2018(H30)直近のお役立ち情報ファイル

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NO  2217  直 近 情 報   2018年 7/ 17(火)

天気

◎鹿島槍ヶ岳周辺は7/4から7/8にかけて400ミリを超えるまとまった雨量になりました。またその後9日から12日かけても午前中の好天は午後や夜半には猛烈な雷雨に見舞われるといったやや不安定な空模様が続きました。

◎ただその後は3連休に合わせるかのように好天が続き、幸い雷雨等の発生もない日が続いています。本日7/17も夏空広がり、熱い日差しが降りそそぐ一日でした。

鹿島槍ヶ岳。今日は朝方はやや雲の多いスタートでしたが、やっぱり日中は熱い日差しの一日となりました。(7/17)

◎このところ連日、岳の上でも高温状態が続いており、日中は25度近くまで上がりたいへん暑いです。例年なら朝夕もひんやりとするくらいですが、今夏は朝方も温度高めで推移しています。

NHKテレビの全国天気予報を見る際、北アルプス北部のお天気の目安としては、『長野』のお天気ではなく『新潟』のお天気のほうが類似していますので、そちらを参考にしてください。 さらに『金沢』も参考にすればよいでしょう。この3箇所が晴れマークなら、北アルプス北部も大体晴れるでしょう。 『長野』と言うのは、要は長野市の街中のことであり、北アルプスの天気とはかなりかけ離れています。同様に関東甲信越の天気予報に登場する『松本』も、北アルプスの天気とはまったくかけ離れています。天気に詳しくない方やわからない方は、とにかく『新潟』(新潟市のことです)のお天気を参考にしてください。それが鹿島槍ヶ岳周辺の天気とはいちばん似かよっています。

◎小屋のテレビで天気情報が映る際も、みなさん雨の確率(パーセント)ばかり気にしていますが、大事なのは気象予報士が冒頭で言う概況の解説と、天気図です。お聴き逃し、お見逃しなきように! また降雨予想のメッシュ図が出れば、今ではかなりの確率でお天気もわかろうかと思います。

◎主稜線ではハクサンイチゲ、チングルマ、コマクサ、ミヤマキンポウゲ、シナノキンバイ、ミヤマキンバイ、ミヤマダイコンソウ、タカネスミレ 、ミツバオウレン、シラネアオイ、キヌガサソウ、サンカヨウ等の夏をいろどるお花たちがどんどん咲き出しています。

◎夏に大きなお花畑になるような場所も、すでに残雪も消え去り、雪消えの早かった周辺から夏の花が咲きだしています。一番の見頃は7月下旬から8月 初旬でしょう。

◎柏原新道では足元の林床にはツマトリソウ、ミツバオウレン、ゴゼンタチバナ、ヒメイチゲ、ショウジョウバカマ、コイワカガミ等が咲いています。

登山ルート等の状況

鹿島槍ヶ岳と爺ヶ岳登頂に関しては 、登山道に支障はありません。先般の大雨による影響もありませんし、残雪の心配もありません。

◎柏原新道では、例年遅くまで残るアザミ沢とガラバに雪渓が残っていますが、小屋のスタッフがカットしていますので問題ありません。ガラバ付近では落石にも注意してサッと通過してください。

◎赤岩尾根も残雪はもうありません。

◎針の木大雪渓に関しては、針ノ木小屋直下の最上部の夏道は姿を見せてきていますが、 大沢小屋から夏道を15分ほど登ったあたりから針ノ木小屋直下まで約1.5キロ間はずっと雪の上を歩きますので、不安な方は 軽アイゼン、 ストック、ピッケル等お持ちになり、適宜装着なさってください。 針ノ木小屋で軽アイゼンを借りて大沢小屋で返却することもできます。下り時には、慣れない方は軽アイゼン等を使って下りたほうが安心です。とくに針ノ木大雪渓の 中間帯から上部にかけては勾配がやや急ですので注意が必要です。下の写真でご確認ください。↓↓↓↓

主稜線のいちばん左の鞍部に針ノ木小屋が見える。(ちなみにその奥に見えるは槍ヶ岳) その下には針ノ木大雪渓が 小屋の前からずうっと 下へと続く。この写真ではわからないが大雪渓最上部の右側には夏道も現れてきている。ただ基本は長い雪渓歩きが続くので、下り時を中心に転倒滑落等には要注意です。小屋から頂上までの間の登山道上の雪はほぼ消えました。(7/15)

