▲▲ 今までの情報  : 2023 / 9・10 月分まとめ ▲▲

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NO 2731   白さ増す鹿島槍ヶ岳以北の山々。

2023 10/22(日)   

   20日の夕方から21日にかけては今秋3回目の降雪となった北アルプスでした。10日間天気図を見ていると次の週末辺りも、それなりの冬型気圧配置になりそうですので、またまた降雪への注意が必要になりそうですね。

  過去にも10月の上旬や中旬の小屋閉め時に、80センチを超えるドカ雪になったり、9月28日の初雪がそのまま“根雪もどき”程度に残って、そのまま本格的な積雪につながっていったこともある北アルプス北部ですが、昨今の暖秋暖冬モードを考えても、今秋の10月中の度々の積雪は、近年にはなかった順調な冬の訪れかと思えてなりません。その一方、今朝方のニュースショーの中では、エルニーニョがすでに発生しておりこの後も温度高めの冬の入り、そして冬本番も暖冬気味ということでしたが、外れてほしいものですね。やっぱり寒いときには寒くなって、降るときには降ってもらわないと・・・

  さて小屋のスタッフは雪降り前に、小屋閉め作業も完了して無事にみんなで下山いたしました。シーズン中はたくさんのお客さまにお越しいただき、誠にありがとうございました。至らないことも多々ありましたが、来年以降もがんばってやって行きたいと思います。何卒よろしくお願い申し上げます。

鹿島槍ヶ岳以北の白さが際立つ朝です。今回の雪は平均で2050mぐらいまで降ったでしょうか。 大町はマイナス0.2℃の朝。(10/22)
鹿島槍ヶ岳の頂上稜線では30センチ近い積雪でしょうか。吹き溜まりは場所によっては1mあっても不思議でありません。(10/22)
五竜岳の白さはさらに目立ちます。右奥の唐松岳も真っ白です。(10/22)
種池山荘感謝!ありがとうございました。厳しい冬を乗りきって!スタッフのみんなもありがとう。

NO 2730   最終ヘリも無事に完了。

2023 10/17(火)   

   15日から16日にかけての今秋2度目の降雪は、小屋周りではすぐに消える程度で済みました。鹿島槍ヶ岳の頂上方面で7〜8センチぐらいでしょうか。またすでに1900mぐらいから上部の木々は葉を落とし、紅葉前線のほうは標高1600〜1700m台が中心でしょうか。この後はさらにスピードを増して麓まで一気にかけ下りて行きそうな気配です。

  そんな中今日は好天の下で、シーズン最後のヘリ輸送が行なわれ、余った食料や洗濯する毛布、空ドラム缶、空き缶、屎尿タンク、私物等を無事に下げていただきました。おかげで季節の前進に合わせるかのように、長かったシーズンも小屋閉めに向かって大きく前進です。(下の好天写真はいずれも本日のものです)

連日のガス続きに苦しんだときも何度もあったシーズン中のヘリ輸送でしたが、最後は最高の秋空の下で締めることができました。全ヘリクルーと業者さんに感謝感謝です。後方の針ノ木岳や蓮華岳は2500mから上が積雪。
遠く真っ白な薬師岳をバックに今年最後の荷上げ。ヘリは登山道と共になくてはならない山小屋のライフライン。
今朝の鹿島槍ヶ岳。やはり今度の週末はもう少し強い寒気が下がってきそうです。
冷池山荘は小屋閉めしました。
葉を落とした木々の幹の白さと立山の白さが晩秋から初冬への移ろいを知らせます。山荘スタッフもまもなく下山です。

NO 2729   夕方からは小屋周りでも積雪。

2023 10/15(日)   

   やはり夕方からは標高2450mの種池山荘の周りでも雪が積もり始めました。午後8時ごろまでに3センチほどの降雪です。明後日の朝までは基本的に、弱いながらも冬型気圧配置模様ですので、明日もまだ雪がぱらつく肌寒いお天気になるかもしれません。

  天気の合い間を見ながら、小屋閉め作業には注意して従事して行きたいとたいと思います。

NO 2728   今秋2回目の降雪。

2023 10/15(日)   

   昨日の土曜日は今秋ベスト3に入れて良いくらいのさわやかな秋空に覆われた爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳周辺でした。ただ昨夜遅くから今朝方にかけては日本海の低気圧や南岸低気圧が通過したのに伴なって、高いところは雪降りになったようです。写真には撮れませんでしたが、小屋より上部のおおよそ標高2550mぐらいから上が積雪となったのがガスの合い間からちらっと確認できました。今日の日中は小雨の上がった時間帯もありましたが、今夕には冬型気圧へと移行して再び雪降りになる可能性が高いです。

