▲▲ 2009 / 11月 ▲▲

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NO 648  “黒部ダム”カレー 建設工事中!

2009  11/ 30(月)

   黒部立山アルペンルートの営業も終了して、明日からは黒部ダムも太古からの黒部本来の静けさが戻るわけですが、大町市内ではまだまだお皿の上での “黒部ダム” がまだまだ熱く燃え上がります。最近は全国各地のご当地ラーメンや富士宮焼きそば、宇都宮ギョーザとかのいわゆる B級グルメが人気で街おこしにもつながっていますが、大町でも “黒部ダム” カレーで B級グルメ戦線に参戦して、街おこしに、黒部ダムの誘客にもつなげようと活動をしています。“黒部ダム”  カレーについて詳しくは公式H.Pをご覧下さい。そしてその “黒部ダム” カレー戦線に私どものピザの店パウダーパフも参戦いたします。現在ほぼ設計は完了して、建設工事真っ盛りです。“黒部ダム”カレーは遊び心が満載いや満水のご当地カレーをめざしています。

   

NO 647  黒部立山アルペンルートの営業終了。

2009  11/ 30(月)

   昨夜からの雨は大町市内では雪に変わることはなく、雪線の下限は標高1000mぐらいでした。なかなか里へは下りてこられません、暖かいということですね。ところでアルペンルートも今日で今シーズンの営業終了、扇沢への道路も冬期閉鎖に入るということで、午後扇沢まで車を走らせてきました。扇沢では10センチほどの新雪で、除雪車も出動したようでした。今年の黒部ダムはテレビドラマや映画の好影響があり、お客さまも大幅に増えたようです。最後の日のトロリーバスは数人のお客様を乗せて黒部ダムへとトンネルにすいこまれて行きました。これで黒部立山も来年4月中旬の再開まで4ヶ月余りの冬眠に入り、鹿島槍ヶ岳、爺ヶ岳、針ノ木岳などの登山口もまた眠りにつきます。

NO 646  少しずつだが確実に。

2009  11/ 29(日)

   金曜日の夕方から土曜日の午前中にかけて、北アルプスは雪模様になりましたが、やはり量的には大した降雪ではなかったようでした。とにかく暖かい、山麓に雪が降らない、あまり霜も降りない、冷え込まない、体も気持ちもぴりっとしない、どうしてもメタボ気味になる?・・・ とどうも悪循環の昨今です。今朝姿を見せた北アルプスも鹿島槍ヶ岳以北は白さを結構増しましたが、爺ヶ岳から南の山はまだまだ黒い斜面がかなり目立つのが現状です。それでもちりも積もれば山となるではありませんが、少しずつでも確実に積雪量を増やしていることだけは間違いありません。今夕からは大町市内でも冷たい雨が降り出しており、冷え込み次第では未明から雪に変わるかもしれません。正直なところそろそろ下界でも雪が降ってもらわないと、スキー関係者でなくとも不安になってくる時期です。そしていよいよ明日で11月も終わり、それでなくても気ばかりあせる師走にいよいよ突入です。雪不足と冷え込み不足が焦りにさらに拍車をかけそうで心配です。岳の上では今夜の雪はかなりまとまった降雪になってくれることと思いますが、里にも早く寒気が下がってきてほしいものです。

鹿島槍ヶ岳(11/29) 五竜岳(11/29) 爺ヶ岳(11/29) 蓮華岳(11/29)

NO 645  こんな小春日和の穏やかな日に。

2009  11 /  27(金) 

  今 週はお天気はいいんですが、中間に雲がかかって北アルプスの眺望が今ひとつだった日が多くじりじりしていましたが、そんな気持ちを一掃してくれるような今日のお天気。朝からすっきりと北アルプス全山が姿を見せてくれました。

  ただ相変わらず温度は高めの冬の入りが続いています。北アルプスの積雪量もなかなか増してくれません。毛布を一枚も余計にかけた夜には寝汗をかいて起きてしまうような日もある始末です。11月も残すところ3日間のみ、シベリア育ちの猛烈な寒気に支配される師走を迎えたいものです。明日はちょっとだけ冬型の気圧配置になってくれそうです。

