▲▲ 最 新 情 報    : 2016 / 9月  ▲▲

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NO  2018    鹿島槍頂上から秋の大展望3題。

2016  9/ 30(金)

   小屋のスタッフが休暇で鹿島槍ヶ岳頂上へ。ほとんど登山者がいない頂上を独り占め! 今日の感動そして秋雨続きでなかなか足を運べない皆さんへ、今日の絶景写真を届けてくださいとのことです。 みなさん写真だけでもご堪能くださいネ。

   なお今週末も雨の時間帯がありそう・・・  来週もまた台風接近?  なんとか次週シーズン最後の体育の日3連休だけでも、パーフェクトな3連休になってほしいものです。山小屋スタッフ全員の願いです。 明日はいよいよ10月入り! 種池山荘と冷池山荘の営業も残すところ半月になりました。

手前直下に布引岳、その先に爺ヶ岳〜種池山荘稜線、最奥には槍穂高〜水晶岳、薬師岳(9/30)
手前に鹿島槍ヶ岳北峰〜八峰キレット稜線。奥に戸隠〜高妻〜妙高〜火打〜焼山〜雨飾山。右最奥には越後三山も見える秋の一日。(9/30)
牛首尾根の向こうには言わずと知れた剱岳、立山連峰。紅葉は黒部の谷に下降中。(9/30)
 

NO  2017    ぎりぎりの初霜と初氷。

2016  9/ 30(金)

   9月最終日好天に恵まれました。 一昨日からの雨は昨夜夜半には星空になり、今朝は放射冷却も手伝って最低気温も2度ほどまで下がり、初霜と初氷を記録しました。 初氷はともかくも初霜が10月までずれ込んだのは覚えがありませんので、ぎりぎり9月中に観測できてよかったです。初氷に関してはここ10年ほどは9月中に記録していますが、平成に入ってからでも10月になってからの観測は度々あります。基本的には平年よりも10日近く遅めという感じですが、決して滅茶苦茶遅いとというのでもありません。平成17年などは10月13日にようやく初氷なんて年もあったくらいです。

   どちらにしても遅めの初霜と初氷の観測ですが、このあとは一気に寒さがやってくるのか、はたまた温度高めの今秋の傾向が今しばらく続くのか・・・  わたしの感覚では鹿島槍ヶ岳周辺の初雪は10月3日だと思っているのですが、そちらもどうなるでしょうか。

秋の雲と戯れる一日。(9/30)
種池山荘すぐ横の登山道に溜まる昨日の雨も凍りつく今秋一番の冷え込み。上空には雲ひとつなく富士山、八ヶ岳、南アルプスも遠望できる朝です。(9/30)
ザクザクと霜柱を踏む音も心地いい朝です。
 

NO  2016    ため息の9月。

2016  9/ 28(水)

   なかなかお天気は続きません。終日秋雨がしとしと降り続く週中水曜日となりました。昨日の夏のような暑さ、晴天がもう遠い過去に思えてくるくらいに、秋雨前線のエネルギーを感じる今秋です。明日遅くから明後日にかけては、また移動性高気圧のおかげで秋雨前線も押し下げられて、晴天域に入るみたいで期待できそうですが、週末から来週明けにかけては、またまた秋雨前線の動向から目が離せないみたい・・・  まだまだ主稜線の紅葉もそれなりに楽しめますし、小屋から一段下がった2100〜2200m近辺がまさに絶頂期を迎えようともしています。秋空の下での紅葉がもちろん一番ですが、雨に打たれる紅葉も雨上がりの黄葉もまたいいものです。秋山シーズンももう半月ほどとなってしまいました。天候回復に期待を持って、まもなく始まる10月登山ご計画ください。    

↑9/27↑ 昨日の秋日和はもちろん、今日の秋雨にかすむもみじも風情があります。 ↓9/28↓

NO  2015    新越山荘の営業は終了。

2016  9/ 27(火)

