▲▲ 最 新 情 報    : 2014 / 11月  ▲▲

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NO  1719  明日には、もう一週間・・・

2014  11/ 28(金)  

   11月22日夜の長野県北西部地震(長野県では神城断層地震と命名しました。ちなみに地震の被害規模? から、気象庁では名前を付けないのだそう・・・・・ ) 発生から、明日には早くも1週間になります。昨日あたりの新聞報道や県内テレビ報道から、白馬村境の山間部の大町市北東部の地区でも、民家にかなりの被害が発生していたことが、報道されはじめ、いろんな意味でまたショックを受けています。

   来週には今冬最初の本格的な降雪が、長野県内北部の里にやってくるといった予報も、今夕の天気予報では流れだしました。今回の地震のいずれの被災地も長野県北部に位置します。いち早い対策対応を願うばかりです。

   それにしても、御嶽山に続いて、今度は阿蘇山が噴火を始めたり・・・  西ノ島新島は一年間も景気よく噴き続けているし、東北では蔵王山、南九州では硫黄山がきな臭い。 どうも東北大震災以降日本の地中深くでは、巷間云われる大きな変動があるような感じでなりません。

 

   P.S  今回の地震発生におきましては、私どもにも30人近い皆様から、ご心配やらお見舞いのお電話を頂戴しまして、まことにありがとうございました。古いスタッフからもいただきたいへんうれしかったです。 さいわい大町市街地については、被害はございませんでした。また3つの山小屋については、確認できておりませんが、白馬村において大糸線から西側山麓や西側山間部にかけては、まったく被害が発生しておりませんので、鹿島槍ヶ岳周辺においてもだいじょうぶだったことと思っております。 今後は山好き、スキー好きの皆様に置かれましては、いろんな側面から、長野県北部の被災地を支えていって下さるよう、祈念してやみません。現時点では大町市、白馬村、小谷村の北アルプス山麓の全スキー場は、なんら被害を受けておりませんし、スキー場までのアクセスも問題ありません。ぜひとも今冬は、以前にもまして、お出かけいただけたら幸いであります。

朝方の好天も午後には、雨を呼びそうな雲が広がり始めた後立山連峰です。(11/28)
今週初めの降雪で、さらに積雪を増した鹿島槍ヶ岳。雪庇も確実に張り出してきています。(11/28)

NO  1718  一日も早い復旧復興を願って。

2014  11/ 25(火)  

   今回の地震で白馬村の最も被害が大きかった地区に、30年ほど前、数年間当方の山小屋で働いていただいた方のお宅があり、たいへん心配しておりました。固定電話は通じず、また10年以上もお会いしていないので、携帯電話の番号もわかりません。

   そんな中、地震発生から3日が経ち、県内の報道からも、現地にも少しだけ落ち着きが感じられてきました(勝手に私がそう思っているだけかもしれません) ので、今日は直接お宅に伺ってきました。幸いお宅は外から見た感じでは無事で、ひと安心です。今日は皆さんお留守で、お目にかかれませんでしたが、ご近所のお話しでは、皆さんご無事ということで、なによりでした。帰宅後には、直接ご本人からも、ご無事のご連絡を頂戴し、ほんとうにひと安心です。

   ただ周辺は、テレビ報道のとおり、何軒ものお宅が全壊、半壊、傾いており、大町からひとやま越えた地点での変わり様には、愕然とするばかりです。まして今日は冷たい雨の一日、片付けもままなりません。また1キロほど離れただけの、白馬村のメイン街道の国道148号線や大糸線沿いは、墓石が少し倒れているくらいで、見た目は通常とほとんど何ら変わらないので、その差にも唖然です。 断層からの多少の遠近の差、地質、地盤等の違いで、こんなにも違うものかと・・・・   そういえば阪神大震災のときも、ボランティアで3月に5日間ほど伊丹市に行ってきましたが、その際も通りひとつ違うだけで、世界が全然違っていたのでびっくりしましたが、今回も同様です。震源に近いながらほとんど被害がなかった大町市街地などより、より離れた長野 市街地の善光寺付近のほうが、よっぽど被害が出ていることなども、少々驚きでした。宇宙のことは日々解明されていっても、地球のわずか数キロ地下のことは、未だほとんど解明されてないといってもいいんでしょうね。テレビでは専門家が、御嶽山の噴火と今回の地震はまったく関係ないとおっしゃっていましたが、そんな言葉もにわかには信じられません。