大町のキャッチコピー 『人が澄む』 にふさわしい小春日和の澄んだ一日。(11/27)

たわわに実った信州の “至宝” フジ。(11/27)

小春日和に収穫もはかどりそうです。(11/27)

NO 644  サンアルピナ鹿島槍スキー場 12/5 のオープンを目指して。

2009  11/ 27(金)

   サンアルピナ鹿島槍スキー場では12/5の一部オープンを目指して降雪機による人工雪づくりが始まりました。暖冬気味の北アルプス山麓は八方や栂池の最上部でもまだ滑走は不可能なようですが、なんとか一日も早い本格的な降雪が心底待ち望まれます。

NO 643  田舎暮らし  野沢菜漬けました。

2009  11/ 25(水)

   野沢菜の漬け込みをしました。昨年からは野沢菜洗いそして漬け込みと私の担当と相成りました。何故って? 私以外はあまり食べないから・・・・   最近はあっさりとしたしょうゆ漬けが好みで、それに凝っています。昔はものすごい量を漬けたものですが・・・・ 今は量も少なく その分作業もすっかり楽になりました。あとはしっかりと冷え込めばどんどんとうま味も増していってくれるはずです。

NO 642  北アルプスは昨夜の雪もあがって。

2009  11/ 23(月)

   午前中は中間に雲が横たわって我が家からははっきりと見えなかった北アルプスですが、午後には雲も消え去り姿を見せてくれました。昨夜の雪もさほどではなかったようです。夕方のニュースではお隣の白馬村では今冬のスキー場の安全祈願祭とあわせて早々に雪乞い祭りもやったという内容でした。11月も残すところあとわずかになってきましたが、はっきりいって冷え込みは弱めです。暖冬だった昨冬の同時期と比べてもさらに温度は高めに推移しているようです。寒波到来超期待です。

鹿島槍ヶ岳(大谷原より 11/23)

冷池山荘北方稜線(大谷原より 11/23)

  連休も終わり、午後には扇沢や大谷原登山口の最後の看板回収等にも行ってきました。扇沢駅の駐車場には立山で初スキーを楽しんだ人たちのマイカーがかなり有り、うかがえば雪は少なめなもののまあまあ初滑りを楽しめたとのことでした。山小屋の営業も終了して早や一ヶ月、登山口には車輌もなくすっかり静けさを取り戻しました。黒部立山アルペンルートの営業も11月いっぱい、まもなく扇沢までの道路も冬季通行止めになります。

積雪6センチ程の扇沢駅。(11/23)

夏の賑わいはいずこ。柏原新道登山口(11/23)

赤沢岳〜スバリ岳稜線。(11/23)

右に赤沢岳。(11/23)

NO 641  少しずつ積雪も増しています。

2009  11/ 22(日)

   今日 は山の上もまあまあのお天気でした。今冬は今のところ北アルプスは一日に50センチも積もるようなまとまった降雪にはなっていないので、まだまだ黒い斜面が目立つ感じです。今日も夕方からはまた雪が舞いだしたのが、下からも確認できましたが、この後も寒気は長続きしないようですね。それでも確実に積雪は増してきています。来週には早くも12月入り、師走寒波の到来が待たれますね。       

  ところでニュースでは立山で “氷河” !?が見つかったとか。この地球温暖化の時代に、少々びっくりです。どう見ても考えても、ヒマラヤやアルプスやパタゴニアにあるような “氷河” のイメージは立山には見つけられないので、今後の研究結果が待たれるところです。一方地元の大糸タイムス紙の大町山岳博物館の記事によると、前にも紹介した白山のライチョウ(2009 6/6 最新情報NO 533)はまだ白山にいるようで、白山で冬越しをしそうだとのこと。また採集した羽根のDNA鑑定でどこから飛んで来たのかもわかるかもしれないとのことです。山とか海とかには、未だに私たちにはわからないロマンや不思議があって興味津々ですね。