   秋雨前線は一時的に北上して、今朝は青空が戻った鹿島槍ヶ岳上空です。ただ明日の後半にはまたまた秋雨前線は下がってきて、本州上に停滞傾向のようです。このあともしばらくは、ぐずつき気味のお天気になりそうですね。しかし今日のようにちょっと秋雨前線が上がれば秋空復活ですので、天気図と予報をしっかりとチェックしていきたいものです。とりあえず今日は良かったです。  

   さて明日の晩からあさっての朝にかけては北海道は冬型の気圧配置になるみたい・・・  大雪山系では遅れ気味の初雪が降るかもしれないですし、本州の中部山岳でも高い山ではチラチラするかもしれませんね。そういつの間にやら北アルプスでは初雪が降っても不思議でない時季に入ってきているんです。今秋はいつまでも温度高めの傾向ですが、寒さ対策だけはしっかりと油断なきよう願います。それと北アルプスでは穂高岳周辺を中心に9月に入ってから死亡遭難が多発しています。ほとんどが下山時の転滑落のようですので、いつものことですが慎重に一歩一歩お願いいたします。またこれからは凍結時の岩場通過等にも一層の注意が求められるのも、いまさら申し上げるまでもないことでしょうか。

   さてそんな初雪の話題が出てくるころには、北アルプスでも9月末で営業を終わる小屋がぼちぼちでてきます。当方の新越山荘につきましても一昨日9月25日をもって今シーズンの営業を終了いたしました。シーズン中の御来荘を心より感謝申し上げますとともに、今後のさらなるご愛顧をお願い申し上げます。周辺で大きな事故等がなかったことがなによりでした。

昨日午後の雨模様から回復。秋空が広がる鹿島槍ヶ岳、爺ヶ岳です。(9/27)
標高2410mの冷池山荘付近の紅葉のピークは終了。今は赤岩尾根の紅葉がいい感じに・・・
絶好の秋空の下、新越山荘も無事小屋閉め完了。早々に冬眠モードに入ります。スタッフのみんなシーズン中は頑張ってくれてありがとう!
今日のようなお天気ならベンチでゆっくり“種池ピザ”がサイコー!体育の日連休頃までやってます 。生地もソースも完全手作り、値段もサイズも下のお店と同じで大人気。冬は『パウダーパフ』でどうぞ。
種池山荘名物のピザとライチョウを楽しみにお子さん達も元気に上がってきてくれました。ありがとうございました。大西様ファミリー(9/25)
 

NO  2014    祝 富士山初雪初冠雪。

2016  9/ 25(日)

   夕方のニュースを見ていたら富士山の初雪のニュースが紹介されていました。私は富士山の初雪は9月14日頃が平年日だと思っていますので、やや遅めの観測といったところでしょうか。つい先日も北海道の大雪山系も温度高めで紅葉が例年よりだいぶ遅れ気味とニュース内で紹介されていました。そんな日本中暖か傾向の中での、今季国内最初の初雪観測ですので、何はともあれ目出度い話題かと思いました。

   さて今秋は鹿島槍ヶ岳爺ヶ岳周辺も温度高めで朝夕の冷え込みもとても弱い日が続いています。まだ山荘では初霜も初氷も観測していません。こちらも平年より遅れ気味です。ただ富士山にも初雪が降って、このあとは後立山連峰にも少しずつ冬の足音が近づいてくるものと思われます。昨年のようにいつまでもまともな雪が降らず、結果過去にないような超超少雪になってしまったわけですが、そんな二の舞だけはもう勘弁してほしいものですね。

   ただこんな暖か傾向の今秋ですが、紅葉そのものは平年より早めにピークを迎えました。何でかなあという感じですが、これもやっぱり前年の超超少雪で、夏のお花も秋のお花も、また紅葉するナナカマドやミネザクラなどの花も超早い咲き出しだった流れからでしょうか・・・・  やっぱり降るときには降って、冷えるときには絶対に冷え込まなければいけませんね。

今朝も富士山がくっきりと見える朝でしたが、頂上に薄っすらの初冠雪では、さすがに200キロ離れた爺ヶ岳からでは、肉眼では確認できませんでした。双眼鏡でしっかり覗けばよかったですね。
 

NO  2013    青空に感謝。

2016  9/ 25(日)

