▲▲ 最 新 情 報    : 2016 / 8月  ▲▲

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NO  1989  明日は台風一過のお天気に期待!

2016  8/ 30(火) 

    昨夜遅くからの強風を伴なった雨は、朝方を中心に本日昼過ぎまで吹き荒れました。総雨量も110ミリほどのまとまったものとなりましたが、夕方近くになってようやく小康状態になってまいりました。レーダーを見ても雨雲は北アルプス上空からはほとんど抜け去ったみたいですので、ようやくひと安心といったところです。

   なお当山域で土砂崩れ等の心配がある柏原新道の上部の“ガラバ” 付近や赤岩尾根最上部のトラバース部分、および赤岩尾根登山口の西俣出合については本日夕方すべて偵察を実行し、まったく被害がないことを確認しております。また扇沢までのアルペンラインにつきましても、まったく問題なく本日通行できておりますので明日の上山につきましても、安心して入山していただけます。

   8月もいよいよ明日でお仕舞いということですが、9月のどこまでも澄んだ秋空につながって行くような、台風一過の青空を期待したいものです。

小屋に、庭に、池にそしてお花たちに叩きつけた強風雨でした。爺ヶ岳のライチョウの家族たちも、このきっと台風をやり過ごしてくれたはず・・・
 

NO  1988  晴れてくれて、良かったです・・・

2016  8/ 28(日) 

    終日降り続いた昨日の雨がうそのように晴れ上がった8月最終日曜日です。昨日雨の中登ってこられた方、薄ら寒い主稜線を縦走されてこられた方、皆さんへのささやかなご褒美です。稜線を渡る風の冷たさもどこか心地いい本日午前中の好天復活でした。ただお昼前からは再びのガス空へ・・・   そして午後はあっという間に雨の世界に逆戻りです。

   明日のお客様のご予約は、3つの山荘ともすべてキャンセルに・・・・  8月もまだ3日間あるものの、気持ちはすでに9月へと思い移り気味の今夕。台風 10号が大きな災いを残すことなく通過してくれ、早く安定した秋のお天気が続いてくれるのをひたすら願うばかりです。

9時頃には次々に秋の雲も到来。真っ黒な雲海の下の扇沢から柏原新道を登って来た皆さんは好天にビックリ。新越山荘や種池山荘から縦走されてこられた方は大大満足の8月ラストサンデーでした
早朝はもやがとれると鹿島槍ヶ岳や秋の空が広がり出しました。
 

NO  1987  台風10号動きだす。

2016  8/ 27(土) 

    前線の通過に伴い昨夜から降り出した雨は、今日も一日中しとしとと降り続き、日中の最高気温も10度程度の薄ら寒い、とっても残念な8月最終土曜日となってしまいました。そんな中迷走してた台風10号もようやく行き先が見つけられたようで、週明けにかけては本州に上陸の可能性が高まってきたようです。一方では週間予報などを見てると台風10号が抜け去ったあとは比較的お天気も期待できそうなお日様マークが並び始めています。 来週はいよいよ9月の声も・・・・  そろそろ安定したさわやかな秋空が続いてほしいものです。

ときどき周囲の山もうっすらと姿を見せますが、終日冷たい雨がそぼ降る一日となりました。登ってきていただいた皆さんのためにも明日は少しでも晴れ間がのぞいてほしいものです。
 

NO  1986  今朝も好天のスタート

2016  8/ 26(金) 

     朝夕は晴れ間が出るものの、日中は濃いガスに包まれるというのが、このところのお天気パターンです。今朝も360度の眺望が見事なスタートですが、先ほどまでしっかりと見えていた剱岳立山方面もところどころガスがかかり始めました。南海上から湿った大気が流れ込みやすい今日も、午後を中心に雷雨には要注意でしょう。夏から秋へと移ろう種池山荘周辺です。

 

NO  1985  心配もやや肩すかし・・・

2016  8/ 22(月) 

     心配された台風9号の影響ですが、ここ鹿島槍ヶ岳、爺ヶ岳周辺はあんまり影響も出ることは なく午後2時ごろから夕方にかけてそこそこの雨が降っただけでした。それどころか午前中においては今季いちばんの好天?といった感も・・・  ただ大型台風の関東地方上陸直撃予想のなかで、五竜岳方面からの縦走のお客様も ほとんどがキャンセルになったり、中央東線あずさ号の運休に伴なう東京方面からお昼に上山されるお客さまもキャンセルということで、静かな週明け月曜日となりました。結果的には肩透かしを食らった 感じの今回の台風9号でしたが、安全に勝るものはありません。皆さんそれぞれの賢明な計画変更等のご判断ありがとうございました。 ただ明日以降もいまひとつ空模様は安定感に欠けるみたい・・・・ 台風一過の晴天というわけにはまいらないでしょうか。