   今はとにかく、ライフラインの復旧、避難先をはじめ、あらゆる施策をスピーディに、行政にはお願いするばかりです。選挙での停滞なんて許されません。とにかく白馬村にせよ、お隣の小谷村にせよ日本を代表する豪雪地帯です。今秋の十数回もの、岳の降雪は、いまだ里には下りてきていませんが、もう来週には12月入り。時間はまったくありません。

   長野県内の被災された皆様には、慎んでお見舞いを申し上げるばかりです。

倒れたお宅には、なかなかカメラを向けることができませんでした。 住宅復旧、道路・水道・電気・電話復旧、治山工事・・・ 路傍の庚申塔や石仏も、なんとか早く安置されますよう願うばかりです。(11/25)

NO  1717  長野県北西部地震。

2014  11/ 23(日)  

   昨夜10時8分に、発生した最大震度6弱の大地震では、北隣の白馬村を中心に、大きな被害が出たようで心配されます。大町市では、市の東部で震度5弱を観測し、市街地北部に位置する我が家でも、今までに経験したことがないくらいのひどい揺れがありましたが、幸い棚から物が落ちたり、食器がひっくり返ったりすることもありませんでした。

   その後も今朝にかけては、余震も何回もあったり、白馬方面から大町病院にケガ人を搬送する、緊急車輌等も一晩中ひっきりなしで、なかなか熟睡もできませんでしたが、朝になって我が家周辺を確認しても、目に見える被害はないようです。昨晩や今朝には早々に、ご心配をくださった電話を何人もの方から、いただいたりしてありがとうございました。

夜明けから、防災ヘリや取材のヘリが、行き交う上空です。(11/23)
市街地北部の我が家周辺は、構造の弱い田んぼの物置小屋などにも、被害は出ていません。(11/23)
大町も市街地周辺では、被害はないようですが、最北部の白馬村境や、東部の山間地では心配されます。(11/23)

NO  1716  山仕舞いへ。

2014  11/ 17(月)  

   今日11月17日は、当地の山関係者や林業関係者にとっては、シーズン納めの日。 大出地区にある山の神でも、シーズンに感謝申し上げる大祭が催され、私も参列してまいりました。昔ならこの祭りが終われば、冬篭りへといった感じだったんでしょうが、今では冬のスキーシーズンへの架け橋のお祭りといった感じでもあります。昨日は晴れ間ものぞいた後立山連峰も、今日は早朝から再びの雪模様で、ウインターシーズンに向けて、今季はいたって順調に冬の訪れがやってきているようです。明日あさってにかけても、冬型のなかで、さらに積雪も増しそうです。

      立山室堂周辺の山小屋にしましても次週末で、ほとんど小屋仕舞いになりそうです。昨年の勤労感謝の日連休には7人もの方が死亡する、とても残念な雪崩遭難が立山連峰の真砂岳で起こってしまいましたが、今年も十二分に注意していただきたいものです。下の雪山の写真は、先日も富山の五百羅漢さまの写真をいただいた、富山の小西様からいただいたもので、昨年の雪崩事故の際に、偶然立山に登山に行かれており、その際に撮られたものです。

朝の内は見えていた、鹿島槍の天狗尾根の下部から五竜岳の下部です。午後には全山完全に雪雲の世界。夕方には大町もしぐれ模様に・・・ 明朝は里のかなり近くまで白くしそうです。(11/17)
鳥居も新調され、地元の皆さんの、山の神に対する、ふだんからの敬虔な思いには、感謝申し上げます。今年も山を取り巻く事故等もいろいろあったわけですが、来年は事故のないいい年になってほしいものです。(11/17)
スキーヤーも登山者も、入山届けやビーコンの携帯を!滑走場所等の選定もより慎重に!事故のない勤労感謝3連休になってほしいです。(小西様提供 : 昨年11/23 : 立山連峰にて)

