▲▲ 今までの情報  : 2024 / 10・11・12月分まとめ ▲▲

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NO. 2784   ようやく初冬の気配。

2024 11/ 20(水) 

   北アルプスに初雪や初冠雪があった11月5日ごろから9日ごろにかけては、少し肌寒くなった大町界隈でしたが、その後はまたまた温度高めの小春日和が続きました。ただ一昨日辺りからはまた寒くなってきて、後立山連峰も2度目の本格的な降雪となりました。

  大町や白馬でも18日の夜には初雪がパラパラしましたし、今朝はマイナス3.3度まで下がってようやくぶるぶるっとくるようになりました。この後もいくらか雪が舞いそうな天気図や予報も並ぶようになってきたりで、ようやく安堵しているところです。北アルプスも確実に積雪を増していってくれることでしょう。日記を見れば雪の少なかった昨冬でも、11/18には大町でも25センチほどの新雪があったんですね・・・ そろそろ雪かきの道具を物置から出したり、スタッドレスタイヤの交換もしなきゃいけない時季を迎えたようです。

鹿島槍から北の峰々の白さが際立ちます。ただ昔と比べたら比較にならない少雪が続きます。
初冠雪時の雪を谷筋に少し残すだけになっていた鹿島槍ヶ岳も再び白く染まりました。

NO. 2783   遅れた大町の紅葉も見納め。

2024 11/16(土) 

  北アルプスに初雪が降った頃に数日冷え込んだ日が続いてくれたおかげで、大きく遅れていた大町界隈の紅葉も一気に色付くことができて幸いでした。そんな中市内の紅葉の名所である古刹『霊松寺』に参拝して参りました。とっても素敵なイチョウの黄葉とモミジやドウダンツツジの紅葉が目を楽しませてくれました。また立派な本堂や庫裡の内部もボランティアの方の解説付きで拝観させていただき、とってもありがたかったです。『霊松寺』への林道もまもなく雪に閉ざされる日がやってくることでしょう。

 

NO. 2782   シーズン納めの道直し。

2024 11/16(土) 

  天気に恵まれた今週前半は、今季最後の道直しに柏原新道へ行ってきました。夏山秋山とたくさんの登山者が行き交った登山道に、そして峰々に感謝しながらの最終作業です。今年は“駅見岬”から下の懸案箇所がかなり整備できて心置きなく冬を迎えられそうです。雪圧に負けないで登山道も冬を乗り切ってほしいものです。

針ノ木岳や蓮華岳の北側斜面には雪が残っています。来週明けにも冬型気圧になりそうですので、先日の初雪がなんとか根雪になりそうな気配でしょうか・・・
重い材料や道具を背負って、下から順に直しながら上がります。
数年来直したかった九十九折りの箇所も現地石と木段のミックスで歩きやすくなりました
梯子段の傷んだ“子”も2段付け替え完了。
穏やかな晩秋の一日。先日の雪も消えた種池稜線を眺めながら作業もはかどります。
何箇所か排水パイプの設置もできました。道水を逃がしてやることがとても重要です。
木段とさらに現地石を一つ入れて小段を造ることで歩き易さが格段に上がります。

NO. 2781   冠雪の峰々の下、大町も初氷。

2024 11/8(金) 

  今朝方は今秋一番の冷え込みになって、大町もマイナス2.2度まで下がりました。ようやく大町でも初霜と初氷を観測、私の感覚では初霜はかなり遅め、初氷はやや遅めといったところでしょうか・・・ 昨日は中間雲の影響ですっきりとは見えなかった北アルプスの初冠雪も今日は終日楽しむことができました。早く本格的な雪の到来、北アルプスの根雪到来を待ちたいものです。

初霜と初氷の朝。
鹿島槍ヶ岳。
五竜岳。

NO. 2780   北アルプス全山ようやくの初冠雪。

2024 11/7(木) 

