NO102 “信州”より明けましておめでとうございます。穏かな年の初めです。
2004/ 1/ 7
旧年中は当ホームページ上に、また三つの山荘へと足をお運び頂きまして誠にありがとうございました。本年も何卒よろしくお願い申し上げます。年末年始は比較的穏かな天候が続き、山の上のほうでも強い雪降りにはならなかったようです。年明けからここ大町も気持ち暖かめの新春です。ただ大町から見る北アルプスも餓鬼岳から南の山々はほぼ連日きれいに姿を見せてくれるんですが、北の山は雪雲がかかったり、中間に薄いガスや厚い雲が入ったりでなかなかきれいに見えなかったんです。しかし今日は朝から姿を見せ、雲のかかっていた鹿島槍ヶ岳から北の山々もその後、今年初めて全山新雪におおわれた美しい山容をみせてくれました。ようやく気持ち的にも本当の新春を迎えることができました。
今年は4月中旬からの冷池山荘の工事再開に向けて、山荘スタッフは除雪や下準備のために3月末には入山する予定でいます。もう2ヶ月強しかないわけで、いつまでもお正月気分ではいられません。昨年の経験からもあっという間の入山、あっという間のG.W、あっという間の梅雨入り、そしてあっという間の海の日3連休というパターンになるのは目に見えています。しっかりと段取りを立てて7月15日オープンをめざしてまいります。皆様には何かとご迷惑をおかけいたしますがご協力の程よろしくお願い申し上げます。
ところでニュース等で皆さんご存知かと思いますが、長野県の田中康夫知事の“長野県”を“信州”へと名称変更しようという年頭の発言。県内では一部新聞等で元旦に報道されてはいたんですが・・・・・ここで一つ間違えてはならないのは、“信州県”ではなくて“信州” ということです。1州1都1道2府42県をめざすということです。私としてはなんかいいようで、そうでないような。なんでこの時期に、他にも停滞している案件が山のようにあるのにとか。県都長野市に強いライバル意識をもつ松本市はどう思うのかとか、いろいろと考えてしまいます。南北に長い長野県、長野市と同じ北部に位置する大町市に住む者としては、今まで“長野県”に違和感をもったことはほとんどなかったし、知事の言う総務省が画策する道州制に先んじて“信州を”実現するという発言にもピンとこないというのが実感です。
上手に“長野県”と“信州”を使い分けていけばいいと思うのですが、皆さんいかがでしょうか。ちなみに私が“信州”を感じるのは鹿島槍ヶ岳をはじめ富山、岐阜県境の北アルプスに登った時です。東側の足元に広がる山また山を俯瞰したときに“信州”の偉大さをいつも覚えます。
今年も新年早々大きな話題を提供してくれて目が離せない田中長野県政ですが、私もタイムリーな情報や話題等を提供して皆さんの目が離れてしまわないようなホームページ作りを今年も心がけていきたいと思います。
こちらの写真クリックで、大きくなります。
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ようやくきれいに姿を現わした鹿島槍ヶ岳。(1/7)山麓の3ヶ所からの微妙に違う鹿島槍の勇姿。あなたはどこから眺めてみたいですか。(大町市街地東より) |
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ネコの耳のようにピンとした鋭い双耳峰。鹿島槍の双耳峰は本当にどこから見てもわかるし端正だ。(美麻村より) |
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白馬村から遠見尾根越しに見る。険しい北壁が違った一面をみせる。ここへ来ると北峰が左側になる。やっぱりどこから見てもいいですね。 |
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大町や松本では正月が終わると、松飾りやだるまを集めて焼いて無病息災を願う。三九郎、おんべ、どんど焼きなどと呼ばれます。 |
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左に蓮華岳、右にスバリ岳。まん中に少しだけ針の木岳が見える。大町市街地からは見えない針の木岳も美麻村の北部や大町市の南部に行けば望める。 |
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爺ヶ岳を大町より望む。“種蒔き爺さん”もすっかり雪の下にかくれて5月まで冬眠中のようです。(1/7) |
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白馬村中心部からの五竜岳。雪がつくとますます雄々しくなります。ヒマラヤ的ですよね。行ったことはないんですが。 |
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八方尾根と不帰の嶮。こちらはなんかイタリアアルプスといった感じ?こちらも行ったことはないんですが。
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