   ところで日本チームの大活躍にはどなたも大感動大感激大満足であったリオデジャネイロ五輪も本日無事に終了。我が大町市出身のバドミントン女子シングルの奥原希望選手も見事に銅メダル獲得! 地元出身の選手がメダル 獲得なんてそうそうにあることじゃないでので、いつも以上に盛り上がったオリンピックになりました。選手の皆さんには感謝で一杯ですね。ということでこの後は山好きの皆さんも心置きなく山へ向かえ るんじゃないでしょうか。オリンピック中は鈍かったお客様の動きでしたが秋山に向けて再期待したいものです。お待ち申し上げます。

早朝には水晶岳を起点に大きな虹がかかりました。
朝は新越山荘からは日本海も、白馬岳方面も望めるラッキーなスタートです。
北アルプス方面は関東のような大雨にはならないと思っていましたが、ここまで良いとは・・・
富士山や南アルプス方面には朝から暗雲が・・・  大荒れだったことでしょうね。

NO  1984  秋めいた朝の晴天も・・・

2016  8/ 20(土) 

     朝方はとってもスッキリとした好天になり、稜線を渡る風も秋を思わせるぐらいの肌寒さでしたが、天気の崩れは想像以上に早くお昼前からは雨降りとなってしまいました。日本近海にはあっという間に3個もの台風が発生し、そのほかにも台風の子供も見え隠れしています。そんな状況下ですので南からの湿った大気の影響で、突然の雨が降りやすい状況のようです。来週明けには台風9号が関東に近づきそうですので、北アルプスも影響が出そうです。その台風が通った後にはさらに季節も進むことでしょうね。

気持ちのいい朝です。西の空には十七夜のほぼ満月が残る朝です。一ヵ月後の9月15日が今年は中秋の名月になります。その頃にはもう初霜や初氷の季節もやってくることでしょう。当然紅葉も大きく進んでいることでしょうね。
新越山荘前のアザミの葉も涼風に揺れる朝です。かならず上着をお持ちになって下さいね。Tシャツ一枚だけではきつくなってきました。
今夏はぼちぼちお花をつけてくれたコバイケイソウでしたが、葉っぱの黄化はいつになく早く、秋の訪れを感じさせます。
 

NO  1983  好天下、にぎわった “山盆休み”

2016  8/ 18(木) 

     ニュースでは今年のお盆休みの、高速道路の下り線の入り込みは8月11日の山の日が一番だったという話題が報道されていましたが、お盆休み前に山の日が制定されたことによって、人の流れや入り込みの分散化も図られたようでよかったですね。今年はまだまだ様子見の“山の日”といった感じもありましたが、来年以降はしっかりと定着していきそうな感じです。山の日とお盆休みが合体して “山盆休み” として、山と自然にそしてご先祖により思いを馳せるような夏休みになっていってほしいものです。

      当山域ではここ数年お盆休みは若い皆さんのテントが増えていますが、今年の“山盆休み”も大勢のキャンパーでにぎわいました。天気にも恵まれ安心の幕営山行ができてよかったですね。   

8/11から16日までの“山盆休み”は、15日に少し雨が降ったくらいで絶好の登山日和が続きました。
黒部側から信州側へと滝雲が流れ込みます。雲を見てるだけでも気持ちいい朝です。
8/11.12.1314とテント場は種池山荘も冷池山荘もにぎわいました。
 

NO  1982  お盆も終わり、お天気も変わり目でしょうか

2016  8/ 18(木) 

    8月11日の山の日からは、あっという間に一週間経過してしまいました。なかなか更新もできず失礼いたしましたが、皆さんの山の日はいかがだったでしょうか。さて 8月4日から長く続いたお天気廻りもお盆の終わりとともに、ピリオドを打ったようで、15日以降は雲の多い天気へと移行し、台風7号の間接的な影響が出た昨日17日は、朝方より夕刻前まで雨が当たる一日となりました。お湿りがなくほこりっぽい登山道にとっては、ありがたい雨にもなりました。そして今日も湿った大気の流入に伴ない午後からはまとまった夕立になりました。

  いつの間にやら本州南岸はるか沖合いには次次と熱帯低気圧も発生しているようで、湿った大気の流れ込み等をうけて、北アルプスも8月前半戦のような超安定した夏型のお天気を長く望むのはこの後ちょっときついかもしれないですね。 夕立や雷にはお気をつけ願いたいと思います。お盆の終わりとともに季節も次の季節へと移ろいそうです。

夕刻前には雨も上がり久しぶりに水分をしっかりと補給した木々も鹿島槍もしっとりです。(8/17)