  北アルプスだけでなく富士山や浅間山、男体山など各所の山々から初冠雪の報が届きましたね。本当にやっとのことで、胸を撫で下ろすような今秋の初雪シーンです。ただこの後も本格的な寒気が次々にやって来るような感じはなさそうで、まだまだやきもきする日が続きそうです。それでも冬へ向かって一歩前進でちょっとだけ安堵です。一昨日の夜から降りだした初雪は鹿島槍ヶ岳の頂上で20センチ弱と言ったところでしょうか。今秋の高温傾向ではまだまだ根雪になるかどうか・・・  次の寒気の到来を待ちたいものです。

  さて秋山シーズンも終わっていろいろと後片付けに終われるこの頃です。登山口のベンチや看板類、駐車場の留め石等の撤去を進め、今日は恒例のシーズン後の道直しもしてきました。黒部立山アルペンルートも、閉鎖まであと3週間余りとなり、扇沢周辺を行き交う車も少なくなってまいりました。

なかなか中間帯の雲がとれず、すっきりと初雪の全容を見せてくれない一日。(11/7)
古くなって朽ちた埋め込み梯子段を、ごく通常の木段々に直してきました。(11/7)
一冬過ぎると落ちつくことでしょう。手入れに終わりは有りません。
柏原新道登山口のベンチや駐車場の重量鉄板も撤収しました。(11/6)

NO. 2779   心残りの最終下山。

2024 11/ 1(金) 

    本日冷池山荘より最後のスタッフ全員無事に赤岩尾根より下山いたしました。シーズンを通してお越し下さったお客さま、全関係者さまに厚く御礼を申し上げます。

   最終下山に当って唯一の心残りが初雪に逢えなかったこと・・・・ 今日 はもう11月1日。初雪が11月に持ち越されるなんて前代未聞のことでしょうか・・・・ 後ろ髪を引かれる思いでの下山となりました。

NO. 2778  最晩秋

2024 10/29(火) 

   冷池および種池山荘の営業終了後は、冷池山荘で外工事を進めています。ただここへきて天気周りがいまひとつの感じで、雨の時間帯が増え、さらに週末以降も荒れそうな気配です。工事の進捗のことや下山のことを考えると、週末前に工事と最終小屋閉め作業を終わらせて降りることにいたしました。

   よってその後は冷池冬季避難室の利用が可能です。各人の責任のもとで、緊急時にはお使いください。最終下山後には、当情報にてまたお知らせいたします。

 写真は本日午前中の冷池山荘からです。午前中はご覧の穏やかな好天も、午後3時頃からは、やや強い時雨模様へと移ろっています。もういつ初雪に変わっても不思議でありません。雪の少なかった昨年でも、10月中に4回降雪のあった鹿島槍ヶ岳ですので、今年の冬の足音はかなりの遅さです。

初雪を待つ鹿島槍ヶ岳。
雨飾山や妙高山もくっきり。

最終小屋閉めも、もうじきになりました

NO. 2777   シーズン最後のご褒美、紫金山アトラス彗星。

2024 10/21(月) 

   雨やガスや3連休の賑わいでタイミングを失ったりと、なかなか遭遇できなかった紫金山・アトラス彗星にようやく遇うことができました。雲ひとつない見事な星夜、なんとか無事にシーズン営業も終了した中、 寒さも忘れゆったりとその飛来を待つ時間を持つことができ幸せでした。新越山荘支配人のU君が岩小屋沢岳上空から立山へ向かって落下して行くほうき星を種池山荘より撮影してくれました。

   数日中には小屋閉めを終えて下山する多くのスタッフにも、一生の思い出に残る大きなプレゼントになったことでしょう。次にやって来るのは8万年後とか・・・・ 余りにも壮大すぎる宇宙の物語りに驚嘆するばかりです。

満天の星たちを従え、みごとな尾を引いて立山へ落下する紫金山・アトラス彗星に感嘆!(10/21)

NO. 2776   営業最終日を飾る大快晴。

2024 10/20(日) 