NO  1715  降雪続く後立山連峰。

2014  11/ 14(金)  

   昨日に続いて、今日も終日厚い雪雲の中の、後立山連峰でした。おそらく明日も雪降りの一日、明後日については、いったん晴れ間ものぞきそうな予想ですが、来週はまたまた雪模様の日が多くなりそうな感じですので、今日は登山口に立ててあった最後の看板を撤収に行ってきました。

   扇沢登山口の周辺の積雪は10センチ弱、扇沢駅の駐車場には、今朝は除雪車も出動した模様でした。 今日も扇沢駅周辺は終日雪がパラパラする寒い一日で、夜には大町市内でも、また小雪が舞いだしています。もう主稜線については、完全な冬山であり、積雪もそのかさを相当に増しているものと思われます。柏原新道上部の“ガラバ”付近は通行不能でしょうし、周辺は雪崩の心配もあります。

   今週末も登山を計画されている方、数名から積雪等の問い合わせがありましたが、もう当方でも現地の状況はわかりかねますし、想像で申し上げることにしましても、きびしい環境をお伝えするばかりです。 もうなんら厳冬期の冬山と大差はありません。どなたも完全冬山装備にて、しっかりとした計画判断にてお願いしたいと申し上げるばかりです。

扇沢駅に行くにも、万一に備えてチェーン等の持参がほしいです。(11/14)
扇沢から見た蓮華岳北斜面。(11/14)
柏原新道も完全に冬眠に入ります。(11/14)
大谷原から見た、積雪増す赤岩尾根の下部。(11/14)
看板等もこれで全部撤収。クマも早く冬眠に入ってほしいものですネ。(11/14)

NO  1714  富山の素晴らしき紅葉、呉羽山と五百羅漢像。

2014  11/ 14(金)  

   富山県在住の登山大好き、鹿島槍大好きの小西様から、富山市内の紅葉の名所 呉羽山と同地にある長慶寺の五百羅漢像の写真を送っていただきました。 あまりにぜいたくな素敵なお写真ですので、お許しをいただき皆様にもご紹介させていただきます。私もいつの日か、絶対に足を運びたいものです。 小西様におかれましては、富山の素晴らしい紅葉と歴史遺産をありがとうございました。

   9月中旬に、北アルプスや大雪山系に舞い降りた紅葉前線も、順調に山麓へそして順調に南下を進めてまいりましたが、長〜い日本の紅葉シーンも、確実に最終盤を迎えているようです。全国各地の紅葉の名所も、今週末そして次週末が最後の見頃でしょうか。

あらゆる表情をもたれた羅漢様のお顔に、燃ゆる紅葉で増幅された、穏やかな小春の日差しが、降りそそぎます。 悲しいお顔や困ったお顔の羅漢様の表情もどこか緩む一日ですね。
鮮やかな頭上のモミジと、足下にも敷き詰められたモミジの落葉。まさに真紅のトンネルの中を、羅漢様に見守られての至上の散策でしょう。(10/18)
紅葉全開の呉羽山から、遠く剱立山連峰、薬師岳を望む。白い高架橋は来春開通の北陸新幹線でしょうか。 長野県や関東地方の方には、北陸が一気に短縮されます。来春は新幹線の車窓から残雪たっぷりの立山や剱岳が望めます。待ち遠しいですね!(10/18)

NO  1713   大町2014初雪。

2014  11/ 13(木)  

   最高気温も8.1度 止まりの、強い冬型気圧配置が強まるなか、午後には上空から、白い贈り物がチラチラと届き始めた大町です。夜9時までには、白くはなっていませんが、明日にかけて、少しは白くするかもしれません。  そして初めてのこの白い贈り物も、この後は、師走に向けて徐々に徐々に、定期便モードへと変わっていくことでしょう。スキー場やスキー好きにとっては、ぜひそう願いたいものですね。

   さて秋と冬の狭間を行き来してた後立山連峰ですが、今回の寒波到来で、完全完璧100パーセント雪山の世界に突入です。立山での初滑りも視野に入ってきたでしょうか・・・・