   お天気に恵まれ、紅葉にもどっぷりと浸かることができた週末となりました。お客さまにも十二分にご堪能していただけたものと喜んでおります。そしてこのお天気は当然のことながら、もうしばらくは続くものと、今夕の天気予報で週間予報をチェックすると、アラアラなんか昨日辺りの予報とはずいぶんと違っているようです。 せっかく秋雨スランプから脱出したというのに・・・・  週明け以降ご計画の皆さんは、またまた秋雨前線の動向をしっかりとご確認下さい。

雲多いものの皆さん安心の朝をお迎えです。
紅葉に久々の連日の青空、いい週末でした。
夕方前、ほとんどの皆さんが下山されて行き、柏原新道も静寂のときを迎えました。
新越山荘も最後の営業日です。最終日までお客さまをお迎えすることができて良かったです。
 

NO  2012    お天気もにぎわいも待ちに待った復活。

2016  9/ 24(土)

   日差し弱く高曇りなれど雨の心配はなく、剱岳立山方面の視界もまあまあの週末土曜日。先週の金曜日以来久々に雨の心配がいらない一日となりました。またお客様の動きもほとんどなかった今週でしたが、ようやく 小屋にもテント場にもにぎわいが戻ってくれてホッと一息・・・  多くのお客様の上山に合わせて主稜線の紅葉もピークを迎えてくれました。明日もまあまあお天気期待できそうでほんとよかったです。

久々にベンチを温めてくれるたくさんのお客さまが登ってきてくださいました。
種池山荘周辺の紅葉もピークを打ちました。皆さん剱岳に逢えてよかったですね!
ガスにおおわれる時間帯が多かった鹿島槍。枯れ気味のダケカンバが目立つ今秋・・・ 残念。
新越山荘から針ノ木岳目指してGO!新越山荘ご宿泊は明晩がラストデーになります。
新越山荘からは遠く白馬岳を望める朝。久々の白馬岳とのご対面です。
明朝も期待できそうな夕暮れ時。どなたからも満足感安心感が漂います。

NO  2011    雨の一週間。

2016  9/ 23(金)

   雨の止み間の時間帯もあるものの、基本は今日も雨の一日。とってもとっても長〜いイメージの今年の秋雨シーズンになってしまいました。明日こそ雨のない一日になってほしいものです。

そぼ降る雨の中を針ノ木岳へ向けて出発。なんとか雨の止み間に黒部湖や立山、薬師岳などが見られるといいですね。
 

NO  2010    幻影。

2016  9/ 22(木)

   明け方の土砂降りの雨がやみ、虹がかかるとぱあっと視界が広がりました。ここ数日の雨続きで周辺の紅葉の全容の確認もままならない状況でしたが、どうやら爺ヶ岳主稜線の紅葉はその絶頂に近づいたようです。  ただ種池平の錦秋に酔いしれている時間は1時間あまり・・・・  再びの秋雨の時間帯に逆戻りです。このあと晴れ間が広がるのは週末の土日曜日でしょうか。どの予報を見ても期待できそうですね!

種池山荘上空にかかる虹は束の間の視界を連れてきてくれました。(9/22)
鹿島槍方面にも大きな青空が広がりましたが、長くは続きません。(9/22)
小屋周りの紅葉はほぼピークを迎えました。この後紅葉は柏原新道を大下降です。(9/22)

NO  2009    今週末は天気も紅葉も超期待!

2016  9/ 21(水)

   結局午後にはまた雨がパラパラしだすあいにくのお天気となりました。明日の秋分の日も南岸に停滞する秋雨前線の影響で雨がふりやすいみたい・・・・  確実に回復してくるのは移動性高気圧がやってきそうな土曜日からでしょうか。今週末は種池山荘周辺の主稜線の紅葉はピークを迎えそうですし、柏原新道を一段二段下がった“ガラバ”から“水平道”辺りもかなり良くなりそうです。大混雑であろう涸沢とは違って小屋もすいていますのでぜひお出かけいただければと思います。今日現在の予約状況からは、24日の土曜日は冷池山荘で110名様ぐらい種池山荘で50名様ぐらい、新越山荘で20名様ぐらいのご宿泊予想です。   