    北海道の各都市からは初雪、そして大雪山系旭岳や八甲田山、蔵王山、吾妻山など北日本各地の山々からは初冠雪の報が届きましたね。ただ残念なことに寒気流入が思いのほか弱かったのか、寒気と雨雲のタイミングが悪かったのか、鹿島槍ヶ岳周辺では降雪はありませんでした。おそらく北アルプスはどこも降らなかった? のではないでしょうか。ちょっとだけ残念・・・ 

   さて寒冷前線通過に伴なう昨日の雨は明け方までには上がり、今日は終日秋の澄み切った空そしてひんやりとした大気に覆われる最高の一日となりました。昨日雨の中を登って来られたお客さまも、晩秋の北アルプスを満喫するご納得の一日になられたことでしょう。またスタッフは氷が終日溶けることもないくらいにひんやりとした日影での小屋閉め外作業には、ちょっとだけぶるっときましたが、その分日向での作業にはほっこりといたしました。

   とにもかくにも今日で長かった夏山秋山営業もお仕舞い。本日も日曜日の最終日としては多めの小屋泊まり、テント泊のお客さまにお越しいただけて幸いでした。シーズンを通してもたくさんの皆様にご利用いただきまして誠にありがとうございました。明日より小屋閉め作業もさらに本格化して参ります。

   なおホームページの山荘案内のページでもご案内しておりますが、このあと冷池山荘では工事作業がありますので、長ければ文化の日連休の頃までスタッフがおります。滞在中はテントの皆さんへの売品や お水、トイレ等のご対応はいたします。ただしその間の冬期避難室の利用は一切できませんので、ご承知おきください。 工事の終了日程に関しては、工事の進捗次第でまったく未定ですので、おいおい当最新情報や冷池山荘直通電話にて必ずご確認下さい。工事終了スタッフ下山後には冬期避難室の開放をいたします。

標高3000m級の剱岳や立山にも雪が降った形跡は見られませんでした。(10/20)
鹿島槍ヶ岳秋天。(10/20)
信州側は終日の大雲海! 雲海下の日差しの全くない扇沢から柏原新道を登って来られた皆さんはこの大快晴に大感激!   なおこれほど晴れていても今日の大雲海ではヘリ荷上げは全く不可能です。17日の良いタイミングで最終ヘリが完了して、小屋閉めに向け本当に良かったです。(10/20)
今季はヘリ荷上げ日とお天気の相性が良くてとっても助かりました。ヘリとお天気に感謝です。(10/17)

NO. 2775   明日のお天気復活に期待!

2024 10/19(土) 

    寒冷前線の通過に伴い午後は強い雨降りの今シーズン最終土曜日となりました。それでも雨の降り出しは午前10時ごろからで、朝方はいくらか日差しもあったりで、良かったです。前線に向かって暖気が流れ込んだ為、東京などでは30度超えになったくらいで、稜線も比較的温度は高めでした。ただそうはいっても10月下旬の雨降り、風も結構強かったこともあって、爺ヶ岳稜線を通過して冷池山荘までお越し下さったお客様方の体感的には、きつかったことでしょう。ほとんどの皆さんが本格的な雨降りになる前に小屋へご無事に到着されてよかったです。

  今夜は冬型気圧配置に移行して、初雪になっても不思議でないと思われますが、夜7時現在でもまだ7度近くあって、この小雨が雪へと変わっていくかどうかは微妙なところです。明日はさっそく次の移動性高気圧がやってきそうで、秋空の復活と新雪に輝く鹿島槍ヶ岳や爺ヶ岳を期待したいものです。なお明日のお泊りをもって本年の営業も仕舞いを迎えます。

朝日に輝く岩小屋沢岳。針ノ木岳と蓮華岳の頂上は雲の中。
頂上は雲の中も鹿島槍ヶ岳も登場する朝。ナナカマドの実も日に日に数を減らしていく頃です。
午後にかけては雨も強まってきました。小屋も窓閉め等を進めております。

