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更新日 : 2025/ 9/ 13 ▲▲ |
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NO. 2831
3連休初日は雨の時間帯をはさんで晴れ間も。
2025 9/ 13(土)
本日は期待の “秋の三大3連休”
のまさに初っ端でしたが、日中は雨の時間帯に支配されるスタートとなってしまいました。それでも朝方の晴れ間、雨の上がった後の夕焼けと、秋雨前線が本州上に停滞する中にあっては、納得しなければならないお天気だったでしょうか・・・ あすの三連休2日目は秋雨前線が若干南下傾向を予想も、似たような位置に停滞しますので、お天気も大きな期待は難しいかもしれません。それでもお越しいただいたお客さまの為にも、なんとか晴れ間がのぞいてほしいものです。
なお主稜線でのクマの目撃情報は、本日もありませんでした。高度を少し下げつつあるのかもしれません。日本中でクマの出没のニュースが話題にならない日はありません。中間帯を含め、引き続き十分にご注意下さい。
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11時ごろまでは針ノ木岳や蓮華岳も見え、少し期待を抱かせた3連休の初日でしたが・・・ |
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その後は雨降りの昼中となりました。今日は日傘でなく雨傘の華が咲きます。 |
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東の空には虹も現れて明日に期待を抱かせてくれる雨上がりの夕時です。 |
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夕焼けの下、立山方面もきれいに姿を見せてくれました。 |
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雨上がり鹿島槍ヶ岳も見えてきました。雨の中登って来られた皆さんも大喜びです。 |
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NO. 2830 それなりのお天気続く。
2025 9/ 11(木)
本州上に秋雨前線が停滞する今週は、全国あちらこちらでゲリラ豪雨的な大雨やら大風が吹いて大きな被害が発生しています。秋雨前線といったら、秋雨前線+台風での大雨や大被害のイメージというものが、すぐに脳裏に浮かんでくるのですが・・・ 今年の秋雨前線模様はなんかいつもとはちょっと違うような感じがしてなりません。
幸いに鹿島槍ヶ岳周辺は、めちゃくちゃひどい雨の時間帯はない今週です。9日は午後に少しパラパラ、昨日も午後2時ごろからひと降り、今日も午前中はパラつきましたが、午後はそこそこのお天気に回復しています。青空の時間帯が結構多い週中と言った感じでした。明日あさっては秋雨前線の活動も弱まりそうで期待していますが、やはり夕立や雷雨への備えには怠りないようお願いいたします。夏とは違い確実に温度も下がってきていますので、しっかりとした防水対策をなさってください。
また9月に入って今日で11日間、鹿島槍ヶ岳〜爺ヶ岳〜鳴沢岳主稜線でのクマの目撃情報はありません。主稜線と言うのは3つの山小屋が建つ県境稜線です。ただ目撃が無いと言う話しで、イコール熊が存在しないという訳ではありませんので、引き続きご注意下さい。
あと大変お待たせいたしましたが、明日から種池山荘恒例 “秋のピザ祭り”
を開催いたしますので、焼き立てピザをぜひご賞味ください。お天気次第、お客さまの入りこみ次第ですが、9月末から10月上旬くらいまでの開催販売になると思います。敬老の日連休、秋分の日連休とお天気に恵まれますように。そしてこの後は台風襲来すること無く、順調に冷え込んで、今年も素敵な紅葉が降り立ちますように!