  なお10日間天気図を見ていると、次の週末21日前後も強い冬型気圧配置が予想されるようです。ここ何シーズンも比較的雪の少ない暖かな10月の北アルプスだったように記憶していますが、今秋は久しぶりに北アルプス本来の初冬のお天気傾向になりそうな気配です。

  なお種池山荘の営業も今夜をもって終了です。明朝今季最後のお客さまをお見送りしてからは、小屋閉め作業も加速してまいります。冷池山荘も同様に小屋閉め作業を進めております。この後はもう北アルプスの山小屋営業も表銀座や槍穂高周辺の北ア南部の小屋のみになって行きます。各山小屋の営業期間をしっかりとご確認の上、しっかりとした天候判断のもと冬山態勢でご入山下さい。(下の好天写真はいずれも昨日のものです)

雪も頂上方面にわずか残す鹿島槍ヶ岳でしたが、昨夜には2度目の降雪になったはずです。 そして今夜(15日)も3度目の降雪になりそうです。もう鹿島槍も写真には写っていない日当たりの悪い北側斜面に廻ると真っ白なはずです。
剱岳立山連峰の東面は白さが際立ちます。紅葉も黒部の谷を目指して下降中です.。
昨夜積もったであろう雪のことや、このところの温度低下を考えると剱岳方面はもう根雪になりそうですね。なお昨日は穏やかな秋空の下、登山者もポツリポツリと登って来られました。種池山荘は今晩をもって今季の営業終了です。
種池山荘から見る針ノ木岳と蓮華岳。10月に入ってからは温度が低めに推移していますので、北側斜面には先日(10/5〜10/6)の雪が消えずにまだ残っています。
富士山を真ん中に左に八ヶ岳、右には広大な南アルプスの連山。(10/14)
昨日の時点では富士山の雪は有るような無いようなどっちにも見えましたが、昨夜はまた冠雪したかもしれませんね。

NO 2727   穏やかな秋の一日。

2023 10/13(金)   

  昨日に続いて今日も秋の高気圧に覆われた良い一日でした。朝こそマイナス3℃ほどまで下がりましたが、日中は外仕事をしていると汗が出てくるくらいの心地良いさわやかな一日。明日の土曜日も、もう一日こんなお天気が続いてくれそうですが、営業最終日の日曜はちょっと残念な雨に支配されそうです。その後も冬型に移行して時雨れ模様にもなりそうな気配です。一雨ごとに秋も深まっていくいつもの秋になってきたようです。

1週間前の降雪が鹿島槍の上部にはまだ残ります。冷池山荘のベンチも片付けられ小屋閉めが日に日に進む中、連日渡り鳥が南を目指して小屋の上を越えていく季節です。(10/13)
剱岳や立山連峰の東斜面は、先日の雪でまだまだ真っ白です。この後の降雪のタイミング次第ですが、もしかしたらこれが根雪になっても不思議ではない感じが漂います。(10/13)
冷池山荘からの爺ヶ岳、種池山荘方面は晩秋の趣になってきました。小屋周りのダケカンバはあんまり色付くことができない内に今秋は枯れモードになってしまい残念でした。(10/13)

NO 2726   紅葉前線は大下降中。

2023 10/12(木)   

  高気圧の張り出しが今ひとつ弱いせいか、雲ひとつないこれぞ秋の空と言う訳には参りませんが、そこそこのお天気です。先週末の雪は爺ヶ岳周辺ではほとんど消え去り、柏原新道においても雪はまったくありません。種池山荘から見ると周辺では鹿島槍ヶ岳の頂上付近や針ノ木岳や蓮華岳の北側斜面に雪が残っているのが見えます。

  紅葉は日に日にその絶頂帯を下げ、すでに柏原新道においては中間帯の標高1800〜2000mぐらいの斜面が見頃を迎えています。種池山荘のご宿泊も10月15日までと残りわずかになって参りました。

久しぶりに鹿島槍ヶ岳も全容を現してくれました。頂上付近に雪が残っているのがわかります。おそらく北側斜面はまだまだ先日の雪がかなり残っていることでしょう。種池稜線は名残りの紅葉を残すのみ。葉っぱを落としたナナカマドの赤い実が目立つ季節です。(10/12)
暑かった夏秋が遠い昔に覚える最近の温度低下です。 でもこれが当たり前の北アルプスです。日当たりの弱い針ノ木岳や蓮華岳の北側斜面には雪が残っているのがわかります。(10/12)
種池稜線は名残りの紅葉。(10/12)
昨日今日と少しだけお客さまも戻ってきてくださいました。(10/12)

