▲▲ 最 新 情 報    : 2013 / 9月  ▲▲

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NO  1480    度重なる降霜。

2013  9/ 29(日)  

   先日までの日中はガスが多い空模様から、昨日、今日と秋空が広がっている鹿島槍ヶ岳・爺ヶ岳周辺です。ここ数年では、もっとも早いスピードで進む今秋の紅葉シーンですが、9/17の初霜、初氷以降、今秋は霜の降りる日、氷の張る日が多く、ここへきて主稜線の木々は、霜焼けにやられてしまい、チリヂリになったり、色あせてしまったものが目立つようになってしまいました。これも自然の摂理とはいえ、幾度と霜に当たった主稜線の木々には、紅葉の舞台を、最後まで全うできなくて残念に思います。

   ただこのあとは、標高が低く、霜の害が少ない中間帯の木々の紅葉がピークを迎えていきますので、期待したいと思います。柏原新道中間帯の“包優の紅葉”や、赤岩尾根の高千穂平の紅葉が10/10頃にかけて、見頃を迎えます。紅葉は主稜線から、中間帯を俯瞰するのもとても素敵です。

秋爽鹿島槍ヶ岳。(9/28)

秋の風情いっぱい。爺ヶ岳。(9/28)

秋雲舞う剱岳立山連峰と種池山荘。(9/28)

NO  1479   “おおまぴょん” が、ひょっこり・・・

2013  9/ 27(金)  

   大町市のゆるきゃらアイドル “おおまぴょん” が、種池山荘に遊びにきてくれました。 “おおまぴょん” は北アルプス生まれらしいので、初めての里帰りということになりました。大町市の若い衆の、エスコートのもと、よく頑張って登ってきたネ。 えらいぞ!おおまぴょん!

NO  1478   これまた予想通りの、大大大快晴!です。 

2013  9/ 27(金)  

   頭上には台風一過の秋空がみごとに広がりました。また昨夕の初雪は小屋周りにはもう残っていませんし、小屋から見える山々にも、初雪の痕跡は見当たりません。

   大きな移動性高気圧におおわれ、来週初めまでは絶好の秋空が続き、最高の紅葉狩り日和が続きそうです。しかも週末から来週明けにかけて、爺ヶ岳主稜線では紅葉もピークを迎えそうです。この週末は北アルプスのどこへ、どんな紅葉に逢いにいきますか。  逃す手はない今週末です。   

   そして来週明けは、紅葉前線もどんどんと大下降を始めそうです。来週末にかけて、柏原新道の中間帯から上部にかけての “包優の紅葉” も最高の舞台を見せてくれそうです。

今秋ナンバーワンと言っても、過言でない最高の秋空の下、鹿島槍ヶ岳登場!(9/27)

種池山荘の周囲、360度全山登場です。左奥には富士山もきれいに遠望できます。(9/27)

NO  1477   予想通りの初雪です。 

2013  9/ 26(木)  

   夕方近くから、2時間ほど種池山荘では、初雪が舞いました。積雪と言ったほどの量では、まったくありませんが、立派な初雪を観測できました。なにごとも初物はうれしいものですね!  夜にはガスも切れてきて、雲間から、星空も見え出しました。明日は台風一過の晴天が期待できそうです。   

 

NO  1476   新越山荘終了御礼。 

2013  9/ 26(木)  

   新越山荘の今シーズンの営業も先日24日に終了し、小屋閉め作業に当たったスタッフも、本日種池山荘に戻りました。これから小屋は来年の6月下旬の小屋開けまで、厳しい風雪に耐えつつ、静かに眠りにつきます。 スタッフのみんな、お越しくださったお客様には感謝申し上げます。来年もぜひお出かけ下さい。

6月末の残雪たっぷりの小屋開けから、初雪舞う時期までスタッフのみんなほんとうにありがとう!  これからの9ヶ月間は、小屋が風雪に耐えてがんばってくれるのを祈るばかりです。(9/26)

NO  1475   朝方の好天も・・・ 

2013  9/ 25(水)  

   9/22の日曜日から、朝は好天で始まるものの、その後日中はガスの中といったお天気が、今日で4日間続いています。ただ雨の心配はないので、良しとしなけらばいけませんね。その前の、連続5日間の大秋天と合わせれば、これで9日間連続の雨なし日となったわけで、私どもにしましても、たいへんありがたい期間でした。本当はもう少し、晴れ間が続いてほしいところですが、そろそろ大地も雨を欲しているようです。

   そんな中で、それを見計らったように、明日は台風20号が本州東海上を北上とのことで、あまり影響ははなさそうですが、雨の時間帯も少しは出て くるかもしれません。そして台風の北上とともに、気圧配置も少しだけ冬型模様の天気図へと、変わっていきそうです。寒気も下がってきそうですので、明日の夜あたりは 、北アルプスの高い山でも、雪がチラチラしてもおかしくない感じに思われます。  おりしも9/25あたりは、北海道の大雪山の初冠雪の平年値。その大雪山山系では、すでに9/18に初雪を観測しています。次の初雪は北アルプスか富士山か・・・・  いずれにしましても、そんな時期が近づいてきました。 

   なお金曜以降今週末はまた、高気圧がやってくるようですので、絶好のモミジ晴れが期待できそうですね。来週にかけて主稜線の紅葉も絶頂期を迎えてくれそうです。冷池山荘と種池山荘ともに、今週末は大きな混雑はありませんので、直前予約にてぜひお出かけ下さい。

今日も朝方はさわやかな秋空で始まりました。(9/25)

NO  1474   日に日に、紅葉進む。 

2013  9/ 24(火)  

   ここ数年のうちでは、もっとも早いペースで進む今年の紅葉です。山荘の建っている2400m台より高い、2500〜2600mぐらいの標高帯は、すでにかなりいい色合いになってきており、今週末から来週中ごろには、ピークを迎えそうな感じです。

