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NO. 2839
主稜線の紅葉は来週にかけてピークへ。
2025 9/ 27(土)
期待に違わぬ最高の秋空に恵まれた今日の土曜日は、愚図つき気味だった敬老の日連休そして秋分の日連休のうっぷんを吹き飛ばす最高の一日になりました。このところの順調な冷え込みのおかげで、紅葉も見頃を迎えつつある爺ヶ岳稜線は多くの登山者が充実の表情で行き交い、にぎわいました。おかげ様で小屋のほうも終日忙しくさせていただきました。
なお9月になってからヘリ輸送が滞っており、いろいろと欠品や不足のものがあり、お客さまには少々ご面倒をおかけいたしております。そんな中で男子スタッフは山荘間での不足品ボッカや登山口からのボッカに頑張ってくれています。種池山荘の焼き立てピザに関しても、同様で明日でいったん提供を終了させていただきます。このあとヘリ輸送ができれば、10月の第一週末に、もう一回復活するかもしれませんが、もしかしたら明日で本年のピザ祭りは仕舞いになるかもしれません。何卒よろしくお願い申し上げます。
明日も秋空の下、絶好のモミジ日和になりそうです。
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NO. 2838 久しぶりに期待の週末へ。
2025 9/ 25(木)
昨日の晴天から一転、小雨が降り続く一日となりました。ただお天気の回復は早く明日から週末にかけては、移動性高気圧におおわれてお天気も期待できそうな感じですね。敬老の日連休そして秋分の日連休と2週続けて週末は、お天気イマイチだっただけに、大大大期待です! 今日の雨でしっとり感を増した紅葉の斜面も広がってくれるものと心待ちにしています。
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NO. 2837 紅葉進み始める。
2025 9/ 23(火)
飛び石連休の最終日は、日差しは弱く雲も多いものの、そこそこ安定したお天気でした。主稜線はこのところの冷え込みで紅葉も順調に進み始め、お客さまも大喜びの一日になりました。来週には山荘の建つ主稜線では、紅葉も一番の見頃を迎えそうです。強烈な霜がやって来ませんように・・・
なお新越山荘は本日をもって、今季の営業を終了いたしました。ご利用誠にありがとうございました。
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NO. 2836 初霜と初氷。
2025 9/ 22(月)
移動性高気圧が張り出し、風の無いよく晴れ渡った、放射冷却の効いた朝。3つの山荘とも初霜と初氷を観測しました。平年と比べて初霜は若干遅め、初氷はやや早めと云ったところでしょうか。ただ高気圧の中心が北に片寄っているせいか、時間がたつにつれて雲やガスの多い一日となっています。
さて次にやってくるものと言えば初雪ですが、いつになるでしょうか?
ここ20年ぐらいの感覚でいけば、10月6日ごろが平年並みと見ておりますが・・・ まあその前に富士山の初雪があってほしいですが、こちらもやや遅れ気味の今秋でしょうか?
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冷池山荘 |
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種池山荘 |
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新越山荘の営業は明日(9/23)のお泊りまでです。 |
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NO. 2835
季節は順調に。大雪山では初雪。
2025 9/ 21(日)
秋雨前線の影響で敬老の日連休に続いて、お天気はイマイチの秋分の日飛び石連休です。昨日の午後から今日の昼前にかけては雨の時間帯となりました。それでも強雨の時間帯が昨晩から明け方にかけてで、昨日今日と日中はまだ弱めで、晴れ間もあったりして助かった連休の前半です。
なお低気圧が通過した北海道では冬型気圧配置になり、朝方は大雪山系
黒岳で雪が降って薄っすらと白くしたとか・・・ ほぼほぼ平年並みといったところでしょうか。 季節は順調に一歩前進です。明朝は北アルプスの槍穂高や立山といった3000mの稜線でも、初霜や初氷があってもおかしくない時季を迎えたようです。小屋の今朝の温度は5.3℃、皆さんこれからは服装選びや防水対策には、より慎重にお願いいたします。
