NO143 今年もあと数時間。“災”転じて福となしたい、来年こそは。
2004/12/31 あっという間の1年間。12月も師走のごとくあっという間に駆け抜けてしまいました。なかなか本格的な雪の到来がやって来なくてやきもきさせられた北アルプス山麓も、ここ数日は一日中氷点下の真冬日が続いたり、連日雪が舞い一気に雪景色へ。ようやく新年を迎えるにふさわしい光景です。南岸低気圧の通過にともなって九州から関東までの各地で積雪を記録した大晦日は大町も2
5センチほどの新雪が積もりました。雪かきに汗だくになりながらも気分は爽快です。できることならラッセルをしながら山の上で年越しを迎えたいところですが・・・ 元旦には強い冬型の気圧配置になるようなので、越年登山に出かけている方は注意して行動してほしいです。一週間前にはまだ黒い部分がやたらと目だった北アルプスは様相が一変することでしょう。
今年は先日のスマトラ島沖大地震および大津波の未曾有の大被害まで、最後の最後まで一年を通して自然災害と天変地異におそわれた年でした。地球温暖化など何か地球の歯車が少しずつきしんでいるような気がしてならないわけですが、なんとか来る2005年は平穏無事に過ぎて欲しいものです。最後にわが山荘の5大ニュースをご紹介しますが、やはり自然災害に関したものが3つもありました。来る2005年が皆様にとって良い年になりますようご祈念申し上げますとともに、一年を通して当H.Pにお越し下さいまして誠にありがとうございました。
1、冷池山荘の増改築工事終了、リニューアルオープン。併せて平成5年から始まった種池山荘、
新越山荘の改築工事を含め当初計画した“平成の大改修”の完了。
2、7月に柏原新道ガラ場や西股出合付近での登山道の崩壊や流失災害。(復旧作業終了済み)
3、当山域では戦後初めての落雷事故が7/25に爺ヶ岳にて発生。
4、毎週末の天候悪化、台風襲来等とにかく恵まれなかったシーズン中の天候。
5、中部山岳国立公園制定70周年。
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きびしい環境の中での2年間の工事は充実でした。
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土石流が通ったあとは深いところは4mにも。自然の力を再認識。
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環境省で製作した中部山岳国立公園制定70周年のジオラマ。
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今年は週末になるといつもこんな空模様。来年は週末の青空待望。
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もう少しでお役ご免。1年間ごくろうさま。厳しい冬がんばって。
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