NO. 2774   営業最終週末へ。

2024 10/ 18(金) 

   今日は日差しのあまりない雲り空の一日。ただ気温は高めで登山を楽しむには快適と言ってもいいような日和でした。できることなら明日からの週末にも取って置きたい昨日からの空模様ですが、明日の日中は寒冷前線の通過にともない、昼前から強い雨が予想されます。また夜には今秋初のきれいな冬型気圧配置になって、降雪も予想されます。さらに日曜日と週明け月曜日の朝方は冷え込みも相当に強まりそうです。防寒対策等しっかりとお願いするとともに、少しでも降雪があった場合には鹿島槍南峰から先への登山はやめていただきたいと思います。

  写真は快晴の昨日のものです。今シーズンの最終ヘリによる荷上げと荷下げが行なわれ、無事に完了することができました。これで心置きなく、明日からの最終週末のお客さまをお迎えし、そのあとは本格的小屋閉め作業へ向かうことができそうです。 ヘリコプターは山小屋最大のライフライン! 今季もヘリコプタークルーの皆さん、荷上げに関わっていただいた業者の皆さん本当にありがとうございました。心より御礼を申し上げる次第であります。

最高のヘリ日和。荷上げの帰りは、発電機燃料の空ドラム缶や空き缶等のゴミを下げてもらいます。安心安全のフライトありがとうございました。(10/17)
今季最後の荷上げも完了。『ありがとう!』のPOPを書いてスタッフ一同で感謝感謝のお見送り。(10/17)
剱岳屹立。手前には黒部別山。晩秋の装いが日に日に深まる。(10/17)
秋天の一日。鳴沢岳と赤沢岳。左奥には赤牛岳。落葉したダケカンバが素敵です。(10/17)
穏やかな秋の一日の終わり。山小屋シーズンもまもなく終わろうとしています。(10/17)

NO. 2773   パーフェクトの3連休。

2024 10/ 14(月) 

  3連休最終日も見事な朝焼けから始まり、3日間ほぼ秋空続くサイコー!のスポーツの日3連休を締めくくることができました。お盆以降毎週末のように続く台風騒動や秋雨前線等による停滞感を払拭する大きな移動性高気圧の到来でした。事故等もなくお客さまにとってもスタッフにとっても紅葉黄葉の斜面と同じくらいに燃えることのできた3日間になることができたのではないでしょうか・・・ 

  さてこの3連休が終わると小屋も小屋閉め態勢へと入ってまいります。営業も残すところ一週間ほどとなり、こんなお天気がまだまだ続いてほしい所ですが、先のNO.2771でも書きましたように、次の週末10/19〜20日にかけては、気圧配置も冬型へ移行。北アルプスの高い山では、雨が雪へ変わる可能性が出てまいりました。今夕辺りは各種天気予報でも、北海道では平地部でも初雪になる可能性が高いと伝えるようになってきました。

  槍ヶ岳山荘グループのホームページを見ると、槍ヶ岳や穂高岳の3000m級では3連休初日の12日に初雪が降って薄っすらと積もったそうです。鹿島槍ヶ岳や爺ヶ岳周辺は雨も降ることがありませんでしたが、12日の午後には槍穂高や大天井岳方面に時雨れ模様のカーテンがかかるのが見えました。もう北海道の山でなくとも北アルプスや富士山などはいつ何時降雪があっても不思議でない季節に突入してるということです。次週末の営業最終土曜日もたくさんのご予約を頂戴しておりますが、しっかりとした正確な気象情報を最後まで確認なさって山行をご判断下さいませ。

荘厳なる富士山の夜明け。遅れ気味の富士山の初雪もまもなくでしょう。(10/14)
氷点下の連休最終日。種池山荘から静かに燃える爺ヶ岳上空。

NO. 2772   種池山荘ピザ完売の御礼。

2024 10/ 12(土) 