ところで今秋から気象庁は各地の気象台で観測してきた初霜と初氷の観測を廃止するのだとか・・・ アメダス等の観測が充実したからだとかといった理由のようですが、氷点下になっても結氷しないときもあれば、条件が揃えば、氷点下にならずとも氷が張るようなときも、いくらでもあると思うんですが・・・ 秋から冬にかけて、お天気サイトで各地の初霜や初氷、初雪、初冠雪などの記録を見て、南北に長い日本の季節感を実感するのが好きだった者としては一抹の寂しさを覚える次第です。
飛び石連休の後半戦、明日あさってはお天気も期待できそうな感じ。同時に朝晩は冷え込みも強まりそうです。
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ライチョウも冬毛が増えてきました。 |
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ナナカマドも色味を増してきました。冷え込みで色付きも一気に進みそうな気配・・・ |
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焼き立てピザを雨の合い間に外ベンチにて楽しむ、飛び石連休の前半です。 |
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NO. 2834 雲海を抜けた先のご褒美。
2025 9/ 19(金)
秋雨前線の影響で土砂降りになった昨日午後からは一転、日差しは弱いもののまあまあのお天気になった鹿島槍ヶ岳周辺でした。ただ朝方は主稜線から下は雲海におおわれ、登山口では昨日からの名残りの小雨がまだ当るような天候であったようです。そんな中を天候回復を信じて、登って来られたお客さまは、小屋へ到着されてからの好天に大喜びの一日でした。
明日も天気予報がパッとせず、すっかりご予約も少なくなってしまいましたが、日中はそこそこのお天気を期待しております。少しずつ山肌の色合いも変わりはじめました。
なお8月に周辺を騒がせた親子グマの目撃情報は、20日間ほどありません。今週になってまったく別のものと思われる成獣の目撃は岩小屋沢岳方面でありましたが、通常の範囲内と思っています。テントの方も冷池・種池両方ともに張っておられます。ただクマへの注意は、変わらずお願いしたいですし、昨今のクマ被害やクマ出没ニュースを聞いていても、今後は日本全国いかなる登山シーンでも、クマへの備え、対策は必須の時代と考えております。
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NO. 2833 いよいよ秋本番へ。
2025 9/ 16(火)
久々に夏のような暑い日差しが戻った3連休明けの一日でした。ただ朝夕はすっかり涼しくなり肌寒さを覚えるくらいの主稜線です。そしてあさって辺りからは空気も入れ替わって、さらに温度も下がって行くみたい・・・・ 北アルプス山麓の大町や白馬の予想気温を見ても一気に下がるようです。考えてみたら富士山や大雪山ではもういつ初雪が舞っても不思議でない時季ですね。北アルプスだっていつ初霜が降りてもおかしくない季節に入ってきています。
そうなってくると紅葉の進み具合もますます気になってきますが、やはり今夏の暑さや、まだまだ冷え込みがイマイチ進まないことなどもあり、例年よりも一週間は遅れている感じです。主稜線での見頃のピークは10月に入ってからになるでしょうか・・・・ ただ今後の冷え込み次第ではまた若干変わっても参りましょう。スポーツの日連休までは、中間帯から主稜線までの間のどこかで、紅葉の絶頂帯に逢えるはずですので、ぜひご計画くださいませ。
強烈過ぎる寒気と強霜、そしてモミジ散らしの台風だけはやって来ませんように。きっと素敵な紅葉シーンが今年もやってきてくれるはずです。
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NO. 2832
最後に安定した秋の空。
2025 9/ 15(月)
午前中を中心に雨の時間帯が多いちょっと残念な敬老の日3連休でした。それでも最終日の今日も、朝のうちこそ小雨模様だったものの、10時過ぎからは雨も上がり、徐々に待望の秋空が広がってくれました。待ちに待ったすっきりとしたさわやかな青空でした。
お客さまも少なくなった3連休でしたが、きつい雨の時間帯の合い間に、展望の利く時間帯もそこそこあったことや、足元の草紅葉が、お越しいただいた皆さんには励みになったのではと思っています。雨の中たいへんお疲れさまでした。
シルバーウィークはこの後すぐに秋分の日飛び石連休へと続きますが、まだまだ秋雨前線の動きにはなかなか目が離せません。早く大きな移動性高気圧がやって来ることを心底願っております。なお新越山荘の営業は秋分の日連休までです。