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9月11日午後の種池山荘。 |
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9月10日の朝、冷池山荘より鹿島槍ヶ岳。 |
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9月10日、冷池山荘から信州大雲海の朝。 |
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9月9日岩小屋沢岳北方よりの剱岳。手前の尾根も草紅葉が始まっています。 |
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NO. 2829 秋雨前線の動きに注意。
2025 9/ 8(月)
台風一過の好天に恵まれた先週末でしたが、日本海を前線が南下するのに伴ない、昨日からは徐々に雲が増えて参りました。そして週明けの今日は、朝から昼前にかけては時に強く、総じて小雨がぱらつくお天気となりました。ただ前線の活動は弱いようで、お昼過ぎは薄日も射し青空ものぞくお天気へ回復いたしました。
今週はこの前線が本州上に停滞しそうな気配ですので、今日のような今ひとつ安定感に欠けるお天気傾向が続くものと思われます。もうさんざん頑張った太平洋高気圧は退いて、優勢な移動性高気圧がどんどんとやって来て、ひんやりとした大気とともに爽やかな秋空をもたらしてほしいものです。
なおお客さま情報等では、昨日も登山口近くでクマの目撃があったようですが、9月になってからは本日も含めて鹿島槍ヶ岳〜爺ヶ岳〜鳴沢岳の主稜線登山道上やその近辺でのクマの目撃情報は確認できておりません。以前から申し上げておりますが、9月の声を聞く頃になると例年、クマの目撃はかなり減っていく傾向が見られます。ただまったく居なくなるわけではありません。初雪が主稜線の登山道を白く染める10月になっても、クマの足跡が確認できた年もありますので、まだまだ注意が必要なのは申し上げるまでもありません。
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台風一過の爽やかな週末土曜日でした。小屋閉めまで2週間ほどになりました。(9/6:新越山荘) |
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夏のあいだは“新越岳”が陰になって、新越山荘からは日の出が見えないのですが、ようやくご来光を拝める時季になりました。秋の到来です。(9/6) |
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今秋はナナカマドの赤い実の付き具合が、今ひとつの感じですが、紅葉の色付きはどうなるでしょうか。この後の順調な冷え込みが大事です!
6日朝は5℃近くまで下がりました。 |
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種池の周りも秋の気配が少しずつ漂い始めました。(9/7) |
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6月末に種池を覆った雪が融けた後に、産まれたクロサンショウウオもすくすく育っています。 |
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NO. 2828 台風東進中。
2025 9/ 4(木)
あまりに唐突といった感じの台風発生、そして本州接近ですね。今朝は好天で始まった鹿島槍ヶ岳周辺でしたが、お昼過ぎからは、台風15号の影響で早々に雨が降り始めました。予報雨雲レーダーを確認すると明日の朝から昼前にかけてが雨脚も最も強まりそうな気配です。お客さまのご予約もすっかり少なくなった明日の金曜日ですが、大した雨風の影響や被害等無く、足早に立ち去ってほしいものです。
週末土曜日には台風一過の青空を期待ですね! なおクマの目撃はこのところありませんが、変わらぬ注意を引き続きお願いいたします。
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夜中の小雨も上がり、薄っすらとガスが流れる冷池山荘稜線。午前中は暑いくらいでしたが、昼過ぎには台風の影響で雨優先のお天気に。 |
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日の出の時間もすっかり遅くなった9月入り。一方、日の入りの時間はどんどんと早まっています。早出早着にご注意下さい。 |
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NO. 2827 季節の狭間。
2025 9/ 2(火)
9月入り、昨日そして今日と晩夏から初秋へと移ろう鹿島槍ヶ岳、爺ヶ岳主稜線です。下界のあまりに酷い異次元の残暑続きから比べると、至って順調に季節が進んでいるのかな・・・ と感じています。日差しの強い本日も、稜線を歩めば心地良いひんやりとした風が渡っていきます。
今夜から明日にかけては前線が南下するので、久しぶりにまとまった雨降りになりそうです。また10日間天気図を見ると、週末は期待できそうですが、来週も前線の南下がたびたび予想されるようですので、日毎日毎に初秋の気配が深まっていきそうです。朝方の最低気温も連日10度ぐらいが続くようになり、ほど良い季節感が漂うこの頃です。服装の選択も秋山ベースでお願いいたします。
なおここ3日間ほどはクマの確かな目撃はありませんが、引き続きご注意とご留意をお願いいたします。また何件かお問い合わせもいただいておりますが、種池山荘恒例
“秋のピザ祭り” は、9月12日(金)からの予定です。ぜひご利用くださいませ。
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ミネカエデやクロマメノキの小低木の葉が、なんとなく季節の進捗を教えてくれます。 |
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チングルマの綿毛とミヤマリンドウが涼風に揺れる心地良い一日でした。 |
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冷池山荘から晩夏の爺ヶ岳。 |
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赤沢岳から眼下に黒部湖。右奥には五色ヶ原、左奥の大きな山容は薬師岳。(9/1) |
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NO. 2826 まだまだクマに注意!