柏原新道の上部“石ベンチ”から“ガラバ”にかけての本日21日の紅葉状況。三分ぐらいの色付き。
 

NO  2008    台風と大雨からの解放。

2016  9/ 21(水) 

    ようやく台風16号も遠くへ去って静けさが戻った鹿島槍ヶ岳です。周辺で大雨によるがけ崩れ等の心配があった箇所も今朝確認に行ってきましたが、どこもまったく問題はありませんでした。大町〜扇沢間の大町アルペンラインも通行止めになることもありませんでした。ただお天気のほうはしっくりとは参りません。雨こそ昨夜中に上がったのですが、今日は濃いガスの一日で、台風一過の青空はとても望める雰囲気にはありません。このあとは週末土曜日に青空も戻ってきそうで、ようやく紅葉サタデー期待できそうですね!

 

NO  2007    早く静かに去って!

2016  9/ 20(火) 

   夕方の長野県内ニュースを見ていると台風16号関連のなかで、大町市内の北アルプス山中で登山者が増水した沢に流されて行方不明とのニュースがありました。詳細についてはよくわからないがどうも高瀬渓谷方面のようだ。明朝からの捜索で無事救出されることを祈るばかりです。

   さて鹿島槍ヶ岳周辺も3連休初日の17日夕方から降り出した雨は、本日夕方までに300ミリ近い大雨になっています。今日も午前中こそ小康状態でしたが、昼前からは再びの土砂降りへ。心配が高まります。今夏中も何回か当ページでもご紹介しましたが、当山域でも大雨時には土砂崩れ等が心配な箇所があります。柏原新道上部の“ガラバ”や“アザミ沢”、赤岩尾根の最上部のトラバース部分、赤岩尾根登山口の西俣出合付近などがそうであって、明朝には再度確認に参りますが、被害がないことを願うばかりです。また扇沢へ向かう県道大町アルペンラインも今夜には連続降雨による通行止めになる可能性があります。日が変わるころには雨も峠を越しそうですが、台風16号とにかく静かに通り過ぎて行ってほしいものです。

   なお北アルプス周辺では、梅雨時の集中豪雨や夏の猛烈な雷雨時、そして秋の長雨や台風時の大雨に伴なう増水の際、沢を無理に渡ろうとしての事故がほぼ毎年どこかで起きています。沢筋を歩行したり沢を横断したり斜面をトラバースしたりするようなコースにおいては、どこでも鉄砲水やがけ崩れ等が発生する可能性があることはいかなるときでも念頭に入れておいてほしいものです。それもどのタイミングで発生するかなんて、誰もわかりませんし、情報も即時に伝わるわけでないことも当然のこととして知っておいていただきたいです。

あまりに静かな3連休も終わって、新越山荘の営業も残すところあと5日間となりました。最後の週末ぐらい紅葉サタデー黄葉サンデーでにぎわってほしいものですね。お出かけ下さい。(9/20)

NO  2006    冬の訪れもまもなくでしょうか。

2016  9/20 (火) 

   台風近づく今日も午前中は比較的おとなしい雨で、雨の止み間にはスタッフも小さな秋を見つけに小屋の外へ・・・・  小屋にいる者の特権ですね。 爺ヶ岳主稜線の紅葉はだいぶ進み、まもなくピークを迎えそうだったようです。また爺ヶ岳のライチョウ親子にも遭遇。ヒナもすっかり大きくなって母親と同じぐらいの大きさになっています。これぐらいに立派に成長していれば、もうまもなくやって来る冬の訪れにも立ち向かっていけそうですね。北アルプス主稜線はいよいよ秋本番を迎えます。

 

NO  2005    残念・・・

2016  9/ 19(月) 

   敬老の日3連休は、初日こそまあまあのお天気でスタートとなりましたが、2日目3日目と雨模様の荒れたお天気になってしまいました。3日目の今日はお昼前後に5時間ほどの雨の止み間もあり、視界も利きましたが、もう後の祭りといった感じでしょうか・・・・  3連休中は強風雨の中の山行になってしまい本当に残念でしたが、登山道脇の紅葉に少しは元気をもらえたでしょうか。お出かけいただいた皆様には心より感謝申し上げます。