NO 2725   連日の冷たい雨。

2023 10/10(火)   

   3連休最終日の昨日、そして今日の午後と冷たい雨に見舞われた爺ヶ岳周辺です。今日の雨はこのあと深夜にかけては雪に変わる可能性がありますが、薄っすらと白くする程度でしょうか。明日以降は週末にかけて移動性高気圧がやって来てくれ澄んだ秋の空に覆われそうです。

  種池山荘の営業も今週末までとなりましたが、シーズン最後のにぎわいが少しだけ戻ってくれそうで期待です。なお先日の降雪もこの雨でほぼ消え去ったものと思いますが、日陰や吹き溜まりにはまだ残っていると思われますし、朝方は相当に温度も下がるものと思われます。全国各地の山で連日遭難が相次いでいます。けっして油断なき様、冬仕様でお出かけ下さい。

昨日そして今日の雨で小屋前の雪もほぼ消え去りました。(10/10:種池山荘)
今日のお昼前には雨も上がって青空も見えましたが、その後は再び冷たい雨雲の中に入ってしまいました。種池山荘から見る爺ヶ岳の雪はほぼ消えたようです。(10/10)
3連休の2日目もお天気はもってくれ、そこそこのお天気。冷池山荘からの爺ヶ岳。(10/8)
冷池山荘からの鹿島槍ヶ岳。冬でもそうですが鹿島槍から北になると雪の量も増えます。(10/8)
前日の雪も上がって好天下、爺ヶ岳を皆さん目指します。爺ヶ岳南峰まででしたら主稜線も危険なところはほぼありません。(10/7)
3連休の初日、初雪に迎えられ到着した、種池山荘ベンチでくつろぐ。(10/7)
3連休の初日。種池山荘テント場もにぎわいました。(10/7)

NO 2724   寒い一日。

2023 10/6(金)   

   今日も昨日に続いて、ほぼ一日中強い風が吹き小雪が舞い、最高気温でも3度ほどの冬到来を思わせるような厳しい天候でした。積雪は小屋の周りで7センチぐらいですが、主稜線の登山道の吹き溜まりなどでは30センチぐらいのところがあってもおかしくありません。柏原新道などでは雪の重みで登山道脇のササや木々が、道に多いかぶさるような所もあって、それが歩行の障害になって、今日は上山をあきらめて下山されたような方もおられました。無理をせずたいへん賢明なご判断と思います。そういったところで体力を消耗すると、思わぬ時間を費やしてしまいます。秋の日はつるべ落とし、あっという間に日も暮れて行きます。

  昨日も県内の山岳では、雪で立ち往生して救助されるといった案件が複数発生しております。積雪降雪と言ったらすぐに、積雪の多い少ないや滑落の心配ばかりを想像される方が多いですが、雪の多少に関わらずいろいろなトラブルがついて回ります。明日から3連休ということですが、明日もすっきりとした天候になるかどうかは微妙なところです。決して油断なさらず、余裕を持った行動、防寒装備や軽アイゼン持参等をお願いいたします。もう当然夏の山ではありませんし、秋の山でも決してありません。

朝方はマイナス3℃。明朝はさらに下がりそうです。(10/6:種池山荘)
午後も遅くなって、日が射す時間帯もありましたが、総じてガスと小雪の寒い一日でした。     (10/6:種池山荘)
明日は満館予定の種池山荘ですが、皆さん慎重な行動をお願いいたします。お天気の回復を期待しています。(10/6)

NO 2723   初雪。

2023 10/ 5(木)   

   一昨日の大雪山、昨日の富士山そして槍穂高に続いて、今日は急激に発達した低気圧に伴なう冬型気圧配置への以降によって、昼過ぎは爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳周辺でも氷雨が初雪へと変わりました。おそらく北アルプスや東北、信越県境などのかなりの山域で初雪になっているのではないでしょうか。先日までの高温傾向が嘘のように、ここ数日は一気の晩秋そして初冬モードへの移行です。明日までは強風と共に雪の舞うような寒い天候が予想されます。しっかりとした装備計画にてご入山ください。

  毎年申し上げますが、降雪があれば鹿島槍ヶ岳南峰から吊り尾根への下り、五竜岳の北側、赤岩尾根の上部などは凍結して通行困難になりますので絶対無理な行動はなさらないで下さい。この後来週も低気圧の通過そして冬型へといった天気がたびたび予想されますので、お気をつけ下さい。

  一昨日朝の冷え込みと今日の降雪、そしてこの雪のあとに予想される強烈な冷え込みによって主稜線の紅葉は見納めを迎え、紅葉前線は一気に大下降を始めることでしょう。  なお種池山荘の“秋のピザ祭り”は終了いたしました。たくさんの皆様にご賞味いただき、誠にありがとうございました。