2025 8/30(土)
今週の中盤はクマの目撃がなかった主稜線でしたが、今日は種池山荘のすぐ下で、草を食べる姿が確認されました。2頭の親子グマで、7月以降鳴沢岳〜爺ヶ岳〜鹿島槍ヶ岳間で、何度となく目撃されている個体と思われます。岩小屋沢岳方面に移動していたものが、また戻ってきたものと推測しています。
とにかくお客様方には、大きな音の鈴等を携帯し、ゆっくりの歩行で遠目近目に視野を広く持っていただき、十分に五感を研ぎ澄まして、クマの存在に注意してほしいと願うばかりです。決してクマを刺激するような行為はしないこと、クマが行き過ぎるまで、目をそらさずに待機するとか、休憩中も決して油断はしないこと等重ねてお願いいたします。なお種池山荘及び冷池山荘のテント場は幕営禁止にはなっていませんが、おすすめするものではありません。またテントを張りっ放しや、ザックを置きっ放しで頂上をピストンするようなことは絶対になさらないで下さい。
長野県内では3日ほど前にも松本城から1キロほどの松本市街地でも親子グマが2日間に渡って出没して、大騒ぎになりましたが、最近のクマは人馴れしているというよりも、人間の生活や行動に興味を持ちながら動いているものが居るように思えてなりません。なかなか有効な対応策、対抗策は無いのが実情です。以前にも書きましたが、クマの棲息数が増えているのは間違いありません。熊スプレーの携帯は必須の時代かもしれません。また小屋の電話番号は必ず控えておいていただきたいです。
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新越山荘と鳴沢岳。営業は9月23日まで、早や一ヶ月を切りました。 |
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新越山荘から針ノ木峠の先に槍ヶ岳。 写真の右上には槍ヶ岳を目指す?アキアカネもパチリ! 峠には針ノ木小屋も見えますね。
針ノ木小屋の今季の営業は9/27(土)のお泊り迄とのことです。 |
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針ノ木雪渓も “ノド”
と呼ばれる狭隘部の上に少し残るだけ。ただそこも雪渓上を歩かない“秋道”と呼ばれる巻き道を通行します。雪渓歩きはありません。 |
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NO. 2825
初秋の空広がる一日。
2025 8/ 28(木)
昨日雨をもたらした寒冷前線が通過後には、やや冷え込んだ大気が流れ込んだ後立山連峰です。今朝の温度は8℃ほど、日中も秋の世界を感じる雲が天空いっぱいに広がった、鹿島槍ヶ岳、爺ヶ岳周辺でした。
今週前半は小雨の時間帯も時々あり、人通りもちょっと静かな主稜線でしたが、明日からの8月最終の週末は、南からの高気圧におおわれて、お天気も期待できそうです。
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今週は柏原新道や爺ヶ岳〜岩小屋沢岳稜線の草刈り、営業期間も一箇月を切った新越山荘のシーズン終盤の対応にと、何かと慌しい日を過ごしたスタッフです。 |
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素晴らしき後立山連峰稜線漫歩の一日。岩小屋沢岳から正面に鹿島槍ヶ岳。鹿島槍の双耳峰はどこからでもすぐにわかりますね。左奥には白馬連峰が連なる。 |
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初秋の雲が姿を変えながら鹿島槍ヶ岳と爺ヶ岳の上空を流れる。中央奥には妙高山や高妻山。 |
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布引山山頂からの鹿島槍も、夏色から次の季節の色を探しているようです。 |
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鹿島槍ヶ岳南峰頂上からの北峰。吊り尾根に残る雪渓もずいぶんと小さくなりました。日差しの強かった今夏は早くに消えてしまうかと心配していましたが、9月入りまでは持ってくれてよかったです。 |
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鹿島槍頂上からの剱岳立山連峰。他にも槍穂高、富士山、八ヶ岳、浅間山そして白馬連峰と360度全山一望の素晴らしい一日。今週末も期待です! |
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NO. 2824
ややお天気も変わり目に。
2025 8/ 26(火)
悪天に見舞われた山の日
連休のあと、2週間ほど続いた安定した天候もちょっと停滞気味の今週前半です。日曜月曜は夕方前に少しパラつくだけでしたが、今日は午後1時ごろから20分間ほどやや強めの夕立となりました。明日も寒冷前線南下が予想されていますので、午後以降は天候の急変に備えていただきたいと思います。
