やガケの上を横切ったりする場所、鎖場やハシゴ場等、慎重に通過しないと大事故につながる箇所が多くあります。高度感 にしても格段に上がります。とにかく足元を慎重かつゆっくりと確認して、鎖やハシゴのある場所では、しっかりと確保して、危険箇所を通過していただきたいと思います。また両手両足を用いなければならない場所や、岩場等でのストック使用は危険です。ストックの用い方には、十分に注意していただきたいと思います。

   例年になくお客さまの少ない、そして天候不安のお盆シリーズも早や終了。8月も残すところ、2週間だけになってしまいました。梅雨時も雨が多 かった北アルプス北部、8月も雨ばっかり、台風も早々にいくつも影響するし・・・・  なかなか安定しない夏山前半戦でしたが、その分、来たる9月は好天に恵まれてほしいものです。 すでに主稜線のお花も、秋のお花に移行中で、ステージも雨に泣かされた夏から、さわやかな秋へとすっきりとチェンジしてほしい8月後半入りです。

爺ヶ岳稜線を行き交う人も、少なめの今夏。 もう残す期待は燃えあがる紅葉と、秋天続くであろう9月、10月の秋山シーズンです。これだけ降ったんですから、秋はいいはずですよね?・・・・ (8/14)
雨の時間帯が多い、不順な天候が続く今年の8月。 13日14日と2日続けて好天に恵まれるなんて、超ラッキー!でしたね。鹿島槍ヶ岳にしても2日続きの甲羅干しです。(8/14)

NO  1631  午後には小康状態へ。

2014  8/ 17(日)  

   今日も午前中は雷まじりの雨に見舞われた鹿島槍ヶ岳・爺ヶ岳周辺です。ただ午後は、その雨も上がり、周辺の山々も望むことができるぐらいになりました。ただ空を見ていても、どこか不安げな表情は、まだまだぬぐい去れません。 明日からの一週間も秋雨前線の動向をはじめ、気象情報からは目が離せない一週間になりそうです。

午前中の強い雨も上がって、鹿島槍ヶ岳も姿を見せてくれました。(8/17)
餓鬼岳のほうまで見えてきましたが、いまひとつ安定感には欠けます。このところ柏原新道も往来がすっかり少ない毎日です。(8/16)

NO  1630  なかなか安定しません・・・

2014  8/ 16(土)  

   今朝も早朝こそ、雨もやんで、周辺の山々も望むことができたのですが、長続きはいたしません。その後は、強い雨降りになっています。昨日もまったく同様のお天気で、今年の夏山天気を象徴するような、あいにくのお盆後半戦になっています。明日にかけても、前線が北陸近辺に停滞し、同じような天気が続きそうです。雨の中、がんばってお越しくださったお客さまのためにも、1分でも早く、夏空が復活して欲しいものです。

朝方は大町安曇野も雨雲の下に俯瞰できたのですが・・・ (8/16)
昨日の夕方、そして今朝とわずかな時間でも、周辺の山々が見られたのが唯一の救いです。(8/16)

NO  1629  ようやく。

2014  8/ 12(火)  

   今朝もまたまた溜息のでる雨模様から始まって、午前中には結構強く降る時間帯もあったりで、いい加減うんざりでしたが、午後からは急速に回復です。明日は移動性高気圧の範囲内に入り、うまくいけば一日を通して、安定したお天気になるかも・・・・   終日にわたって 、まったく雨が降らないなんていったら、7/31以来? でしょうか。期待の一日になりそうです。

カッパが手放せない日が続きます。(8/12)
午後には、久々に安定した青空が、広がってきました。(8/12)

NO  1628  なかなかすっきりとは・・・

2014  8/ 11(月)  

   各地に大きな被害をもたらした台風11号も、ようやくロシア極東へと去っていってくれました。鹿島槍ヶ岳・爺ヶ岳周辺も結構な雨量がありましたが、幸い被害等は報告されていません。

   台風の抜けた、今日は台風一過の好天を期待して、久々にたくさんのお客さまにお越しいただきましたが、まだまだ台風の影響は残り、午前中は強風と小雨まじりの出鼻をくじかれるお天気になってしまいました。ただお昼前からはお天気も回復に向かい、夕方にかけては、まあまあの空模様になりました。ただ明日も前線が本州上に残るようで、ドンピカの夏空というには、ちょっとむずかしいかもしれません。

