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 ▲▲  最 新 情 報   更新日 : 2024/ 11/ 20 ▲▲

NO. 2784   ようやく初冬の気配。

2024 11/ 20(水) 

   北アルプスに初雪や初冠雪があった11月5日ごろから9日ごろにかけては、少し肌寒くなった大町界隈でしたが、その後はまたまた温度高めの小春日和が続きました。ただ一昨日辺りからはまた寒くなってきて、後立山連峰も2度目の本格的な降雪となりました。

  大町や白馬でも18日の夜には初雪がパラパラしましたし、今朝はマイナス3.3度まで下がってようやくぶるぶるっとくるようになりました。この後もいくらか雪が舞いそうな天気図や予報も並ぶようになってきたりで、ようやく安堵しているところです。北アルプスも確実に積雪を増していってくれることでしょう。日記を見れば雪の少なかった昨冬でも、11/18には大町でも25センチほどの新雪があったんですね・・・ そろそろ雪かきの道具を物置から出したり、スタッドレスタイヤの交換もしなきゃいけない時季を迎えたようです。

鹿島槍から北の峰々の白さが際立ちます。ただ昔と比べたら比較にならない少雪が続きます。
初冠雪時の雪を谷筋に少し残すだけになっていた鹿島槍ヶ岳も再び白く染まりました。

NO. 2783   遅れた大町の紅葉も見納め。

2024 11/16(土) 

  北アルプスに初雪が降った頃に数日冷え込んだ日が続いてくれたおかげで、大きく遅れていた大町界隈の紅葉も一気に色付くことができて幸いでした。そんな中市内の紅葉の名所である古刹『霊松寺』に参拝して参りました。とっても素敵なイチョウの黄葉とモミジやドウダンツツジの紅葉が目を楽しませてくれました。また立派な本堂や庫裡の内部もボランティアの方の解説付きで拝観させていただき、とってもありがたかったです。『霊松寺』への林道もまもなく雪に閉ざされる日がやってくることでしょう。

 

NO. 2782   シーズン納めの道直し。

2024 11/16(土) 

  天気に恵まれた今週前半は、今季最後の道直しに柏原新道へ行ってきました。夏山秋山とたくさんの登山者が行き交った登山道に、そして峰々に感謝しながらの最終作業です。今年は“駅見岬”から下の懸案箇所がかなり整備できて心置きなく冬を迎えられそうです。雪 圧に負けないで登山道も冬を乗り切ってほしいものです。

針ノ木岳や蓮華岳の北側斜面には雪が残っています。来週明けにも冬型気圧になりそうですので、先日の初雪がなんとか根雪になりそうな気配でしょうか・・・
重い材料や道具を背負って、下から順に直しながら上がります。
数年来直したかった九十九折りの箇所も現地石と木段のミックスで歩きやすくなりました
梯子段の傷んだ“子”も2段付け替え完了。
穏やかな晩秋の一日。先日の雪も消えた種池稜線を眺めながら作業もはかどります。
何箇所か排水パイプの設置もできました。道水を逃がしてやることがとても重要です。
木段とさらに現地石を一つ入れて小段を造ることで歩き易さが格段に上がります。

NO. 2781   冠雪の峰々の下、大町も初氷。

2024 11/8(金) 

  今朝方は今秋一番の冷え込みになって、大町もマイナス2.2度まで下がりました。ようやく大町でも初霜と初氷を観測、私の感覚では初霜はかなり遅め、初氷はやや遅めといったところでしょうか・・・ 昨日は中間雲の影響ですっきりとは見えなかった北アルプスの初冠雪も今日は終日楽しむことができました。早く本格的な雪の到来、北アルプスの根雪到来を待ちたいものです。

初霜と初氷の朝。
鹿島槍ヶ岳。
五竜岳。

NO. 2780   北アルプス全山ようやくの初冠雪。

2024 11/7(木) 

  北アルプスだけでなく富士山や浅間山、男体山など各所の山々から初冠雪の報が届きましたね。本当にやっとのことで、胸を撫で下ろすような今秋の初雪シーンです。ただこの後も本格的な寒気が次々にやって来るような感じはなさそうで、まだまだやきもきする日が続きそうです。それでも冬へ向かって一歩前進でちょっとだけ安堵です。一昨日の夜から降りだした初雪は鹿島槍ヶ岳の頂上で20センチ弱と言ったところでしょうか。今秋の高温傾向ではまだまだ根雪になるかどうか・・・  次の寒気の到来を待ちたいものです。

  さて秋山シーズンも終わっていろいろと後片付けに追われるこの頃です。登山口のベンチや看板類、駐車場の留め石等の撤去を進め、今日は恒例のシーズン後の道直しもしてきました。黒部立山アルペンルートも、閉鎖まであと3週間余りとなり、扇沢周辺を行き交う車も少なくなってまいりました。

なかなか中間帯の雲がとれず、すっきりと初雪の全容を見せてくれない一日。(11/7)
古くなって朽ちた埋め込み梯子段を、ごく通常の木段々に直してきました。(11/7)
一冬過ぎると落ちつくことでしょう。手入れに終わりは有りません。
柏原新道登山口のベンチや駐車場の重量鉄板も撤収しました。(11/6)