なお親子グマの目撃は、ここ数日赤沢岳〜鳴沢岳近辺で目撃されています。また他のクマも柏原新道下部で目撃されています。つい先日も奥多摩でも釣り人がクマに襲われる事故がありましたが、奥多摩といった東京都下でも相当数の目撃があるようです。とにかく北アルプスに限らず、日本中どこの山に登る際もお気をつけいただきたいと思います。
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とても良いお湿りになってくれました。早く一雨ごとに温度が下がる季節になってほしいですね。ところで今夜の気象情報を聞いていたら、明日の札幌の最低気温は24℃?予想とか・・・ ビックリですね。夏とはいえ北海道ですよ・・・ それも最低気温ですよ・・・ まだ北アルプスの上は例年に比べても、下界ほどの酷い温度上昇幅では、ないような気もします。早く正常な気温、正常な季節に戻ってほしいものですね。今朝の種池山荘最低気温はやや高めの16度、最高は20度でした。 |
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NO. 2823 “移住セミナー”
他のお知らせ。
2025 8/ 24(日)
昨日今日と週末も安定したお天気が続きました。クマ騒動で、テントを中心にややお客さまも減少いたしましたが、皆さんには冷静かつ慎重な行動をしていただいており助かっております。なお親子グマや別のクマの目撃は、このところ鹿島槍ヶ岳方面ではありませんが、爺ヶ岳南峰から鳴沢岳にかけては、たびたび目撃されています。変わらぬ注意をお願いいたします。
さていろいろと早くにお知らせしたかったことが、沢山あったのですが、クマ騒動や気忙しさにかまけて遅くなってしまいました。下の案内をご覧になって、さらに秋の山をお楽しみいただきたいと思います。

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1.山好きな皆さんで、北アルプス山麓大町市への将来的な移住をお考えの皆さんを対象にした、爺ヶ岳登山を楽しみつつ、種池山荘にて大町市スタッフの説明や先輩移住者の経験談を聞くイベントが今秋も開催されます。ご興味のある方は、ぜひとも参加いただき頂上から大町市を俯瞰して実感いただくと共に、いろんな先輩移住者から興味深いお話をお伺い下さい。第11回爺ヶ岳移住セミナーで検索して下さい。最終9月1日までにお申込み下さい。
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2.大町市先輩移住者のお一人でもあるTさんが管理する『野良猫情報局』では、北アルプスの大町市内に建つ山小屋周辺の登山道からの360度大パノラマを美しい写真で楽しむことができます。歩を進めるにつれて、刻一刻と変わる大パノラマをスマホやパソコンでご堪能下さい。上の槍ヶ岳写真のQRコードから読み込んでいただくか、『野良猫情報局』で、検索下さい。 |
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3.当山荘スタッフO.Gの登山ガイドKagechiさんが主催する『平日登山倶楽部』で、この秋に鹿島槍ヶ岳〜五竜岳縦走を目指したコースと新越街道を廻って針ノ木岳登頂を目指すコースが開催されますので、『平日登山倶楽部』のサイトからお申込みくださいませ。他にも個人ガイドもされていますのでお声掛け下さい。 |
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NO. 2822 好天続く。
2025 8/ 22(金)
山の日連休時の大雨以降は、安定した天候がずうっと続いています。乾ききった大地には、そろそろ一雨が欲しいところです。なお昨日も今日も爺ヶ岳稜線近辺ではクマの目撃がありました。とにかくいろんな意味でクマを刺激することのないよう五感を研ぎ澄ませて、早め早めに存在に気付くよう注意して、やり過ごしてください。
お客様方にはクマの目撃情報の提供や、慎重な行動、歩行等にご協力いただきありがとうございます。
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新越山荘と赤沢岳・鳴沢岳。遠く左奥には赤牛岳と薬師岳。右奥には五色ヶ原。 |
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新越山荘から針ノ木岳と蓮華岳。針ノ木雪渓ルートもすべて秋道に切り替わり、雪渓歩きはなくなったようです。 |
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こちらは冷池山荘稜線。赤岩尾根分岐点からの剱岳・立山連峰。安定した一日でした。 |
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NO. 2821 常にクマの存在に注意して下さい。
2025 8/ 20(水)