   明日からは、少々お天気も崩れ気味の予報ですが、週末前にはまたまた、移動性高気圧がやってきそうです。強烈な冷え込みにやられなければ、相当に素敵な紅葉に逢えそうな感じです。10月の体育の日連休までは、柏原新道のどこかのポイントで、必ず紅葉に浸れるはずですので、ぜひまたお出かけくださいませ。

   ところで、本日をもって、新越山荘の本年の営業を終了いたしました。ご愛顧感謝申し上げます。来年も何卒よろしくお願い申し上げます。

爺ヶ岳。(9/24)
種池山荘。(9/24)
爺ヶ岳。(9/24)
岩小屋沢岳。(9/24)

NO  1473   日中は雲多かったものの、まあまあのお天気。 

2013  9/ 22(日)  

   3連休の2日目は、朝焼けで始まりましたが、日中は雲やガスに包まれる時間帯が多く、昨日までの大快晴のお天気は、一服といった感じの一日でした。でも皆さん紅葉の始まった、稜線歩きを十二分に満喫されたようでよかったです。

   さて秋の三連休の第2弾も明日にて終了。このあと今週の中ほどは、ちょっとお天気もぐずつき気味のようですが、次の週末ごろには、ふたたび大きな移動性高気圧におおわれるみたい! 先日までのお天気の悪循環から、ようやく良いサイクルへと変わりそうですね。そんな中、紅葉前線はここ数年のなかでは、やや早めに推移している感じですので、次週末 9/28(土)あたりには、かなりいい色合いなってくれそうです。明日からの週と10月第一週は、素敵な紅葉に逢いにぜひお出かけいただきたいと思います。

   とにもかくにも当方の冷池山荘と種池山荘の営業も、あと一ヶ月だけになってしまいましたので、登り納めにご計画いただきたく思います。そして今週24日には新越山荘がトップをきって今季の営業を仕舞います。

 

NO  1472   大秋天5日目! 安堵の週末。 

2013  9/ 21(土)  

   期待の3連休の初日は、最高のスタートになりました。なによりも4週末連続の、悪天情報および悪天の“どつぼ” から、脱出できたということが、心からうれしいです。お客さまにしても、同様だったようで、先週の台風18号に見舞われた、敬老の日連休をキャンセルして流れてきた方や、好天を確認して急きょ計画して、直前予約で来られた方などで、3日ほど前から信じられないぐらいに、一気にご予約も急伸して、冷池山荘と種池山荘は、テント場も含めて大入りになりました。明日も、もう一日にぎわいそうで、うれしい次第です。

   3連休は2日目も、3日目も天候安定傾向で、皆さん安心して、五竜岳方面への縦走に、また鹿島槍ヶ岳や爺ヶ岳をピストンしながら、始まった紅葉を満喫していただけそうです。 朝方は少しだけ、ひんやりも、日中は暑くもなし寒くもなし。最高の秋山日和の毎日です。

連日の剱岳立山連峰の登場です。(新越山荘:9/21)

NO  1471   秋晴れ4日目! まだまだ続きそうです。

2013  9/ 20(金)  

   素晴らしい秋晴れとともに、山肌を染める木々の色合いも、日に日に鮮やかさを増してきているこのごろです。9/17の初氷、初霜の際には、少し焼けてしまったナナカマドやミネカエデ等もみうけられましたが、一昨日、昨日、そして今日はほど良い冷え込みで、紅葉にも絶好の好環境が続いています。今週末の秋分の日3連休中には、一晩越して朝を迎えるだけで、紅葉の鮮やかさが増しているのを、お泊りのお客様にも感じていただけるはずです。そしてこのあとも、葉っぱがチリヂリに焼けてしまうような、超強烈な冷え込みがなければ、月末にかけてかなり期待できそうな感じの今秋の紅葉シーンです。    

   ところで私は一度も見たこともありませんが、“倍返し” という言葉が、人気ドラマで使われて、ちまたでも流行語になっているらしいですね。8月下旬から小一ヶ月続いた、天候不順を取り戻す、“倍返し”なんていったら、それこそ10月の小屋閉めまでも、この大快晴が続くことになってしまいますが、それはいくらなんでも無理がありますね。せめて秋分の日3連休中だけでも、この好天が続いてくれるのを願うばかりです。気象庁の予報でも、秋分の日3連休は期待できそうな感じ! そして来週の中ほどは、ちょっとくずれるような感じですが、そのあと9月最終週末は今回同様の秋空がまたまたやって来るのを期待です!

種池山荘と紅葉前線が舞い降りた爺ヶ岳。(9/18)
新越山荘への道。正面に岩小屋沢岳。中央最奥に針ノ木岳。(9/18)
 
日付 20
21
22
23
24
25
26
新潟
晴れ
- /28
-/0/0/0
 
晴れ
18 /28
0/0/10/0
 
曇り時々晴れ
19 /26
30
 
曇り時々晴れ
19 /27
30
 
曇り時々晴れ
18 /28
30
 
曇り
19 /26
40
 
曇り一時雨
17 /23
50
 
             
金沢
晴れ
- /29
-/0/0/0
 
晴れ
19 /28
0/0/0/10
 
曇り時々晴れ
19 /28
30
 
曇り時々晴れ
20 /28
30
 
曇り時々晴れ
19 /29
30
 
曇り
20 /27
40
 
曇り一時雨
18 /24
50
 
             
長野
晴れ
- /28
-/0/10/10
 
晴れ後曇り
14 /28
0/0/10/10
 
曇り時々晴れ
16 /27
30
 
曇り時々晴れ
17 /26
30
 
曇り時々晴れ
16 /28
30
 
曇り
17 /27
40
 
曇り一時雨
16 /22
50
 

 

気象庁9/20朝発表。秋分の日連休、期待して良さそうですね。

 NO  1470  マイカー登山の皆さんへのお願い。 道路へのはみ出し駐車厳禁及び公共交通の利用お願い。

2013  9/ 20(金) 