NO. 2779   心残りの最終下山。

2024 11/ 1(金) 

    本日冷池山荘より最後のスタッフ全員無事に赤岩尾根より下山いたしました。シーズンを通してお越し下さったお客さま、全関係者さまに厚く御礼を申し上げます。

   最終下山に当って唯一の心残りが初雪に逢えなかったこと・・・・ 今日 はもう11月1日。初雪が11月に持ち越されるなんて前代未聞のことでしょうか・・・・ 後ろ髪を引かれる思いでの下山となりました。

NO. 2778  最晩秋

2024 10/29(火) 

   冷池および種池山荘の営業終了後は、冷池山荘で外工事を進めています。ただここへきて天気周りがいまひとつの感じで、雨の時間帯が増え、さらに週末以降も荒れそうな気配です。工事の進捗のことや下山のことを考えると、週末前に工事と最終小屋閉め作業を終わらせて降りることにいたしました。

   よってその後は冷池冬季避難室の利用が可能です。各人の責任のもとで、緊急時にはお使いください。最終下山後には、当情報にてまたお知らせいたします。

 写真は本日午前中の冷池山荘からです。午前中はご覧の穏やかな好天も、午後3時頃からは、やや強い時雨模様へと移ろっています。もういつ初雪に変わっても不思議でありません。雪の少なかった昨年でも、10月中に4回降雪のあった鹿島槍ヶ岳ですので、今年の冬の足音はかなりの遅さです。

初雪を待つ鹿島槍ヶ岳。
雨飾山や妙高山もくっきり。

最終小屋閉めも、もうじきになりました

NO. 2777   シーズン最後のご褒美、紫金山アトラス彗星。

2024 10/21(月) 

   雨やガスや3連休の賑わいでタイミングを失ったりと、なかなか遭遇できなかった紫金山・アトラス彗星にようやく遇うことができました。雲ひとつない見事な星夜、なんとか無事にシーズン営業も終了した中、 寒さも忘れゆったりとその飛来を待つ時間を持つことができ幸せでした。新越山荘支配人のU君が岩小屋沢岳上空から立山へ向かって落下して行くほうき星を種池山荘より撮影してくれました。

   数日中には小屋閉めを終えて下山する多くのスタッフにも、一生の思い出に残る大きなプレゼントになったことでしょう。次にやって来るのは8万年後とか・・・・ 余りにも壮大すぎる宇宙の物語りに驚嘆するばかりです。

満天の星たちを従え、みごとな尾を引いて立山へ落下する紫金山・アトラス彗星に感嘆!(10/21)

NO. 2776   営業最終日を飾る大快晴。

2024 10/20(日) 

    北海道の各都市からは初雪、そして大雪山系旭岳や八甲田山、蔵王山、吾妻山など北日本各地の山々からは初冠雪の報が届きましたね。ただ残念なことに寒気流入が思いのほか弱かったのか、寒気と雨雲のタイミングが悪かったのか、鹿島槍ヶ岳周辺では降雪はありませんでした。おそらく北アルプスはどこも降らなかった? のではないでしょうか。ちょっとだけ残念・・・ 

   さて寒冷前線通過に伴なう昨日の雨は明け方までには上がり、今日は終日秋の澄み切った空そしてひんやりとした大気に覆われる最高の一日となりました。昨日雨の中を登って来られたお客さまも、晩秋の北アルプスを満喫するご納得の一日になられたことでしょう。またスタッフは氷が終日溶けることもないくらいにひんやりとした日影での小屋閉め外作業には、ちょっとだけぶるっときましたが、その分日向での作業にはほっこりといたしました。

   とにもかくにも今日で長かった夏山秋山営業もお仕舞い。本日も日曜日の最終日としては多めの小屋泊まり、テント泊のお客さまにお越しいただけて幸いでした。シーズンを通してもたくさんの皆様にご利用いただきまして誠にありがとうございました。明日より小屋閉め作業もさらに本格化して参ります。

   なおホームページの山荘案内のページでもご案内しておりますが、このあと冷池山荘では工事作業がありますので、長ければ文化の日連休の頃までスタッフがおります。滞在中はテントの皆さんへの売品や お水、トイレ等のご対応はいたします。ただしその間の冬期避難室の利用は一切できませんので、ご承知おきください。 工事の終了日程に関しては、工事の進捗次第でまったく未定ですので、おいおい当最新情報や冷池山荘直通電話にて必ずご確認下さい。工事終了スタッフ下山後には冬期避難室の開放をいたします。

標高3000m級の剱岳や立山にも雪が降った形跡は見られませんでした。(10/20)
鹿島槍ヶ岳秋天。(10/20)
信州側は終日の大雲海! 雲海下の日差しの全くない扇沢から柏原新道を登って来られた皆さんはこの大快晴に大感激!   なおこれほど晴れていても今日の大雲海ではヘリ荷上げは全く不可能です。17日の良いタイミングで最終ヘリが完了して、小屋閉めに向け本当に良かったです。(10/20)
今季はヘリ荷上げ日とお天気の相性が良くてとっても助かりました。ヘリとお天気に感謝です。(10/17)

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