   でも土日の台風11号の大荒れの天気のことを思えば、ずうっといいお天気といってもいいんでしょうね。なおあさっては移動性高気圧がやってくるので、これは期待できそうですね。前回7/29にやってきた移動性高気圧のときには、冷池山荘で初霜も観測しているくらいですので、今回も超天然クーラーを味わえるかもしれませんね。ただそのあとも秋雨前線もどきが本州近辺にありそうですので、お盆中もパラパラする時間帯もあるかもしれません。雨具はお忘れなきようお願いいたします。

お盆シリーズに期待を架ける虹になってくれればうれしいのですが・・・ (8/11)

NO  1627  台風11号ようやく日本から去りつつ。

2014  8/ 10(日)  

   昨夜から早朝にかけては、小康状態をたもっていましたが、朝方からふたたび大雨になり、午後は開けるような降りになった鹿島槍ヶ岳周辺です。今日一日の雨量は80ミリ近いまとまったものとなりました。ただ夕方からは少しずつ強雨もおさまり加減で、峠は越えた感じもいたします。

   夕方時点で、大町〜扇沢間のアルペンラインも今のところ通行止めにはなっておりませんし、柏原新道の最上部 “ガラバ” 付近の通行にも支障はありません。このあと明朝にかけても、大した雨量にならないことを期待し、明日からの天候の復活を祈りたいものです。あわせてキャンセル続出で、昨日今日と連日数名様のご宿泊だけだった冷池山荘、新越山荘をはじめ北アルプス各所の山小屋の復活を期待したいものです。

暴風強雨の一日でした。停滞していただいたお客さまのためにも、明日は晴れ間が見えますように!(8/10)
いちばん口元にある種池山荘は、昨日今日かろうじて二けたのお客さまにお泊りいただきました。明日からのお盆シリーズのにぎわいを期待です! そして夏空が蘇ってくれますように!(8/10)

NO  1626  台風11号日本横断へ。

2014  8/ 9(土)  

   雨量そのものは、そんなに多いほどでもありませんが、朝方から終日風雨に見舞われた土曜日となりました。なんとも足の遅い台風11号は、明日には四国に上陸、四国本州と横断して、日本海へとのコースを歩みそうで、明日の日曜日、もう一日荒れそうです。

      なんとか月曜日以降の天候の復活を期待するわけですが、週間予想天気図を見れば、来週は、秋雨前線? が停滞しそうな感じ・・・・  とにかく明日は台風11号が大きな影響なく、通り過ぎていってくれるのを願うばかりです。

行き交う人もほとんどない、風音と雨音だけの週末土曜日。最高気温も11度ほどと肌寒く、雨で濡れたわずかなお客さまにはきつい一日になりました。雨の中おつかれさまでした。(8/9)

NO  1625  台風11号北上中。

2014  8/ 8(金)  

   南海上の台風11号と日本海の秋雨前線もどき? の間にあって、全国各地で突然の豪雨に見舞われるといった、不安定な空模様がこのところ続いていますが、鹿島槍ヶ岳周辺の一昨日と昨日は、午後を中心にときどき雨がパラパラするといった空模様で、さほど大きな崩れ ではありませんでした。昨日の午前中などは、すっきりとした青空が広がり、お泊りのお客さまは、喜び勇んでのご出立となりました。いっぽう本日は、朝からあいにくの小雨スタートとなり、日中も 風雨の時間帯が多くなり、いやが上にも、台風近しを思わせる一日となりました。

   そしてここへ来て台風11号の進路や、通過時間帯もなんとなく見えてきて、 週末の北アルプスへの影響も避けられそうもない感じになってまいりました。すでに私どもの3つの山小屋ともに、週末はキャンセルの続出です。 8月に入ったころの雰囲気では、冷池山荘と種池山荘は8/9の土曜日は、 定員に近い入り込みになるかなと、期待もいたしましたが、すでに両方の小屋ともに、土日はいずれも40人ほどのご予約を残すのみになってしまいました。 今夜から明朝にかけては、さらにご予約も減りそうです。

