▲▲ 最 新 情 報    : 2015 / 4月  ▲▲

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NO  1754  晴天は10日連続の大台へ

2015  4/ 30(木)  

   4月最終日も快晴の空が広がる鹿島槍ヶ岳周辺です。これで4/21より、なんと10日連続の晴天です。この間の降水量はゼロ、24日の夜に前線通過に伴ない、パラパラと小雪が舞ったくらいです。ただ昨日も、午後遅くには夕立がやってきそうな雲行きになりましたが、本日も同様の天気が予想されます。そんなときはビックリするほどに、天候が急変して荒れる可能性がありますので、注意が必要です。この時期とて、早出早着は必須事項であります。

   さて昨日よりは、大型連休もスタートして、お客様もちらほらと登ってこられております。連休後半は、雨マークも見受けられるようになってきましたが、気象情報はしっかりとご確認のうえで、鹿島槍ヶ岳はもちろんのこと、日本中の山を楽しんでいただきたいと思います。

快晴の4月晦日、静かな朝です。

NO  1753  たとえ少雪でも、ぬかりなく

2015  4/ 28(火)  

   本日も朝から晴天に恵まれる鹿島槍ヶ岳周辺です。入山の21日から、すでに8日連続の晴天で、天気予報を見ていても、このあともまだこの好天は続きそう・・・・   わたしは、冷池山荘の除雪作業や準備も一段落で、赤岩尾根を下山してまいりましたが、今春の周辺の積雪のイメージは、平年にくらべて、2400m以上は例年よりかなり少なめ、2000m〜2400mは少なめ、1300m〜2000mが平年並みからやや多目、1300m以下がかなり多目といった印象を受けました。

   赤岩尾根などは、下山の際には、最下部まで絶対に気がぬけません。爺ヶ岳の東尾根なども、上から見ていると下部ほど、例年以上に積雪量が安定しているように見受けられました。ただとても温度が高い状態が続いているので、状況の変化も早そうです。

   ただいつも申し上げていますが、雪の多い少ないの、少ないは雪が全くないということではありませんので、ご注意ください。雪が少ないがためにかえって歩きにくい、またコースが取りにくいといった箇所もあるでしょうし、またこれも何度となく、申し上げておりますが、北アルプスは6月の初旬までいくらでも雪の降るところです。過去にもゴールデンウィーク中に、一夜にして1メートル近くの降雪があったこともたびたびです。いつもどおりに完全冬山装備、計画にてお出かけ下さい。

赤岩尾根最上部を登山者がひとり下る。右のピークなどは、変に雪が少ないと歩きにくい年もあります。
赤岩尾根最上部のトラバース。慎重に通過!おりしも登山者が2人通過中。
赤岩尾根は最下部に下っても、今年は積雪たっぷり。慣れている方にはかえって歩きやすいくらいですが、慣れてない方は慎重一歩一歩アイゼン歩行をお願いします。
鹿島槍ヶ岳東尾根核心部。

NO  1752  冷池山荘G.W営業開始しました。

2015  4/ 27(月)  

   下界でも25℃を超えたとか30℃を超えて真夏日だとかまびすしいこの頃ですが、後立山連峰の主稜線でも、同様に異常と言っても過言でないくらいの、暖かな日が続いています。小屋周りの雪のかさも、目に見えて少なくなって行くのがわかります。この時季、雪がまだまだ真冬並みにあるのが、魅力の北アルプスだけにちょっと残念な今春の様相です。 ともうしあげても、日本の屋根北アルプスです。やっぱりそれなりに、たくさんの積雪が残っていますので、しっかりとした冬山装備、しっかりとした計画にてお出かけください。

   冷池山荘のほうも、小屋周りの除雪作業もほぼ終了して、館内の準備もほぼ整い、本日より食事付きでのご宿泊もOKになりましたので、ご利用くださいませ。

積雪が例年より少ない少ないといっても、もちろん北アルプスです。鹿島槍もまだまだ、ひとたび天候が崩れたら大荒れの暴風雪に見舞われます。(冷池山荘前から:4/27)
G.W中の営業開始した冷池山荘と爺ヶ岳。(4/27)

NO  1751  好天続きは、除雪も快調!

