NO. 2733 超暖冬の年末年始。
2024 1/ 7(日)
小屋を閉めてから当情報もなかなか更新できぬままに、11月、12月と慌しく過ぎてしまい、新年もあっという間に、1週間が過ぎてしまいました。元旦には能登半島において大地震が発生したり、翌日には大きな航空事故があったりと、日本全体が不安の募る年明けとなってしまいました。被害に遇われた皆様にはお見舞いを申し上げますと共に、お亡くなりになられた方々には慎んで哀悼の誠を捧げる次第であります。また行方不明の皆さんに置かれては、一刻も早い救出を望むばかりです。救出等に携わる隊員各位におかれましては、冬の厳しい環境下での活動たいへんご苦労様です。私どもも何らかのお力添えができればと願っております。
さて今冬も早や中盤に入ったかと思いますが、一向に寒さが増して参りません・・・ クリスマス前の頃に、10年に一度の大寒波襲来!
とマスコミが大騒ぎしたときに、ほんのちょっぴりだけ寒かっただけで、年末年始に至ってはポカポカの陽気が続く北アルプス山麓の大町界隈です。大町では11月の終わりに一回だけまとまった降雪があっただけで、それ以降はまともな雪降りもほとんどない状況です。大町だけでなく長野県内のスキー場はどこも少雪に悪戦苦闘しているところではないでしょうか。
後立山連峰においては主稜線こそ、そこそこの積雪がある感じですが、2000mから下はやはりとても少なめに見える新春の銀嶺の情景です。ただ今夜からは今冬一番のまとまった降雪になりそうですし、そのあとも冬型気圧配置や寒気の南下が度々やってきそうですので、ようやく本来の冬景色が遅ればせながら到来しそうです。
なお『山と渓谷』誌の1月号では日本百名山と二百名山の特集が組まれていましたが、早々に夏山の計画を思い描かれ、日本アルプスに思いを馳せておられる方も、大勢いらっしゃったことでしょう。当方においては夏山の営業体制や宿泊予約の受付け等は昨年並みの日程を考えております。5月中旬からのご予約受付けで、昨年同様に期間を区切って、小屋泊まりもテント泊も対応させていただく予定でおります。おいおい発表して参りますのでよろしくお願いいたします。 また夏山スタッフの募集も2月から開始して参りますのでよろしくお願い申し上げます。
令和6年は残念ながら能登半島地震という余りにも大きく悔しい自然災害でのスタートとなってしまいましたが、なんとか日本中のみんなで力あわせて乗りきっていきたいものです。
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種池山荘から見る手前には富山県入善町の街並み。おだやかな富山湾をはさんで奥には能登半島の山並みがうっすらと横たわります。被害の大きかった能登町から珠洲市方面を俯瞰してます。富山湾や能登半島は北アルプスからもすぐそこの場所。遠い世界の話しには思えません。 |
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今日は午後になってようやく山麓の里山にも雪が舞い始めました。長野県内スキー場はどこもまとまった雪が欲しいところです。(1/7) |
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年末年始と雪がまったくない大町でした。一昨日1月5日は温度も12度まで上がってしまう始末・・・ スイセンや福寿草でも咲き出しそうな困った陽気でした。(1/5) |
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パウダーパフのある爺ガ岳スキー場も人工雪でなんとか一部だけオープン。スキー場スタッフが頑張って深夜より雪を造ってくれています。冬期は種池山荘のピザを召し上がりにパウダーパフへお出かけ下さい。小屋ではミックスピザだけですが、種類もいろいろです。(1/5) |
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堂々たる鹿島槍ヶ岳。暮れの30日にはまだ雪の厚みを感じられませんでしたが、これからは日に日に増して行ってくれることでしょう。2冬続きの極端な少雪はもう勘弁ですね。(12/30) |
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300kgぐらいの大石のところで大きな段差になっていた箇所でしたが、下のように金てこバール2本を使って慎重に大石の向きと裏表を引っくり返して平らに設置し直しました。 |
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小屋閉め後も道直しや小屋の残務に追われる毎日。みんなの力を借りて2024シーズンに向け、長年の懸案箇所を何ヶ所も直すことができました。今年もみんなで頑張ってやっていきます。 |
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