   そして今回の3連休悪天予想の元凶というのか、肝心要の台風16号本体は明晩から明後日の未明に北アルプスには最接近ということになりそうです。一週間あまりさんざん振り回された台風16号の動向と秋雨前線の活動ですが、いい加減にそろそろ話題から消え去ってほしいものです。

朝方までの強雨は一日中続くものと思っていましたが・・・ (9/19)
一昨日の夕方から降り続いた雨も10時前には一気に上がりご覧の状況に・・・ ただお客様はほとんど下山された後だけに残念無念。(9/19)
種池方面に比べて色づきが遅めの冷池方面も色付いてきました。(9/19)
同じく鹿島槍ヶ岳方面も色付いてきました。写真は鹿島槍から西に伸びる牛首尾根。(9/19)
新越山荘方面も一気に色付いてきました。新越山荘営業も次の週末までとなりました。(9/19)

NO  2004   3連休好天スタートも・・・

2016  9/ 17(土) 

   期待の敬老の日3連休は、富士山もくっきりと見えるスタートとなりましたが、秋雨前線の接近に伴ない午後3時前からは雨降りになってしまいました。とにかく登ってきていただいた皆さんのために、明日も明後日もなんとか晴れ間が出る時間帯があることを願うばかりです。

富士山の左には八ヶ岳。右側の南アルプスは遠くまで一峰一峰を山座同定できる朝です。(9/17)
 

NO  2003   明日から敬老の日3連休

2016  9/ 16(金) 

   朝方の寒さも、お昼ごろには日差しも出て結構暑いぐらいに感じる時間帯もあった3連休の前日金曜日でした。このお天気が3連休中も続くことを願うばかりですが、秋雨前線や台風14号くずれの低気圧が東進してきたりと、なかなか 課題も多いようで、・・・・ まあ初日の土曜日はまあまあのお天気になりそうですが、2日目3日目はどうなるでしょうか。我々だけでなくお客様も皆さん思案されているみたい・・・・ とにかく来荘されるお客様のためにも、雨の時間帯が少しでも短く、晴れ間の時間帯が少しでも長くなることを願うばかりです。

   周辺ではいつも一足先に色づき始める種池山荘荘周辺の紅葉はすでに5分ぐらいの色づきになってきていますが、不安定な天気も予想される中、お客様の動きも“3連休”としての勢いはあまり感じられない静かな入り込みになりそうです。

 

NO  2002   秋色増す。

2016  9/ 16(金) 

   今朝の温度は5度ほどでさほどの冷え込みではありませんが、どんよりとした暗い雲の下稜線を渡る風は温度以上の冷たさを感じます。このあと日中もあんまり温度は上がりそうにもない雰囲気です。それどころか小雪がチラチラ舞っても不思議でないような寒さです。そんな中爺ヶ岳稜線の紅葉も着実に進んでおり、なかなかいい感じになってきています。来週後半にも早ければ爺ヶ岳主稜線ではそのピークを迎えそうです。

 

NO  2001   早くも週中

2016  9/ 14(水) 

   予報ははずれ朝方はご覧の好天になりましたが、その後はガスや雲の一日。ただ明日あさってにかけても移動性高気圧の範囲内に入るようですので、雨ではなくまあまあのお天気になりそう。それはそれでうれしいのですが、問題はその先の敬老の日3連休・・・ 台風16号と秋雨前線の動きに注目して、直前までしっかりと気象情報をチェックするしかないですね。

NO  2000   週間予報とにらめっこの週初め。

2016  9/ 13(火) 

   昨日午後遅くから降り出した雨は45ミリほどの雨量を見ましたが、回復は想像以上に早く、今日のお昼前には上がってガスの世界へ。そして夕方前にはそのガスも消え去って、青空も少しのぞき、雲もうっすらと赤く染まりだしました。今朝の段階では明日は雨の予報でしたが、もう少し良い方向にいきそうな気配がちょっとだけ漂います。