    秋分の日3連休を前に、マイカーでお見えになられる皆さんに重ねてお願いを申し上げます。柏原新道登山口周辺に車を停められる際には、絶対に道路へのはみだし駐車はなさらぬよう、重ねてお願いいたします。 毎年非常識駐車が後を絶たないわけですが、昨年の 9月にも、扇沢橋の先のカーブのところに、3台もの車が停められ、周辺では、大型バスの渋滞なども起き、危険防止のために、アルペンライン連絡協議会では、交通整理のガードマンに土日の2日間出動していただき、事故防止等をはかってくださったそうです。しかも停めた場所には、駐車禁止のための、バリケードやロープも張ってあり、そのロープをみずから外して停めたようです。毎年非常識な停め方をする方が、多々おられるので、 昨年より私どもで駐車スペースに白線を引き、車が道路へはみださないように、きちんきちんと停まるようにして参りました。それでも、自分達だけの都合、誤った 駐車感覚、いい加減な判断で、このように多大な迷惑をかける方が、後を絶たず残念でなりません。そのときも、少し離れた場所や、扇沢駅駐車場には、空きスペースがあったそうですので、何をかいわんやです。 ほかにも毎年のように、海の日3連休や秋の3連休の際には、はみだし迷惑車輌によって、トラブルが発生して多方面に迷惑をおかけしております。柏原新道登山口周辺は、坂道でカーブで見通しも悪く、大事故につながりかねない場所でありますし、アルペンラインは最奥に黒部ダムや立山への入山口である扇沢駅を控え、 秋の大型連休中も連日、往復で数千台の車輌、1万人を超える観光客が通る大主要道路です。爺ヶ岳への登山者だけが利用する山道や林道ではありません。 日によっては、大型観光バスが何百台も通る場所です。山岳地の各所にある、登山者だけが使う、行き止まり道路ではありません。普通車しか、運転できない人には、わからないかもしれませんが、大型車両の運転には、自分では、たいしたことないと思っている程度のはみだしでも、たいへん危険かつ大迷惑なのです。日帰りであっても泊まりであっても、わたしには 、はみ出し駐車で、一日あるいは二日、ときには三日間も置きっぱなしで山へ登る気には決してなれません。

   当ホームページ内にも、現在でも3ヶ所ではみ出し駐車厳禁の記述をしてお願いをしておりますし、柏原新道の登山口にも看板を立てて、“はみだし駐車” “路上駐車” 厳禁を訴え ています。それでもはみだし駐車が、たびたび発生しており、情けなくなる思いであります。皆さんにはできるだけマイカーを避け公共交通を利用していただくとともに、駐車スペースへ車を停めるときには、 白線の中へきちんと停めること。登山口周辺がいっぱいの時は、扇沢駅の無料、有料駐車場へ入れていただきたいと思います。有料駐車場には、36時間で1000円という登山者向けの場所もあります。自分たちの、迷惑駐車によって、大型観光バスが人身事故でも起こしたら・・・・  などと、心配しながら、山へ登ることを、考えたなら、決してお高いものでもないと思います。   またグループで、来られる場合は、一台にまとまって乗車してお越しくださるよう、お願い申し上げます。10人グループで10台で来られたのでは、いくら駐車スペースがあっても足りたものではありません。

   とにかく切に切にお願いを申し上げる次第であります。常識のある駐車は、山へ登る際のいちばん最初のマナーです。なにとぞご理解、ご協力の程を重ねてお願いを申し上げる次第であります。

一昨年の海の日連休。カーブの真っ只中、大事故の原因になりかねません。

昨年9/2 ガードマンさんが出動しました。この程度などとは、思わないでください。大変危険です。

多い日には大型観光バスだけでも、延べ200台以上の往来がある場所です。しかも見通しの悪いカーブの中ほどで 、登山の歩行者もいます。大事故に直結しかねません。 実際過去にも接触事故が発生しています。周辺すべてで、はみだし駐車、ギリギリ駐車はおやめ下さい。

NO  1469   紅葉前線降臨。

2013  9/ 18(水)  

 昨日今日の冷え込みで、爺ヶ岳の南西斜面や西斜面は、目に見えて色付き始めました。待ちに待った紅葉シーズンの幕が開かれたようです。   

NO  1468   秋晴れ二日目。

2013  9/ 18(水)  

 二日連続の、雲ひとつない秋空が広がります。爺ヶ岳も鹿島槍ヶ岳も剣岳も最高です。お天気に誘われて、お客様もボチボチ来ていただいてうれしいことです。まだまだこの好天は、続いてくれそうです。

NO  1467   寒さなんかへっちゃら。 

2013  9/ 17(火)  

    まだまだ夏山気分いっぱいで、Tシャツ一枚でがんばっていたようなスタッフにも、秋の到来を教えてくれる、今朝の寒さと冷え込みでした。

   冷池山荘と種池山荘は、あと一ヶ月ほどの営業期間、また新越山荘については、小屋閉めまで一週間ほどとさびしくなってしまいましたが、風邪などひかぬよう、体に気をつけて、残り期間スタッフ一同頑張ります。紅葉シーズンそして初雪登山には、ぜひ鹿島槍ヶ岳へお出かけ下さい。 お待ち申し上げます。  写真はわが三山荘の “初氷娘” です。

家族のみなさ〜ん! みんな元気でやってますよ〜(9/17)

NO  1466   台風一過の初霜、初氷、初氷点下。 

2013  9/ 17(火)  

    台風18号の置き土産は、今秋いちばんの冷え込みと、どこまでも広がる秋の空でした。今朝の気温は山荘でマイナス0.5度まで下がり、初霜と初氷をもたらしました。そして今回の雨と夕べからの冷え込みで、周辺の木々の色合いも確実に変わりはじめました。9月末から10月初めの、紅葉シーンが目に浮かんでくるようです。

   今回の好天は、しばらく続きそうな予報ですので、大いに期待です。手始めに今週末の秋分の日連休は、紅葉開始前夜を求めて、北アルプスはにぎわいそうですね。ようやく皆が待ちに待った、さわやかな秋が到来です!