今日は薬師岳のテント場でも昨日子グマが出て食料やテントを奪って逃げたとのことで、富山県が幕営禁止にしたというニュースが流れていました。当方においても鳴沢岳〜爺ヶ岳〜鹿島槍ヶ岳間で、親子グマ等が度々出没して、先日来トラブルも起きているわけですが、現時点で冷池・種池テント場の幕営禁止といった対応はしていません。あくまでお客さま方の幕営の自重自粛をお勧めしているところです。(冷池だけでなく種池テント場についても同様にお願いします。) 両テント場ともに、小屋からやや離れている点もご注意下さい。また山小屋の中よりも夜間等、やはり危険度が高いと思われます。
また話しをしていて、明らかにクマとの遭遇を期待して登ってきているのでは?というような、日帰りの方もいるような状況です。不測の事態も心配するくらいです・・・ 本日も岩小屋沢岳〜新越山荘にかけて出没していますが、くれぐれも事故のないよう、全てのコース上でお気をつけ下さい。
なお本日も鹿島槍ヶ岳手前の布引岳のつづら折で、登山道から登山道へ転落する遭難があり、足を骨折される重傷事故が発生しております。ガスの多い一日でしたが、長野県ヘリで無事救出されてよかったです。絶対に危険と云われる場所でなくとも、ちょっとしたつまづきや踏み外しで大きな事故になりますのでご注意お願いいたします。当山域でもお盆休みから重篤な遭難が4件発生しております。
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小屋前は、ヤマハハコ、ゴマナ、タカネスイバなど初秋のお花が早や全盛です。ガスのかかる時間帯が多かった今日の最高気温は16度ほど、半袖では寒いくらいです。 |
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NO. 2820 引き続きクマに注意。
2025 8/ 19(火)
先週末に鹿島槍ヶ岳〜冷池山荘にかけて出没したと思われる親子グマは、爺ヶ岳南峰方面へ移動した?ようで、昨日はそちらの方で確認されています。
また本日は種池山荘から西方へ1キロぐらいの地点で見られています。ただそれが間違いなく当該のクマかどうかは判別はできません。もしかしたら全く別の個体かもしれません。
いっぽう昨日から今日にかけて冷池山荘〜鹿島槍ヶ岳方面での目撃は報告されていません。いずれもお客さま情報です。
ただとにかく一日に10キロぐらい動き回っても全く不思議でない動物ですので、どこに現れるかはわかりません。お客さまには、どこを登山するにしても、どこで休憩するにしても、周囲を遠
目にも近目にも注意して、ご自身が五感をしっかりと研ぎ澄まして確認していただくようお願いいたします。なお今回のクマ騒動では、今のところクマが襲ってきたというのではありませんのでご承知置き下さい。
また登山道から離れた場所で、おとなしく草やアリを食べていたり、寝そべっているクマに決して刺激を与えるようなことだけは無いようお願いします。万一登山道近くで居座ってなかなか立ち退く気配のないようなときは、小屋のほうへ電話を下さい。小屋のスタッフや遭対協隊員が追い払いに向かうようにしています。
テント場のほうについても自粛自重ベースでのお願いであり、閉鎖はしておりません。最終的にはお客さまのご判断で設営をお願いいたします。冷池テント場に限らず種池テント場も、まったく同様です。食事の準備や煮炊きもテント外でなく、テント内のほうが良いのかもしれませんが、私どもには正直わかりません。
テント外に食料はじめ物を置いたままにするのは、絶対にやめましょう。鹿島槍や爺ヶ岳をピストンされるときも、必ずテントやザックは撤収して小屋に預けていくようにして下さい。夜間小屋へ用足しに来る際も複数人で気をつけてきていただきたいと思います。
とにかくおにぎり一つ食べる際でも、周囲への目配り気配りをお願いいたします。巷間云われるように、野生の動物が棲息する北アルプスに人間が立ち入っていることだけは間違いありません。私どもも専門家と違い、クマに対する知識も
そうそうに持ち合わせておりませんし、なかなか有効な対策も持ち合わせていないのが現状です。
クマの話題ばかりで申し訳ないですが、山の日以降は再び安定した夏型のお天気が続いています。そんななか昨日今日と初秋の到来を思わせるような雲もやってきてくれましたし、朝夕も10度ほどまで下がって涼しくなっています。8月も残すところ10日余り、岳の上では少しずつ秋へと移ろう季節です。
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今日は秋らしい雲が冷池山荘上空にやってきました。 |
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鹿島槍ヶ岳上空に秋雲遊ぶ一日。 |
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新越山荘からは連日のように富士山がどっしりクッキリ。大きく見えます。 |
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新越稜線の岩小屋沢岳からの剱岳立山の大パノラマ。日本海も見えます。 |
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種池山荘からの爺ヶ岳。昨日も刷毛で掃いたような雲が、初秋近しを教えてくれます。 |