   明晩は十四夜、明後日は中秋の名月の十五夜・・・・  お月見も楽しめればうれしいですね。願わくば十六夜、十七夜、十八夜も拝みたいものです。そうすればいい敬老の日3連休になるんですがね。このところ正答率が低いイメージの各社天気予報ですが、今回はお願いいたします。

夕刻には雨雲や濃いガスも消え去って、雲海上に爺ヶ岳や蓮華岳もしっとりと登場です。
 

NO  1999  二日遅れの雨。

2016  9/ 12(月) 

   日曜日から雨降りといった一部予報でキャンセルも出た週末でしたが、お天気は上々の土曜日曜という結果でした。さらにおまけも付いて、週明け月曜日も午後3時ごろまでは、しっかりとお天気も持ってくれてラッキーでした。

   そして夕方からは予想よりもまるまる二日間ほど遅れての本格的な雨になりました。明日あさっては秋雨前線の北上に伴ない雨も強まる時間帯がありそう・・・・  ただその後の木金あたりは移動性高気圧がやってきて良い天気という予想のところもあれば、お天気は今ひとぐずつき気味といった予想のところも・・・・ まあ正直なところ木金のお天気もですが、それ以上に心配なのが、その後に控えている敬老の日3連休のお天気ですね。なんとかお天気に恵まれてハイシーズンの有終の美を飾ってほしいものです・・・・  それにしてもこのところ天気予報当たらないですね。

   この雨が止んだあとには主稜線や爺ヶ岳南西斜面などは、さらなる色付きが進むものと期待しています。人気の種池山荘周辺の紅葉の昨年のピークは9月 26日頃でしたが、今年はもう少し早まりそうな感じもします。早く素敵な2016紅葉シーンに逢いたいですね。

なんとなくモヤのかかる朝です。鹿島槍ヶ岳上空にはうろこ雲(9/12)
剱岳もなんかぼんやりと朝日が当たります(9/12)
土日月の3日間の好天に大満足での柏原新道下山開始です。(9/12)
天気に恵まれた週末。爺ヶ岳南西斜面の色付きが始まりました。柏原新道富士見坂にて(9/10)
種池平と爺ヶ岳南西斜面の上部。(9/11)
 

NO  1998  期待通りの土日晴天。

2016  9/ 11(日) 

   大方の天気予報では昼過ぎからは雨模様といった予報傾向でしたが、今日も日中は雲こそ多いものの基本は晴天の一日。朝の冷え込みは今ひとつといったところですが、周辺の紅葉は確実に進んでいるのがわかります。

高曇りの一日。立山剱岳もどこかもどかしそうな表情ですね。
種池山荘裏のナナカマドも日増しに黄化が進みます。

NO  1997  快晴サイコーの朝

2016  9/ 10(土) 

     移動性高気圧に覆われ秋空が広がる週末土曜日です。明日の日中まではこの高気圧も勢力を維持してくれそうで、先週末に続き2週連続の土日晴天になってくれそうです。今朝の温度は5度ほどで当初考えていたほどの冷え込みにはなりませんでした。ただこのくらいの温度のほうが紅葉を進めてくれるにはいいでしょう。強烈な霜が降りるような冷え込みになると、木々の葉っぱたちもすっかり霜焼けして痛めつけられてしまいますから・・・・  主稜線の木々も少しずつ色づき始めましたので、次週敬老の日3連休辺りから月末にかけてはかなり良くなるものと期待しております。たびたびの台風襲来で山行意欲がそがれたり、またまた秋雨前線もできてしまいましたが、いつも雨降りというのではありませんので、秋雨前線の上がり下がりをチェックしながら2016秋山シーズン最初の紅葉に逢いに爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳へお出かけ下さい。

移動性高気圧は秋の大気、秋の雲、そしてさわやかな週末を連れてきてくれました。
 

NO  1996  新越山荘に秋の訪れ

2016  9/ 10(土) 