   今はただ台風11号が、被害をもたらすことなく、早期通過して行ってくれることと、通過後のお盆のお天気が安定してくれること、またお客さまにはもう一回鹿島槍登山をご計画していただけることを、合わせて期待するばかりです。 天候の回復も期待される8/11以降のお盆シリーズは、冷池山荘も種池山荘も、連日50人〜60人ぐらいのご予約を頂いているだけです。定員に達するようなことは、絶対にありえませんので、ぜひとも台風一過? の鹿島槍ヶ岳にお出かけくださいませ。 総じて台風通過後は、ガラッと天気の雰囲気が、変わることが多々ありますが、まだまだ秋めいた空模様には変わらないで、夏の太平洋高気圧の世界が続いてほしいものです ネ。

   最後に残念なご報告です。新聞報道等でもご承知かと思いますが、一昨日の午前中に、鹿島槍ヶ岳北峰から八峰キレットへ向けて、登山道を下降中の男子大学生が、転落死する遭難がありました。深いガスの中での事故で、詳細についてはわかりませんが、 爺ヶ岳から鹿島槍ヶ岳南峰(2889m)までの、おだやかな稜線歩きとは違い、鹿島槍ヶ岳南峰を五竜岳方面に一歩足を踏み出せば、岩場や転落すれば大事故必至といった場所が連続しますし、高度感がまったく違ってきます。長野県でもヘルメット着用推奨ポイントとしている路線です。常に足元には注意して、ルート は見誤ることなく、ザラザラした小石の道や、岩場では足を滑らさないよう、一歩一歩油断なきよう歩を進めていただきたいと思います。慎んで心よりご冥福をお祈り申し上げます。

昨日8/7の朝はごらんの好天になりましたが、今日八日は朝から雨模様です。今は台風11号の通過を息を潜めてじっと待つばかりです。

NO  1624  雲多いものの、まあまあのお天気でした。

2014  8/ 5(火)  

   今朝もやや湿っぽく、雲の多いスタートでしたが、午前中は青空も垣間見られるお天気になりました。 ただ午後は小雨がパラパラする時間帯も・・・・  明日も似たような、大崩れはないお天気ではと思われます。 それにつけても、このあとやって来る台風11号の進路予想の予報円があまりに大きすぎて、どうなるのでしょうか。最長、来週の今日あたりまで影響を引きずってしまうのでしょうか。

午後に少し雨があたりましたが、まあまあのお天気といったところです。(8/5)

NO  1623  朗報!  8/6中央西線全線で再開へ。

2014  8/ 4(月)  

   夕方の県内ニュースによれば、7/9の台風8号に伴なう集中豪雨によって発生した、大規模土石流で、橋げたや路盤が数百メートルに渡って流されてしまい、長期間の不通を余儀なくされていた中央西線の、南木曽付近の復旧工事が進み、あさっての8/6の始発から、特急しなの号をはじめ、全列車の運転が再開されることが決まったそうです。当方でも把握しているだけでも、20件以上のキャンセルが出ていましたので、運転再開はうれしいかぎりであります。

   今週末には再び台風11号の接近も予想されますので、心配はつきませんが、名古屋・大阪方面を結ぶ大動脈が、お盆を前に復活することができてほんとうによかったです。中京圏、近畿圏はもとより関西以西の皆さんも夏休み後半戦での、北アルプス登山をぜひまたご再考下さいませ。お待ち申し上げます。

NO  1622  “梅雨明け十日” の好天も一服。

2014  8/ 4(月)  

   昨日の午前中まで続いた好天続きもとりあえず一服と言ったところでしょうか。昨日の午後からは、少々ぐずつき模様のお天気です。今日も午前中は霧雨が降り続くあいにくのスタートとなりました。ただ昼前からはその霧雨も上がり、視界もきいてきました。お客様もカッパを脱ぎ去りホッと一息といったところです。みなさん明日、あさってと週中頃の好天復活を信じて、鹿島槍ヶ岳目指して種池山荘で一息つかれたあとは、冷池山荘へと移動されていきます。 もう2時間のガンバ! ですよ。