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日傘の花が連日咲きます。種池山荘“夏のピザ祭り”は本日で終了です。たくさんのお客さま、ありがとうございました。9/12再開予定の“秋のピザ祭り”にもぜひお出かけ下さい。 |
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NO. 2819
急告:冷池テント場の利用を自重ください。
2025 8/ 17(日)
今夕、皆さん夕食を楽しまれている時間帯の冷池テント場に子グマが現れて、テントの外がガサガサするので、テントの中からお客さまが外をのぞいたところ、恐らく子グマのほうでもビックリして、逃げる際にテントを足で少し傷つけるという事案が発生いたしました。10張りほどあったテントの皆さんは全員、冷池山荘宿泊へ変更され、テント等もすべて撤収していただきました。
先日も頂上方面に出没した親子グマの一頭と思われます。7月中は種池平方面で度々見られたクマですが、このところは冷池山荘近辺から鹿島槍ヶ岳方面で目撃されています。なお同一個体かどうかはわかりません。また新越山荘方面でも登山道近くにしばらくクマが座り込んで、山荘スタッフがお客さまを迎えにいくというようなことも起こっています。
クマを追い払うとか、駆除するとかといったことは、とても簡単にはできません。山荘でも夜間の外出や薄暗い中での出発、外での食事等を皆さんに自重していただくようお願いしていますが、明日以降冷池テント場でのテント設営も自重していただきたいと考えております。ただ期限を設けることも不可能ですので、各人の適切なご判断をお願いするしかございません。なかなか良案がなくて申し訳ございません。
ここ数年クマの生息数が増えていることを感じていますが、9月に入ると主稜線での目撃数も少しずつ減っていくことも実感しています。とにかく見通しの悪い樹林帯では、時おり大きな声を出すとか、耳や目を研ぎ澄ませて歩くとか、またクマ撃退スプレーの携帯とかも考えていただく時代かとも思っています。昨今はナイトハイクなどと言っておられる方もいますが、ご一考していただいたほうが良いかと思っています。
なお一昨日には鹿島槍ヶ岳の北方の“八峰キレット”にて、とても残念でならない転落事故が発生して、1名の方が亡くなられております。“八峰キレット”はいちばんの核心部のキレットと云われる最低鞍部だけでなく、前後500mほどの区間に渡って危険帯“八峰キレット”が続きます。また鹿島槍ヶ岳南峰から北峰へ向けての下りもたいへん危険です。岩稜帯や悪場が連続する鹿島槍ヶ岳南峰から五竜岳にかけては、難易度も格段に上がりますので、十分に注意して慎重に通過なさって下さるようお願いいたします。慎んで心よりご冥福をお祈り申し上げます。
北アルプスでは連日複数の各種遭難が発生しております。時間と計画にゆとりを持って、とくに下り時はゆっくりと足元を確かめながらお願いいたします。
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NO. 2818 種池山荘
“夏のピザ祭り” は、8/19(火) 迄です。
2025 8/ 16(土)
早や立秋も過ぎ、稜線を渡る涼風をもとめて、お客さまでにぎわう鹿島槍ヶ岳、爺ヶ岳周辺です。比較的ガスのかかる時間帯が多いものの、好天が続くお盆休みです。おかげ様で種池山荘の焼き立てピザも連日の盛況で、用意しました食材も来週初めには尽きそうな気配です。よって“夏のピザ祭り”は8月19日(火)の売り切れをもって、終了とさせていただきます。
その後も焼き立てピザを楽しみにお越しになられる皆さんもおいでかと思いますが、しばらく焼き立てピザの販売はお休みを頂戴いたします。誠に申し訳ございません。なお“秋のピザ祭り”は、9月12日(金)からを計画しております。お天気次第、
お客さまの入り込み次第ですが、9月末ごろまでの開催予定となります。
台風の影響等なく、今後の順調な冷え込み、適度なお湿りの下で、爺ヶ岳稜線の木々が色付いて行くのを間近に楽しみながら、秋ピザもご賞味いただければと思います。なお盆明けからはスタッフも交代で秋休みを取って秋山シーズンへの英気を養ったり、登山道の草刈りや小さな道直し等の時間を作ってまいります。
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冷池山荘からの日の出と雲海。 |
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norimoto様パーティはご家族と会社のご同僚とで、種池山荘テント場に二泊されて爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳を楽しまれました。テント場もピザも混み合いましたが、満喫していただけて良かったです。ぜひ又お出かけ下さい。 |
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『たいへんお待たせいたしました〜』長時間の待ち時間にも関わらず、連日たくさんのご注文をいただきありがとうございます。 |
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NO. 2817 クマに厳重注意!