冷池横の黄葉の木々が白く染まります。(10/5 pm3:00)
種池山荘前も白の世界へ。明日までに数センチ積もっても不思議でありません。種池山荘の営業は10/15のご宿泊までです。(10/3pm5:00 )
日照り続きのなかで精一杯の色付きを見せてくれました。爺ヶ岳南西斜面。(10/3)
今秋一番低い0℃まで下がった一昨日の朝。霜がテーブルにびっしり! ただ今日の雪の後は一気にマイナス5度以下に下がってもおかしくありません。暖かな格好でお越し下さい。(10/3)
鹿島槍方面も良い色合いになってきたのですが・・ 新雪のあとの強烈な冷え込みが心配・・・ 一気に落葉が進んでしまうかもしれませんね。(10/3)

NO 2722   10月入り。

2023 10/ 1(日)   

   前線通過に伴なう雨はほぼ予想通りに昨夜7時ごろから降り出しましたので、昨日土曜日は、ほぼほぼ紅葉を満喫できる一日。また今朝方も9時過ぎには雨も上がり、日中はお天気回復とともに青空と紅葉の斜面が広がるという、まあまあのお天気廻りに恵まれた週末となりました。前線通過と言うこともあり、キャンセルも多く出た週末でしたが、お越し下さった皆様に置かれましては余り雨に合うこともなく、素敵な紅葉にたくさん巡り合えた良い秋山山行になったのではと思います。明日あさっても移動性高気圧に覆われて秋日和が期待できそうです。

  なお冷池山荘の営業は、トイレの改修工事のため本日をもって終了です。10月の工事中は売品の販売はいたしますが、トイレの使用や冬季部屋の使用は一切できませんので、ご了承下さい。シーズン中はお天気にも恵まれ、多くのお客さまにお越しいただけましたこと、厚く御礼を申し上げます。

  また今週の後半はいよいよ冬型の気圧配置になりそうですので、北海道や東北の山々は初雪の可能性が大です。北アルプスでも初雪がチラチラしても全く不思議ではないですので、装備や計画もしっかりとお願いいたします。今秋はまだ富士山や大雪山では初雪は観測されていませんが、もう時期的にも北アルプス以北の山々では、いつ初雪や初冠雪があってもおかしくない季節、10月入りです。

  なお種池山荘の営業は10月15日までを予定しております。また種池山荘ピザの販売は早ければ一両日中に終了となりそうです。

いい感じでにぎわった、昨日の種池山荘前庭。(9/30)
種池山荘からの爺ヶ岳紅葉。土曜日昼過ぎは前線の接近を知らせる黒い雲が広がる。(9/30)
前線通過の雨に洗われて、いちだんと紅葉は輝きを増しました。(10/1)
ミネカエデやナナカマド、マユミなど冷池の紅葉もこのところの気温低下と適度な雨で素敵に染まりました。(10/1)
冷池山荘から爺ヶ岳方面。本日お泊りの今季最後のお客様方も紅葉黄葉を満喫されたようです。(10/1)

NO 2721   お天気回復。

2023 9/ 29(金)   

   日中こそ主稜線はガスのかかる時間帯もありましたが、朝夕を中心に期待通りの秋の一日となりました。先日もご紹介いたしましたが、周辺ではいつも一番早くに色付く爺ヶ岳南西斜面の紅葉は、今夏の異常な暑さや少雨に負けず良い感じに推移しています。来週はナナカマドの赤色がさらにもう一段乗ってくるはずです。

  明日も日中は秋空が期待できそうで良かったです。ただ夜には前線が通過しそうで、明朝にかけては少し雨も降りそうな感じです。

秋の空というよりは夏の空に近い感じの一日。種池平の紅葉も日に日に進みます。(9/29)
朝焼けの鹿島槍の表情はもはや夏のものではありません。(9/29)
もう直に渡り鳥も渡って行きそうな秋の表情になってきました。(9/29)
冷池山荘からの爺ヶ岳。こちらは小屋周りのダケカンバの黄葉もまだまだです。(9/29)

NO 2720   雨の一日。

2023 9/ 28(木)   

  ここ3日間ほどは雨の時間帯が久しぶりに優勢の周期になりましたが、なかでも本日はややまとまった終日の雨降りとなりました。明日は回復傾向へと向かうものと思われますが、一段と色合いを増したしっとり感あふれる紅葉黄葉の斜面が広がるものと期待しています。