  秋空の下でスポーツの日3連休がスタートしました。絶好のお天気が予想されるこの連休は、山の日3連休に次ぐ今シーズン2番目の賑わいになりそうです。北アルプス各地の峰々からの歓声が聞こえてきそうですね。ただ周辺では私どもの新越山荘をはじめ、針ノ木小屋とキレット小屋はすでに今季の営業を終えていますので、縦走の際はご注意下さい。 また日の入りもすっかり早くなっていますし、もう凍結等も考慮しなければいけない季節です。足下にお気をつけて素敵な3連休をお楽しみ下さい。

  なお種池山荘の焼き立てピザは本日午前中に、今季分を完売いたしました。たくさんの皆さんにお求めいただき、喜んでいただけて、スタッフ一同たいへん感謝しております。ただ枚数に限りがあったり、タイミングが合わなくてお求めいただけなかった方も多々おいでかと思いますが、ぜひまた来年以降爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳登山の際にご賞味下さいませ。たいへんありがとうございました。来年も海の日連休の頃からピザ祭りを開催予定です。なお冬の間は爺ガ岳スキー場の『パウダーパフ』にて生地作りから焼成まで同じピザを提供していますので、ぜひお出かけ下さい。

安定したお天気。名残りの紅葉に会いに大勢の皆さんにお越しいただけました。焼き立てピザご所望の皆さん全員に提供できなくて申し訳ありませんでした。あっという間のシーズン、種池山荘と冷池山荘の営業も残すところあと八日間となってしまいました。(10/12)
にぎわった3連休の初日。秋の三大3連休を締めくくるに相応しい好天を明日明後日と期待!
数時間後の賑わいが信じられない静かな朝。ひんやりとした大気が心地いい。
新緑、可憐なお花、綿毛、紅葉そして霜に縁どられた凛とした姿。チングルマはいったい何度目を楽しませてくれるのでしょうか・・・ 主稜線は連日霜が降り氷が張るようになってきました。

NO. 2771   晴れの特異日に初霜初氷。

2024 10/ 10(木) 

  10月10日は旧 体育の日で“晴れの特異日”。その通り名に違わぬ好天に恵まれた北アルプスです。お客さまも秋空と名残りの紅葉、富士山をはじめとした大遠望に大満足の一日となりました。また朝は0度近くまで下がり、小屋では初霜と初氷を観測しました。例年なら9月中には両方とも観測しますので、かなり遅めのものになりました。

  なお初雪に関しては、私自身の感覚では鹿島槍ヶ岳周辺は10月3日が平年値と思っていますが、最近はもう少し遅くなっているのかな? という感じ・・・ (ここで云う初雪は初冠雪でも初積雪でもありません。私どもの小屋で確認すれば、雪がチラチラと舞っただけでも初雪です。当然のことながら気象庁発表とかではまったくありませんのでご注意を)  その初雪も今秋の暖かさでは、まだ観測されてないわけですが、10日間天気図を覗いてみると、次週末あたりは冬型気圧配置になりそうな気配です。今秋は9月22日に国内では唯一利尻岳で初冠雪が観測されているだけで、大雪山などでも初雪が遅れているのが話題になっているくらいですが、次週末辺りは初雪の報が各所の峰々から届くかもしれません。これからの山登りはしっかりとした装備としっかりとした天気情報を仕入れていただきたいと思います。

  まあ次週末のことは頭の片隅に置いておいていただいて、まずは今週末のスポーツの日3連休ですね! 大きな今秋初の本格的移動性高気圧に覆われて、好天が期待できそうです。朝晩の冷え込みも強まってきそうですので、あたたかな服装でお出かけ下さい。なお種池山荘ピザ祭りはまもなく完売になりそうです。突然の終了になりますことご容赦くださいませ。

今年も“初氷娘”の登場の季節となりました。(種池山荘:10/10)
朝焼けの爺ヶ岳。ご出発のお客さまのスタイルも晩秋モードに変わりました。(種池山荘:10/10)
左には八ヶ岳、右側には南アルプスを従えて、富士山がどっしりと座る構図。いくら見ていても飽きることはありません。
こちら冷池山荘の“初氷娘”。毛糸の帽子が相応しい季節の到来です。(冷池山荘:10/10)
木の長いすにも初霜がびっしりの朝。鹿島槍ヶ岳が秋の朝色に染まります。