雨の中を縦走されてきた方、柏原新道を登ってこられた方、皆さんがんばった甲斐がありましたね。台風7号も去った雨上がりの夕方、皆さん小屋の外へ一目散です。(8/17)
もうお花も完全に秋の世界へ。アザミも久しぶりの雨で緑あざやかに。(8/17)

NO  1981  山の日施行を祝う大快晴

2016  8/ 11(木) 

    8月4日からの好天は、今日で8日目。中でもナンバーワンといっても過言でない本日の大快晴は、初の“山の日”を祝うかのごとく素晴らしいお天気になりました。そして日中を通して雲ひとつない青空、どこまでも澄み切った空は、今夏においても一二を争う絶好の一日となりました。山の日を祝うこの晴天はもうしばらく続きそうで、第1回目の“山の日”にも大いに花を添えてくれそうです。

(写真は最高の一日の夕暮れ時の種池山荘より)

 

NO  1980  皆に愛される“山の日”になりますように

2016  8/ 10(水) 

    8月4日からの好天も今日で一週間ということで本当に安定感が感じられます。ようやくの夏真っ盛りといきたいところですが、超少雪だった今季はお花などの進み具合はいたって早く、お花の世界は3週間近く季節が早く進んでいます。また今朝なども温度以上に涼しさが感じられ、ストーブを点けるとお客様も周りにお集まりになるくらいです。秋の訪れもどこか早くなりそうな、今夏の鹿島槍〜爺ヶ岳〜針ノ木稜線模様です。

   そして明日はいよいよ第1回の山の日の到来ということですが、当方では特段のイベントもプレゼントのご用意もありません。粛々と山の日を迎えるのみです・・・  この“山の日”が末永く愛されると同時に、山の持つ多様性がもっともっと理解され、北アルプスはもとより日本中の山々や自然や森や林に皆の注目が集まるきっかけになればうれしいかぎりです。明日はお天気が一番のプレゼントになりそうですね!

雲海のはるか向こうに南アルプスや富士山の頂が遠望できる朝です。富士山などは山の日のご来光をねらってたくさんの方が登られることでしょうね。

秋のお花アザミも盛りです。正面の針ノ木岳の大雪渓も、もう雪の上を歩く箇所はほとんどなく、秋道の土の上を歩きます。
鹿島槍ヶ岳も連日姿を見せてくれています。
明日の“山の日”到来を静かに待つ夕暮れ時です。
 

NO  1979   岳の上からもメダル量産期待!

2016  8/ 10(水) 

    熱戦が続くリオデジャネイロ五輪からは日本選手の大活躍が連日のように伝えられうれしいかぎりですね。山の上でも毎朝のニュース、毎昼のニュースを見るのがスタッフもお客様も心待ち状態です。さてそんななか先般もちょこっと書きましたが、夏 季オリンピックの期間中の当山荘へのお客様の入り込みが正直いまひとつと言うのが、2008年の北京、2012年のロンドン大会での印象でした。それよりも前の大会ではそういうことを感じることもほとんどなかったんですけどね・・・・  まあ私の思い違い、思い過ごしならいいんですが・・・・ オリンピック期間中もぜひ足を運んでいただければ幸いです。あわせて益々のチームニッポンの活躍を祈るばかりです。

先週末がテントのお客様も小屋泊まりのお客様も前半戦のピークだったでしょうか。“山の日”〜お盆シリーズは11日から14日にかけてたんたんとした入り込み予想です(8/6)

群馬からお越しの飯野様ファミリー。鹿島槍登頂と同じぐらいに種池ピザを食べるのを楽しみに来られたとのことで、スタッフ一同大感激! もう金メダルを差し上げたいくらいです。(8/7)
 

NO  1978   ようやくお天気続くように。

2016  8/ 8(月) 

   先週末の8/4(木)から夏型の好天が続いています。日中の温度も23度ぐらいまで上がり暑い夏型天気が継続しており、雷や夕立もなく安定感が漂います。7月中は鈍かったお客様の動きも遅まきながら良くなってきた感じがします。いっぽうこの暑さで体調不良や熱中症、さらには転滑落等の事故やトラブルも北アルプス全域で増えてきているようです。当山域でも同じことは言えますので、飲料水等はしっかりととって、日除けや日焼け対策等をはじめ各自で十二分にご注意願いたいと思います。またいかなるときでも雷雨にはご用心くださいね。 (写真は鹿島槍ヶ岳頂上周辺にて)

NO  1977   絶好の朝

2016  8/ 5(金) 

 上空には雲ひとつない最高の朝を迎えました。昨日は本当に久方の雷も夕立もない、安心できる一日でしたが、この週末もそんな天気が継続してもらいたいものですね。ただ気圧配置を見ると一昨日までの気圧配置と似たような感じも…  やっぱり雷雨にはくれぐれもご注意を。

後立山連峰南部の名峰針ノ木 岳を中央に左に蓮華岳、右に赤沢岳。ほとんど無風の爽やかな朝です。

気持いい新越街道稜線歩き。剱岳、立山もずうっとついてきてくれます。
 

NO  1976  安定した夏空到来に期待!