北アルプスは終日吹雪模様。雪線は1300mぐらいまで下げてきました。(10/18PM)

NO  1712  あれあれ、 変な風が・・・・

2014  11/ 11(火) 

   ポカポカ陽気の小春日和は、吹く風も暖かな南風で、とっても過ごしやすい一日でした。昨日は中間雲が入ってしまい、すっきりと岳は見えませんでしたが、今日は朝から穏やかな表情の北アルプ スが静かに横たわっていました。どうやら一昨日の天候のくずれは、雪ではなく雨だったようで、五竜岳などは、先週末より、かなり黒々と見えました。

   ただこの温度高めの状態も、今日明日で一旦はおしまいのようで、明日の夜からは、雨模様に、そしてそのあとには、今秋いちばんの寒気も流れ込んできそうです。本日の暖かな南風木枯らしへ、そして雪混じりの北風にと、週後半は変わっていきそうです。 もう十数回の降雪をみた、今秋の後立山連峰ですが、いよいよ本格的な冬が到来しそうです。

   ところで、今日のニュースやワイドショーを見ていたら、東京の一部分、本当に一部分、永田町という局地的なムラで、“解散風” という名前の、変〜な風があっという間に吹き始めてき たようです。局地的な風と云えば六甲おろし、肱川あらし、上州名物からっ風、地中海のシロッコとかが、思い出されてきますが、どうやら “永田町の解散風” も、中学校の地理の授業で教えていかなきゃけないようです。

今日は15度を超えて、ポカポカの一日でしたが、このあとは週末へ、そして次週明けに向けて、ジェットコースター並みの急降下になりそうです。 皆さん風邪など召しませぬように。(11/11)
鹿島槍ヶ岳の雪もかなり消えたように見えますが、主稜線はすでに膝上ぐらいまでの積雪になっていることでしょう。(11/11)
五竜岳の南斜面は、ビックリするほど、雪が消えましたが、裏側の北斜面にまわれば、これまたまったくの別世界でしょう。(11/11)

NO  1711  冬待つ安曇野。

2014  11/  9(日)

   木曽に向かう途中、安曇野で写真をパチリ。西に聳える蝶ヶ岳〜常念岳〜大天井岳〜燕岳〜餓鬼岳の表銀座の峰々は、何回か降った雪も南斜面や東斜面のものは、ほぼ消えて黒々としています。一方蓮華岳から北の後立山連峰は、どの峰々も雪で白く輝いています。ただ表銀座の山々にしても、安曇野側からは見えない西斜面や北斜面には雪が着いているのは間違いありません。また安曇野からは見えない穂高連峰の峰々も、塩尻まで行けばはっきりと見えるわけですが、後立山連峰同様に真っ白く輝いていました。

   今週は中頃にはまた冬型に移行するようです。北アルプスだけでなく、麓の町も季節は暦の立冬のかけ声とともに、冬に向かって突っ走って行きそうです。まだ今秋は大町でも初雪はまだですが、安曇野、松本まで一気にやってきても不思議ではない信州の冬の入りです。  

餓鬼岳〜有明山〜燕岳〜大天井岳にかけての表銀座稜線。(安曇野市穂高から:11/8)
遠く鹿島槍ヶ岳と爺ヶ岳。(安曇野市穂高から:11/8)
塩尻からは見える、3000m級の穂高連峰も真っ白ですね。(11/8)
朝の内はすっきりとしていた鹿島槍ヶ岳です。(11/8)

NO  1710  御嶽山と対峙。

2014  11/  9(日)

   今秋9/27の突然の御嶽山噴火、そして60名近い大勢の方々の犠牲という痛ましい遭難から、早や一ヶ月半あまり、次の週末にはもう四十九日も迎えるわけで、時の経つ早さには驚くばかりです。 山が、登山が、御嶽山が大好きな方々が、短時間に命を奪われた今回の遭難は、山に生きるものとして、相当にショックであり、早く現地に慰霊にだけは赴きたいとかねてから思っておりましたが、仕事も一段落して、昨日ようやく木曽町まで車で赴き、太陽の丘公園の慰霊献花台に献花させていただき、幾多の尊い御霊に、安らかに永遠の眠りにつかんことをお祈り申し上げて参りました。