NO 640  『パウダーパフ』 もクリスマスモードに。

2009  11/ 21(土)

   今日も岳の方は終日の雪模様でした。ただ麓から見ていても猛烈な雪降りという感じはあまり受けません。北アルプスをおおう雪雲には厚みも独特の濃さも感じられません。北海道では何ヶ所もスキー場がオープンしたなんてニュースが流れていましたが、北アルプス山麓のスキー場はまだまだです。昨年はこの時期に上部で滑走可能のスキー場もあったのですが・・・・  もうしばらく本格的な降雪には時間がかかりそうです。ちなみに立山の室堂あたりはどんな感じなんでしょうかね。爺ガ岳スキー場もオープン予定日までまだ1ケ月近くありますが、そうはいってもやっぱりどんどん降って欲しいものです。

  今日は暮れに向け、そしてスキー場オープンに向けてムードだけでも、すこしでも高めようと『パウダーパフ』 の店の中にもクリスマスツリーを飾りました。ちょっと寂しかった店の中も一気に華やいでクリスマスモードへ突入です。この調子でお客さまも増えていってにぎわってくれれば最高なんですが。 大町へお越しの際はぜひお立ち寄りくださいませ。

NO 639  『パウダーパフ』 オープンいたします。

2009  11/ 18(水)

  北アルプス山麓 爺ガ岳スキー場にある溶岩窯で焼く手作りピザとスパゲティの店『パウダーパフ』 を11月20日(金)にオープンいたします。スキーシーズン中の3月下旬まで、うちの山小屋のスタッフがつくる手作りのピザとスパゲティをお召し上がりにお越し下さい。スキー場のオープンは12/19の予定、まだまだゲレンデにも雪はまったくありません。店の車道側には専用駐車場もありますので、スキーの方でなくてもお気軽にどうぞ。今冬はパウダーパフのページも早めにアップしたいと思います。

溶岩窯で焼く手作りピザとスパゲティの店 パウダーパフ

            営業期間  H22 3月下旬までを予定しています

           営業時間  午前11:00〜午後5:00 

           定休日    毎週月曜日(12/21から1月中及び祝日は休まずに営業します)

           TEL     0261(22)7187

NO 638  うれしい話題 。“岳子”や“登志子”が急増中?!

2009  11/ 18(水)

  今朝のNHKニュースを見ていたら 『急増!山好きの女性たち』 の題で特集が組まれていました。ご覧になった方も多いのでは。首都圏の近郊の山へ健康増進や、リフレッシュ、癒やしなどを求めて若い女性登山者が増えているといった内容でした。特集の中では東京奥多摩にある日の出山(902m)へ 登る女性グループを取材したり、登山用品店の入り口から入った一番目立つ場所に置かれた若い女性向けのウェア、山岳雑誌ではない各種女性雑誌にも登山記事が目立つこと、ツアー会社でも女性限定の山登り講座やツアー企画が増えていることなどが紹介されていました。正直なところうれしいニュースです。首都圏の近郊の山での動向は知る由もありませんが、鹿島槍ヶ岳でも昨年から明らかに若い女性登山者が目立つようになってきていました。昨年夏にも当ホームページでもご報告したくらいです。(今までの情報2008年7月25日付け NO.415をご覧下さい) 今年などは宿泊者の三分の一近くが20代、30代の若い世代(男性も含む)の方だった日があり受付にいてびっくりしたくらいです。以前なら200人泊まっても5パーセントの10人にも満たないような日がたくさんあったくらいです。中高年世代の方々を中心にした今の登山人気が定着して久しいですが、 かたや若い世代の皆さんは減る一方だったのがここ20年ぐらいの傾向だったと思います。嘘も方便で10年ぐらい前からは若い世代が少しずつ増えているなどと自分でも言い続けてきましたが、正直なところ一向に増える気配は無かったというのが実情でした。それが昨年を境に明らかに流れが変わってきているのが実感できます。何が理由かはわかりませんがいろいろと複合的な要因があってのことでしょう。雨のなか汗水流して得た登頂の喜び、必死にヒナを見守るライチョウとの遭遇、厳しい自然の中で満開を迎える高山植物、朝な夕なに転変する山の気象・・・ 一度その魅力にとりつかれたら離れられないはずです。何で若い世代が登ってきてくれないか不思議でならなかったのですが、少し流れが変わっていきそうな気配です。歴史好きな 若い女性を“歴女”、鉄道好きの女性は“鉄子”とか云うようですが、“岳子”や“登志子”が増えることを願ってやみません。