2016  8/ 3(水) 

  早朝こそ晴れ間も出ましたが、その後はガスがかかり時おり雨がぱらつく一日になってしまいました。今日までほぼまるまる一週間続いた強烈な雷雨に見舞われる時間帯がある不安定な天候ですが、明日は大陸からやってきた高気圧圏内に入って安定しそうなようすです。またその後も比較的高気圧圏内に入って良さそうな予報になってまいりました。とにかく梅雨明け宣言後はパッとしない不安定な天候続きでしたので、そろそろ期待したいものですね。

  そんな中もう岳は晩夏の気配が漂います。下界はこのあと猛暑になるといった情報も出ていますが、山の上はこのまま一気に秋へと突き進んで行ってしまうのでしょうかね。お花は完全に夏のお花から秋のお花へと主役が変わってきています。

  週末は8/5(金)の種池山荘と6日の冷池山荘が混みあいそうですが、他の日他の山小屋は余裕たっぷりです。お天気もまあまあ期待できそうですし、度重なる雷雨豪雨で一部に支障の出た登山道も完全に復旧して周辺の全コース安心して通行できますので、ぜひお出かけ下さいませ。

ハクサンフウロ、ヤマハハコ、ウサギギク、ミヤマコウゾリナ、ウラジロタデ・・・ 早や盛夏を過ぎ晩夏の風情です。
種池平のチングルマの大群落はもうすべてが綿毛へと変わりました。例年にない早さです。

NO  1975  まだまだ雷雨に注意!

2016  8/ 2(火) 

    昨夕の猛烈な雷雨は大町市では午後6時15分からの一時間に60ミリを観測し、アメダス観測史上1時間当たり最高の雨量を記録したようです。昨夜は扇沢までのアルペンラインにおいては小規模の土砂崩れが発生して通行止めになりましたが、今朝には復旧して順調に通行しております。また岳の上でもほぼ同じぐらいの雨量を観測し、柏原新道の上部“ガラバ”では小規模の土石流が出て、登山道の一部分が崩れましたが、夜も明けきらぬうちから種池山荘スタッフが復旧工事にとりかかり、こちらも無事に通行できるようになっております。あと7/27の夕方の猛雷雨にて一部が崩れて、登山道を巻き道にした赤岩尾根登山口入口の箇所も本日早朝に確認いたしましたが、今回はまったくなんの異常もなく巻き道を通行して赤岩尾根へと取り付くことができます。また私どもの周辺では針ノ木大雪渓の針ノ木沢も、支障はまったくでていないようですのでご安心下さい。

   例年この時期は猛烈な雷雨等によって、山岳地帯では大きな事故が起こっています。2014年8月1日丹沢の河内川のキャンプ場で4WD車が鉄砲水で流され親子3人が亡くなった事故や、1999年8月14日に同じく丹沢の玄倉川の中洲で13人が流されて死亡した遭難、北アルプスでも2014年のお盆には蒲田川の滝谷出合での鉄砲水で3人が亡くなるという遭難が発生しています。今週は後半からお天気も安定傾向へという情報ではありますが、8月から9月にかけては突然の雷雨、増水、鉄砲水、土石流等に常日頃から気をつけなければならない季節であることだけは間違いありません。お天気マークが晴れマークであっても決して油断なきよう願います。

 

      P.S 午前中は雨が上がったものの、今日も午後はまた強い雨降りになってしまいました。

 

NO  1974  幸先いい8月スタートでしたが・・・

2016  8/ 1(月) 

    今朝は最近では一番いい感じでのお天気スタートになりました。おかげで延び延びになっていた夏山シーズン2回目のヘリ荷上げもようやく完了することができ心底ホッとしているところです。ただこのところの午後になると雷雨傾向は本日もあり、大町の平地部をはじめ爺ヶ岳鹿島槍ヶ岳主稜線でも夕方には60ミリを超える猛烈な夕立になりました。NO.1973で紹介した赤岩尾根登山口の様子や柏原新道の“ガラバ”の状況については、明朝早い段階に確認しに行く予定です。どちらにしましても通行が困難な場所等に遭遇したら無理はなさらず引き返していただきたいと思います。それはいかなる山域やコースであっても、またいかなる時であっても同様です。