▲▲ 2008 / 4月 ▲▲

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NO386   荒れ模様のスタートも、このあとは期待大。

  2008/  4/ 26(土)

   予想通りというか連休初日は朝から雪がパラつくあいにくのお天気になりました。昼前からは雷も伴う吹雪模様に。夕方までに小屋周りで3センチほどの新雪です。あいにくの連休初日ですが、あさって以降は週間予報でもしばらくは好天続きが予想され、期待ができそうな気配です。次から次へと高気圧がやってきそうです。おだやかな、そして今年は残雪たっぷりの春山を楽しめそうな感じです。ただ明日は低気圧も東へと抜けそうですが、岳の上は明日まで雪がパラつくかもしれません。早く回復するのを期待したいですね。黄砂におおわれてやや黄ばんだ鹿島槍が新雪でお色直しした姿を早く眺めたいものです。

   今日は冷池山荘、種池山荘ともにお泊りの3名様をお迎えして今季のスタートを無事に迎えることができました。  いいシーズンになりますように。

NO385   いよいよ明日から大型連休。

  2008/  4/ 25(金)

   いったんは上がった昨日の 雨も今朝は雪に変わり小屋の周囲は2センチほどの新雪になりました。その後は雪もやみ晴れ間も出てきていますが、寒い一日になりそうです。今年のゴールデンウィークは総じて天気は良さそうなことを天気予報では伝えておりますが、北アルプスはは降ればまだまだ雪になる可能性のほうが高いですのでご注意をお願いいたします。連休入りの明日からあさってにかけては 寒気を伴った低気圧が本州上を通過するようで、あまりよくないようですので 突風、温度低下等による体温低下や雷雨、叩きつけるような降雪、視界不良等によるルートの見失いにお気をつけ下さい。

   写真は先週末から今週初めのものです。ご参考になさって下さい。


冷池山荘からの爺ヶ岳。夏道はほとんど現れていない。

冷池山荘からの鹿島槍ヶ岳。

雪に埋もれる冷池山荘。皆で除雪作業がんばりました。

手前に冷尾根、奥には爺ヶ岳東尾根。(赤岩尾根より)

残雪たっぷりの赤岩尾根上部。滑落、踏み抜きに要注意。

赤岩尾根の取り付きは夏とは違い尾根の末端から。がけ崩れの左側から。

NO384   4月26日より営業開始いたします。上部の残雪はかなり多めです。

  2008/  4/ 24(木)

   4月17日に入山、小屋開けをいたしました。その後連日の除雪作業を続け、冷池山荘種池山荘ともに大屋根まですっぽりと埋まっていた残雪も掘り割り玄関を出すことができました。予定通りの4月26日の営業開始になります。昨年のG.Wは素泊りのみの不規則なかたちでの営業になってしまいましたが、今年は食事も提供できます。

   入山後も4/18には25センチほどの新雪が降りましたが、今春は3月後半から4月前半にかけて度々まとまった降雪になったようで、小屋の周囲を含む主稜線帯はかなり残雪は多めです。先日も私は赤岩尾根を下山して来ましたが、イメージとしては標高2100メートルぐらいを境に上部は例年よりかなり多め、昨年の少雪などは論外の残雪の量です。2100メートルより下部は例年と同じぐらいか場所によってはやや少なめぐらいの感じでしょうか。幸いというか24日の降雨は雪に変わることはなく雨のままで、主稜線の軟らか目だった残雪もやや締まったようです。

    なお残雪期に柏原新道を通って種池山荘へ行くということはできませんし、常識的にもそのようなコース取りはしません。爺ヶ岳の南西斜面をトラバース気味に種池山荘へ向かって斜上していく柏原新道沿いのこの時期は、まだ数メートルの残雪の下で何も見えません。扇沢出合からしばらくは雪も消えてところどころ姿をあらわす柏原新道を登りますが、八ツ見ベンチ付近からは新道に関係なく南尾根をまっすぐに、尾根筋を外すことなく登って爺ヶ岳南峰へ直接到達してください。そこから主稜線を種池山荘もしくは冷池山荘へ向かいます。爺ヶ岳南尾根は結構距離が長く扇沢出合から爺ヶ岳南峰頂上まで、遅い人は9時間近くかかっている場合もありますのでご注意ください。昨年はものすごい少雪で爺ヶ岳主稜線の夏道もほぼ現れていたり赤岩尾根も高千穂平より上部でも各所で夏道が出現していましたが、今年はそういう感じとはほど遠いです。いずれにしましても体力、技術、日程そして何よりも経験に応じたコース選び、山選びをお願いしたいです。連休入りの26日から27日にかけては低気圧の通過にともなって、天気の崩れも予想されます。雪に変わる可能性も高いですので装備もしっかりとした冬山装備にてお願いいたします。

  

NO383   G.Wに向けて、まもなく入山いたします。

  2008/  4/ 16(水)

   昨シーズンから今春にかけていろいろなできごとが起こり、なかなか当ホームページの更新もできずにおりました。この間にもアクセスしていただいた皆様にはたいへんご迷惑をおかけいたしましたことを心よりおわび申し上げます。G.Wも間近にして気ばかり焦っていましたが、準備も一段落してようやくパソコンにむかう元気がでてきました。また少しずつ更新して参りたいと思っておりますので何卒よろしくお願いを申し上げます。

   先日は偵察も兼ねて、赤岩尾根の取り付き口の西股出合や爺ヶ岳南尾根のジャンクションピークまで様子を見にいってきましたが、3月4月の高温傾向のわりには残雪は多い感じがしました。おりしも先日には爺ヶ岳南西斜面の扇沢上部を滑っていた山スキーヤーが雪崩に巻き込まれる残念な事故も発生しております。入山、小屋開け後にはいろいろな情報もお伝えできると思いますが、北アルプスはまだまだ真冬とまったく変りありません。4月へ入ってからもたびたび雪が降っております。G.Wも近くなって参りましたが、体力、技術、日程、経験に応じた山登り、ルート設定をお願いしたいと思います。

    冷池山荘と種池山荘はG.W中は4月26日に営業開始して5月6日まで開いている予定ですが、両方の山荘に入山次第確実な日程を申し上げたいと思います。当情報やお電話にて小屋開け 状況をかならずご確認くださいませ。