NO 637  山の神に感謝。

2009  11/ 17(火)

  毎年北アルプス山麓大町では11月17日は山の神の大祭です。私もシーズン中の感謝を申し上げるべく、大出地区にある山の神様の祠に詣でてまいりました。宮司さんのお話では山の神は春には山から下へ下りて田の神、水の神にも変身なさるのだとか。神様にも縁結びの神から、商売繁盛、学業成就の神まで八百万の神がおいでになるわけですが、今の時代 山の神様のお役目も山の安全と山の保全だけでなく地球全体の環境保全がいちばんのお役目なのかもしれませんね。山の神の霊験あらたかに式典中もみぞれ混じりのお天気でした。明日にかけては大町も今冬最初の積雪らしい積雪になりそうです。やっぱり冬にはう〜んと冷え込んで、どんどん雪が降るのが自然です。今冬は冬らしい冬になってほしいものです。地元大出地区の皆様には毎年立派な祭典を開いていただいて感謝申し上げる次第であります。直会ではしっかりとお神酒を頂戴してありがとうございました。また夜には今度は大町登山案内人組合の山の講があり、そちらへも山小屋代表で参加です。昨日は一日山を歩きまわって少しだけメタボ解消になりましたが、またまた逆戻りです。年末年始をひかえお酒の席も増える季節ですが、しっかりと体のほうも動かしたいものです。 ところで山の神といえば各 ご家庭でも旦那さんはご自宅の山の神にも感謝しなければいけないですね。

NO 636  やっぱり山っていいですね。絶品の甲武信ヶ岳の大展望。

2009  11 / 16(月) 

  昨日は埼玉県の秩父市にてある山岳関係の方の祝賀会が催され、わたしもお祝いにかけつけて参りました。後日またご報告したいと思っています。そして今日はめったにないせっかくの秩父行きですので、今まで一度も歩いたことがない奥秩父の山々を堪能しない手はないとばかりに雁坂峠から甲武信ヶ岳まで縦走して帰ってきました。暖かかった昨日の晴天とは変わって、今日の奥秩父は肌寒い、日差しがあまり感じられない天気でしたが、視界はまあまあ良く大好きな富士山を常に見据えながらの縦走は最高に元気がわいてきます。中でも甲武信ヶ岳 (2475m)からの展望は本州の中心にいるのを実感するものでした。昨日の新雪で真っ白な北アルプスも八ヶ岳をはじめまだ黒々とした長野県内の山々の上に浮かび上がっていました。山からの展望は何にも変えがたい登山の魅力のひとつですが、甲武信ヶ岳 の展望は第一級ですね。

新雪の北アルプス超遠望。中央に鹿島槍ヶ岳、左奥には剱岳。(11/16 甲武信ヶ岳より)

破不(破風)山より。下に広瀬湖。(11/16) ササにおおわれる明るい雁坂峠。(11/16) 木賊山の下りからの甲武信ヶ岳。(11/16)

NO 635  シーズン中は激励ありがとうございました。

2009  11 /  15(日) 