2025 8/ 15(金)
今夏一番の朝といってもいいような、絶好の好天に恵まれたお盆の15日です。そんな中で今朝は鹿島槍ヶ岳頂上にて、親子グマが現れて、食事中だったお客さまがビックリして逃げたすきに、弁当を食べられてしまうという、重大な事案がありました。頂上には複数人の登山者もおられたようですが、幸いに人的な被害はなく、また驚いて逃げてガケから転落と言った最悪の事態に至ることもなかったことは救いでした。
当最新情報でも7月27日のNO.2811 以降、再三に渡ってクマへの注意喚起を申し上げておる次第でありますが、同一個体と思われるクマ親子が、種池山荘〜爺ヶ岳〜鹿島槍主稜線の登山道近辺で、度々目撃されております。今まではうろつく姿や座り込む姿が、目撃されていたわけですが、今回の一件は
結果的に、少し度を越した内容になっていますので、さらなる注意をお願いするものであります。
クマは一日に10キロ以上の距離を徘徊するとも言われていますので、頂上ではもちろんのこと、道中で休む際や食事をとる際も周辺には、十分に目配り気配りをお願いする次第です。また万一に備えて各山小屋の電話番号は控えて行ってください。鳴沢岳〜爺ヶ岳〜鹿島槍ヶ岳ではこの親子グマ以外の個体と思われるものも見受けらていますのでご注意下さい。
折りしも知床半島の羅臼岳では、登山者がヒグマに襲われて死亡という大変痛ましいショッキングな遭難も発生しています。とにかく北海道の山でなくとも、ツキノワグマの棲息する北アルプス山域に、人間が足を踏み入れていることだけは間違いありませんし、昔に比べてクマの個体数が増加しているのも間違いありません。関係官庁にも内容は伝えてありますが、特効薬は見つからないというのが偽らざるところです。
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一昨日昨日とガスの時間帯が多く展望はイマイチでしたが、今朝はひんやりとした大気と共に、今夏サイコーの青空が鹿島槍上空に広がってくれました。(8/15:冷池山荘) |
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雨に見舞われた山の日連休は静かな新越街道でしたが、お盆休みに入ってからはお客さまも戻ってきてくださいました。(8/14) |
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種池山荘の前庭は今夏一番の賑わいだった昨日。ガスが多いもののまあまあのお天気。(8/14) |
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NO. 2815 久しぶりのまとまった雨。
2025 8/ 7(木)
前線の南下に伴ない昨日午後から今日にかけて100ミリ近い大雨になった鹿島槍ヶ岳周辺です。7/18の梅雨明け以降、7/27に少し夕立があっただけで、本当に日照り模様の好天続きでしたので、雨の中をお越し下さったお客さま方には誠に申し訳ございませんが、飲料水確保や登山道の安定の上からも、またお花たちや秋の紅葉の色付きに向けても潤いを与えてくれるありがたい雨でした。
夕方前には前線も通過して、ひんやりとした大気の到来とともに青空が広がってくれました。明日明後日は前線も南下してお天気も復活してくれるものと期待しておりますが、山の日3連休をはさんで来週にかけては、この秋雨前線の走りといっても言いような前線が、本州付近に停滞するようですので、その動きには要注意です。少しの上がり下がりでも、天気は大きく違いますので、しっかりと前線の位置を確認いただきたいと思います。また今週前半までの暑さ対策だけでなく、雨や寒さ対策にもご注意下さい。
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今週初めには、無事に8月分の物資を上げていただくことができました。不足気味だったビールやコーラもしっかりと荷上げしたので、また安定したお天気が続いてほしいものです。3つの山荘ともに冷蔵庫で冷やしてお待ちしております。(8/4:新越山荘) |
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立秋の到来とともにトンボの数も増える頃です。 |