2015  4/ 24(金)  

   北アルプスは、連日暖かな過ごしやすい天気が続いてます。おかげで冷池山荘の除雪作業も、いたって順調に進んでいます。
 今日はテレビアンテナも設置でき、久しぶりに夕方のNHK気象情報も、チェックできました。週間予報を見ていると、なんかこの好天は、まだまだ続きそうな気配……  大型連休の後半の天気が、微妙に心配になってきます。皆さんも、天候チェックを、抜かり無きよう願います。

除雪機2台態勢で、快調に掘り下げます。(4/24) 鹿島槍ヶ岳

NO  1750  異常なくらいの暖かさ。

2015  4/ 23(木)  

   上山以降、とっても暖かい日が続いてます。主稜線の雪も、かなり小雪気味の今年ですので、小屋周りの除雪作業も、いたって順調に進んでいます。
 なんか上から見ていると、尾根筋は、尾根によって雪の多い少ないまちまちの感の今春です。
 今週末あたりから、早い方はゴールデンウィークモードに入りますが、あまりにお天気がつづきそうで、その後の反動が心配でなりません。今日も剱岳に沈む夕日が、穏やかな、一日の終わりでした。

NO  1749   冷池山荘へ入山。

2015  4/ 21(火)  

   日曜日の午後からぐずついたお天気が続き、昨日から今朝にかけては30ミリあまりのまとまった雨降りになった大町でした。そんな中、今日は午後からようやくガスもとれて、小屋開けスタッフが、修理の終った除雪機などとともに、ヘリにて冷池山荘へ上がりましたしました。明日からは除雪作業や、小屋の中の片付け等を粛々と進めて、4/29(水)からの営業開始に向けて頑張ります。

NO  1748   激しい天気の変化。

2015  4/ 17(金)  

   春に三日の晴れなしと言いますが、今年の4月はとくにそれを感じる気がします。きのうの20度超えのポカポカ陽気から一転、今日はまたまた10度にも満たない、 小雨まじりの肌寒い一日でした。後立山連峰は、雪がぱらつくのが下から見ていてもわかります。この後も、お天気の変化は早そうで、来週のヘリ入山も少々気がかり になります。そんな中、今朝の信濃毎日新聞の一面は、毎年この時季恒例の涸沢ヒュッテの小屋開け写真が、記事とともに載っていました。もう信濃毎日新聞では、毎年恒例の一面掲載のトピックスですね。 私どもにしましても、来週の小屋開け入山、荷上げに向けて連日、荷作りやら、除雪機の準備やら、買い出しやら、打ち合わせやら、なんやらとてんてこ舞いのあわただしさです。この時期どこの小屋も一緒でしょうね。

   記事によると、昨日無事にヘリ入山され、順調に小屋開け作業に取りかかられたとのことでなによりです。積雪に関しては、やっぱり涸沢ヒュッテの周りも雪がやや少な目みたいですね。でもそれが、イコール雪崩の発生がなくなるとか、滑落の可能性が減少するということでは、まったくありませんので、雪が少ないという文言だけが、先走りしないようお願いいたします。

   当方でも、若い衆が今週始めに、赤岩尾根登山口の西俣出合まで、周辺の状況確認に行ってきてくれましたが、爺ヶ岳の西沢から、ここ20年ほどのあいだでは、最も大きな雪崩が西俣出合に出ていました。4月に入ってからの発生と思われます。今春は鹿島槍ヶ岳、爺ヶ岳、針ノ木岳方面に関しては、沢筋の積雪は、比較的多めのようですので、注意を願いたいものです。ただ毎年心配している、赤岩尾根への取り付きに関しては、その厚い雪崩のデブリの上を通っていけるので、やや気が楽です。雪崩が出ない年には、赤岩尾根取り付き点にたどり着くのに、沢を覆う浅い残雪の上を注意しながら、ヒヤヒヤしながら渡るような年もあります。

   また大谷原から西俣出合までの間でも、鹿島槍東尾根方面からの雪崩が例年になく多発してるみたいですので、5月の頭ころまでは、まだまだ気をつけていただきたいと思います。

西沢からの雪崩の跡を気をつけて渡って、赤岩尾根に取り付いてください。(4/13)
重い重いこんな雪崩に遇ったら助かる術はありません。(4/13)
大谷原から西俣出合までの間もまだまだ注意して入山してください。(4/13)
        先陣を切っての涸沢ヒュッテ入山です。今年も “北アルプス” の始まりです ね! 遭難や事故のない穏やかな年になりますように。   (4/17付け信濃毎日新聞)

NO  1747   種池山荘行き。

2015  4/ 17(金)  

   来週の小屋開け入山を前に、昨日はウチの若い衆が、爺ヶ岳南尾根経由で種池山荘まで、偵察に行って来てくれました。撮ってきてくれた写真を見ると、やはり下から眺めた印象どおり、主稜線や小屋の周囲は、例年よりもやや雪量は少なめの感じです。一方で登山口の扇沢出合や扇沢駅周辺をはじめ、尾根の下部は、いつもよりも雪が多く残っているようです。これ らから想像すると、今冬は岳の雪は少なく、里の雪は多かったということなのか。それともいつも以上に風が強く、主稜線に降った雪が、全部下へ下へと吹き落とされてしまったということなのか・・・  とは言っても立山の室堂あたりは、いつも以上に積雪があるということだし、今日開通のアルペンルート“雪の大谷” でも、高さが最高の地点で19mで過去最高っていうテレビニュースだし・・・  よくわかりませんね。  