   ただしそのあとも、南海上では台風11号が虎視眈々と日本近海を視界に入れており、週末はまったく油断はできない状況ですね。昨日あたりは予想進路も少し西側に振れたかなと思ってNHK気象情報を見ていましたが、今日あたりは完全に進路予想が東方向に振ってきたかなという感じです。ウェザーニュースなどを見ると、本州直撃? みたいな進路予想になっています。太平洋高気圧も一時的に衰退期といった感じなのでしょうか。ようやくお客さまの動きにも活気が出てきたというのに、ちょっと水を差されそうです。

   次の台風11号が抜ければ、もうすぐにお盆も到来! そのお盆も終われば、岳に初秋の風が渡るのも、まもなくです。今夏は、いたって早い秋の到来を予感させる、7/30の冷池山荘の初霜? もあったりで・・・・  まだまだ今ひとつ “夏山” を満喫しきれていません。 二つの台風が去ったあとには、再度の太平洋高気圧の登板を期待せずにはおられません。

小雨も昼には上がり、途中でカッパはしまうことができたようで、よかったですね。  ハイ!あと30mで種池山荘に到着ですよ。 柏原新道上山お疲れさまでした。(8/4)
天候はやや不安定気味ですが、種池山荘到着のごほうびに爺ヶ岳も姿を見せてくれました。生ビールのご用意もございますよ〜(8/4)

NO  1621  梅雨明け七日目、朝は好天でしたが。

2014  8/ 3(日)  

   台風12号の影響で九州や四国など西日本は残念な大雨の週末になってしまいましたが、爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳周辺は、“梅雨明け十日” の好天が続いています。昨日は午後3時ごろから、パラパラして夕方6時ごろから2時間ほどは猛烈な雷雨に見舞われましたが、今朝は再びの好天スタートで した。いくら“梅雨明け十日” の好天続きとはいえ、夕立にはかないませんね。まして台風からの湿った大気が入りやすくなっていますからなおさらです。  そんな状況ですので、本日も湿った大気のためか、昼前にパラパラ、午後もときどきパラパラ、夕方には冷池山荘では少しまとまった雨が降り、今までの好天続きのなかにおいては、ちょっとだけ陰りも見える空模様になってしまいました。明日も似たようなお天気かと思われます。

   さて台風12号に続いて、台風11号の本土接近が今週は予想されますが、台風の予想進路を各自でしっかりとチェックして計画に反映していただきたいと思います。テレビの気象予報を見ていても、昨日の予想進路より、今日の予想進路のほうが、 やや西側に振れているように思われます。西側に振れたほうが北アルプス北部にとってはいいのでしょうが、先日の西丹沢での集中豪雨時に起きたたいへん残念でいたましいキャンパーの自動車流出事故のように、台風から離れていても、湿った大気の流入によってもたらされる豪雨等もあるわけですので、 決して油断は禁物です。今週後半にはふたたび西日本を中心に各地で影響が出てくるものと思われますので、気象情報だけはしっかりとご覧になって確認していただきたいと思います。

ハイマツの海、種池山荘の向こうには勇ましい剱岳とたおやかな立山が並び立ちます。今朝の雲はちょっとだけ怪しげな感じも・・・ (8/3)
新越山荘の後方にはまだまだ残雪たっぷりの立山が見えます。ご宿泊の皆さんは朝食も済ませ、針ノ木岳へ向かう方と、爺ヶ岳方面に向かう方にわかれてご出発です。(8/3)
今朝も皆さん、富士山や浅間山を見つけて歓声です。(8/2)
新越山荘からは剱岳もバッチリ! 山荘前のお花畑も夏のお花が佳境を迎えます。(8/2)

NO  1620  静寂の山旅、新越街道。

2014  8/ 3(日)  

   この週末は、日本百名山の鹿島槍ヶ岳をめざす皆さんで、冷池山荘や種池山荘はにぎわいを見せましたが、柏原新道を登って、種池山荘に到着後、進路を左方向の新越山荘方面に とり、 100m先の種池山荘テント場を後にすると、あとはびっくりするほど静かなものです。さきほどの種池山荘のにぎわいがうそのように思えてきます。