   ガスのかかる時間帯が多かった昨日から一転の秋空到来。信州側の雲海のはるか先には浅間山、八ヶ岳、富士山が遠望できるちょっと薄ら寒い朝です。夏には新越岳(岩小屋沢岳南峰)に隠れて見られなかった日の出ですが、秋の深まりとともに南に移動し、新越山荘前からもご来光を拝めるようになってきました。新越山荘からご来光が拝めるようになったり、周辺の紅葉が始まりだしたりすると、新越山荘のシーズンも最終盤への序章です。新越山荘の営業は9月25日(日)のお泊りまでで、残り2週間となりました。敬老の日3連休を含め小屋は空いていますので、ぜひとも秋の爺ヶ岳〜針ノ木岳縦走をお楽しみにお出かけになってください。

 

NO  1995  今日は予想通りの雨の一日。

2016  9/ 8(木) 

    昨日の天気からは一転の終日の雨降りになりました。夕立は時々あったのですが、一日中雨降りというのは久しぶりのような感じです。秋雨前線もしっかりと天気図に現れてしまい、このあとは 

大陸から乾いた移動性高気圧がやって来るのを期待するばかりです。秋雨前線の張り付きとともに、今までの高温傾向も下降線をたどるようで、来週辺りは東京では最高気温が30℃を超える日もなくなるみたい・・・  温度の低下とともに、 後立山連峰主稜線の紅葉も進んでくれることでしょう。明日あさってはとりあえずお天気も持ち直してくれそうな予報になりましたので期待ですね。

   それと初霜や初氷がいつやってきてもおかしくないのもこの時季。去年は9/6に北穂や奥穂高では小雪が舞ったなんていうニュースもありましたっけ・・・  さしずめ今週末の土曜日辺りは冷え込 みそうですので初霜初氷なんていうニュースがどこかの岳から聞こえてきそうですね。大雪山や富士山での初雪も、もういつ観測しても不思議でない季節入りです。また服装にしましても秋山モードへの移行をお願いいたします。

今日は冷たい秋雨の一日。
種池山荘から爺ヶ岳へ向かって400m地点のミネカエデの低木帯。ウラシマツツジの紅葉を除けば例年ここの紅葉黄葉がスタートラインになります。これから徐々に周辺のナナカマドやダケカンバ、ミネザクラ等等色づいていきます。
 

NO  1994  ありがたい大ハズレ。

2016  9/ 7(水) 

   天気予報では終日雨降りの予想の7日でしたが、完膚なきまでの大ハズレ。(完膚なきの用い方がちょっと違うでしょうか・・・)    おかげで前夜からたいへん心配していたヘリ荷上げも無事に完了することができました。少々の天気予報の悪さにあんまり振り回されないと、こんな好天に恵まれることもあるんですよ!

大助かりのヘリ荷上げ日でした。食材や不足物資等しっかりと補給していただき、これで秋山も安心して迎えられます。

NO  1993  晴天続きも午後は不安定。

2016  9/ 5(月) 

    3日、4日の週末は台風12号接近情報でキャンセルも多少出ましたが、大方の皆さんは好天を信じられて登ってこられて、結果的に大正解の週末登山になられたことでしょう。初秋の爺ヶ岳鹿島槍ヶ岳を存分に楽しんでいただけたことと思います。さてそんななか、昨日も夕方前からは結構強い雷雨になりましたが、本日5日も同じような感じで午後遅くから雷雨に見舞われる鹿島槍ヶ岳周辺です。このあとも数日は同じような気象条件が続くような予報ですので、早め早めの行動をお願いしたいと思います。

↑鹿島槍ヶ岳↑   今日も午前中はこの好天   ↓爺ヶ岳↓
連日の朝焼け爺ヶ岳(5日)
↑立山方面、種池稜線には巨大な滝雲↑  昨日も午前中はこの好天 ↓爺ヶ岳南峰と種池山荘↓
 

NO  1992  晴天4日目。

2016  9/ 3(土) 

    昨日午後からのガスに包まれた世界は、夜中から明け方にかけても変わらず、起きた際には少々案じもしましたが、6時過ぎからはあっという間にガスも切れて種池山荘上空には見事な秋空が広がりました。台風の接近が心配されるわけですが、こちらは大きな影響もなく週末を送れそうでよかったです。なお先日の台風10号通過後は朝方はすっかり涼しくなり半袖一枚ではいられない季節を迎えています。