   ことに頂上での笑顔の写真が素敵だった、10代の二人の少女には、きっと好きだったに違いない、チョコレートをお供えして、あまりにも短い人生のなかで、山をとっても愛していただけたことを感謝申し上げ、とこしなえに御霊が山に眠らんことを重ねてお祈り申し上げて参りました。また行方不明の方も、まだ数名いらっしゃるわけですが、なんとか来春には早期に発見され、ご家族のもとにお帰りになられることを祈念する次第であります。

   そのあとには、車輌通行止めになる5合目まで行って、雄大な山容の独立峰 御嶽山を間近に見てきましたが、いまだに噴煙は、噴火当日と同じように、東北方面にと吹き上げて、すごい勢いで流れていました。すでに王滝村側にあるスキー場は、当初の予定での営業は中止となってしまったり、頂上の山小屋には未だに、足を運ぶことができなかったりと、解決されない問題も多々あるわけですが、いまはとにかくも、一刻も早く、噴火が終息し、御嶽山が穏やかになってくれることを、私達は祈るばかりです。あわせて観測態勢を、確固たるものにしていただくよう、国には強く要望するばかりです。

行方不明の方々を何人も残してのつらい冬越しになってしまいました。写真で見る東斜面にはところどころに雪が残っているのが見えましたが、写真裏側の西側や北側にはしっかりと雪が着いていることでしょう。御嶽山も暦どおりに冬を迎えています。(11/8)
私は御嶽山には登ったことがないので、よくわかりませんが、右が頂上の剣ヶ峰で、左のピークが王滝頂上でしょうか。それぞれに山小屋も見えます。山小屋の皆さんのお気持ちを思えば、つらくなるばかりです。まだまだ“八丁だるみ”?の向こうには、もうもうと噴煙が沸き立っています。(11/8)
献花台のある太陽の丘公園や周辺は紅葉の盛りですが、まもなく木曽も冬の到来でしょう。(11/8)

NO  1709  感謝を込めて。

2014  11/  9(日)

   先週末は、柏原新道入口の、今季最後の道直しもしました。ここ6、7年少しずつ少しずつ進めてきた箇所です。何にもしないで、放っておいたら、路面の土砂が雨で流失して、掘り割りになってしまうようなところです。現場は比較的大きな石が手に入るところなので、人力で運んできて、ツルハシで穴を掘って、その石を据わり良くすえつけるという作業の繰り返しです。今回も距離を延ばして、あと2年ぐらいで、その箇所の石畳化も完了しそうです。今年はいろいろあって、なかなか思うように道直し作業に当たれない年でしたが、来年以降も柏原新道に赤岩尾根に、主稜線にと関わっていきたいものです。3つの山小屋の若い衆も、少しずつ道直しがうまくなってきているので助かります。

NO  1708  冬を前に。

2014  11/  6(木)

   夕方には大町もしぐれ出して、岳も雪が舞いだすかなと思っていたところ、9時ごろには時雨もやんで、月夜の下、北アルプスのシルエットが浮かんでいます。ただ明日にかけては、またまた冬型になるようなので、北アルプス稜線はどうなるでしょうか。

   さて日に日に雪量も増すなか、山小屋の営業もすべて終了し、そして秋山シーズン締めの、文化の日連休も終わり、さらには明日の立冬入りを控え、後立山連峰はすっかりオフモードに突入です。 もう数回も降雪があれば、上部の通過はできなくなる柏原新道にしても、テントの人も日帰りの人もめっきりと少なくなり、登山口の登山者のマイカーも日に数台見受けられる程度になりました。そんななか、来春の除雪作業に支障がでないよう、駐車スペースの車輌転落防止のための留め石等も、昨日今日で片付けてきました。毎年恒例の作業ですが、またまたすぐに夏先の据え付け作業がやってきそうです。      

来春に備え転落防止の留め石の撤去、奥の駐車スペースに入るための鉄板も引き上げてきました。
アルペンラインを行き交う車も、すっかり少なくなりました。感謝を込めて、最後のゴミ拾いも。

NO  1707  小春日和は、なに日和?