種池山荘前のナナカマドも徐々に良い色合いになってきてくれました。(9/28)
冷たい雨のため種池山荘に連泊された登山ツアー『山旅人』の御一行様。ストーブを囲みながら、ピザをお召し上がりいただいたり、小屋のスタッフとの山小屋談義に花を咲かせていただきました。明日はお天気復活の下、紅葉と爺ヶ岳からの大展望をお楽しみいただけますように!お祈り申し上げます。(9/28)

NO 2719   種池平の紅葉の幕が開く。

2023 9/ 26(火)   

   高温や少雨の影響で主稜線の葉っぱにはチリヂリになるものが多く、色付きがとても心配されましたが、ここ数日の冷え込みや温度低下の好条件下、それぞれの木々たちも頑張ってくれて、種池山荘周辺や爺ヶ岳南西斜面の紅葉の色付きは徐々に良い感じになってきました。スポーツの日連休にかけて見頃を迎えそうです。その後も柏原新道中間帯のダケカンバの黄葉が主役の“包優のモミジ”も楽しみになって参ります。

   なお今日は小雨がパラつく時間帯と止む時間帯が拮抗、カッパを着るか着ないか迷うような一日となりました。明日あさっても似たようなお天気でしょうか。 ただそのあとは徐々に天気も回復して、とくに週明けの10月入りは移動性高気圧に覆われてきて、お天気の期待も高まりそうです。秋雨に当ってしっとりとした紅葉黄葉たちが皆さんを迎えてくれることでしょう。

   ところで種池山荘の“秋のピザ祭り”を引き続き開催しておりますが、ご宿泊の方のみに提供して参りました午後の部は明日を持って中止にさせていただきます。明後日以降は午前の部のみでの開催となります。なお食材が終わり次第で今季の“ピザ祭り” は 、お仕舞いとなりますので、なにとぞよろしくお願い申し上げます。

種池平の登山道脇のミネカエデがしっとりとオレンジ色に変わってきました。(9/26)
紅葉の始まった種池平と種池山荘。(9/26)

NO 2718   初氷。

2023 9/ 25(月)   

  よく晴れ渡った今朝は3℃ほどまで下がって、小屋周りの条件がそろった場所では初氷を観測しました。平年より若干遅めと言ったところでしょうか。暖かい日が続き秋の訪れが遅れ気味の今秋ですが、ようやくひとつ目のハードルを越えたといったと感じです。この後もちょっと温度高めの日もあるようですが、それなりに順調に下がっていきそうですので、秋も次第に深まっていきそうです。なお紅葉にとっては昨朝、今朝方、そして明朝と三日続きの適度な冷え込みは、好条件かと思います。主稜線の木々は今夏から初秋の例年以上の暑さや雨不足の影響で、ちょっとチリヂリになってしまっている葉っぱ達も目立ちますが、この後頑張ってくれて今一段の色乗せをしてくれるものと期待しています。この後は10月中旬まで主稜線から中間帯まで、どこかの高さで紅葉たちに逢えることでしょう。暖かい服装、装備にてお出かけ下さい。すっかり日も短くなっていますので、早出早着を守ってヘッドライトや予備の電池もお忘れなく・・・

  なお新越山荘は今シーズンの営業を終了いたしました。コロナ4年目、少しずつお客さまも戻ってきていただけた感じです。ご利用誠にありがとうございました。 また冷池山荘の宿泊営業も、トイレの改修工事のため今季は例年より早い10月1日(日)までとなっていますので、お間違いなき様よろしくお願い申し上げます。なお10/2以降の工事期間中は通過の方のトイレ使用はできませんのでお気をつけ下さい。ドリンクの販売やカップラーメンの販売はいたします。

  また種池山荘の“秋のピザ祭り”は、24日にて終了の予定でしたが、一時期天候不安でお客様の入り込みの少ない時期もあったりで、まだ材料に余裕がありますので、今しばらく開催して参ります。ただ材料が終わり次第で、ピザ祭りも閉幕と言うことでご了承くださいませ。こちらの都合ばかりで申し訳ありませんが、よろしくお願い申し上げます。

今年も“初氷娘”の登場する季節到来! 初氷で鹿島槍ヶ岳に乾杯!(9/25:種池山荘)
爺ヶ岳からの鹿島槍ヶ岳。爺ヶ岳の登山道でも霜柱が立つ朝でした。(9/25)
冷池テント場よりのご来光。テントは寒かったことでしょう。(9/25)
昨日からの冷え込みで、少し色付きもよくなってきた感じのミネカエデ。(9/25:冷池稜線)
秋分の日連休は初日の23日がガスに覆われる一日でしたが、写真の24日、そして本日と絶好の秋日和が続いています。(9/24)