 

NO  1991  好天続く9月入り。

2016  9/ 2(金) 

    3日連続の秋空の朝です。今週末は安定したお天気が期待できそうで何よりです。しかし来週明けにはまたまた台風12号が日本に近づくみたいで、ちょっとうんざりといった感じですね。ただ台風10号の際と一緒で大陸方面の寒冷渦の動きに、コースも影響するようですので、しっかりとコースを見きわめて登山等の計画は立てていただきたいです。

   写真の新越山荘もオリンピック期間中の8月のお客様の動きは誠にパッとしませんでしたが、リオ五輪も大満足のうちに終わり、9月最初の週末はお天気も安定傾向ということや、大町市民登山のお泊りもあったりで、この週末は今シーズン一番の入り込みになりそうです。また冷池方面も例年の9月第1週にはないにぎわいになりそうで、ようやくひと安心といったところです。

   夏のお花の咲き出しが例年になく早く、秋のお花についても2週間近く早く咲き出した今シーズンでしたので、紅葉についても当初はかなり早めに色づくのではと想像しておりましたが、ここへきて秋の訪れのスピードはスローダウン気味です。主稜線は敬老の日連休から9月末ごろが見頃になるでしょうか。紅葉シーズンは連休および土曜日以外はすいていますのでぜひともお出かけになってください。

連日のお天気に恵まれて新越山荘から針ノ木岳へ向けての縦走スタート。がんばってください!
新越山荘のベンチに降りた朝露が、初霜に変わるのももう間もなくのことでしょう。
秋の訪れは着々と・・・ コバイケイソウやウラシマツツジに夏の面影はありません。

NO  1990  8月から9月へ見事なバトンタッチ!

2016  9/ 1(木) 

    台風一過の秋空が昨日今日と続きます。リオオリンピックの男子400mリレーで見事銀メダルを獲得した日本男子チームのバトンタッチをみるような8月から9月への日本晴れリレーです。一昨日までの湿った大気と入れ替わり、大陸からのさらっとした秋の空気が流れ込み昨朝今朝と最低気温も4度台まで下がるようになってまいりました。稜線を渡る風も実に心地いい季節になってまいりました。週末まではこの好天も続く予想の中、今週末は久々に小屋もにぎわいを見せてくれそうです。

   ところで冒頭でも話題にふれたリオ五輪での日本選手の大活躍で盛り上がった8月は皆さんもテレビに釘付けになられたことと思います。予想通りというか、テレビ観戦が思うようにいかない当方の山小屋の入り込みは低調に推移しましたが、9月こそは秋空の下、ぜひ大勢の皆さんにお出かけいただきたいと思います。 なにしろ北京以降、ロンドン、リオデジャネイロとオリンピック開催の8月の入り込みはパッとしないんですよね・・・・  

   そんななか大町市出身で長野県出身選手として夏のオリンピック個人競技初のメダルを獲得した女子バドミントンの奥原希望選手も大町に凱旋して1万人近い市民や県民が市中パレードでお祝いをしました。奥原選手も4年後の東京オリンピックでのさらなる高みを目指すことも誓ってくれました。 今から4年後の東京オリンピックでのチームニッポンのさらなる飛躍が楽しみでなりませんね! ただその一方では夏山を含め人の流れがなにかと心配ですね。なにも8月の炎天下の真夏開催でなくてもいいと思うんですが・・・  10月10日あの大快晴の下で開催された前回の東京五輪が、懐かしさとともに思い浮かんでまいります。

朝の内はまだまだガスが多めだった八月晦日の爺ヶ岳主稜線でしたが・・・ (8/31)
ガスもどんどんと切れて剱岳立山連峰もスッキリくっきり登場。穏やかな初秋の表情です。(8/31)
そして月も変わって気分も一新!9月朔日鹿島槍の表情もどこか晴れ晴れとしています。(9/1)
爽やかな青空にハケでささっと描いたような秋の雲が広がる朝です。(9/1)
こちらも爽やか大町の誇り、奥原選手銅メダルおめでとう!心からありがとう!