  山小屋シーズン中はたくさんのお礼状や励ましのお手紙等をいただいておりますが、シーズン中の余裕の無さゆえか、はたまたただの不精なだけかなかなかお返事を差し上げられないでおり、失礼を申し上げています。山小屋も無事に小屋閉まいした今になって、ようやく 少しずつお返事を差し上げている状態です。今秋いただいたお手紙の中にあった富山県の小西様からのものは、ご自身が撮影された鹿島槍ヶ岳の写真が富山を代表する地方紙 北日本新聞の月例写真コンクールの二席に入賞されたお喜びの内容、ご報告でした。先日も桂 三枝師匠のテレビ番組で鹿島槍ヶ岳が登場したことをご紹介いたしましたが、私自身も鹿島槍ヶ岳がいろいろな写真展等やコンクールの題材、県内企業の広告等で使われるとほんとうに自分のことのようにうれしい次第です。写真は8月初旬の朝、種池山荘から冷池山荘へ向かう途中の爺ヶ岳稜線からの鹿島槍ヶ岳です。満開のシャクナゲに朝日がスポットライトのごとく当たり、正面には夏特有のガスが沸き立ち、登山者が目指すその先には雄大な鹿島槍ヶ岳がそそり立つという絶好の瞬間をとらえたものです。富山県の新聞で鹿島槍ヶ岳の写真というと意外な感じも受けますが、鹿島槍ヶ岳は富山長野県境にそびえる山で、富山県の山でもあるんですよね。これが鹿島槍ヶ岳でなくて剱岳だったら、絶対に特選だったかもしれないですね。ちなみに写真に写る登山者は奥様と息子さんとか、前日の強雨の中での柏原新道上山から一転のこの好天、お二人から目指す鹿島槍ヶ岳や五竜岳への 熱い想いがみなぎっているのも受賞の理由でしょうか。みなさんお喜びのことと思います。おめでとうございました。

  小西様からは今夏の鹿島槍ヶ岳〜五竜岳縦走の紀行文も送っていただきましたが、登山の度に登山の思い出を文章にしたためられているようです。最近は自身のブログ等で発表される方も多い時代ですが、登山の楽しみ方も登山当日だけでなくアフター登山も含め多岐にわたる時代です ね。また小西様は外科の医師でもあり山岳部OBということで、夏は剱岳の夏山診療所にも参加されているそうで、昨年は今年を代表する映画 『劒岳 点の記』 の医療スタッフとしても現地撮影に同行もされたそうです。私どもの冷池山荘夏山診療所の千葉大医学部山岳部OBの先生方もそうですが、山好きの先生方はみなさんとっても熱い楽しい方々ばかりです。これからも登山者を見守っていただくとともに、登山の素晴らしさを文章や写真でも各方面にお伝えいただければ幸いです。

北日本新聞8月読者コンクール第二席受賞

祝 第二席受賞。シャクナゲに朝日があたる瞬間。奥様の左肩に冷池山荘がチラッと写っているのが心憎い。

映画『劒岳 点の記』出演のお馴染の役者さんと。役者さんのみ全員がヒゲ面です。

NO 634  冬型のお天気へ。

2009  11/ 15(日)

  岳は昨夕から雪降りになっています。今朝雪雲が少し切れた合い間から見えた爺ヶ岳はうっすらと新雪で白くなっていました。今朝の雪は標高1800mぐらいまで白くし、この後も舞い続けそうです。今のところ量的には大した降雪量ではありませんが、しばらく降雪がなく積雪も少なくなっていた北アルプスですので、うれしい天からの贈り物です。新潟や金沢の今週の週間予報を見てもしぐれ模様のお天気の日が続きそうですので、北アルプスも雪の舞う日が多くなりふたたび積雪も増しそうです。(7:00)

今朝の温度は4度と冷え込みも弱く、氷も張りません。(11/15)

岳は雪雲におおわれ、麓にも舞い降りてきます。(11/15AM 6:30)

弱い冬型のお天気ですので、松本方面はお天気も良さそう。(11/15)

NO 633  山は久しぶりに雪になりそうです。

2009  11/ 14(土)