みごとな鹿島槍ヶ岳秋天。種池山荘小屋裏のナナカマドも少し色付き始めました。(9/17)
遠く八ヶ岳、富士山、南アルプスを望む朝。夏の雰囲気とは、まったく違う凛とした大気が漂います。(9/17)
 バケツには、厚さ1.5センチの初氷です。(9/17)

NO  1465   明日からが楽しみ。 

2013  9/ 16(月)  

    昨夕からの雨は小屋周りで270ミリ近い降雨量になり、今夕7時ごろになってようやく止みました。久しぶりに超まとまった雨量という感じです。まだ小屋周りはガスに包まれていますが、明日の予想天気図からいっても、台風一過の好天が期待できそうです。

   大雨の影響で、大町〜扇沢間のアルペンラインも午後には、事前規制になりましたが、明朝は通行もOKででしょう。また赤岩尾根登山口の西俣出合付近も、かなりの大雨、出水にかかわらず被害等はありませんでした。柏原新道の“ガラバ”付近は最上部の小沢から土砂が、登山道に押し出しましたが、今日も雨の中、複数の方が通過して登ってきていますので、注意して通行すれば問題ありません。雨もようやく止みましたので、明朝は早々にガラバに赴き、土砂を除去して登山道を確保いたします。

   そして、ようやく明日からは、秋らしいお天気も続きそうとのことで、ほんまもんの秋山シーズンにやっと突入できそうです。 “一雨一度” といって、秋は一雨ごとに、温度も一度ぐらいずつ下降していくと言われていますが、明朝は一度どころか、二度も三度も下がって、冷え込みそうです。これからはしっかりとした服装でお出かけ下さい。

 沢水が引ける明日は、“ガラバ”の登山道に出た土砂を除去します。大雨の後ですので、落石にも普段以上に注意してください。(9/16)

NO  1464   3連休の2日目午後は、意外にも良い天気。 

2013  9/ 15(日)  

   ※ミスをして、9/15に更新した当情報を消去してしまったようです。まだコピーもしてなかったので、9/17に思い出して再現したものを、掲載しています。

 

   昨夜の小雨も上がり、今朝はまあまあのお天気で明けることができました。その後午前中は、ふたたび台風からの雨雲がかかって、小雨が続きました。そんな中、ほとんどの皆さんは、台風18号の襲来を心配して、残念ながら下山の途につかれました。ところが午後になると、意外や意外、雨も上がり、青空も広がり出して、尻上がりに回復して、絶好のお天気になりました。うっすらと色付き始めた山の斜面には、気持ち良い日差しが射します。

   昨日今日と当初満館が予想された冷池山荘も、キャンセル続出で、今日のお客様は5名様だけ。今年最強も予想される台風ですので、キャンセルされた方も下山された方も、みなさん賢明なご判断だと思います。ただ残った数少ないお客様には、ビッグなビッグなプレゼントとなりました。そして夕方からはいよいよ夕立気味に、土砂降りの雨も降り出して、台風の接近を感じないわけには参りません。明日は台風18号も本州に上陸するのが間違いなさそう。なんとか大きな被害や、事故等がないように祈るばかりです。

小雨の午前中もそこそこの視界。みなさん心残りの下山です。(9/15)
台風本体の雲と、秋雨前線の雲の合い間の晴れ間に、うまい具合にはまったようです。(9/15)
新越山荘方面もまあまあ。小屋閉めまで1週間ほど。紅葉もどれくらい進むかな?(9/15)

NO  1463   3連休初日は、まあまあのスタート。 

2013  9/ 14(土)  

   敬老の日3連休のスタートは朝焼けで始まりましたが、日中は台風からの湿った大気が流れ込むせいか、ガスの多い一日となりました。それでも朝方を中心に、晴れ間ものぞき、お越しいただいた皆さんには、それなりに充実した初秋の山旅となったようです。そしていちばん肝心の明日の3連休の2日目、台風18号の進路からは、目が離せません。北アルプスとしては、もっとも東寄りのコースを進んでもらうのが、良いように思うんですが・・・  とにかく雨の降り出し、風雨の強まりが少しでも遅くなりますように。そして全国的に被害が起こりませんように。

新越山荘から、遠く朝焼けの白馬岳方面を望む。いい感じの3連休スタートですが・・・ (9/14)

NO  1462   いや〜なサイクル。 

2013  9/ 13(金)  

   今週は、朝方こそ好天で始まるものの、日中はガスがかかったり、晴れ間が見えたりといったお天気が続きました。ただ今週は、ほとんど雨が降らなかった分だけ、良しとしなければいけないでしょうね。 ところで、明日からは秋の三大連休の第一弾 “敬老の日3連休” ということで、いったいどんなお天気になるのか心配でなりません。しかも今朝には、突然の台風18号の発生ということで、参ってしまいました。 3連休の最終日には、本州にも近づきそうな感じで・・・・・  これで4週続けての、天候不安定予報の週末です。 いったい何がこの悪いサイクルを、断ち切ってくれるのか・・・・・  台風18号が、秋雨前線を、ミッドウェーのはるか北方、北太平洋のかなたまで引きずっていってくれれば、うれしいのですが・・・・

   ところで週初めの状況では、定員オーバーの入り込みも予想された、この土曜日曜ですが、変更キャンセルの続出で、すっかりご予約も少なくなってしまいました。だいたい過ぎてみれば、台風も大したことなかったねって感じでおわるときが、わりかし多いんですが、今回はどうなることでしょうか。せっかくお越し下さるお客様のためにも、なんとかお天気が長く持ちますよう祈るばかりです。

すっかり秋の風情の種池山荘。最終日はともかくも、3連休の初日そして2日目だけでも、しっかりと晴れ間が広がってほしいものです。(9/13)

NO  1461       直 近 情 報    9/10(火)

天気

◎8月下旬から、そして9月に入ってからも、天気はいまひとつ安定感がありませんでしたが、ようやく昨日9日そして本日10日と好天が続いています。2日続きの好天は8/29以来です。