NO. 2770   好天を呼ぶ冷え込み。

2024 10/ 9(水) 

   冷たい雨は朝方にはほぼ上がり、午後からは一気にお天気も回復。夕方には冷え込みもさらに強まり、明朝の初霜や初氷が予想できるような温度に下がってきました。遅れに遅れていた冬の小さな足音がようやくやってきそうです。

午後にはしっかりと鹿島槍も登場! 冷池山荘周りの木々は落葉し、白い幹が目立つようになってきました。
赤岩尾根の紅葉は標高2100〜2200m前後が絶頂帯です。
明日からの好天に期待を抱かないでは居られない鹿島槍ヶ岳の夕景。
ガスもすっかり下がり三日月を仰ぐ夕暮れ。明朝は放射冷却がかなり効きそうです。

NO. 2769   秋霖。

2024 10/ 8(火) 

   昨日の午後から秋雨前線の影響で冷たい雨降りとなっております。なおこのあと秋雨前線は東へ抜けて、スポーツの日3連休にかけては今秋初めてと言ってもいい、大きな大きな移動性高気圧におおわれそうです。 きっと絶好の登山日和のもと、中間帯には紅色黄色橙色の斜面が待っていてくれることでしょう。 また先日までの異常過ぎるくらいの温度高めの秋も、本来の温度に近づいていきそうです。これからは寒さ対策に十分にご配慮下さるようお願いいたします。

今日は一日中冷たい雨が降り続きました。名残りの紅葉もさらに落葉をすすめそうです。
先週末の10/5と6日はご覧の好天に恵まれました。早くこんな秋の空が戻ってほしいですね。

NO. 2768   最高の週末スタート!。

2024 10/ 5(土)  A.M

  未明までの雨も上がり、絶好の登山日和の土曜日となりました。朝方の曇天模様も9時にはご覧の大快晴です。皆さん今日明日と素晴らしい週末を満喫なさって下さい。

昨日は冷たい雨の中を登って来られた大阪の11人様グループ。素敵なご褒美が待っていましたね。
朝方の湿気を含んだ曇天から、あっという間に最高の秋空へと変身。皆さん大満足の10月最初の週末になりそうです。(種池山荘:10/5  9:00)

NO. 2767   秋深まる雨の一日。

2024 10/ 4(金) 

  大雨に見舞われた秋分の日連休が終わってからは、ずうっと安定したお天気が続いていましたが、昨日の午後からは秋雨前線の影響で雨模様の鹿島槍ヶ岳・爺ヶ岳周辺です。昨日からしとしと降り続いた60ミリほどの雨量は大地に潤いを、紅葉にはしっとり感を与えてくれました。また今日も午前中には雨の止み間もあって、少し日が射す時間帯もあったりで周辺の峰々を見通すこともできました。少しでもそんな瞬間があってお客様にもちょっぴりご納得いただけてよかったです。

  なお主稜線の紅葉のピークは過ぎ去り、名残りの紅葉黄葉を愛でつつ、下山開始した紅葉前線を俯瞰するのが圧巻です。スポーツの日3連休にかけて中間帯が紅葉の見頃になりそうです。ちょっと渋めの今年の紅葉シーンですが、それはそれで味わい深いものです。

  さて明日の土曜日は秋雨前線も南下して晴れ間も期待できそうです。ただ週明けにはまた秋雨前線が西から北上しそうな感じですので、この週末は貴重なお天気になりそうです。なお種池山荘ピザ祭りは、この土日は引き続き開催して参りますが、スポーツの日3連休前にはお仕舞いになるかもしれません。材料がなくなり次第で、ピザ祭りも終了になりますことご了承くださいませ。