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連休最終日。雨も上がり皆さんようやくの笑顔です。(9/15) |
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鹿島槍ヶ岳も久々に登場。(9/15) |
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爺ヶ岳も草紅葉で少し赤味を帯びてきた感じです。(9/15) |
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連休の2日目も午前中は強い雨でしたが、午後には雨も小康状態へ。(9/14) |
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雨の後また一段と草紅葉も進みました。(9/14) |
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NO. 2831
3連休初日は雨の時間帯をはさんで晴れ間も。
2025 9/ 13(土)
本日は期待の “秋の三大3連休”
のまさに初っ端でしたが、日中は雨の時間帯に支配されるスタートとなってしまいました。それでも朝方の晴れ間、雨の上がった後の夕焼けと、秋雨前線が本州上に停滞する中にあっては、納得しなければならないお天気だったでしょうか・・・ あすの三連休2日目は秋雨前線が若干南下傾向を予想も、似たような位置に停滞しますので、お天気も大きな期待は難しいかもしれません。それでもお越しいただいたお客さまの為にも、なんとか晴れ間がのぞいてほしいものです。
なお主稜線でのクマの目撃情報は、本日もありませんでした。高度を少し下げつつあるのかもしれません。日本中でクマの出没のニュースが話題にならない日はありません。中間帯を含め、引き続き十分にご注意下さい。
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11時ごろまでは針ノ木岳や蓮華岳も見え、少し期待を抱かせた3連休の初日でしたが・・・ |
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その後は雨降りの昼中となりました。今日は日傘でなく雨傘の華が咲きます。 |
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東の空には虹も現れて明日に期待を抱かせてくれる雨上がりの夕時です。 |
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夕焼けの下、立山方面もきれいに姿を見せてくれました。 |
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雨上がり鹿島槍ヶ岳も見えてきました。雨の中登って来られた皆さんも大喜びです。 |
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NO. 2830 それなりのお天気続く。
2025 9/ 11(木)
本州上に秋雨前線が停滞する今週は、全国あちらこちらでゲリラ豪雨的な大雨やら大風が吹いて大きな被害が発生しています。秋雨前線といったら、秋雨前線+台風での大雨や大被害のイメージというものが、すぐに脳裏に浮かんでくるのですが・・・ 今年の秋雨前線模様はなんかいつもとはちょっと違うような感じがしてなりません。
幸いに鹿島槍ヶ岳周辺は、めちゃくちゃひどい雨の時間帯はない今週です。9日は午後に少しパラパラ、昨日も午後2時ごろからひと降り、今日も午前中はパラつきましたが、午後はそこそこのお天気に回復しています。青空の時間帯が結構多い週中と言った感じでした。明日あさっては秋雨前線の活動も弱まりそうで期待していますが、やはり夕立や雷雨への備えには怠りないようお願いいたします。夏とは違い確実に温度も下がってきていますので、しっかりとした防水対策をなさってください。
また9月に入って今日で11日間、鹿島槍ヶ岳〜爺ヶ岳〜鳴沢岳主稜線でのクマの目撃情報はありません。主稜線と言うのは3つの山小屋が建つ県境稜線です。ただ目撃が無いと言う話しで、イコール熊が存在しないという訳ではありませんので、引き続きご注意下さい。
あと大変お待たせいたしましたが、明日から種池山荘恒例 “秋のピザ祭り”
を開催いたしますので、焼き立てピザをぜひご賞味ください。お天気次第、お客さまの入りこみ次第ですが、9月末から10月上旬くらいまでの開催販売になると思います。敬老の日連休、秋分の日連休とお天気に恵まれますように。そしてこの後は台風襲来すること無く、順調に冷え込んで、今年も素敵な紅葉が降り立ちますように!