   とにかく、昨今のゴールデンウィーク登山での事故や遭難を見ても、積雪の多い少ないは、あまり関係ないように思われます。登る間際の気象、登っている間の天気に充分に気をつけていただきたいものです。とにかく遭難原因を見ると、第一に気象急変に伴なう“気象遭難”、第2に転滑落、そして第3にはゴールデンウィークの登山を夏山の延長ぐらいにしか思ってない、“勘違い登山” 。以上の3点に気をつけていただければ、相当数の遭難はなくすことが、できると思います。 ゴールデンウィークまでも10日余り。楽しい登山になるよう、しっかりとご計画ください。

爺ヶ岳の富山県側斜面。夏道のあとが、しっかりとわかるくらいですので、現時点では積雪は少なめです。ただこの後も、ゴールデンウィークにかけて、いくらでもドカ雪が降る北アルプスです。油断なきよう願います。(4/16)
爺ヶ岳南尾根ジャンクションピーク付近の雪庇の出は、平年並みといった感じです。(4/16)
雪の多い年はすっぽりと隠れる南側屋根もほとんど姿を見せているくらいですので、明らかに雪は少なめです。(種池山荘:4/16)
まだ1mを超える積雪の扇沢出合。建設会社に除雪をお願いしてありますが、扇沢周辺は残雪多く、このあとも、大町市営駐車場の二箇所の除雪作業があるため、写真の扇沢橋上方の駐車スペースの除雪はゴールデンウィークまでに、間に合うかどうかということです。その際は扇沢駅方面の市営駐車場をご利用ください。路肩駐車、はみ出し駐車は絶対に禁止!(4/16)

NO  1746   早いサクラの開花。大町も桜前線到達!

2015  4/ 16(木)  

   全国各地、やたらと早い今春のサクラ前線の到来でしたが、本日は大町にも、今春2度目の20度超えとともに、サクラ前線が到達です。温暖化が云われる昨今、平年よりもだいぶ早い開花には、素直に喜べませんが、やはり薄ピンクの可愛い桜の花を目の当たりにすると、心ときめいてまいります。次週の小屋への入山を控え、満開には立ち会えるかどうかは、わかりませんが、こうやってサクラの開花に、今年も逢えてほんとうにうれしいことです。見てる間にも、ひとつ二つとつぼみがほころびそうです。

   それにしても、今年のサクラの開花は早過ぎるきらいがあります。すでに秋田、山形、盛岡で満開。本州最北あの弘前城址でさえ、今日開花。これじゃあ連休をはるか前に、東北のソメイヨシノは今年の幕を全て下ろしてしまいます。地球温暖化というのか、冬の期間が年々短くなってきているのは否めません。

市内中学校のソメイヨシノも本日開花。初々しい新入生たちがさらに花を添えてくれます。(4/16)

NO  1745   春の日が戻りそう・・・

2015  4/ 12(日)  

  まるまる一週間、思いの外、長く肌寒い日が続きましたが、今日は朝からどことなく暖かみを覚えます。大町も一週間ぶりに、15度を超えそうな予感です。この低温で、安曇野市北部あたりで、停滞気味のようだったサクラ前線も、今日は北に向かって、ふたたび大きく動きそうです。

  ところで、今朝の北アルプスは、昨日の雪でうっすらと雪化粧をしましたが、この期間中もさほどまとまった降雪には、ならなかったみたいです。それと大町市街地から見ていると、主稜線は思ったほど雪が付いていないような感じも・・・・  爺ヶ岳の “種まき爺さん” の雪形も、結構しっかりと出始めているんですよね。 雪の多い年なんかは、この時期でも全然出てない時もあるんですが・・・・

大町でも畑のあぜにはオオイヌノフグリやナズナ、ヒメオドリコソウなどが咲き出しました。(4/12)
岩肌が多く黒々としている五竜岳は、新雪が積もるといたってわかりやすいんですよね。(4/12)
雪の多かった今冬でしたが、意外や早々に“種まき爺さん”の頭や足の先、腰周りが現れ始めています。(4/12)

NO  1744   寒い一日。

2015  4/ 8(水)  

  関東甲信を中心に冬の寒さが、戻った一日でしたね。大町の日中の最高気温がプラス1.0度ちょうど。雪は朝方に、1センチほど積もりましたが、すぐに消え去りました。雑用で慌てふためいていたら、 写真を撮る間もなく、あっという間に消え去っていってしまっていました。 