◎秋雨前線が日本近辺にありますので、位置や動きに注意してください。

◎朝の温度は、昨日そして今朝と5度以下に下がるようになってきました。また日中は最高で18度ぐらいで、たいへん涼しいです。もう日中も20度を超える日は 、ほぼないと思われます。

◎北アルプスは、もういつ初霜初氷等があっても、全然おかしくない季節に入ってきました。昨年2012年で言うと、鹿島槍ヶ岳周辺の 初霜は9/26、初氷が9/27、初雪が10/6です。一昨年はさらに早く初霜、初氷、初氷点下が9/7、初雪と初積雪が9/23です。 ただし9月中の雪で、10センチ近いような積雪はそう滅多にはありません。

◎NHKテレビの天気予報を見る際、北アルプス北部のお天気の目安としては、『長野』のお天気ではなく『新潟』のお天気のほうが類似していますので、そちらを参考にしてください。 さらに『金沢』も参考にすればよいでしょう。この3箇所が晴れマークなら、北アルプス北部も大体晴れるでしょう。

◎小屋のテレビで天気情報が映る際も、みなさん雨の確率ばかり気にしていますが、大事なのは気象予報士が冒頭で言う概況の解説と、天気図です。お聴き逃し、お見逃しなきように! また降雨予想のメッシュ図が出れば、今ではかなりの確率でお天気もわかろうかと思います。

花と紅葉

◎主稜線では、秋のお花も盛りを過ぎようとしています。種池山荘前のコバイケイソウの枯れ穂の林立が面白いです。

◎鹿島槍や爺ヶ岳稜線のウラシマツツジはかなり、赤味を帯びてきています。ナナカマドの実も赤く色付いてきています。主稜線の木々の色も夏の緑とはちがっ て黄色味がかってきています。草紅葉も日に日に進んでいます。

◎主稜線の紅葉は、次週の週末、秋分の日連休ごろから、色付きだすのではとみています。最近の傾向からは、爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳の主稜線では、9月末から10月初頭が見頃と思われます。今後の冷え込み次第でしょう。

◎柏原新道の中間帯、“包優の紅葉” の見頃は、10月第2週辺りからでしょうか。

登山ルート等の状況

◎登山道は、読んで字の如く、山へ登るための道であり、山を下りるための道です。高いところから石が転がるのが、自然の摂理のように、山にも登山道にもどうしても危険性がつきまといます。誰が見てもわかる危険な場所は当然のことながら、なだらかな場所でも決して気を抜くことなく登下降していただきたいものです。また雨や雪や風などによっても、大きな影響を受けるのも、至極当然のことです。100%安全な登山道はありません。 あわてずに一歩ずつ慎重に・・・

◎鹿島槍ヶ岳と爺ヶ岳登頂に関しては、登山道に支障報告はありません。

◎柏原新道のガラバ付近では落石に注意してサッと通過してください。集中豪雨時には、土砂崩れに注意です。 また下山時は、特に滑落に注意して、慎重に通過してください。 また下部のケルン付近も両側がガケになっていますので、注意が必要です。

◎赤岩尾根も支障なく歩けます。赤岩尾根は急登ですが、整備はされています。

◎鹿島槍ヶ岳から五竜岳の間はお客さま情報では特に支障はないようです。 また鹿島槍南峰を越えると、爺ヶ岳から鹿島槍ヶ岳南峰までの間のような比較的なだらかかつ穏やかな稜線歩きとは違い、岩場が多くなり高度感も格段の違いです。アップダウンも多いので健脚者、経験者向けです。

◎針ノ木大雪渓は、まだ中間帯の“ノ ド” 付近には残雪があります。針ノ木小屋のルート指示に従って通行してください。

◎赤沢岳の頂上直下、南側下り(スバリ側)は崩れやすい岩と、土がミックスした少々悪い場所が、80mぐらいありますので、 気をつけて下りてください。また間違った踏み跡もあるので、 ペンキ印を見落とさないようにして下さい。

◎雨や地震等による登山道被害報告等はありませんが、浮石への乗り上げや、落石等には十分に注意をはらってください。 また大雨が降っても登山道の全線の状況をすぐに把握することは不可能です。登山道に被害等があったときには引き返して小屋や警察署等にご連絡くださるようお願い申し上げます。

◎大町から扇沢駅までの大町アルペンラインや大谷原および西俣出合登山口までの道路もまったく問題ありません

◎大町から扇沢駅までの大町アルペンラインは大雨等の際には、事前に通行規制が行われ車両の通行ができなくなる場合があります。1時間に30ミリの豪雨が降った場合や、雨が止むことなく降り続き130ミリに達した場合が該当します。    ※こういった事前規制は 猿倉、中房、上高地等 北アルプス各所の登山口への車道でもあります。

混雑状況(9/10現在)      各山荘予約状況一覧表

◎今週末の敬老の日3連休は、冷池山荘が15日が混みあいそうで、定員を超えるかもしれません。14日はまだ余裕があります。また種池山荘は14日 が混みあい定員を超えそうです。 15日はまだ余裕があります。2泊での鹿島槍ヶ岳ピストンをお考えの方には、14日(土)が冷池山荘、15日(日)が種池山荘泊まりでの山行をおすすめいたします。 どちらにしましても、お客様の動向もお天気次第、秋雨前線の動き次第のようです。

◎敬老の日3連休の新越山荘は、14日だけが定員の半分超の入込が予想されますが、15日は大変すいていますので、ぜひお出かけ下さい。

◎次週末の秋分の日連休は21日(土)の種池山荘のご予約が増えてきていますが、まだご予約は少なめの感じです。 ただ紅葉も始まりだしますので、天気予報と相談しながら、ご予約も増えてくるものと思われます。

◎今季の新越山荘最終営業日(宿泊可能日)は、9/24(火)となっております。また冷池山荘と種池山荘は、10/20(日)となっております。最終営業日近くは、必ずご予約くださいませ。

◎申しわけありませんが冷池山荘、種池山荘、新越山荘ともに個室の予約は承っておりません。宿泊状況によってはお受けできる時もありますので当日に現地にて受付時にご確認ください。