   お花も種類豊富、展望も剱岳立山が本当に、手に取るようです。真っ青な黒部ダム湖の奥に見える薬師岳や水晶岳、赤牛岳の山容にも風格が感じられ、山への思いがますます深まってくるのがわかります。穏やかな草付きの稜線歩きもあれば、岩稜地帯もあり。それまでの赤い岩肌がスバリ岳に近づけば青っぽい岩肌に変わるのも興味深い。振り返ればあの冠 松次郎が名付けた赤沢岳の“猫の耳”の岩峰も興味をそそります。また針ノ木大雪渓を歩くのも魅力ですね。ヒンヤリとした雪渓を渡る風の心地よさは、暑い下界に下りてからもしばらくは忘れられないお土産 になることでしょうね。そしてなによりも、ちっちゃくて可愛らしい新越山荘の談話室で、剱岳を眺めながらのコーヒーが、今日の疲れをいやしてくれます。

   昨日の土曜日は今シーズン最高の60人超のお客さまで、少しにぎわいましたが、このあとも週末を含めてさほど混みあいませんので、ぜひご計画の上お出かけくださいませ。心優しいたのしいスタッフが皆さんのお越しをお待ち申し上げます。

新越山荘前のチングルマも今が盛り。(8/2)
のどかな草付きのコルに建つ新越山荘。庭からは富士山や八ヶ岳もよく見えます。夜は大町の夜景も素敵ですよ。(8/2)
シナノキンバイやキンポウゲも満開。右に聳える針ノ木岳を目指します。時間があれば左の蓮華岳へもお登り下さい。そして正面中央の大雪渓を下山します。(8/2)

NO  1619  梅雨明け六日、期待の週末。

2014  8/ 2(土)  

   梅雨明け 6日目も好天でのスタートです。昨日は夕方に少しだけ夕立がぱらつき心配しましたが、大したことなく終わりました。ただここ数日は、各所で雷雨による被害が報告されているように、北アルプス主稜線でも、いつどんな雷雨に見舞われてもまったく不思議ではありませんので、ご注意いただきたいと思います。今日も雷雲になりそうな雲が沸き立つ鹿島槍ヶ岳周辺です。

   ところで昨日は、冷池山荘のテレビが全部映らなくなって、今朝からアンテナのブースターが故障したんじゃないかと、手配をしたりと大騒ぎでしたが、外部のアンテナからのコードが、ネズミかオコジョか、何かにかじられてショートしているのを発見! とりあえず事なきを得ました。いろいろな機械類はもとより、登山道やら小屋の管理やらと、油断はできません。これで夜6時52分からのNHK気象情報が、見られるのでひと安心といったところです。ご宿泊の皆さんも、しっかりとチェックして明日にそなえていただきたいと思います。  ホッと一息です  。

(8/2)
今日も好天のスタートです。北アルプスだけでなく、写真の妙高山や戸隠山、飯縄山なども夏休みに入って登山者でにぎわっていることでしょうね。(8/2)

NO  1618  50パーセント達成!

2014  8/ 1(金)  

   梅雨明け5日目も好天で、期待の “梅雨明け十日” に向けて、50パーセント達成です。さて昨日は夕方から宵の口にかけて、下界の長野県では、大町や松本をはじめ各地で、猛烈な雷雨になり、一部で被害も出たようですが、爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳周辺の主稜線では、まったく降りませんでした。発生する雷雲の高さで、微妙に違うのでしょうが、ラッキーでした。

   週間予報を見ていると、このあとも週末をはさんで晴れマークが続きますが、雷雨に関しては午後を中心にいつ発生しても、まったく不思議ではありませんので、ご注意いただきたいと思います。

   ところで7/9の集中豪雨で南木曽町にて被害が出て、不通になっていた中央西線は、復旧工事が順調にすすみ、8/6ごろには運転再開になりそうです。4日ごろには最終決定が出るようですが、名古屋、関西以西の皆さんには、待ちに待った『特急 しなの号』 再開の朗報かと思います。当方でも予約のキャンセルや日程の変更等が多々出ましたが、ようやくこれでひと安心です。お盆シリーズはどの小屋も比較的すいていますので、ぜひ再度のご計画をお待ち申し上げます。

最高の8月スタートです! 7月は、いまひとつ天候不順だったり、中央西線の不通やらで、お客さまの動きも、あまり芳しくなかったので、この好天が一日も長く続くことを願っております。( 8/1)