  昨夜遅くからの土砂降りの雨は、岳の上でも昼前までは雨降りだったように見えましたが、その雨も午後からは雪へと変わったようでした。11/3以来ようやくの降雪になりそうです。今週は週中から4日間連続のパッとしない残念な天候でしたが、この後スカッと青空の下鹿島槍ヶ岳が望まれるのはいつになることでしょうか。

雪舞いだす蓮華岳。(11/14)

厚い雲が切れません。(11/14)

フジの収穫作業もまもなく。(11/14)

NO 632  予想に反して。

2009  11/ 13(金)

  雪へ変わるものと思っていた先日の雨は、岳の上でも雪にはならなかったようです。11日の土砂降りの雨の日も夕方雲が切れてチラッと鹿島槍ヶ岳が見えたときも新たな新雪はありませんでした。そして12日13日と大町は厚く黒い雲におおわれましたが、岳の上でも雪になることはなかったようで、今日の夕方に雲が切れた瞬間にチラッと見えた五竜岳や烏帽子岳も新たな雪はやはりありませんでした。

  今週末の予想の雨はその後冬型へと変わって雪になりそう? との予報。そして来週の週中にも冬型になりそうで、雪が期待されます。次週末は勤労感謝の日の3連休ということで、立山での初滑りを期待している方や今秋最後の紅葉登山を計画されておられる方も多いと思いますが、今週末から来週へかけての降雪がどうなるか心待ちですね。

長く続いた晴天の後は、11日以降連日のすっきりしない空模様です。冷え込みもやや弱めで、梅雨寒のようです。(11/13 夕方) 岳の方が雲海の上で、お天気良かったようです。夕方烏帽子岳が現れました。雪は谷筋に残るだけに減ってしまいました。(11/13 夕方)

NO 631  立冬も過ぎて。

2009  11/ 10(火)

  前回の雪が上がった11/4から続いた晴天は1週間も続きましたが、その好天も今日で終了。今夜は久しぶりの雨降りです。岳はこのあと雪へ変わっていくことでしょう。暖かい年はこの時期でもなかなか雪にならず雨のままでいる年も最近は多い北アルプスですが、今年は確実に雪へとなっているようです。今のところ暦どおりに安心して季節が冬へと移ろっています。先日の雪は南斜面ではかなり少なくなってしまいましたが、この雨、岳では雪が上がったあとはさらに一歩進んだ冬の表情を見せてくれるはずです。

鹿島槍ヶ岳双耳峰。(11/10)

爺ヶ岳。(11/10)

爺ヶ岳北峰。(11/10)

NO 630  桂 三枝さんの 『アルピニスト』 に感謝です。

2009  11/ 7(土)

  昨夜9時からのNHK−BS 2 桂三枝の『三枝一座がやってきた』は 大町市からの公開録画ということを夕方になって知り、あわてて見ました。秋に公開録画をするといったことは巷で聞いていたのですが、すっかり忘れていました。おまけに失礼ながら今まで一度も番組は見たこともありませんでした。番組では大町でいろいろと取り組んでいるローカル色ゆたかなグループが3組登場して紹介されました。そしてその3組の話題を題材にして桂三枝さんが創作落語を作るといった内容でした。今回の創作落語の題名は『アルピニスト』 というもので、登場した北アルプス遭難対策協議会隊員の活動をヒントに創作されたものでした。内容はともかくとして、話のなかに何回も何回も鹿島槍ヶ岳の名前が登場したことが単純に最高にうれしかったです。大町市を紹介する映像にも何回も鹿島槍ヶ岳の姿や種池山荘が写ってこれまた単純に大感激でした。まったく知らなかったし、聞いてもいなかったのでとにかくびっくりです。知り合いの北アルプス遭難対策協議会隊員はもちろん、 登場した他のグループにも知り合いが何人も登場していてとにかく楽しかったです。NHKや桂 三枝師匠には鹿島槍ヶ岳をずいぶんと宣伝していただいて感謝です。ほんとうにありがとうございました。今回の 『アルピニスト』 はなだけにの話でしたが、次回は鹿島槍ヶ岳登頂の創作落語で師匠も落語界の頂点に登りつめていただきたいものです。落ちもつい て、お後もよろしいようで・・・・