 

◎針ノ木岳方面への入山では、いましばらくは軽アイゼン等をお持ちになるのをおすすめします。

◎鹿島槍ヶ岳から五竜岳の間はお客さま情報では、主稜線については特に支障ないようです。

◎また鹿島槍南峰を越えると、爺ヶ岳から鹿島槍ヶ岳南峰までの間のような比較的なだらかかつ穏やかな稜線歩きとは違い、岩場が多くなり高度感も格段の違いです。アップダウンも多いので健脚者、経験者向けです。鹿島槍ヶ岳南峰から吊り尾根への下りとキレットの最核心部からキレット小屋の間の2箇所はガケの上を歩く最危険場所ですので、より慎重な通行をお願いいたします。

◎梅雨時や先般の大雨による登山道被害報告等ははありません。ただこの時期はまだまだ浮石や落石等へ十分に注意をはらってください。 また大雨が降っても登山道の全線の状況をすぐに把握することは不可能です。大雨の後で、道は大丈夫か電話等で問い合わせをいただいても、すぐにわかる術はありません。登山道に被害等があったときには引き返して小屋や警察署等にご連絡くださるようお願い申し上げます。

◎大町から扇沢駅までの大町アルペンラインや大谷原および西俣出合登山口までの道路もまったく問題ありません

◎大町から扇沢駅までの大町アルペンラインは大雨等の際には、事前に通行規制が行われ車両の通行ができなくなる場合があります。1時間に30ミリの豪雨が降った場合や、雨が止むことなく降り続き130ミリに達した場合が該当します。  ※こういった事前規制は 猿倉、中房、上高地等 北アルプス各所の登山口への車道でもあります。

混雑状況(7/ 17現在)

◎海の日連休は冷池山荘を中心にどの小屋も混み合いましたが、今週末は21日(土)が3つの山荘ともやや込み合う程度と思われます。お天気次第ですが次のピークは7月最終週末の7/2 8(土)になるものと思われます。他にも8/4(土)の週末が込み合うものと思われます。なお平日になれば大変すいておりますので、入り込みの分散化等に、ご協力いただければ幸いです。

長野県内恒例の種池山荘中学校登山の予定日は下記のとおりです。なお7月中の学校登山が雨天の際には8月後半へ順延になります。なにとぞよろしくお願い申し上げます。冷池山荘では中学校登山の実施はございません。

2018年種池山荘の学校登山日程表

  7/17(火) 7/18(水) 7/19(木)   7/23(月)
種池山荘

 100人

100人

 110人

 

 110人

 

 

 

◎申しわけありませんが冷池山荘、種池山荘、新越山荘ともに個室の予約は承っておりません。宿泊状況によってはお受けできる時もありますので当日に現地にて受付時にご確認ください。

◎お電話もしくはインターネットにてご予約をお願いいたします。お客様に少しでもゆっくりと休んでいただくためにも、また私どもにとっても部屋割り等でたいへん助かります。定員を超えると お断りすることもありますが 、なにとぞご理解いただき、ご協力をお願い申上げる次第であります。 ただ定員と申しましても基本は相部屋で、下界の宿泊施設の定員とはと違ってかなりきつめでありますのでご承知置きくださいませ。少しでもゆっくりと寝られて翌日の山行に備えられますよう、入り込みができるだけ平準化しますようご協力とご予約の程よろしくお願いいたします。 また予約はキャンセルされても、キャンセル料等は一切頂戴いたしません。雨の日や体調の悪いときには、 当日キャンセルでも構わないので、絶対無理はなさらないで下さい。

アドバイスや注意

◎下界でも例年以上にクマの出没がニュースになっていますが、北アルプスでも多めの目撃情報が寄せられています。なかなかクマに対する特効薬はありませんが、クマ鈴を鳴らしたり、人通りの少ない樹林帯の中では時々大きな声を出したりして、人間の存在をクマに知らせるようにして下さい。