種池山荘周辺は晩秋へ向かいます。紅葉前線は柏原新道を大下降へ。(10/4)
雨の止み間に岩小屋沢岳登場。週末にはもう少し色が乗ってくれたらいいですね!(10/4)
今年も素敵な紅葉に出会えました。(10/2)
赤紫に紅葉するクロウスゴとミネカエデの黄葉。正面に爺ヶ岳。(10/2)
ナナカマドの紅葉とミネカエデ。今年は8月の日照り続きと9月の高温続き、冷え込みの無さでナナカマドの葉っぱはチリチリになってしまい、紅葉になる前に葉を落とすものが目立ちました。来年は安定したお天気の下で、満開の紅葉を披露してほしいですね。(10/2)
10月1日、2日と絶好の秋晴れが続いてくれました。 鹿島槍ヶ岳頂上からの剱岳・立山連峰。一番左には雄大な山容の薬師岳。剱岳の右奥には能登半島が横たわります。続く大きな被害からの復旧復興をお祈りするばかりです。(10/2)
同じく爺ヶ岳方面。遠く正面には槍穂高連峰と表銀座の山々。主稜線から下降する紅葉前線がよくわかります。(10/2)

NO. 2766   精一杯の紅葉を披露してくれました!

2024 10/ 1(火) 

   山小屋営業最終月の10月スタートはどこまでも高い秋の空で始まることができました。小屋の営業も残すところ20日間余りになってしまい、あと何日こんな秋空と一緒できるか、夏山シーズンの時の経つ早さを覚える10月初日です。もう一回3連休もありますし、なんとか台風が来ず、秋の大きな移動性高気圧にどんどんやって来てほしいものです。ただこんな好天にもかかわらず、北アルプスには影響のない台風情報や悪天予報でキャンセルの方が居らっしゃるのが残念です。

   さて小屋の建つ2400m台の主稜線の紅葉もほぼピークを迎えた感じでしょうか・・・  今年は8月の超少雨と高温続き、そして冷え込まない9月といった、木々が紅葉するにはとってもつらい環境が続きました。早々に葉っぱを落とすもの、ちりちりに葉っぱを焼いてしまうもの、それでも運よく黄葉にまでこぎつけてくれたもの・・・  それぞれが精一杯の紅葉シーンを披露してくれました。ちょっと渋めの今年の稜線の紅葉黄葉でしたが、このあとは次第に前線を下げて参ります。

最高の秋空の下、小さく種池山荘と剱岳・立山連峰。例年ならこのあともう少しナナカマドなどが赤味を増すのですが、葉っぱを落としたものが目立ちます。比較的気持ちの良い秋山登山日和が続きますが、温暖化がますます心配になるこの頃です。それでももう一段の色乗せを期待せずにはおられません。(10/1)
赤いナナカマドの実は珊瑚のようですが、葉っぱたちは残念ながら紅葉することなく落葉してしまったものが目立つ今秋です。鹿島槍の右には信越県境の焼山、火打、妙高山もくっきり。(10/1)
一日じゅう秋空に覆われるかと期待しましたが、昼前には信州側はガスが沸き立ってきます。やはりまだ夏の空気が強い証しでしょうか。(10/1)
朝の冷え込みもなかなか強まりません。まだ小屋では初霜や初氷を観測してない今秋です。もういつ初雪がやってきても不思議でない季節なのですが・・・ (10/1)

NO. 2765   新しい柏原新道登山口のシンボル。

2024 10/ 1(火) 

    先日ご紹介した柏原新道登山口の案内看板を設置いたしました。無事下山の暁にはご一緒にパチリ!記念撮影どうぞ。ご寄贈いただきました大町ロータリークラブの皆さんには改めて御礼を申し上げます。メンテナンスをしっかりとして、末永く愛される登山口の要になってくれたらと思います。

重厚味あふれる良い案内看板を据えつけることができました。
以前の看板には厳しい風雪の中、朽ちるまでありがとうございました。