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9月11日午後の種池山荘。 |
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9月10日の朝、冷池山荘より鹿島槍ヶ岳。 |
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9月10日、冷池山荘から信州大雲海の朝。 |
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9月9日岩小屋沢岳北方よりの剱岳。手前の尾根も草紅葉が始まっています。 |
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NO. 2829 秋雨前線の動きに注意。
2025 9/ 8(月)
台風一過の好天に恵まれた先週末でしたが、日本海を前線が南下するのに伴ない、昨日からは徐々に雲が増えて参りました。そして週明けの今日は、朝から昼前にかけては時に強く、総じて小雨がぱらつくお天気となりました。ただ前線の活動は弱いようで、お昼過ぎは薄日も射し青空ものぞくお天気へ回復いたしました。
今週はこの前線が本州上に停滞しそうな気配ですので、今日のような今ひとつ安定感に欠けるお天気傾向が続くものと思われます。もうさんざん頑張った太平洋高気圧は退いて、優勢な移動性高気圧がどんどんとやって来て、ひんやりとした大気とともに爽やかな秋空をもたらしてほしいものです。
なおお客さま情報等では、昨日も登山口近くでクマの目撃があったようですが、9月になってからは本日も含めて鹿島槍ヶ岳〜爺ヶ岳〜鳴沢岳の主稜線登山道上やその近辺でのクマの目撃情報は確認できておりません。以前から申し上げておりますが、9月の声を聞く頃になると例年、クマの目撃はかなり減っていく傾向が見られます。ただまったく居なくなるわけではありません。初雪が主稜線の登山道を白く染める10月になっても、クマの足跡が確認できた年もありますので、まだまだ注意が必要なのは申し上げるまでもありません。
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台風一過の爽やかな週末土曜日でした。小屋閉めまで2週間ほどになりました。(9/6:新越山荘) |
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夏のあいだは“新越岳”が陰になって、新越山荘からは日の出が見えないのですが、ようやくご来光を拝める時季になりました。秋の到来です。(9/6) |
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今秋はナナカマドの赤い実の付き具合が、今ひとつの感じですが、紅葉の色付きはどうなるでしょうか。この後の順調な冷え込みが大事です!
6日朝は5℃近くまで下がりました。 |
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種池の周りも秋の気配が少しずつ漂い始めました。(9/7) |
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6月末に種池を覆った雪が融けた後に、産まれたクロサンショウウオもすくすく育っています。 |
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NO. 2828 台風東進中。
2025 9/ 4(木)
あまりに唐突といった感じの台風発生、そして本州接近ですね。今朝は好天で始まった鹿島槍ヶ岳周辺でしたが、お昼過ぎからは、台風15号の影響で早々に雨が降り始めました。予報雨雲レーダーを確認すると明日の朝から昼前にかけてが雨脚も最も強まりそうな気配です。お客さまのご予約もすっかり少なくなった明日の金曜日ですが、大した雨風の影響や被害等無く、足早に立ち去ってほしいものです。
週末土曜日には台風一過の青空を期待ですね! なおクマの目撃はこのところありませんが、変わらぬ注意を引き続きお願いいたします。
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夜中の小雨も上がり、薄っすらとガスが流れる冷池山荘稜線。午前中は暑いくらいでしたが、昼過ぎには台風の影響で雨優先のお天気に。 |
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日の出の時間もすっかり遅くなった9月入り。一方で日の入りの時間はどんどんと早まっています。 早出早着にご注意下さい。 |
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NO. 2827 季節の狭間。
2025 9/ 2(火)
9月入り、昨日そして今日と晩夏から初秋へと移ろう鹿島槍ヶ岳、爺ヶ岳主稜線です。下界のあまりに酷い異次元の残暑続きから比べると、至って順調に季節が進んでいるのかな・・・ と感じています。日差しの強い本日も、稜線を歩めば心地良いひんやりとした風が渡っていきます。
今夜から明日にかけては前線が南下するので、久しぶりにまとまった雨降りになりそうです。また10日間天気図を見ると、週末は期待できそうですが、来週も前線の南下がたびたび予想されるようですので、日毎日毎に初秋の気配が深まっていきそうです。朝方の最低気温も連日10度ぐらいが続くようになり、ほど良い季節感が漂うこの頃です。服装の選択も秋山ベースでお願いいたします。
なおここ3日間ほどはクマの確かな目撃はありませんが、引き続きご注意とご留意をお願いいたします。また何件かお問い合わせもいただいておりますが、種池山荘恒例
“秋のピザ祭り” は、9月12日(金)からの予定です。ぜひご利用くださいませ。
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ミネカエデやクロマメノキの小低木の葉が、なんとなく季節の進捗を教えてくれます。 |
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チングルマの綿毛とミヤマリンドウが涼風に揺れる心地良い一日でした。 |
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冷池山荘から晩夏の爺ヶ岳。 |
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赤沢岳から眼下に黒部湖。右奥には五色ヶ原、左奥の大きな山容は薬師岳。(9/1) |
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