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すべてを潤してくれるような雨になりました。(8/6:冷池山荘) |
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前線が去って午前中の土砂降りが嘘のように青空が広がる夕方前です。(8/7:冷池山荘) |
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NO. 2814 8月も好スタート。
2025 8/ 2(土)
台風からの湿った大気の影響か、朝からガスに包まれる時間帯が多い一日でしたが、雨の心配はまったくありませんでした。連日安定したお客さまの入り込みが7月から続いています。
なお長野県内は北アルプスを中心に、ほぼ毎日いろんな形態の遭難や事故が
多発しております。皆さんにおかれても、私に限っては・・・ でなく、誰もが当事者になる可能性があることを、肝に銘じて山行に向き合っていただきたいと思います。
私どもの柏原新道の上部“ガラバ”においても、ここ数日間に2件の数メートルの転落そしてさらに雪渓上を20mほど滑落するという事故が発生しております。
いずれも下山時の事故で、幸いに軽い打ち身やすり傷程度で済み、体をしっかりと休められてから、いずれも自力で下山されることができました。一歩間違えたらもっともっと大きな事故になっても全く不思議でない場所だけに
、本当に本当に幸いなことでした。
どなたも体調を整えていただき、決して油断することなく
、安全登山を肝に銘じて山行を楽しんでいただきたいと思います。暑さに伴なうバテバテ気味の方も目立ちます。水分や塩分の適切な補給、適切なペース配分等も切にお願いいたします。また爺ヶ岳周辺ではクマの目撃が目立ちますので、足元ばかりを見ての歩行でなく、登山道の先、遠め遠めの確認もお願いいたします。万一の場合に備えて小屋の電話番号は確実に控えておいて下さい。
7月は安定傾向のお天気が続きましたが、ここへ来て台風が連続発生したりしていますし、8月も中ぐらいになってくると秋雨前線の走りのようなお天気も現れてきます。そちらのほうも常に敏感であっていただきたいと思います。
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ガスの時間帯が多い8月入り最初の週末でしたが、雨の心配もなく、種池山荘前庭ベンチは終日満席御礼の一日でした。 |
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種池山荘“夏のピザ祭り”引き続き開催中です。ここ2〜3年は休んでいる最中に日傘をさす方が結構目立ちます。下界では男性で日傘をさす方も増えているようですね |
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事故の一件は登山道上のスコップの置いてある場所でバランスを崩して雪渓上に転落。道幅は結構あっても疲労度も増している下山時は、いかなる場所でも慎重に願います。柏原新道の登山口まで無事に下りてお宅に戻るまでが登山の行程です。 |
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もう一件は雪渓部分の最後の下り部から夏道へ移る際に滑って転落したものと思われます。夏道へ移る雪渓の端っこは登山靴で踏まれて真夏でも凍っていてツルツルしているときがあるので要注意です。なお7月の初めには下の写真のように急傾斜かつ大量に残っていた“ガラバ”の雪渓も残りわずか。来週明けには夏道を覆っていた残雪はすべて消え去ることでしょう。ただ今しばらくその下部の雪渓は残りますので気をつけて下さい。なお針ノ木雪渓下りでは、まだまだ注意が必要です。 |
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1カ月前の“ガラバ”はまだまだたっぷりの残雪。“ガラバ”は、残雪時の雪渓の横断やガケからの転落、沢の上部からの落石等に最大限の注意を払わなければなりません。 |
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