◎ブヨ(ブユ)がいつもより多く出ています。頭部をおおう網をつけたり、虫除けスプレーを塗ったりして備えてください。毎年大きく腫れてしまうブヨ毒に弱い方がおられますので、弱いことを自覚されている方は事前に薬や軟膏等をお持ちになってください。

◎全国的な猛暑が続きますが、岳の上でも日中はとても暑くなっています。こまめな水分補給はもちろん日焼け対策、無理のない行動、適切な休憩等をしっかりとなさってください。

◎週末を中心に柏原新道登山口の扇沢出合付近は駐車車両で混みあいます。絶対に路上駐車や、はみ出し駐車をしないでください。黒部ダムへの大型バスの通行に多大なる支障がでて、たいへん迷惑です。大渋滞の原因や、過去には交通事故の原因にもなっています。また駐車するときは白線内に きちんと駐車して、1台でも多くの車が停められるようにしてください。柏原新道登山口のある扇沢周辺は 700m先に、年間100万人以上の来場者がある黒部ダムへの玄関口の扇沢駅があります。通常の行き止まりの登山者だけが用いる登山口行きの林道ではありません。

◎砂防工事の資材置き場のため、3年間に渡って使用できなかった扇沢橋周辺の駐車スペースも今シーズンは利用できます。柏原新道登山口周辺駐車案内図 をご覧いただき、ご確認の上で停めて下さい。なお駐車台数には限りがありますので、公共交通機関を利用しての入山にご協力下さるようお願いいたします。

◎大谷原に駐車される方は、防災工事の大型車が通行しますので、大型車両の通行に絶対に支障にならないようお願いします。 通行止めゲートの周辺には絶対に停めないで下さい。

◎昨今の お一人テントの隆盛で、どのテント場も週末はかなり混み合います。満杯になったときには小屋に素泊まりになっていただきますのでご了承ください。早めの到着設営をお願いします。例年お盆期間はテント場はもっとも込みますのでご注意ください。

◎いかなる山行でもツアーであっても、各自で装備はしっかりと用意しましょう。またコースや計画の概要は各自がしっかりと理解しておきましょう。自分がどこを通ってどこへ下山するのか、 一体どのくらいの時間がかかるのかもわかってない“連れられ登山”の方が見受けられます。インターネット等だけでなく、専門家が監修したガイドブックや山岳地図等でしっかりと情報収集をしてください。

インターネット等に発表される個人の山行記録には、早歩きや、早走り、日帰りを自慢したり誇張したものが多々あります。 またそういったものに悪い意味で触発されて、強引なコース設定の方が目立つ昨今です。あくまで個人の記録ですので、山行時間や行程はガイドブックや山岳地図等の平均的な無理のないものを参考にしてください。 どこどこ間を何時間で歩いた走ったなんてことは自慢にもなりません。朝な夕なに山の変化を楽しむ、ゆっくり登山で足元の見落としそうな、小さな花に感動を覚える、そんな登山を楽しみましょう!

近年、種池山荘から午後4時過ぎに小さな子供を連れて下山する日帰りグループが見受けられます。子供は疲れきっていて、途中からは ぐずりだすでしょうし、どんどん暗くなります。下へ行くほど大きな木立になるので真っ暗になり、大変危険です。子供のことを考えた常識ある行動、登山日程をとってください。 これは子供連れパーティに限ったことでありません。一般の成人の方でも、最近特に感じるのは無茶苦茶な日程、コースでの日帰りの人が多いことです。

◎過去、小屋で体調を崩した方の話からも、寝不足や水分不足は登山の最大の敵といっても過言でありません。最大限気をつけ、時間に余裕を持った計画による山行をお願いします。 またゆとりあるゆっくり登山で足腰の疲労回復をすることが、下山時の転倒防止につながります。

◎夏は雷と夕立に注意。2時ごろまでに小屋へ到着するのが最大の安全策でしょう。そのためにも早朝出発に心がけましょう。

人気の種池山荘の手づくり焼きたてピザは、一日20枚限定にて7月20日(金)より販売いたします。なお期間はお盆頃までの『夏のピザ祭り』と9月10日ごろから9月いっぱいの『秋のピザ祭り』に合わせてご提供いたします。ほかにも不定期で販売するときもありますが、 シーズン中毎日ではありませんのでご了承下さい。