NO 629  近くて遠い存在。

2009  11/ 6(金)

  今週は木曽御嶽山の麓の木曽町三岳まで行ってきました。御嶽山の山小屋の環境配慮型トイレへの整備に向けた検討委員会への説明参加を求められてのものです。 会議には槍ヶ岳山荘の穂刈社長ともども参加させていただきました。私たちの山小屋での取り組みや説明が少しでもお役に立ち、御嶽山のトイレ整備等に弾みがつけば幸いです。ところで御嶽山は3000mを超す長野県を代表する山岳でありながら、私はまだ登ったことがないんです。それどころかあまり近くで見たこともないので会議の前に車で 少し足を延ばして、頂上が近くに見えるところまで行ってきました。その大きな山容、独立峰らしい重厚さ、火山らしいゆったりとしたスカイライン等々、とても魅力的に思われました。また車道沿いにはいたるところに信仰登山の証である石碑や石像等があり、これらが頂上までも案内してくれるのかと思うと、信仰登山でなくとも安心かつ心のよりどころになってくれそうで、お花や景色だけでなく登山の歴史も楽しめそうでまたまた楽しみに思えました。いつか機会をつくって登ってみたいものです。近くて遠い存在の山って結構あるんですよね。北アルプスでは焼岳と赤牛岳と霞沢岳などがそうです。いろんな山々に登ってみたい 気持ちは皆さんとまったく同じです。  

NO 628  冬の山へ表情一変。

2009  11 /  4(水) 

  今季第一級の寒波が通り過ぎた今朝は、みごとな銀嶺の北アルプスがあらわれました。頂上付近では40センチ近い積雪と思われます。吹きだまりではきっと腰ぐらいの深さになっていることでしょう。昨日のニュースでは、早くも東京タワーでは年末へ向けてムードを高めるクリスマスツリーが登場と流れていましたが、北アルプスはムードではなく本物の冬山領域へ突入です。一昨日に初雪、昨日は初氷を観測した大町では順番がちょっと逆になってしまいましたが、今朝は初霜(たぶん・・・)も降りて一面真っ白になりました。りんごのフジも野沢菜も霜にあたってうま味もどんどんと増していくことでしょう。

鹿島槍ヶ岳(11/ 4)

五竜岳(11/ 4)

鹿島槍ヶ岳と五竜岳(11/ 4)

マイナス2,5度の朝、一面に霜が降りて。

野沢菜の漬け込みもまもなく。

NO 627  11月入りは寒波とともに。大町にも初雪と初氷到来。

2009  11/  3(火)

   今季最初の本格的寒波襲来ということで、どのぐらいの積雪になるか心配しましたが大町はうっすらと白くした程度でした。今朝の温度は今季最初の氷点下になり、庭に出しておいたバケツの水も初氷です。写真を撮りつつ扇沢まで行ってきましたが、扇沢駅で5センチほどの積雪でした。道路には雪もなく通行にもまったく支障もないし、文化の日ということでお休みなんですが、黒部ダムへ入る観光客の車も少なく駐車場もシーズン中の賑わいがうそのように静まり返っていました。柏原新道入口にも駐車車両は1台もなく、寒波襲来が予想されたこの飛び石連休には入山者もほとんどなかったようです。周辺の山々は今朝はまだ雪が降っているようですが、午後にかけては冬型もゆるみ次第にお天気も回復していきそうな気配です。今回の寒波もきょうまで。次回には車のタイヤも交換しないといけないかなあ・・・

紅葉もまもなく見納め。大町温泉郷周辺。

トロリーバスの営業は11月いっぱい。扇沢駅。

柏原新道入り口もひっそり。(11/3)

雪の林のトンネルを進むアルペンライン。(11/3)

名残のもみじにもうっすらと新雪。

木崎湖のまわりの山々も初冠雪。