◎ご予約をお願いいたします。お客様に少しでもゆっくりと休んでいただくためにも、また私どもにとっても部屋割り等でたいへん助かります。定員を超えると まれにお断りすることもありますが 、なにとぞご理解いただき、ご協力をお願い申上げる次第であります。 ただ定員と申しましても基本は相部屋で、下界の宿泊施設の定員とはと違ってかなりきつめであります のでご了承くださいませ。少しでもゆっくりと寝られて翌日の山行に備えられますよう、入 り込みができるだけ平準化しますようご協力とご予約の程よろしくお願いいたします。 また予約はキャンセルされても、キャンセル料等は一切頂戴いたしません。雨の日や体調の悪いときには、絶対無理はなさらないで下さい。

アドバイスや注意

◎週末を中心に柏原新道登山口の扇沢出合付近は駐車車両で混みあいます。絶対に路上駐車や、はみ出し駐車をしないでください。黒部ダムへの大型バスの通行に多大なる支障がでて、たいへん迷惑です。大渋滞の原因や、過去には交通事故の原因にもなっています。また駐車するときもできるだけ詰めて1台でも多くの車が停められるようにしてください。登山口の先には年間100万人以上の来場者がある黒部ダムがあります。通常の行き止まりの登山口行きの林道ではありません。

◎昨年より黒部ダム入口の 扇 沢 駅 駐車場 (柏原新道登山口ではありません) の舗装した箇所はすべてが、諸般の事情で有料化されました。無料はいちばん下部にある、 未舗装の大町市営駐車場のみになりました。 ご理解、ご協力お願いいたします。 なお有料駐車場の最下段部の第3駐車場は36時間利用で1000円ということですので、一泊2日の登山者には利用しやすい料金かと思いますので、柏原柏原新道登山口周辺の駐車スペースが一杯のときには、ぜひともご利用下さいませ。

◎大谷原に駐車される方は、防災工事の大型車が通行しますので、大型車両の通行に絶対に支障にならないようお願いします。

◎朝夕を中心に、すっかり涼しくなってきました。もう冷え込めば、いつ初霜や、初氷がはっても不思議でない時季になってきましたので、防寒対策等に気をつけてください。

一昨年あたりから、ヘルメットを着用されて登山される方が増えてきています。事故防止の点からもたいへん良い傾向かと思います。また今年はモンベル社から長野県にヘルメットの寄贈があり、県内の岩場が多い場所の山小屋で、一回1000円にて貸し出しも行なっています。当方では冷池山荘とキレット小屋の間で貸し出していますので、ご利用下さい。

◎当山域では、今夏大きな事故がなくて幸いでした。ただいわゆる“高山病”に由来する、肺水腫や肺炎等で重症になる事例が相次ぎました。各自の自己管理をしっかりとお願いしたいと思います。また遭難とは 、とてもいえないような、安易な“遭難騒ぎ”も相次ぎましたので、こちらもしっかりとした計画、体調管理、ゆとりある行動での登山をお願いいたします。

◎いかなる山行でもツアーであっても、各自で装備はしっかりと用意しましょう。またコースや計画の概要は各自がしっかりと理解しておきましょう。自分がどこを通ってどこへ下山するのか、 一体どのくらいの時間がかかるのかもわかってない“連れられ登山”の方が見受けられます。インターネット等だけでなく、専門家が監修したガイドブックや山岳地図等でしっかりと情報収集をしてください。 またインターネットやブログ等に発表される個人の山行記録には、早歩きや、日帰りを自慢したり誇張したものが、ままあります。またそういった自慢の記述に 変に感化された方が、最近目立つのも何かと心配でなりません。 あ くまで個人の記録ですので、山行時間や行程はガイドブックや山岳地図等の平均的な無理のないものを参考に、余裕を持って、楽しみながらの山行にしていただきたいものです。

ここ数年、種池山荘から午後4時ごろに小さな子供を連れて下山するグループが見受けられます。子供は疲れきっていて、途中からは ぐずりだすでしょうし、どんどん暗くなります。下へ行くほど大きな木立になるので真っ暗になり、大変危険です。子供のことを考えた常識ある行動、登山日程をとってください。 これは子供連れパーティに限ったことでありません。一般の成人の方でも、最近特に感じるのは無茶苦茶なコースの日帰りの人が多いことです。

◎過去、小屋で体調を崩した方の話からも、寝不足や水分不足は登山の最大の敵といっても過言でありません。最大限気をつけ、時間に余裕を持った計画による山行をお願いします。 またゆとりあるゆっくり登山で足腰の疲労回復をすることが、下山時の転倒防止につながります。

◎まだまだ夕立や雷には要注意です。2時ごろまでに小屋へ到着するのが最大の安全策でしょう。そのためにも早朝出発に心がけましょう

NO  1460   今日も、すっきりとした 秋の空が広がります。 

2013  9/ 10(火)  

   さわやかな移動性高気圧に、2日続きでおおわれる鹿島槍ヶ岳周辺です。2日続きの晴天は、8/28、29以来です。今週は週前半がこの移動性高気圧、週後半が太平洋高気圧におおわれて、好天が続くようです。ただ問題は、その後の週末“敬老の日3連休”のお天気です。次にやってくる移動性高気圧と、太平洋高気圧が本州上で綱引きをしそうです。どういう天気結果になるかは、わかりませんが、直前までしっかりと、気象情報をご確認のうえで、北アルプスへお出かけいただきたいと思います。  

   4週末連続の、不安定な天候は、心底お断りです! 皆の願いが天に通じますように・・・

剱岳上空に、見てても楽しい、秋の雲が広がります。新越山荘小屋裏のダケカンバもぽつりぽつりと黄色くなり始めました。(新越山荘:9/10)
新越山荘の営業はあと2週間になりました。小屋前ではタカネスイバが赤くなってきています。(9/10)
秋らしいうろこ雲が鹿島槍ヶ岳上空をおおいます。(9/10)

