NO 2297 爺ヶ岳愛が止まらない山岳画家。
2018 11/ 22(木)
山が大好き、なかでも最も愛してやまぬ爺ヶ岳へは、すでに160回近い登頂を成されている地元
池田町在住の平本研一さんの作品が出展されている池田美術協会展を拝見しに先日参りました。
今回の作品は爺ヶ岳のものではなく、可憐なコマクサと林立する花崗岩の奇岩が勇壮に描かれた燕岳の大作でしたが、いつも写真で見る燕岳が持つ女性的な優しさだけでなく、優しさの中にもコマクサを護る雄雄しい燕岳のイメージもふつふつと沸いてくる感じの作品でありました。今年種池山荘に寄贈いただいた作品とは微妙に違った作風に平本さんのお人柄が感じられました。
池田美術協会展(観覧料 400円)
は大町市のお隣の池田町愛染7782の北アルプス展望美術館(電話
0261-62-6600)にて12月10日(月)まで開催されていますので、お近くの皆様にはぜひとも足を運んでいただければうれしく思います。他にも池田町にお住まいのアマチュア画家の皆さんの立派な作品がたくさん展示されていますのでご覧になってください。北アルプスの地元だけに岳を題材にしたものも多く興味を引きます。お天気の良い日には南は大滝山、蝶ヶ岳から北は鹿島槍ヶ岳をはさんで白馬連峰まで北アルプスの展望も最高のロケーションにある美術館ですので、そちらもぜひご堪能下さいませ。
さて今冬には爺ヶ岳からの光景を題材に、新たな作品づくりに挑まれ、来春の県外での展覧会への出品を予定されているそうです。冬のあいだは大好きな柏原新道を登っての爺ヶ岳登頂もできませんので、今夏から今秋にかけて幾度となく登られて目に焼き付けられた大観を、医療関係のお仕事の合い間を縫って素敵な作品に仕上げていただきたいものです。そちらも今から楽しみになってまいります。
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今年の10月に種池山荘に登って来られた平本さんと寄贈していただいた紅葉の『種池山荘と剱岳』 |
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北アルプス展望美術館(池田町立美術館) |
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