2014  11/  4(火)  

   文化の日3連休の大町界隈や北アルプスは、天候に恵まれず残念でしたが、連休明けはご覧の秋空と新雪の北アルプスです。どこかのタイミングで、荒れ模様にならなくちゃ、この絶景は見られないわけですので、いたしかたありません。  明日もどっぷりと小春に浸かれそうです。     

朝方から日中にかけては、中間雲が入ってしまい、全貌をなかなか見せてくれなかった鹿島槍ヶ岳にも、そして市街の紅葉にも、午後遅くなって、おだやかな西日が降りそそぎます。(11/4)
鹿島槍ヶ岳から北の山々は、南の山に比べて、一段と雪量も増します。“燃える男の赤いトラクター”が新雪に映えます。 わかるかなあ・・・ 燃える男の赤いトラクター♪♪・・・(11/4)
農作業だけでなく、マレットゴルフに興じる面々にもうれしい、北アルプスの新雪、真っ青な秋空、周辺の紅葉。そして菊花香るコースに、さぞや良いスコアでまわられたことでしょう。(11/4)
いちばん白い大きな岳が蓮華岳、左に北葛岳、真ん中奥には針ノ木岳。お隣の池田町まで来ると、大町市街地からは見えない針ノ木岳の鋭峰が見えます。(11/4)

NO  1706  最後までお天気まわりの悪いシーズンでしたね。

2014  11/  3(月)  

    大町はパッとしないお天気の、文化の日3連休でしたが、ニュースなど見ていると、いいところもあったんですね。あちこちの紅葉を楽しまれた方も多かったことと思います。 昨夜からの雪は、標高1600mぐらいまで白くして、今日の日中も扇沢あたりでも雪が舞っているのが、よくわかりましたが、大町では舞うことはありませんでした。 ただ白馬方面のスキー場の上部は結構白くしたことでしょうね。そろそろスキー場では、景気づけにもひと雪ほしいところでもあります。

   さて皮肉にも3連休明けの明日には、高気圧もやって来て、晴れ間がのぞきそうですが、これも自然の摂理で、いたしかたありません。後立山連峰より2週間ほど長く営業している、北アルプス南部の山小屋にとっても、残念な文化の日3連休だったと思いますが、燕山荘と西穂山荘をのぞいて、これで小屋閉め下山。今回の雪も北アルプス主稜線では、滅茶苦茶な大雪にはならなかったと思われますので、それはひと安心でしたね。 どの小屋の皆さんも、しっかりと小屋閉めしていただき、気をつけて下山していただきたいと思います。

   夕方の県内ニュースを見てたら、このあとも一ヵ月ぐらいは、寒気の流れ込みも弱めで、県内都市部の初雪も遅れるかもといったことを、話されていましたが、どうなるでしょうかね。なんだかんだで今年も早や2ヶ月をきってしまいました。毎年のことながら、残務処理やら、いろんな会議やら、百姓仕事やらに追われる毎日です。まもなくすれば、飲み会の季節もやってくるし・・・・  年々超加速度的に、一年が過ぎていきます。

体育の日と並んで“晴れの特異日”といわれる文化の日でしたが、終日雪雲に覆われる北アルプスでした。夕方前には一番左奥に見える唐沢岳が姿を見せてくれました。明日は朝から晴れてくれるかな・・・ 新雪の北アルプスと麓の紅葉に期待ですね。(11/3)
扇沢も一日パラパラ雪が舞っていたようです。後方の岩小屋沢岳主稜線で20センチぐらいの降雪でしょうか。扇沢から入山の黒部立山アルペンルートも11月いっぱいの営業になっておりますので、新雪の黒部ダム、立山へぜひともお出かけ下さい。 (11/3)
大町も郊外では紅葉も終わりを告げようとしています。 (11/3)

NO  1705  雨中の決戦。

2014  11/  2(日)  