NO  1459   11日ぶりの、すっきりとした朝。 

2013  9/ 9(月)  

    日中は雲が多くなったものの、朝方は久しぶりに雲ひとつない好天で明けました。朝の温度も8/28以来の、4度台まで下がり、こちらも久しぶりに秋到来を思わせる、ひんやりとした朝でした。9月に入ってからは、 朝方は比較的温度高めの感じでしたが、これから徐々に冷え込みが増していくと、今年も昨秋同様の素敵な紅葉に逢えるのではないでしょうか。

冷池山荘から、久しぶりに青空の鹿島槍ヶ岳。(9/9)
新越山荘へ続く道沿いも草紅葉がすすみます。剱立山もおだやかな表情です。(9/9)

NO  1458   祝 東京五輪・パラリンピック! ところで・・・ 

2013  9/ 8(日)  

   昨日のお昼から降り出した雨は、昼過ぎまで降り続き、山荘で約70ミリ強 のまとまった雨量になりました。昨日ご宿泊のお客様は2日続きの雨中でのあきらめきれない山行になってしまいましたが、今朝は地球の裏側ブエノスアイレスから、うれしいビッグなニュースが届きましたので、皆さんも少しだけ、元気をもらっての出発でした。

   そして降り続いた秋雨は、午後遅くからは急速に回復してきており、明日からは、天気予報を見てても期待できそうな感じです。 なんかホッとした気分・・・  でも秋雨前線は、このあとも日本近辺にあるようですので、やっぱり目から離せません。(なお現在、周辺登山道に支障等の情報はありません)

   ところで・・・・・  調べてみました。 2020東京オリンピックのこと。開催期間のことって、全然話題に上がっていませんでしたが、やっぱり真夏の開催なんですね。 先程のなんかホッとした気分・・・     が、なんかドッと溜息・・・   になってしまいました。オリンピックが7/24(金)〜8/9(日)まで、パラリンピックが8/25(火)〜9/6(日)の開催予定らしいですね。  まさに夏山シーズン真っ盛りでの、山小屋VS東京五輪のガチンコ勝負って感じでしょうか。昨今のオリンピックは真夏の開催で、私のイメージとしては、オリンピック開催年は、夏山登山者が少ない・・・  要はお客様が、普段の年より少ないっていう印象がぬぐいきれないんですよね・・・・   ただ今回唯一の救いは、日本でやるので時差に関係なく、通常の生活の中で生中継で、テレビ観戦できるってことですね。  山小屋でも期間中は、精一杯テレビ中継して、お客様に安心して岳に登ってきていただきたいものです。 まあどちらにしても、商売柄時期的にも観戦に行くことはできないでしょうが、日本人選手の大活躍を今から期待したいものです。大町出身の若手にも、女子バドミントンや女子体操に全日本レベルの子たちがいるので、密かに期待です!

昼過ぎまで降り続いた雨でしたが、
しだいに、小降りになり、
夕方には、このお天気です。
ようやく明日は外ベンチで焼きたてピザを召し上がっていただけそうです。

NO  1457   焼きたてピザどうぞ! 

2013  9/ 7(土)  

   案の定午後は雨降りになってしまいました。これで3週続いて週末は雨模様です。お客様も私どもも、ひたすらただひたすら残念の一言のみです。

   ところで明日もいまひとつお天気には不安が付きまといますが、種池山荘ではピザ祭りの開幕です。本当は三連休中にでも、開催できれば、いちばんいいんですが、現状では、まだまだかないません。期間も限られますが、13日までの10時から12時半の予定でおります。なお売り切れの際はご容赦くださいませ。来週は天気も復活気味のうれしい予報ですので、お出かけ下さい。

試し焼きと、試食会をしました。手作り生地に、手作りソース、具とチーズをトッピング。
本格的なお窯はまだですので、簡易型ピザオーブンを使用。これがなかなかの優れもの!
ふっくら美味しく焼けました。さあどうぞ召し上がれ。 小屋のことを忘れずに、秋休みから無事に帰還してくれ、種池に立ち寄った冷池山荘スタッフのUさんにもおすそ分け。

NO  1456   一時間でも長く持って‥‥

2013  9/ 7(土)  

   残念ながら、なんか怪しい雲が広がる、種池山荘上空です。一応重く暗い雲の向こうに、富士山や八ヶ岳も見えてはいるんですが‥‥ ただ雨雲レーダーで見ても、午後はちょっときびしいみたい。なんとか皆さんが、鹿島槍ヶ岳頂上に着くまで、お天気が持ってくれますように。

目指す鹿島槍ヶ岳はガスの中。まだチラッと見える青空に期待を託して。

昨夜種池山荘ご宿泊のグループも、鹿島槍目指して出発です。

NO  1455   明日は期待していいかな?  

2013  9/ 5(木)  

  秋雨前線がいったん去ったあと、明日は移動性高気圧がやってくるみたいで、期待してます! ただその後は、また秋雨前線が南岸に停滞するみたいな・・・・・ なかなかお天気に安定感がありません。といっても、今回も鹿島槍ヶ岳周辺は、西日本のような猛烈な豪雨にはならず、幸いでした。今日も雨が上がった午前中はまあまあのお天気になったくらいです。週末もなんとか、お天気がもってくれれば嬉しいんですが・・・・・  標高2600mぐらいの布引岳付近では、草紅葉が始まりだしました。ウラシマツツジが赤く染まりだし、初夏にはみごとな真っ白い花をつけた、ハクサンイチゲの葉は黄色くなってきました。日に日に夏の余韻を見つけにくくなる一方で、秋の支配が確実に広がってきているようです。

標高の高いところから草紅葉始まる。(9/5:布引岳)
午後はまたパラパラするも、午前中は顔を見せてくれた鹿島槍ヶ岳。冷池山荘前のナナカマドの緑も微妙に夏の緑ではありません。(9/5)

NO  1454   第2回 『種池山荘 ピザ祭り』 開催!  

