▲▲ 今までの情報  : 2025 / 3・4・5・6月分まとめ ▲▲

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NO. 2794   水鏡の季節。

2025 5/10(土) 

  昨夕からの雨も午前中には上がり、午後には日差しも戻り、北アルプスも姿を見せ始めました。今回は岳の上も雨だったようで、雪解けもまた一歩進んだようです。

  大町市街地の北部に位置する我が家周辺でも、この週末が田植えのピークになりそうです。北アルプスから流れ下った水を張って、代かきも済んだ田んぼには次から次へと、早苗が植えつけられていきます。残雪の北アルプスと新緑の里山を水面に宿す水田はまさに水鏡のようです。梅雨入りを前にして、北アルプス山麓が一番輝く季節を迎えました。

  なお連日のように北アルプスでは、残雪上での滑落事故等が発生しています。毎年毎年しつこいぐらいに申し上げておりますが、この時季はまだまだ夏山登山道は深い残雪の下に埋もれています。一般的にはまだまだ冬山の領域と言っても過言ではないでしょう。当方においても柏原新道の通行はできません。爺ヶ岳南西斜面をトラバース気味に斜上していく柏原新道の残雪上で転滑落したら大事故は必至です。安心して通行できるようになるのは6月下旬です。いましばらくお待ちいただければと思います。

水田風景が美しい北アルプス山麓。(5/8)
種を蒔いたり、苗を買ってきて植えつけたりと畑仕事も楽しい季節です。(5/8)
黒い岩肌が新雪に染まった五竜岳。北アルプスは6月上旬頃までは、まだまだ降雪があってもまったく不思議でありません。(5/8)

NO. 2793   名古屋で第11回『夏山フェスタ』開催。

2025 5/8(水) 

  あっという間にゴールデンウィークも終了ですね。北アルプスをはじめ全国各地の山域で、遭難が相次ぎました。爺ヶ岳でも滑落死亡遭難が2件報道されましたが、とても悲しく残念でした。まだまだ5月6月は残雪も多く、夏山登山道も現れておらず、ちょっとしたつまづきや転倒が大きな事故につながります。何卒お気をつけていただきたいと思います。

  さて恒例の名古屋 『夏山フェスタ』 が5月17日(土)と18日(日)に、名古屋駅近くの 『ウィンクあいち』 にて開催されます。当方も夏山案内で各地山小屋の皆さんとともに参加いたしますので、今夏の鹿島槍ヶ岳登山や後立山連峰縦走をご計画中のみなさんはぜひお立ち寄り下さい。登山関連の講演やイベントも充実しておりますので、『夏山フェスタ』 ホームページをチェックしていただいた上でお出かけいただければ幸いです。『夏山フェスタ』 も11回目の開催ということで、名古屋ではすっかり人気のイベントですね!

https://www.chukei-news.co.jp/natsuyama-festa/

 

  なお予定通りに5月16日(金)午前10時から冷池山荘・種池山荘・新越山荘の7月分の山小屋ご宿泊の予約受付を開始いたします。ネット受付、電話受付のいずれも最初の2日間ぐらいは、つながりにくい状態が続くと思われますのでご容赦ください。それ以降期間を区切って順次受付けして参ります。テント泊特定日の予約受付開始は、6月2日(月)の7月分開始から順次承って参ります。なお日曜日の電話での受付けはいたしませんのでご注意ください。24時間OKのネット予約をご利用ください。

NO. 2792   ゴールデンウィークの営業は一切ありません。

2025 4/25(金) 

  コロナになる前は、約30年に渡って冷池山荘のゴールデンウィーク営業をして参りましたが、コロナ禍以降は営業をしておりません。本年においても営業しませんし山小屋スタッフの入山も一切ございません。また登山口等へのルート案内板等の掲出も一切しておりおりませんのでご注意下さい。

  ここ数年は雪の少ない年が多かったですが、今春は登山口からそこそこ積雪ありますし、標高2000m以上の積雪はまあまあ多い感じです。しっかりとした計画装備で、事故のないようお気をつけて山行お楽しみ下さい。

  なお先般の大町市震度5弱の地震発生では、大町をはじめ周辺市町村で多少の瓦が落ちたり、数ヶ所で石垣が崩れたり墓石が倒れたりといった被害が発生しましたが、幸いにも壊滅的な被害は一切発生しておりません。地震発生の際はご心配いただき誠にありがとうございました。

大町のサクラも市街地はピークを過ぎようとしています。(4/24)

NO. 2791   今夏もよろしくお願い申し上げます。

2025 4/12(土) 

  先ずもって冬のあいだ当情報を更新できず申し訳ありませんでした。年々時間の過ぎるスピードがあまりに早くって、なかなか追い付いていくことができません。あっという間の4月入りになってしましました。

  この冬の大町は、そんな騒がれるほどの寒さではなかったと思っていますが、降雪のほうはそこそこ多いシーズンになりました。11月終わりから3月中旬まで平均的に降ってくれたので、北アルプス山麓で一番南に位置する爺ガ岳スキー場でも、12月上旬から3月下旬まで、たっぷりの積雪で良好なゲレンデを保つことができて良かったです。

    北アルプス主稜線はここ何年も少雪模様の春山が多かったですが、今春は下界から見ていても積雪は多目な感じです。今月末には早くもゴールデンウィークも始まるわけですが、今年はたっぷりの積雪で思う存分の春山が楽しめるのではないでしょうか。

  なお当方ではコロナ以降、冷池山荘のゴールデンウィーク営業は止めておりますので悪しからず。さて遅くなって申し訳ありませんでしたが、今夏山の概要を決定いたしましたので、山荘 ・テント案内&予約方法 のページでご確認いただき、ご計画いただければ幸いであります。冷池山荘と種池山荘は例年より一週間ほど小屋閉めが早くなりますのでご注意下さい。ご予約はここ数年と同じ方法で5/16から期間を区切って順次、電話とネットにて承って参ります。なお諸物価高騰の折り宿泊料金も値上げせざるを得ないこと、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。今シーズンも何卒よろしくお願いいたします。

 

2025年(令和7年)山小屋開設期間(予定)

冷池山荘・種池山荘  7月1日(火)〜10月14日(火)

新越山荘  7月15日(火)〜9月23日(火)

春本番を迎えそうです。
今冬は爺ヶ岳の雪形“種まきじいさん”も少しも姿を見せない、雪の多い優秀な冬でした。
大町のサクラはまだまだ先ですよ。。松本辺りは咲き始めたみたい。