  この寒波も明日の朝が底のようですが、この寒さでサクラ前線の北上も停滞ですね。4/3発表の気象協会による大町のサクラ開花予想は、4/13という予想でしたが、それは ちょっと難しそうな気配になりました。一方ウェザーニューズ社は、いつ出した予想かわかりませんが、今夜見てみると、4/18ということになっていますが、どうなるでしょうか ね。どちらにしましても小屋開け入山前には大町にもサクラ前線は到達しそうなことは、間違いないようです。

市内大黒町の名前の由来にもなった大黒天のシダレザクラ。まだまだつぼみは堅くとじたままです。このシダレザクラが咲き出して、3日前後ぐらいで、市街地のソメイヨシノも咲き出します。週末に一気に温度上昇すれば、大黒天のシダレザクラの開花もあるでしょうか・・・・
 

NO  1743   少しだけ寒の戻り。

2015  4/ 7(火)  

  最高気温が3.9度と、この時期としては、いまひとつ温度が上がらなかった肌寒い一日の大町でした。なにしろ2月後半以降は、総じて温度高めで、 とくに3月のおしまいから4月の頭にかけては、やたらと温度が高かったので、この程度の温度でも、結構体に応えますね。

  明日の朝は、もう今年はないのかと思っていた、11日ぶりの氷点下、そして降雪になるかもしれないですね。岳もここ2,3日は降雪が続いているようです。北アルプス主稜線の 本当の春は、まだまだ2ヶ月も先のことです。

たくさんあった雪も日陰に、わずか残すのみ。ここ数日の冷たい雨の中ですが、“コブシふれあいパーク”のコブシも咲きだしました。
つい数日前はポカポカ陽気の中、畑を起こす姿も見受けられた我が地区でしたが・・・・

NO  1742   サクラ前線北上にせかされる毎日です。

2015  4/ 3(金)  

   またまた更新の間隔が、すっかり空いてしまい申しわけありません。また爺ガ岳スキー場の営業終了や、パウダーパフの今季営業満了の御礼にしましても、まだまだ済んでおりませんでした。どうやら今年は皆さんに何回も何回も、お叱りを受けなければならない年になるかもしれませんね。どうかお許しください。  

   さて本当に、冬のあいだは、爺ガ岳スキー場へ足をはこんでいただき、誠にありがとうございました。まずもって御礼を申し上げます。積雪にも恵まれ、地震の風評被害等もなく、前年並みのお客さまにお越しいただけて幸いでした。パウダーパフのほうも、トラブル等もなく、いいシーズンを終えることができました。来季もぜひまた、おおぜいの皆様にお出かけいただければうれしいことです。なお今夏は、ここ数年9月に種池山荘でやってきた、パウダーパフのピザ販売を7月にもやろうと考えていますので、そちらでもぜひパウダーパフのピザをご賞味願えればと思っています。

   さてさて、一服する間もなく、気持ちは小屋開け入山にシフトしていかなければならないのですが、いろいろと雑用雑務に追われて、私なりの精一杯の毎日といったところです。  ところで今日は所用で松本までいってきましたが、松本市内はそこかしこで、ソメイヨシノがチラホラ咲き出していました。 (ちなみに夕方の県内ニュースを見てたら、松本のサクラは明日には開花になりそうですみたいなことを言ってました。ということはまだ開花宣言は出ていない? 松本測候所もなくなり、誰が松本城のサクラの開花宣言を出すのか知りませんが、今日も松本城よりもはるかに標高の高い地点で、あちらこちら咲き出していました。またサクラ開花の観測同様に、松本測候所がなくなったことによって、常念岳や乗鞍岳の初冠雪の観測も途絶えてしまいましたが・・・・  寂しいものです。ただそんなことをいつまでも悲しんでいるのは私だけでしょうか・・・  富士山頂の測候所にしましても、いまだに残念でなりません。

   まあサクラの花に愚痴をこぼしても、いたし方ありません。今春は、このところいたって温度も高めの傾向ですので、満開になるのも早そうですね。また松本で開花して、1週間から10日ぐらいで、大町も開花になりますので、今春の大町へのサクラ前線到達も相当に早まりそうな気配です。サクラ前線の北上に追われるかのように、4月の入山に向けての準備もどんどんと進めて行かなければなりません。待ったなしです。ゴールデンウィークの冷池山荘宿泊営業は4/29〜5/6の予定です。

松本市山辺でもソメイヨシノが開花です。(3/15)
同じく松本市山辺の兎川寺のシダレザクラはすでに満開。(3/15)
松本市内の薄川沿いは3キロ近くに渡って桜並木が続く。(3/15)