2013  9/ 4(水)  

  昨年も突然実施して、大好評を博した?? 『ピザ祭り』 を、種池山荘にて9月8日(日)から開催いたします。すでに地元の皆さんの、ごくごく一部の方からは、絶賛の言葉を頂戴し、今秋の開催を楽しみに待ってるよ! なんて身に余る温かいお言葉も度々かけていただきました。また夏のあいだにも、種池山荘へ、昨年食べておいしかったから、今年も食べに来ましたなんて方も、何人かいてくださったとか・・・  とてもありがとうございます。

  今年も麓の『パウダーパフ』で、冷池山荘のM支配人が、先日練って、半焼きした生地を本日、荷上げしました。『パウダーパフ』の本格的な溶岩窯で焼くのとは違って、簡易型のオーブンで焼くので、下界のような訳には参りませんが、種池山荘のH支配人が一所懸命焼き上げますので、ぜひともお召し上がりにお出かけいただければ、幸いです。いずれは種池山荘名物になるように溶岩窯やミキサーを上げて、提供できるようになればと思っています。 9/8(日)からの開催で、毎日AM10:00からPM12:30頃まで、毎日最大で15枚程度の販売で、売り切れ御免、5日間ぐらいを予定しています。  

  本格的手作りピザです! どうぞお召し上がり下さい!

写真は昨年のピザ祭りから。

NO  1453   予想の難しいお天気が続きます。  

2013  9/ 4(水)  

  西では連日のように、ゲリラ豪雨。一方東では、度重なる大竜巻の発生と、どこもたいへん不安定な空模様です。さて日本中がそんな状況ですので、中を取り持つ北アルプスも大荒れと、皆さんお思いかもしれませんが・・・・   それが今朝もめちゃくちゃ素晴らしい初秋の空が広がった鹿島槍ヶ岳・爺ヶ岳上空でした。ただ昼過ぎからは、小雨が時おりぱらつき、ついには夕方からは本格的な雨降りになってしまいましたが・・・・  

  そして気象予報士でさえ、正直なところ、難解であろうこのところの天気予報ですので、明日以降の天気予想は素人には難解至極であります。  だいたい、昨日の予報では、今朝上陸した台風17号は、何日間か、西日本に停滞するって話しじゃなかったんでしょうか?  あっという間に、温帯低気圧になって、西日本を通過? してしまいました。 (まあ広い予報円の中に入っていると言えば、入っているはいるが・・ )  まあどちらにしても、もうしばらく秋雨前線が、本州付近に停滞傾向のようですので、難解な天気状態はもうしばらく続きそうです。お客様同様に、わたしどもも大きなため息がでる三週続きの週末になりそうです。

  なお何度も申し上げておりますが、集中豪雨等に見舞われると、アルペンライン等の事前通行止めや、各地山岳部においても沢の渡渉困難、周辺でも柏原新道の上部“ガラバ”付近での土砂崩れや赤岩尾根の最上部“馬の背”付近での落石等の心配もでてきますので、注意が必要なのは言うまでもありません。ご注意をお願いいたします。

  今は、8月中に2週間も続いた雨なしの大大大快晴を思い浮かべるのと、秋の燃えあがる紅葉にひたすら思いを馳せるのみです。週末登山をご計画の皆さんは、直前の直前まで天気をご確認のうえでご入山いただきたいと思います。  明日も思わぬ好天が待っていてくれたらいいなあ・・・・

秋の雲が種池山荘の上空に、ど〜んとやってきました。こんな雲が毎日どんどんやってきてくれたら、どんなにかいいのにね! (9/4 )
剱岳もばっちり登場。日本海も能登半島も富山湾も・・・・  (9/4 )
鹿島槍ヶ岳もばっちり登場です。全部今朝の写真ですよ!登ってみないとわからないですね。9/4 ラッキーな朝、期待以上の朝でしょうか。爺ヶ岳を目指して種池山荘をご出発です。(9/4 )

NO  1452   ちょっとだけ、気の早い子たちが・・・  

2013  9/ 2(月)  

  どこの世界にも、やたらと気の早い子や、せっかちな大人がいるものですが、植物の世界だっておんなじです。 まして早ければ、9月中にも初雪に見舞われる北アルプスではなおさらでしょうか・・・猛暑、天候不順、ゲリラ豪雨・・・ と、いろいろ言われた今年も、忘れずに紅葉シーズンがやってきてくれそうです。天から舞い降りた紅葉黄葉の点は、やがていくつもの点のドット柄に、そして山肌全面へと広がっていきます。

  今秋も必ずや、9月下旬から10月上旬には、昨年にもまして素晴らしい紅葉シーンを皆さんにお届けできることと思います。今年もまた北アルプスのいろんな紅葉に逢いに来てくださいね。

  ところで、残念ですが、今日も昨日同様に、不安げな空が広がる鹿島槍ヶ岳周辺です。

クロマメノキが赤味を帯びてきました。例年この時期に、いの一番に色付き始める場所です。(8/31)
黄色い点が、緑のキャンバスにポツン、ポッツン、ポッツンと、付き始めました。(9/1)

NO  1451   雨の9月入り。  

2013  9/ 1(日)  

  昨日土曜日の日中は、その後も雨降ることなく、登って来られた数名のお客様には、比較的ラッキーな一日でした。そしてお客様が全員到着後の昨夜には、またまた土砂降りになったものの、今朝はまたまた小康状態に・・・  結局今日は一日を通して、パラパラしたり、止み間の時間もあったりと、はっきりしないお天気でした。

  今日は幸いに強雨には見舞われなかった鹿島槍周辺ですが、こんな天気状態はしばらく続きそうですので、注意が必要です。早く乾いたさわやかな秋の大気がやってきてほしいものです。紅葉のメカニズムは、私にはよくわかりませんが、8月下旬からの長雨が紅葉に好影響をあたえてくれることを信じて、始まる紅葉シーズンを迎えたいものです。

今年ももうじき、爺ヶ岳に本格的紅葉前線が舞い降りることでしょう。(9/1)
霧雨にしっとりとぬれる種池山荘のナナカマド。(9/1)