    爺ガ岳スキー場でのMCクロスカントリー、すごい迫力でした。特に今日午後に行なわれた国内トップクラスによる3時間耐久レースは、後半は雨の中、泥まみれの悪コンディションでのレースになり、リタイアの選手も目立ちましたが、トップクラス ライダーのもつ技術というのか体力なのか、すさまじいものがありました。ど素人の私が見てても、トップの選手はすごい。体幹が全然ぶれないんですよね・・・  100キロのエンジンをボッカしたときの、山歩きといっしょですね。今冬は私も一から体づくりに再チャレンジです。それにしても、レース後の皆さんの満面の充実感も素晴らしかった・・・

   さて、お天気はいまひとつの文化の日3連休ですが、最終日の3日から4日にかけては、冬型気圧配置も強まりそうです。もう岳も十回近い降雪を数えて、そろそろスキー場の上部などは白くしてもおかしくない季節になってきました。

海外選手を含めたトップ選手を先頭に、3時間耐久レースのスタート。迫力が違う・・・ (11/2)
燃料補給を終え、ピットアウト。レース後半の泥田のようなコースでも、トップ選手はなにもかもが全然違う。(11/2)
満面の笑みでゴール。 トップ選手の紹介に、ウィリーで登場。

NO  1704  至福の一夜、松本山雅来季J1昇格決定!

2014  11/  1(土)  

   今夜は7時からNHKのBS放送にて、福岡で行なわれるサッカーJ2 松本山雅VS.アビスパ福岡 の一戦が、中継されることを知り、山雅タオルを首に巻いて、テレビ観戦です。あと一勝すれば、来季のJ1自動昇格が決定する山雅は、プレッシャーを押しのけて、2対1でみごとに勝利! 悲願のJ1昇格が決定しました。おそらく松本の街は、今夜は大盛り上がりでありましょう。私もビールで祝杯です!  母体となる大企業も持たない、地方の市民クラブチーム的な松本山雅を、これからも地域一帯で、応援していきたいものです。 もう今から来年3月の開幕戦が楽しみになってきます。 北アルプス好き、信州好きの人なら大歓迎! 絶対に県外の山雅ファンの人も、来季は大増殖必至です。 素晴らしいチームです。

J1昇格決定おめでとう。松本山雅ありがとう。みんなありがとう。NHKBS放送より。(11/1)

NO  1703  知らない世界。

2014  11/ 1(土)  

   今日はあいにくの小雨がパラパラする一日。ただ本降りになることがなかったのは、幸いでした。昨日ご紹介した爺ガ岳スキー場のMCクロスカントリーも、本日より開催。初日は明日のメインイベントを前に、プレイベントととも言うべき、団体でのリレー競技が開催されました。なにしろこういったバイクのレースとか、モータースポーツといったものは初めての経験ですので、なかなか興味津々に、観戦させていただきました。カーブのコーナリングや、谷底からの突破の場面やら、迫力も満点でした。知らない世界をちょっとだけ覗くっていうのもいいですね。(本当にちょっとだけ、覗くだけ・・・ もうバイクに乗って、あんな激しいレースは考えられませ〜ん。でも結構年配の方もいらっしゃって、その体力に敬服です。まあ岳に登って来られる70代以上の方もすごいと思いますけど・・・ ) 明日の選手権も楽しみです。

   もちろんピザの店パウダーパフもやっていますので、会場にお越しの皆さんにはお召し上がりいただければ幸いです。今冬のスキーシーズンに向けて、ウチも、2日間だけのプレオープンといったところですね。本番は12月19日(金)のオープン予定です。 なお地元の方で、明日ピザを召し上がりに来られる方がいらっしゃいましたら、お店のほうにお電話(22−7187)をくださってからお出かけ下さい。

明日は世界を転戦するトップ選手も出場して、もっと激しいレースになりそう。(11/1)
パウダーパフの前はメーカーや、パーツショップの出店でいっぱい。明日は雨の止み間も出て、たくさんのファンに観戦していただきたいですね。 焼きたてピザもどうぞ。(11/1)